たっぷり英国感動紀行10日間　③

2015/07/29 - 2015/08/07

2009年に12日間の英国縦断ツァーを申し込んでいました。
あの頃は「ハリー・ポッター」の影響もあり、どうしてもイギリスに行きたかったのです。

あれから6年、もうすでに12日間のコースはなく、10日間ですが、スコットランドを含むコースを選びました。
私にとっては初めての英語圏の旅なのでちょっと緊張しました。
（イタリアやドイツ語圏では、現地の方がほとんどできない私のお粗末な英語を一生懸命理解してくれようと努力しているのを感じていました。）

それなりのカルチャーショックはあったものの、陽気なツァーのみなさんのおかげで楽しい旅になりました。

概要日程
　第１日目：成田→ロンドン→グラスゴー→タンブレーン
　第２日目：タンブレーン→グラスゴー→ロッホ・ローモンド→スターリング→タンブレーン
　第３日目：タンブレーン→エディンバラ→ハドリアヌスの城壁→ランカスター(★今日はここ）
　第４日目：ランカスター→ライダルマウント→ホークスヘッド→ヒルトップ→レイクサイド＆ハーヴァースウェイト鉄道→ウィンダミア湖遊覧→ランカスター
　第５日目：ランカスター→チェスター→ストラット・フォード・アポン・エイボン→コベントリー
　第６日目：コベントリー→ヒドコート→ボートン・オン・ザ・ウォーター→バイブリー→コベントリー
　第７日目：コベントリー→バース→ストーンヘンジ→ソールズベリー大聖堂→ロンドン
　第８日目：ロンドン市内観光
　第９日目：ロンドン→成田へ
　第10日目：成田着

3日目　7月31日（金）

ダンブレーン→エディンバラ→グレナダグリン→ハドリアヌスの城壁→ランカスター

今日はキルトをはいた男性、念願のバッグパイパーに出会うことができました。
やっぱり、エディンバラの街は半日ではものたりません。もっと時間がほしかったし、入場見学したい施設がいっぱいありました。エディンバラ城では８月に始まるミリタリータトゥーの会場準備が完了していて、もうたまりません。
再訪したい街のひとつになりました。

エリア エジンバラ(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

5:00起床、7:00朝食。小雨。
本日の朝食。バイキングメニューはちょっとお野菜が少なかった。仕方ないので、シリアルと果物で繊維質補給。今日もブラッディプディングを少々いただきました。

ダブルツリー バイ ヒルトン ダンブレーン ハイドロ ホテル

8:00　また、裏口にバスを横付けして荷物を積み込み、ホテルを出発しました。

ダブルツリー バイ ヒルトン ダンブレーン ハイドロ ホテル

車窓より。馬のモニュメントが目立っていました。雨はもう降っていない様子です。

バスはシャーロット・ストリートでガイドさんをピックアップして、カールトンヒルに向かいます。
我らがガイドさん（昨日もグラスゴーからスターリングまで1日お世話になったガイドさんはエディンバラにお住まいだそうです）と一緒にバスの到着を待っていた男性のガイドさん。エディンバラの男性公認ガイドさんはキルトを着用が義務付けられているそうです。

ニュータウンのプリンセス・ストリートを通ってカールトン・ヒルへ向かいます。

9:15、カールトン・ヒル到着。

カールトン・ヒルからフォース湾を望む。
ここまで登ってきて、初めて、エディンバラって海に近いんだなと実感。
はるかかなたに採油場みたいな炎が揺らめくように見えたけど、観光用のガイドブックでは町の名前はわかりませんでした。

カールトン ヒル 山・渓谷

カールトン・ヒルの案内看板。

カールトン ヒル 山・渓谷

丘の頂上に建つネルソン・モニュメント。
ネルソン提督にちなんだ建物なのでしょう。看板に説明がありました。
どんよりと雲も厚く、7月下旬とは思えない寒さでした。
（スコットランドでは当たり前なのかもしれません）

ネルソン モニュメント モニュメント・記念碑

ナショナル・モニュメント。
「北のアテネともいわれるエディンバラにふさわしく、アテネのパルテノン神殿を模して、ナポレオン戦争戦没者記念碑として建てられたが、建設途中で予算が尽きてしまい、あえなく中止。現在も未完成のままその姿をさらしている」とガイドブックにはありますが、地元では「エディンバラの恥」とか「スコットランドの恥」とか散々ないわれ方をしているそうです。

