2015/06/16 - 2015/06/17
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MILFLORESさん
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1/3仕事、1/3観光、1/3友人訪問でバルセロナに2泊3日で行ってきました。
昔から入ってみたかったカタルーニャ美術館に初めて入ってみました。
良かった〜!
入場料は12ユーロと高いのですが、2日間有効なので2度行きました。
MUSEU NACIONAL D'ART DE CATALUNYA
カタルーニャ美術館 訪問に関する情報 ↓ (日本語)
http://www.museunacional.cat/ca/node/340
特にロマネスク壁画コ レクションとゴシック美術は素晴らしい!
- 旅行の満足度
- 4.5
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1929年の万国博覧会の会場としてオープンした、モンジュイックの丘に堂々と建つ国立宮殿が、現在はカタルーニャ美術館となっています。
この日は生憎の曇り空、この後夜まで雨が降った。
翌日、再び訪問した時には青空バックの綺麗な姿を撮ることができました。 -
美術館前まで上がってくるだけでも、これだけの風景が見渡せます。
ここまで上がるには、エスカレーターもあるので楽ですよ。 -
美術館前にカフェテリアがあり、そこからバルセロナ市街を眺める人々がたくさん。
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美術館には展望台テラスがあり、そこからは360度周囲を見下ろすことができます。
テラスのみの入場(2ユーロ)も可。
ここでポツポツと雨が降ってきてしまったので、翌日リベンジすることに。 -
内部には巨大なこんなサロンも。イベントなど開催できるようです。
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立派なパイプオルガンがあるところを見ると、コンサートも催されるんでしょうね。
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少数ですが、ティッセン ボルネミッサ コレクションがあります。
ルーベンス、ゴヤ、リベラなど巨匠の作品がありました。
写真はルーベンス1618年の作品。
聖母マリアと神子イエスが、親戚のエリサベトとヨハネ(洗礼者ヨハネ)に面会しているところ。 -
ゴシック美術部門をまずは見ました。
彫刻も絵画も全てが見応えあるコレクションばかり。
写真:1500年作 作者不明 キリストの埋葬
さほど大きくない作品なのですが、全体的な立体感がすごいと思った。 -
カタルーニャ ゴシック画家 Jaume Huguet (1412-1492) 作
La consagracion de San Agustin -
服の金の部分がボコボコしていて面白い。
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14世紀に活躍したカタルーニャ ゴシック画家 Serra 兄弟の祭壇画。
これはウエスカ県の教会にあったもの。 -
細かいところを見ると、面白いものがたくさんある。
最後の晩餐の食卓に乗っているのは何の肉?
左手前の黒い悪魔の影がひっついている人相の悪いのはユダですね。 -
ゴシック画って面白いんだ〜
と、作品の全体像よりも、一部一部の変わった部分に目がいってしまう。
これは、「聖ニコラスの生涯」というタイトルの13世紀のフレスコ画ですが、
何これ? バラバラ殺人?! -
1295年、カスティージャ王国のある騎士の墓に飾られた8枚の絵の一部です。
「うるさーい」と耳を塞いでいるのではなく、悲しみに耐えられなくて髪をかきむしっているそうです。 -
13世紀後期、初期ゴシックの Taula de Sant Miquel の一部。
地獄で鬼に鍋で煮られている罪人
おぉ コワッ! -
カタルーニャのゴシック画家 Joan Mates (1370-1431) の大天使ミカエル。
この中に、キティーちゃんを見つけてしまった・・・ -
ほら、ここ・・・
と、他にも色々と面白い絵画があったのですが、これからいらっしゃる方の楽しみを削いでしまっては申し訳ないので、ゴシック部門の写真はこれくらいにしておきます。 -
さて、ゴシック楽しかったのですが、この美術館の最高の見所はロマネスクの教会フレスコ画コレクションです。国外への持ち出し防止や保存状態の維持を目的として、教会内部の壁画をはがして美術館へ移設してしまいました。
これは、Seo de Urgel(カタルーニャ州レリダ県)にある聖ペレ教会にあった12世紀の壁画。 -
これも11-12世紀、他の場所の教会にあったもの。
色が非常に鮮明に残っているのは、こうして美術館に移設されたおかげかと理解はするものの、壁画を剥がされてしまった後の教会はどんな姿になってしまったのか、とちょっと心配してしまう。 -
それぞれ、こうしたドーム状の骨組みを、元の教会と同じように作成して、壁画を貼り付けています。
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1978年に撮影された、Sant Joan de Boi 教会の壁画離脱作業のビデオが流れていました。教会の壁からどうやって壁画をはがし、それを展示用の板に貼り付け戻すのか、なかなか興味深い映像です。
スペイン中で、古い教会のフレスコ画が雨漏りなどで腐食してしまっているのを見ていますので、こういう保存方法もありかと思いはするものの、やはり元の教会の中で見るからこそフレスコ画の意味もあるんじゃないかなぁ・・・と、ちょっと複雑に感じます。 -
そして、当美術館の一番の見所がここ。
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イチオシ
Sant Climent de Taull 教会の12世紀前半の壁画です。
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すごく存在感のあるキリストの絵。
レリダ県の村 Taull にある小さな教会に、こんな立派な壁画があったとは。 -
ロマネスク様式の柱頭コレクションも少しあります。
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こちらも同じ村の Santa Maria de Taull 教会から。
教会全体を剥いで持ってきてしまったような感じですね。 -
ロマネスク壁画コレクション、圧巻です。
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次に、上階へ行ってみました。ドームの間。
下にあるのはミロの壁画。
ミロの作品は、こんなの子供でも描けるじゃない、というようなのばかり・・・ -
真上を見上げると、ドーム。
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上階はモダンアートと現代アート。
もちろんバルセロナですから、モデルニズムの作品が多くあります。
素敵なステンドグラスの扉! -
どことなく和風に見えるのは気のせいでしょうか。
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こんな箪笥も綺麗!
