東北縦走１６００キロ③最終日（酒田市・村上市）

2015/08/26 - 2015/08/26

旅行最終日

今日は酒田市から海岸線を走って新潟方面へ向かいます。
お天気があまりよくないですが、日本海の綺麗な海を見ながら、ドライブします。鳥海山が見たくて酒田市へ宿泊したのですが、酒田市は自然と歴史の両方を堪能できる、とても良い町でした。
鶴岡市を通り、村上市まで海岸線を走り、笹川流れを楽しみながら、村上の町で、美味しい鮭をお土産にしたいと思います。

１日目：仕事を早めに切り上げひたすら５００キロを走り、盛岡へ
２日目；友人と合流→十和田湖→奥入瀬渓谷→鹿角市（尾去沢鉱山）
３日目：鹿角市→八幡平→角館→玉川温泉→酒田市
４日目：酒田市→鶴岡市（笹川流れ）→村上市（鮭の購入

エリア 酒田(山形)

旅館を８時にチェックアウト

若葉旅館 宿・ホテル

旅館の窓から見えていた、（山居倉庫）へ向かいます。

山居倉庫 名所・史跡

徒歩５分で到着。

明治に建てられた米貯蔵庫ですが、現在も使われているため、中への立ち入りは禁止されてました。

映画「おしん」にも出てきた倉庫です。最上川を下り、日本海から大阪や江戸にまでお米や海藻を運んだ歴史ある倉庫です。

現在も使用されているエリアを外から撮影

趣があってとても綺麗です。

別の棟を撮影。現在使用中

この船で最上川から米を運んだそうです。

最上川対岸から見た倉庫

最上川の対岸から見た船。

引き上げるのは大変そうです。

鐙屋（あぶみや）

映画「おしん」の撮影にも使われ、井原西鶴の「日本永代蔵」にも出てくる、有名な豪商。

知らなかった〜・・・私にとって酒田市は本当に面白い町でした。角館の１０倍以上楽しい。

飛島にも行きたいし、鳥海山にも行きたいし、他の史跡も見たいしと、今度は途中下車の旅ではなく、酒田拠点の旅行がしたいと思いました。

女の子の像はおしんらしいです。

旧鐙屋 名所・史跡

鐙屋の間取り

商談の部屋

商人は瓦屋根がつけられなかったため、杉の木の皮に石を積んだ（石置杉瓦屋根）という独特な家屋が造られました。

鳥海山に当たった海風が酒田の町をグルグル回り、いつも風が強いためらしいです。

今日も台風の影響かと思いましたが、強風が吹いてました。

これが実際の（石置杉皮葺屋根）

広い土間

吊るし雛

奥に２０分の１の（北前船）の模型が見えます。

この船で、山形→山口県→瀬戸内海→大阪→江戸へと荷を運んだそうです。

船賃は２１両

日本全国から来た商人をもてなすための台所。

井原西鶴の日本永代蔵には

客人一人に個室と女中一人が付き、無料で宿泊が出来た。

また、もてなす女性の教育にも気を配り、客人を手厚くもてなし、主人自ら、若い客にも気さくに話しかけ、全国の様子を聞いたとありました。

酒田３６人衆の筆頭として、地元でも有力な方だったようです。

豪華な夕食。

いつの時代かわかりませんが、お頭付きの焼き魚とヒラメの刺身、サトイモの煮物、香の物にご飯と味噌汁。

現代でも豪華ですよね。

しかも各人に部屋付きのお世話する女性と個室で・・・無料です・・・

蔵

中は資料館になっており、歴史などを知ることができます。

これは何でしょう

答え：蠅をとるための道具

溝に砂糖水などを入れ、蠅を取ったそうです。客人への配慮でしょうね。

映画「おしん」の撮影現場

お腹がすいたので海鮮市場へ行きました。

とびしま グルメ・レストラン

あまりにも美味しそうなイワガキ

ついついお買い上げ

市場にある（とびしま）食堂

こぼれ寿司とサバ汁

ウニが美味しい。

開店後５分、数量限定のこぼれ寿司。私で売り切れ。

ウニ・いくら・甘海老・サーモン・マグロ・カニ・鯛・ヒラメ・貝類３種・・・
こぼれんばかりの寿司ネタ。これで１２８０円・・・お得過ぎです。

船盛のお刺身定食

エビが美味しい

これが１０００円ですよ。目を疑いました

食事をしている間中、行列が出来ていました。

飛島へ行くフェリー

本日は欠航

いつか行きたい飛島へ・・・

酒田を出ると晴てきました。

海がきれい

ここは鶴岡市由良

白山島

由良温泉 八乙女　 宿・ホテル

八乙女の像

恵姫と美鳳

由良温泉 八乙女　 宿・ホテル

同じく由良

遠くから見た白山島

海がきれい

海がきれいなせいか、塩屋さんが多いです。

藻塩などの直売所もありました。

塩を作る工程を見せていただきました。

海水を煮て濃い塩水を作ります。

これは煮出した塩水をろ過？したものらしいです。

塩に甘さがあります。

３種類の塩があり、味が全然違いました。

味の決め手は作る工程にあるそうです。

濃い塩水をもう一度煮て作ると、味の濃い塩が出来ます。

３種類の塩を買いました。

漬物用とオニギリ用と塩もみサラダ用です。

よく解らなくなってきました。

村上市

（笹川流れ）ここから１１キロほど、奇岩の並ぶ海岸が続くそうです。

強い風と荒波が作り出した自然の造形美。

道の駅 笹川流れ 道の駅

それにしても透明な水

また曇ってきたので、美しい海が写りません。

笹川流れ