ナショナル モニュメント モニュメント・記念碑

丘を下りて、バスでちょっと移動してから、徒歩で国会議事堂の前を通り、9:45にホリルードハウス宮殿へ到着。
ここは入場するわけではなく、入口広場で20分のトイレ休憩。
門の外から宮殿の様子をうかがう。この門扉が素敵でしょう。

ホリルードハウス宮殿 城・宮殿

宮殿の門扉の上に鹿の紋章。

ホリルードハウス宮殿 城・宮殿

ホリルードハウス宮殿。いかにも「お城」というたたずまい。
このお城もいろいろな歴史の舞台になったところなので、入場見学したかったな。

ホリルードハウス宮殿 城・宮殿

ホリルードハウス宮殿。

ホリルードハウス宮殿 城・宮殿

ホリルードハウス宮殿の入口のチェック係のおねえさん。
彼女のはいているのはキルトではなく、キルトスカートです。マントもかっこいい。
お願いしたら、快く写真に収まってくれました。

ホリルードハウス宮殿 城・宮殿

スコットランド国会議事堂。前衛的な建物です。

スコットランド国会議事堂 観光名所

車窓からロイヤル・マイルを見る。「子供史博物館」

車窓からロイヤル・マイルを見る。「1年中クリスマスのお店」

車窓からロイヤル・マイルを見る。「スコットランド国立博物館」

スコットランド国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー

車窓から。スコットランド版忠犬ハチ公「ボビー」の像とグレイフライアース・ボビー（犬の名前）を名乗るレストラン。このちょっと先でバスを降りて、ロイヤル・マイルをエディンバラ城まで徒歩観光。

グレイフライアーズ ボビーズ バー 地元の料理

ジキルとハイドのモデルとなったウィリアム・ブロディーのの名前をつけたカフェ「Deacon's House」の入口に、ブロディーの人形が立っている。

ブロディーの邸宅は、現在はパブに改装されています。（結構派手で目立ちます）

パブ「DEACON　DRODIE　TAVARN」（ブロディーの邸宅）の壁にはジキル博士とハイド氏のモデルとなった由来が書かれていました。

聖ジャイルズ大聖堂。ロイヤルマイルの中心に堂々と建っている教会。王冠の形をした屋根が印象的なゴシック様式の教会です。ここも入場拝観したかったです。

聖ジャイルズ大聖堂 寺院・教会

「ロイヤルマイルウィスキー」のお店の前のストリートパフォーマー。
ネクタイなびかせたまま動きません。

グラッドストーンズ・ランドの入口。
17世紀の商人の家。この家の持ち主は19世紀の首相ウィリアム・グラッドストーンの先祖だそうです。
17世紀のエディンバラの生活を再現展示しているそうですが、
この軒先の豚くんたち、窓から投げ捨てられる汚物を食べて処理させるために飼われていたとか…。
家の外は汚物だらけだなんて、想像するだけで暗いイメージで嫌だなぁ。

タータン織物製作所＆エキシビジョン。
タータンを織っているところを見せてくれる施設ですよね。
ここも入って見学したかったなぁ。

スコッチウィスキー・エクスペリエンス。
蒸留の過程だけでなく、スコッチウィスキーの歴史や地域による特徴の違い、
ブレンドの秘密など、様々な角度からスコッチウィスキーについて説明されているそうです。
ここも入りたかったなぁ。

忙しいツァーだから仕方がないけど、いろいろ有意義な博物館を素通りしちゃうのは悔しいです。

スコッチウィスキー エクスペリエンス 博物館・美術館・ギャラリー

エディンバラ城の入口、エスプラネードに入ってきました。
8月1日（明日だよ！）から開催のミリタリー・タトゥの会場準備が完了していました。

エディンバラ城 城・宮殿

テレビでもビデオでも何度も観たミリタリー・タトゥ、本物見てみたい！！
バグパイパーたちの集団演技、生で観てみたいものです。
この会場なんだよねぇ。明日からなんだよねぇ…（ため息）

