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5月に迎賓館の参観募集があったのでネットで応募しておいたら、当選通知が来ました。今年の参観は8月18日から10日間です。<br />今年の倍率はわかりませんが、昨年の応募倍率は3,5倍で、毎年そんなに高くないようです。<br /><br />今までにも国内の西洋館、外国で宮殿などを見学しましたが、迎賓館ほど手入れのよさを感じた所はありません。古びた感じがどこにもないのです。平成18年に改修工事をしているせいかもしれませんが、清潔でピカピカなのです。<br /><br />漆喰の壁はあくまで白く、金箔は金色の光を放ち、カーテン、ソファの布も色鮮やかでピッカピカ。床も傷や黒ずみもなく、木肌の色はまるで新品のよう。改修工事のときに削って新しい木肌を出したそうです。<br /><br />庭園の手入れも美しく、さすが、現役の国家元首、皇族をお招きする迎賓館だなあと感心。こんなに美しい宮殿のあることが日本国民として誇らしい気持ちになりました。<br /><br />建物の外観、庭園は撮影できますが、内部は撮影禁止でした。内部の写真はお土産として買った絵葉書を使いました。<br /><br /><br /><br />

2015年 迎賓館赤坂離宮を参観 現役のネオバロック様式宮殿は美しかった

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2015/08/18 - 2015/08/18

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yoshieri

yoshieriさん

5月に迎賓館の参観募集があったのでネットで応募しておいたら、当選通知が来ました。今年の参観は8月18日から10日間です。
今年の倍率はわかりませんが、昨年の応募倍率は3,5倍で、毎年そんなに高くないようです。

今までにも国内の西洋館、外国で宮殿などを見学しましたが、迎賓館ほど手入れのよさを感じた所はありません。古びた感じがどこにもないのです。平成18年に改修工事をしているせいかもしれませんが、清潔でピカピカなのです。

漆喰の壁はあくまで白く、金箔は金色の光を放ち、カーテン、ソファの布も色鮮やかでピッカピカ。床も傷や黒ずみもなく、木肌の色はまるで新品のよう。改修工事のときに削って新しい木肌を出したそうです。

庭園の手入れも美しく、さすが、現役の国家元首、皇族をお招きする迎賓館だなあと感心。こんなに美しい宮殿のあることが日本国民として誇らしい気持ちになりました。

建物の外観、庭園は撮影できますが、内部は撮影禁止でした。内部の写真はお土産として買った絵葉書を使いました。



旅行の満足度
5.0

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  • 右側が迎賓館の敷地です。敷地に沿って歩きました。中央線の信濃町で降りて、お散歩気分で歩いていけば、あちこち見られて楽しいだろうと思ったのですが、この日は暑くて、遠く感じて後悔しました。四谷で降りればよかった。

    右側が迎賓館の敷地です。敷地に沿って歩きました。中央線の信濃町で降りて、お散歩気分で歩いていけば、あちこち見られて楽しいだろうと思ったのですが、この日は暑くて、遠く感じて後悔しました。四谷で降りればよかった。

  • 午前中でしたので、受付には行列ができていました。ネットで参観証メールが送られてきていたので、それを印刷して持って来ました。必ず印刷して持ってこないといけないのです。スマホ画面提示などは不可。<br />参観証を提示し身分証明書を見せて確認してもらい、金属探知機で荷物をチェックされゲートをくぐります。まるで空港のようです。<br /><br />入る門の横に休憩所がありました。迎賓館内部のトイレは使えないので参観前に済ませておきます。

    午前中でしたので、受付には行列ができていました。ネットで参観証メールが送られてきていたので、それを印刷して持って来ました。必ず印刷して持ってこないといけないのです。スマホ画面提示などは不可。
    参観証を提示し身分証明書を見せて確認してもらい、金属探知機で荷物をチェックされゲートをくぐります。まるで空港のようです。

    入る門の横に休憩所がありました。迎賓館内部のトイレは使えないので参観前に済ませておきます。

  • この門をくぐって参観します。

    この門をくぐって参観します。

    迎賓館赤坂離宮 名所・史跡

    毎年の参観募集に申し込んで内部を見てください。とても豪華で美しく、見ごたえがあります by yoshieriさん
  • きれいな建物が見えてワクワクします。<br /><br />ここはかつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった場所です。明治42年(1909年)に東宮御所として建設されました。鉄骨補強煉瓦造りで、日本唯一のネオバロック様式です。