岩には一つ一つ名前があるそうですが、見ている時間がありませんでした。

写真だけが続きます。

道の駅 笹川流れ 道の駅

遠くに粟島が見えます。

むか〜し昔・・粟島へ行った男がいました（主人です）

粟島で民宿に泊まり、海へ行くと何と・・サザエやアワビが足元にゴロゴロしているではありませんか。

民宿のご主人に「密猟はだめだよ。でも密猟しても取り締まる人が誰もいないから、自分で食べる分は獲ってもいいよ。密猟はダメ」と言われたそうです。

その日から２日間、泳ぎが堪能な男はアワビとサザエを獲りまくり、民宿の主人と浜焼きで食べたそうな・・・
それでもアワビやサザエはゴロゴロと一向に減る気配がなかったとか・・・

しまいには、男は脳みそまでサザエになってしまったという悲しいお話し。

今はダメですよ。犯罪です。良い子も悪い子も真似をしないでください。

結婚する前にそんな楽しいことしていたんだ・・・羨ましいフン！！

ここで海ともお別れ

村上市街へ入り美味しい鮭をお土産に買った後（日本海東北自動車道）へ入り、新潟からは関越自動車道に乗って帰ります。

自然と県や町ごとに変わる風景や家並み、街並みを楽しめた旅行でした。

秋田県の野菜が新鮮でおいしかったです。

この旅行記へのコメント （4）

• たらよろさん 2015/11/07 17:04:09

  縦断ドライブ楽しそう

  こんにちはaichan様
  はじめまして。
  
  東北縦断、良いですね〜〜
  私も以前高速道路が1000円だったころ、
  京都から新潟経由で、東北をまわり、東京を経て
  京都に戻ってきたことがあり、
  とても懐かしく拝見しました。
  各地をドライブしながら巡るのってすごく楽しいですよね〜〜
  
  あ〜、私も久し振りにそんなドライブ旅したいなぁ、、、
  なんて、思わず計画立てようと思わせていただいちゃった素敵な旅行記で♪
  
  また、他にもゆっくり遊びに来ますね。
  今後ともどうぞよろしくお願い致します。
  
  　　たらよろ

  aichanさん からの返信 2015/11/08 10:33:39

  RE: 縦断ドライブ楽しそう

  
  たらよろ 様
  
  はじめまして
  
  投票とコメントありがとうございます。
  
  私もたった今「たらよろさんの世界」から戻ってまいりました。
  
  大阪も京都も高野山も「こんな所があったんだ〜」の世界でした。
  風景もさることながら、
  
  （ペーパーチキン）って何？
  （揚げパン）を何に浸して食べてるの？
  （コナコーヒー）のお店って東京にもあったっけ・・アサイー美味そう
  （高野まき）って何を巻いてるの・・・
  
  大阪も高野山も（昔々）行った事あるし、色々な旅行記も見たのですが、新鮮でとっても楽しそうな「たらよろワールド」を見せていただきました。
  
  家の旦那様が大阪へ行きたがっているので、「リーガロイヤル」に宿泊して、シンボルのグリコを見ながら、食べ歩きしたいと思ってます。
  
  また参考にさせていただきますね。
  
  aichan

• pedaruさん 2015/10/12 05:48:42

  酒田市

  aichanさん　はじめまして
  
  脳みそまでサザエになってしまった若者は、その後美しい姫と結ばれた
  というお話ですね♪
  
  酒田市が角館の１０倍も良いとは聞き捨てならない、まだ行ったことない者にとっては・・・・
  
  妻の実家が青森なので毎年のように行っていましたが、日本海側は通らないのでしりませんでした。いつか酒田市に　寄り道してみたいとおもいます。
  
  楽しい旅行記を有り難うございました。これからもよろしくお願いします。
  
  pedaru
  
  

  aichanさん からの返信 2015/10/12 14:50:47

  RE: 酒田市

  pedaru 様
  
  こんにちは
  
  私の拙い旅行記をお読みいただきありがとうございます。
  今日は体育の日にふさわしい、素晴らしいお天気ですね。地元の体育フェスティバルで、人生初の弓道を体験してきました(笑)。
  楽しかったです。
  
  角館の桜も武家屋敷通りも、本当に美しいと思います。
  でも、武家屋敷の一角は、観光用に現代風にオシャレに大変身してました。
  私にとっては、渋谷や原宿と同じような楽しさしか感じませんでした。
  
  それに比べると、酒田はとても素朴で、昔の生活を感じることができたし、庄内米を大阪や江戸へ運ぶ、東北の玄関口としての歴史も、肌で感じることができました。
  
  酒田市の背後は皇海山の美しい雄姿、目の前の海を越えると、魚の美味しい飛島があるので、今度は海と山目的の、酒田メインの旅行がしてみたいと思ってます。
  
  pedaruさんの旅行記は、お孫さんの可愛い様子と、素敵な水彩画が、本当に魅力的ですね。絵心のある方の写真は美しいし、見ているだけで楽しいです。
  
  また訪問させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
  
  aichan