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このモザイク画は、グラシア通りにある Lledo i Morera 邸用のテスト作品。
この後、8月にバルセロナ再訪した時にLledo i Morera 邸を見学し、「あ!6月にカタルーニャ美術館で見たモザイクだ!」と気が付いた。 -
顔や手には立体感があります。
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これは説明書き読まなくても分かりました。
ガウディがグエル公園に使ったタイルですね。 -
これも分かりますね〜
ピカソ、1937年の作品です。 -
翌日、午前中に他の場所を観光した後、またカタルーニャ美術館に向かいました。
その前に、途中で適当なバールに寄りながら昼食代わりに摘みましょう。
前夜乗ったタクシーの運転手さんに、「この周辺でお勧めの場所ある?」って聞いて教えてもらったバールを探した。とてもシンプルな Bar Chiqui
ひとりで来て、本や新聞を読みながら飲んだり食べたりしている地元の人々に混じって、こちらもひとりでゆっくりとさせてもらいました。 -
魚介類の缶詰タパスが売り物で、盛り合わせを用意してくれました。
なかなかです。 -
でも、それだけじゃ満足できなくて、次にこのバールに入ってみた。
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ビールが美味しい!
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店の看板タパスのようだったパタタス ブラバスを注文。最高!
マドリードでパタタス ブラバスというと、奥のちょっとピリ辛いソースのみがかかってい、アリオリソースのかかったパタタス アリオリとは別なのですが、こちらではブラバスソースとアリオリソースと両方かけて出すようです。 -
フエンテ マヒカ
夜に光と音楽と水のショーが繰り広げられる、素敵な場所です。マジカ噴水 建造物
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この日は青空。
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イチオシ
今日はテラスからの眺めが期待できそうだ。
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MNAC 国立カタルーニャ美術館
Museu Nacional D'Art de Catalnya の略カタルーニャ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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また、ここまで上がってきた甲斐があった。
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2日目は、チケットをこの日の日付がプリントされたものに交換された。
デザインも前日のとは違う。 -
イチオシ
で、リベンジ果たした! 良い眺め!
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前日、中から見上げたドームの部分。
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こんな風な展望台になっています。
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奥のティビダボ公園には、8月に行きました。
バルセロナって、あちこちから街全体が見渡せる。
街に近い所に山がないマドリードとは違う。 -
サグラダ ファミリアも見えます。
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後ろ側へ回ってみましょう。
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海が見えました!
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Joan Maragall 公園の奥に見えるのは、オリンピック スタジアム。
1992年、もう23年も前のことか!
あの時のアーチェリーでの聖火台点火式には、とても感激しました。
あんなドラマチックな点火式はその後のオリンピックでは見たことない。オリンピック スタジアム 建造物
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こちらはモンジュイック通信塔。
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2日目も、前日見てとても興味深かった階下のロマネスク部分とゴシック部分を再度じっくりと見学しました。
美術に詳しくなくても、この美術館は見る価値があります。 -
美術館から下のスペイン広場まで歩くのも、途中に噴水がずっと並んでいるから苦じゃない。
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この旅行記へのコメント (1)
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- のりまこさん 2019/11/12 11:51:36
- タウール村のサン·クレメンテ教会とサンタ教会マリア
- 楽しく読ませていただきました。
先日スペインから帰ってきました。前半はツアーで北スペインを回ったのですが、初日はカタルーニャ美術館でした。数年前にここを訪れたときは、ロマネスク教会に関する知識もなかったので、ふーん、変わった美術館だなと思っただけでしたが、今回は、現地ガイドさんの説明つきでピレネーの?ロマネスク教会から、はがして移したその意義などもわかりました。
そのあと、実際にそのロマネスク教会を見に行ったわけですが、もちろんそこにはレプリカがあるわけですが、行ってみて驚きました。
特にサン·クレメンテ教会は、プロジェクションマッピングで、半円ドームのところのレプリカ上にいろんな段階の画像を次々に説明と共にのせてくれるのです。
サンタ·マリア教会もコピーとはいえよくできていて、本物を見たあとだったので覚えていた像などが実物の教会でどのようだったのかわかり、よかったです。
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