    きれいな建物が見えてワクワクします。

    ここはかつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった場所です。明治42年(1909年)に東宮御所として建設されました。鉄骨補強煉瓦造りで、日本唯一のネオバロック様式です。

  • 芝生もビロードのようになめらか。緑も目に鮮やか

    芝生もビロードのようになめらか。緑も目に鮮やか

  • 迎賓館。間口が広すぎて画面に収まりません。斜めから撮ります。<br /><br />

    迎賓館。間口が広すぎて画面に収まりません。斜めから撮ります。

  • 真正面から。<br />この石畳に赤い絨毯が敷かれ、国家元首や皇室の方が歩いていく映像を見ますね。

    真正面から。
    この石畳に赤い絨毯が敷かれ、国家元首や皇室の方が歩いていく映像を見ますね。

  • 一時期、昭和天皇や今上天皇がお住まいになりましたが、昭和49年に5年の歳月をかけて現在の迎賓館が完成しました。

    一時期、昭和天皇や今上天皇がお住まいになりましたが、昭和49年に5年の歳月をかけて現在の迎賓館が完成しました。

  • 屋根の装飾も素敵です〜 この鳥は何であるかわかりません。

    屋根の装飾も素敵です〜 この鳥は何であるかわかりません。

  • 正面から見ると建物の右側にある、この入り口から参観します。

    正面から見ると建物の右側にある、この入り口から参観します。

  • 中は撮影禁止ですので、室内の4枚は絵葉書の写真です。<br />各部屋の中にはボランティアガイドの方がいて、説明をしてくれます。<br /><br />ここは彩鸞の間(さいらん の ま)。<br />部屋の名前は「鸞」と呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮き彫りがあることに由来しています。<br />白い天井と壁は金箔が施された石膏の浮彫りで装飾されていて、色鮮やかで、この写真よりずっと明るく輝いています。広さは約160平方メートル。<br /><br />この部屋は、表敬訪問のために訪れた来客が最初に案内される控えの間として使用されたり、晩餐会の招待客が国・公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのインタビュー等に使用されています。

    中は撮影禁止ですので、室内の4枚は絵葉書の写真です。
    各部屋の中にはボランティアガイドの方がいて、説明をしてくれます。

    ここは彩鸞の間(さいらん の ま)。
    部屋の名前は「鸞」と呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮き彫りがあることに由来しています。
    白い天井と壁は金箔が施された石膏の浮彫りで装飾されていて、色鮮やかで、この写真よりずっと明るく輝いています。広さは約160平方メートル。

    この部屋は、表敬訪問のために訪れた来客が最初に案内される控えの間として使用されたり、晩餐会の招待客が国・公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのインタビュー等に使用されています。

  • 次は花鳥の間。<br /><br />主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂です。<br /><br />名称は天井に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたゴブラン織風綴れ織、壁面に飾られた濤川惣助作の『七宝花鳥図三十額』に由来しています。<br /><br />腰壁はシオジ材を板張りしていて、木材の色や光沢が美しく、この部屋がもっとも重厚でした。広さは約330平方メートル。<br />

    次は花鳥の間。

    主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂です。

    名称は天井に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたゴブラン織風綴れ織、壁面に飾られた濤川惣助作の『七宝花鳥図三十額』に由来しています。

    腰壁はシオジ材を板張りしていて、木材の色や光沢が美しく、この部屋がもっとも重厚でした。広さは約330平方メートル。

  • 羽衣の間。<br /><br />名称は天井に謡曲の「羽衣」の壁画があることに由来しています。正面の中2階には、オーケストラボックスがあります。舞踏会場として設計されたそうです。<br />迎賓館の中で最も大きいシャンデリア(重量800キログラム)があります。広さは約330平方メートル。<br />この部屋は雨天の際に歓迎行事を行ったり、また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒が供されます。<br /><br /><br /><br />