エディンバラ城 城・宮殿

お城の中へとだいぶ登ってきました。海が見えます。

エディンバラ城 城・宮殿

クラウンスクエアからロイヤルパレスを見上げます。

11:15に、ここで解散、それぞれ自由に1時間の見学をして、
入口のチケット売り場に集合です。

エディンバラ城 城・宮殿

スコットランド国立戦争記念館。

エディンバラ城 城・宮殿

ロイヤルパレスの一角にある、「オナーズ・オブ・スコットランド」の入口。
スコットランドのクラウン・ジュエル（戴冠用宝玉）、運命の石が展示されています。

エディンバラ城 城・宮殿

城での生活の様子を人形が現していました。

エディンバラ城 城・宮殿

オナーズ・オブ・スコットランド（三種の宝器）とは王冠、御剣、王笏を指し、ブリテン島最古の戴冠用宝玉のことです。

エディンバラ城 城・宮殿

ワン・オクロック・ガン。
ミルズ・マウント砲台火薬庫右手に据えられた大砲からは毎日午後1時に発砲されます。
エディンバラ市民の時計代わりになっているそうです。

エディンバラ城 城・宮殿

城内で一番高い所にある「聖マーガレット礼拝堂」のステンドグラス。
この小さな礼拝堂がエディンバラ市で最古の建物だそうです。

エディンバラ城 城・宮殿

エディンバラ城のスーベニアショップで家族にスコットランドのお土産を買いました。
息子にタータンのタイ、娘にウールのタータンのマフラー。
なんと自分用にダイアナイメージタータンのカシミヤマフラーを買っちゃいました。だって、ピンクでかわいかったんだもん。（今まで使っていたバーバリーのカシミアマフラーは夫の首に巻くことにしようっと。）
もちろん、免税の書類も作ってもらいました。


お城の入口のチケット売り場に12:15集合でした。
すごい、5分前には全員集合していました。

そして、ロイヤル・マイルまで戻ってきました。

ロイヤル・マイルでのバグパイパーのストリートパフォーマンス。
実際には「勇敢なるスコットランド」はなかなか生で聴けません。

小っちゃいお客さまと記念撮影しているところを一緒にパチリ。
ここはとても混んでいて、カメラの前に人に立たれしまい、ビデオ撮影は失敗。
バグパイパーはストリートパホーマーも資格が必要で、キルト着用が義務だそうです。

ロイヤル・マイルからジョージ4世ブリッジ（道路の名前）に入って、
キルト着用の若者発見、と思ったら、ガイドさんだそうです。
この方のキルトの着方はかなり、ラフな感じでした。

「ハリー・ポッター」の著者J.K.ローリング女史が通いつめ、
よくここで執筆をしていたという「エレファント　ハウス」。
ポッタリアンとしては、いやぁ、入ってみたかったなぁ…。

エレファント ハウス カフェ

再び、忠犬ボビーの像まで戻ってきました。昼食レストランはこのちょっと先。

ボビーの像 モニュメント・記念碑

本日の昼食レストラン「MERCHANTS」に　12:30到着。
ここではスコットランド料理が出たのですが、なんともびっくりでした。
時間通りに到着なのに、お料理が冷たくなっていて、
スコッチエッグなんか固くって、自分で作る方がよっぽどおいしいくらいです。（最近作ってないけど）本場のスコッチエッグはこんなに固いものなのかなぁ…
ハギス春巻きは半分も食べられませんでした。
（ホテルの朝食にあったのはチャレンジしてみて、まぁまぁ食べられたのに）

13：30にグレトナグリーンに向けて出発です。

15：25　グレトナ・グリーンのショッピングモール（サービスエリアかな？）に到着。
ここで45分間の休憩（フリータイム）です。
ここではバグパイパーのおじさんが愛想よく演奏しながら、写真に収まってくれました。
教材として使うため、演奏の様子をビデオ撮影させてもらいました。（もちろん寄付をして）

ツァーの皆さんはショッピングモールでお買いものしたようですが、私たちはブラックスミス博物館を見学しました。

ブラックスミス博物館。
東洋人が入館するのは珍しいのか、切符売りのおじさんに「どこからきたの？」と聞かれました。
「日本から」「遠いところから、わざわざありがとう」てな会話をしました。