    羽衣の間。

    名称は天井に謡曲の「羽衣」の壁画があることに由来しています。正面の中2階には、オーケストラボックスがあります。舞踏会場として設計されたそうです。
    迎賓館の中で最も大きいシャンデリア(重量800キログラム)があります。広さは約330平方メートル。
    この部屋は雨天の際に歓迎行事を行ったり、また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒が供されます。



  • 朝日の間。<br />正面玄関の真上にある部屋です。<br />天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車(チャリオット)を走らせている姿」の絵があることからこの名前があります。壁には京都西陣の金華山織の美術織物が張られています。<br />国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談などの行事が行われています。<br /><br /><br /><br />

    朝日の間。
    正面玄関の真上にある部屋です。
    天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車(チャリオット)を走らせている姿」の絵があることからこの名前があります。壁には京都西陣の金華山織の美術織物が張られています。
    国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談などの行事が行われています。



  • 京都西陣の金華山織の見本が休憩所にありました。表面はビロードのようになっています。<br /><br /><br />2階に上がって大ホールから正面玄関が見下ろせます。白黒の市松模様の床にレッドカーペットが敷かれています。2階の大ホールには小磯良平画伯の大きな絵画が2点飾られています。<br />東の間が2階にありますが、公開していませんでした。<br /><br />1時間ほどで見学は終了して外に出ました。<br />

    京都西陣の金華山織の見本が休憩所にありました。表面はビロードのようになっています。


    2階に上がって大ホールから正面玄関が見下ろせます。白黒の市松模様の床にレッドカーペットが敷かれています。2階の大ホールには小磯良平画伯の大きな絵画が2点飾られています。
    東の間が2階にありますが、公開していませんでした。

    1時間ほどで見学は終了して外に出ました。

  • 次は外を歩いて庭園などを見学します。<br />

    次は外を歩いて庭園などを見学します。

  • 植栽の松も緑が濃くて美しいのです。

    植栽の松も緑が濃くて美しいのです。

  • どの方向から見ても立派です。

    どの方向から見ても立派です。

  • 外から見たドア。どこを見てもきれいだなあと思います。

    外から見たドア。どこを見てもきれいだなあと思います。

  • 庭園。植栽の種類は多くはないのですが、きれいに刈り込まれて整然としています。

    庭園。植栽の種類は多くはないのですが、きれいに刈り込まれて整然としています。

  • 南側には噴水があります。

    南側には噴水があります。

  • 背後に建物が入るようにして撮影しました。

    背後に建物が入るようにして撮影しました。

  • 日本ではないような眺め。

    日本ではないような眺め。

  • 最初の正面に戻ってきました。

    最初の正面に戻ってきました。

  • これだけ離れても、全体像が入りません。<br />この日はとても暑かったので汗びっしょりで、日差しにクラクラしています。

    これだけ離れても、全体像が入りません。
    この日はとても暑かったので汗びっしょりで、日差しにクラクラしています。

  • はるか先に正門。正門から建物の正面玄関まで220mだそうです。

    はるか先に正門。正門から建物の正面玄関まで220mだそうです。

  • 灯りもいい感じ。

    灯りもいい感じ。

  • 門の飾り

    門の飾り

  • 庭園の一角に盆栽がいくつかありました。見事な盆栽ばかりでした。

    庭園の一角に盆栽がいくつかありました。見事な盆栽ばかりでした。

  • 敷地の中に郵便局のテントがあって迎賓館の記念切手を売っていたり、迎賓館の写真集や絵葉書などの売店もありました。<br /><br />日本にいながら外国に行った気分でした。ここは西洋風建築なので日本らしさはありませんが、敷地内に和風の別館もありますね。そちらは開放されていませんが、どんな感じでなんしょうね。<br />非日常の空間を見て、豪華な気分に浸りました。

    敷地の中に郵便局のテントがあって迎賓館の記念切手を売っていたり、迎賓館の写真集や絵葉書などの売店もありました。

    日本にいながら外国に行った気分でした。ここは西洋風建築なので日本らしさはありませんが、敷地内に和風の別館もありますね。そちらは開放されていませんが、どんな感じでなんしょうね。
    非日常の空間を見て、豪華な気分に浸りました。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • rinnmamaさん 2015/09/13 20:32:11
    迎賓館
    yoshieriさん、こんばんは

    この旅行記を拝見した後に、婦人画法で日本の建築遺産という特集で、
    赤坂離宮のページがあったので、購入して楽しんでおります。

    また、何時か訪れたいものです。
    日本の建築美も素晴らしいですよね!

    私はロンドンでバッキンガム宮殿の内部見学・ウエストミンスター宮殿(
    内部は国会)を拝見しました。
    外国は、惜しみなく公開していて、その点では日本は遅れをとっていますね

    今回の公開も短期間ですし、もう少し開かれるといいですね〜〜

    大分、涼しくなってきましたね。
    寒いと感じる前に、どこか温泉にでもと思いながら・・行けるといいのですが^^

    それでは、また。

    rinnmama

    yoshieri

    yoshieriさん からの返信 2015/09/14 06:42:14
    RE: 迎賓館
    rinnmamaさん
    おはようございます。

    > この旅行記を拝見した後に、婦人画法で日本の建築遺産という特集で、
    > 赤坂離宮のページがあったので、購入して楽しんでおります。
    > また、何時か訪れたいものです。
    > 日本の建築美も素晴らしいですよね!

    明治時代に、新しく取り入れた西洋の建築法で建てた宮殿ですが、
    細部まで凝っており、最高の材料を使って壮麗でした。
    日本人の技術の高さと心意気を感じました。


    > 私はロンドンでバッキンガム宮殿の内部見学・ウエストミンスター宮殿(
    > 内部は国会)を拝見しました。
    > 外国は、惜しみなく公開していて、その点では日本は遅れをとっていますね。
    > 今回の公開も短期間ですし、もう少し開かれるといいですね〜〜

    そうですね。
    1年に1回、10日ほどの公開だけですものね。
    警備上の理由でしょうか。
    この時期を逃がすと1年後になってしまいます。


    > 大分、涼しくなってきましたね。

    先日の大雨、台風は、そちらは大丈夫でしたか?

    故郷の浜松は豪雨で、親戚の家に水が流れ込んできたそうです。
    床下でしたので、大事には至らなかったのですが・・・。
    今年は暑さも雨も、気象条件が激しかったですね。

    > 寒いと感じる前に、どこか温泉にでもと思いながら・・行けるといいのですが^^

    これからいい季節になりますので、紅葉を見ながら温泉に浸かりたいですね〜 
    今のところうちは予定なしですが(^^)、rinnmamaさん、楽しんでくださいね。

    では、また。

    yoshieri


  • TSUNEさん 2015/08/26 12:39:38
    23日 に参観してきました。
    yoshieriさん、こんにちは。
    私も今回初めていってきました。

    そして本当に綺麗にしているなあと感じました。
    海外で見る宮殿より新しいせいもあるのでしょうが、
    輝いていましたよね(笑)

    説明とてもわかりやすくまとめられているので、
    ガイドさんの話を思い出してしまいました。

    では。


    TSUNE

    yoshieri

    yoshieriさん からの返信 2015/08/26 17:04:43
    RE: 23日 に参観してきました。
    TSUNEさん  こんにちは!
    ご訪問、ご投票ありがとうございました。

    > yoshieriさん、こんにちは。
    > 私も今回初めていってきました。

    TSUNEさんも行かれましたか。
    23日は混んでいたでしょうか?
    私が行った18日は初日の午前中だったせいか人も多かったです。

    > そして本当に綺麗にしているなあと感じました。
    > 海外で見る宮殿より新しいせいもあるのでしょうが、
    > 輝いていましたよね(笑)

    実際に国賓をもてなす場所ですから、豪華なのはもちろんですが
    何もかも新品のように輝いて清潔でしたよね。
    触らないように、汚さないように気をつけて歩きました(笑)

    > 説明とてもわかりやすくまとめられているので、
    > ガイドさんの話を思い出してしまいました。

    ありがとうございます。恐れ入ります。
    ボランティアガイドさんたちも一生懸命説明してくださいましたね。
    パンフレットや内閣府の迎賓館のページなどを参考にしました(^^)

    内部の写真を撮れないのが、ちょっと残念でしたね。

    今後もどうぞよろしくお願いいたします。

    yoshieri



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