イングランドから駆け落ちしてきた二人に鍛冶屋さんが結婚立会いをしたということで有名な場所で、それにちなんだ展示がありました。
イングランドでは本人同士の意志による自由結婚が認められていなかったので、恋する二人は駆け落ちして、自由結婚が認められていたスコットランドまでやってきて、結婚したんだそうです。
ここはスコットランドの中でも一番インクランドに近い街なので、ここまで馬車で駆け付けたそうです。

なかなかおもしろい展示でしたが、ツァーではこの博物館（自費＠£3.5）に入ったのは私たちを含めて2組だけでした。

博物館の入口の看板です。やはり、司祭代わりの鍛冶屋さんが強調されています。

博物館内の実際に結婚式を挙げた部屋だそうです。
鍛冶屋さんの象徴である大きな金床が鎮座ましましていました。
これを叩いて誓ったのかなぁ？

16:10　ハドリアヌスの城壁に向けて出発です。

イングランドに入りました。
カンブリア地方です。

16：50、ハドリアヌスの城壁に到着。

ハドリアヌスの城壁とは、イングランドとスコットランドの国境近くに、古代ローマ皇帝ハドリアヌスの命令で122〜126年頃建設された、北方からの蛮族（ローマにとっては）を侵入を防ぐ為に作られた防衛線です。

イングランドのニューカッスル・アポン・タインからカーライルまで118kmにも及び壁の高さは４〜５m、壁の厚さは約３ｍ。後期に建設された壁は約２．５mと薄くなっているそうです。

確かに見渡す限り、ずっと遠くまで続いていましたよ。
でもね、なんだか他に観光客もいなくて、ビジターセンターみたいのもなくて、
羊の囲いと間違えちゃいそうな、さびしい感じでした。

ハドリアヌスの城壁 (ローマ帝国の国境線) 史跡・遺跡

ハドリアヌスの城壁はハウスステッズ・ローマン・フォートがガイドブックなどに紹介されていて、ビジターセンターなどもあるようですが、ここはどこなのでしょうか？　
バスが止まったところがギルスランドの駐車場だとしたら、バードズワルド・ローマン・フォートなのでしょうか。
私が写真を撮った方向が悪くてわからないのでしょうかねぇ。
バスもなんか、ちょっとした広場みたいところに停まっていたし。

確かに地図みたいな看板は駐車場近くにありました。
でも、どこかの羊の囲いの近くで降ろされて、「ここですよ」って言われても、
わからない状態でした。（そんなことは有り得ないんだけどね）

ハドリアヌスの城壁 (ローマ帝国の国境線) 史跡・遺跡

駐車場近くにあった、ハドリアヌスの城壁の地図。

17:10出発。　サービスエリアで20分の休憩を取って、ランカスターへ向かいます。

ハドリアヌスの城壁 (ローマ帝国の国境線) 史跡・遺跡

「ランカスターハウス」（今日の宿）の看板がありました。もうすぐホテルです。

19:15　ランカスターのホテル「ランカスターハウス」に到着。

ベッドにワンちゃんのぬいぐるみとチョコレートがありました。
ぬいぐるみはプレゼントではないと思うけど。
ちょっと和むというか、うれしかったです。

お部屋はとてもきれいでした。

ランカスター ハウス ホテル ホテル

バスルーム。バスタブはきれいでしたが、タイル目地にちょっと黒い汚れが…。
ここのシャワーはハンドルが逆回しなのでちょっと戸惑いました。
夕食前にざっとシャワーを浴びました。お湯の出はよかったです。

ランカスター ハウス ホテル ホテル

洗面所。このホテルはバスルームとトイレが別室で便利でした。

ランカスター ハウス ホテル ホテル

20:00　から夕食でした

濃厚なクリームスープ。おいしかった。

ランカスター ハウス ホテル ホテル

夕食のメイン料理はポークステーキとマッシュポテトです。

ランカスター ハウス ホテル ホテル

デザートはチーズケーキでした。おいしかったです。

今日も一日お疲れ様でした。
う〜ん、やっぱり、エディンバラは心残りの街になってしまいました。
果たして、再訪するチャンスがあるのでしょうか？

ランカスター ハウス ホテル ホテル