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房総半島の南東部に「いすみ市」があります。いすみを漢字にすると「夷隅」。<br /><br />いすみ市は、蛇行しながら流れる「いすみ川」のまわりに水田地帯が広がり、欄間彫刻の「波の伊八」や坂東32番札所清水寺、海雄寺「寝釈迦様」などの名所があります。<br /><br />今日は清水寺本尊の御開帳があるので、寝釈迦様とあわせて訪ねます。<br /><br />そして、いすみ市で東急池上線の電車に出会います。<br />

いすみ市の清水寺本尊御開帳と意外な発見(千葉)

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2015/08/09 - 2015/08/09

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かっちん

かっちんさん

房総半島の南東部に「いすみ市」があります。いすみを漢字にすると「夷隅」。

いすみ市は、蛇行しながら流れる「いすみ川」のまわりに水田地帯が広がり、欄間彫刻の「波の伊八」や坂東32番札所清水寺、海雄寺「寝釈迦様」などの名所があります。

今日は清水寺本尊の御開帳があるので、寝釈迦様とあわせて訪ねます。

そして、いすみ市で東急池上線の電車に出会います。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
タクシー JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • JR外房線<br /><br />千葉から外房線に乗り、長者町(ちょうじゃまち)駅で降ります。<br />

    JR外房線

    千葉から外房線に乗り、長者町(ちょうじゃまち)駅で降ります。

  • 風情のある板張りの待合室<br />

    イチオシ

    風情のある板張りの待合室

  • 長者町の駅舎<br /><br />Suicaで降りることができますが、今日は青春18きっぷを利用しています。<br /><br />長者町には億万長者が住んでいるのでしょうか?<br /><br />長者町のいわれを調べてみると、江戸から房州に向かう旅人の宿泊地として栄えたのを機に町にすることを領主に願い出たそうです。<br />すると、領主の邸が江戸下谷の長者町にあったことからこの町の名が付けられました。<br />

    長者町の駅舎

    Suicaで降りることができますが、今日は青春18きっぷを利用しています。

    長者町には億万長者が住んでいるのでしょうか?

    長者町のいわれを調べてみると、江戸から房州に向かう旅人の宿泊地として栄えたのを機に町にすることを領主に願い出たそうです。
    すると、領主の邸が江戸下谷の長者町にあったことからこの町の名が付けられました。

  • いすみ市の地図<br /><br />長者町は1961年(昭和36)に太東町と合併し、岬町になりました。<br /><br />岬町はロス五輪マラソン日本代表「増田明美」の出身地で、12月に「いすみ健康マラソン」があります。<br /><br />これから向かう清水寺(きよみずでら)は岬町にあり、海雄寺(かいゆうじ)は万木にあります。<br /><br />バス便がないので、タクシーを利用します。<br />

    いすみ市の地図

    長者町は1961年(昭和36)に太東町と合併し、岬町になりました。

    岬町はロス五輪マラソン日本代表「増田明美」の出身地で、12月に「いすみ健康マラソン」があります。

    これから向かう清水寺(きよみずでら)は岬町にあり、海雄寺(かいゆうじ)は万木にあります。

    バス便がないので、タクシーを利用します。

  • 清水寺仁王門<br /><br />長者町駅から約4kmのところに清水寺があります。<br /><br />参道を上がると仁王門に到着します。<br /><br />清水寺は、伝教大師最澄が草創し、坂上田村麻呂が建立したといわれています。<br /><br />

    清水寺仁王門

    長者町駅から約4kmのところに清水寺があります。

    参道を上がると仁王門に到着します。

    清水寺は、伝教大師最澄が草創し、坂上田村麻呂が建立したといわれています。

  • 山深い四天門<br /><br />四天門は、1822年に建てられ、風神、雷神を祀っています。<br />

    イチオシ

    山深い四天門

    四天門は、1822年に建てられ、風神、雷神を祀っています。

  • 四天門 波の絵<br />

    四天門 波の絵

  • 風神<br />

    風神

  • 雷神<br />

    雷神

  • 四天王像<br />

    四天王像

  • 四天王像<br />

    四天王像

  • 赤穂四十七士<br /><br />明治末頃に住職が供養のため、地元の仏師に彫刻させたと伝えられています。<br />

    赤穂四十七士

    明治末頃に住職が供養のため、地元の仏師に彫刻させたと伝えられています。

  • 百体観音堂<br /><br />四国・坂東・秩父札所、合計100か所のご本尊を祀っています。<br />

    百体観音堂

    四国・坂東・秩父札所、合計100か所のご本尊を祀っています。

  • 閻魔様<br /><br />悪いことしてないだろうな。<br />

    閻魔様

    悪いことしてないだろうな。

  • 奥院堂<br /><br />1814年に本堂の仮堂として建てられました。<br />

    奥院堂

    1814年に本堂の仮堂として建てられました。

  • 奥院堂の御開帳<br /><br />奥院堂には、本尊の木造十一面観音立像が祀られ、年に一度公開されます。<br /><br />観音立像は補修され綺麗なお姿でした。<br />

    奥院堂の御開帳

    奥院堂には、本尊の木造十一面観音立像が祀られ、年に一度公開されます。

    観音立像は補修され綺麗なお姿でした。

  • 本堂<br /><br />807年に建立されたと伝えられ、焼失のため1817年に再建されています。<br />

    本堂

    807年に建立されたと伝えられ、焼失のため1817年に再建されています。

  • 本堂の彫り物<br /><br />素晴らしい彫り物です。<br />

    本堂の彫り物

    素晴らしい彫り物です。

  • 本堂<br /><br />本堂には本尊「千手観音」が祀られ、年に一度公開されます。<br />本尊は落ち着いたお姿でした。<br /><br />また、本堂の外陣には大きな絵馬が掲げられています。<br /><br />撮影禁止と言われたので、写真がありません。

    本堂

    本堂には本尊「千手観音」が祀られ、年に一度公開されます。
    本尊は落ち着いたお姿でした。

    また、本堂の外陣には大きな絵馬が掲げられています。

    撮影禁止と言われたので、写真がありません。

  • 寺の周りは杉林<br /><br />この清水観音の森は他にスタジイ、ヒサカキ、ヤブコウジ、ホソバカナワラビなどが生育しています。<br />

    寺の周りは杉林

    この清水観音の森は他にスタジイ、ヒサカキ、ヤブコウジ、ホソバカナワラビなどが生育しています。

  • 趣のある石仏<br />

    趣のある石仏

  • 地元の梨を販売<br /><br />いすみは梨の産地です。<br /><br />早速買って食べてみると、みずみずしい梨が喉の渇きを潤してくれました。<br />

    地元の梨を販売

    いすみは梨の産地です。

    早速買って食べてみると、みずみずしい梨が喉の渇きを潤してくれました。

  • 参道<br /><br />下の道路まで歩きます。<br />

    参道

    下の道路まで歩きます。

  • 道祖神<br /><br />参道の途中に、石造りで頭の尖がっている道祖神があります。<br />

    道祖神

    参道の途中に、石造りで頭の尖がっている道祖神があります。

  • 黄金色の田んぼ<br /><br />道路に下りると、稲の穂が黄金色になった田んぼが現れます。<br />

    黄金色の田んぼ

    道路に下りると、稲の穂が黄金色になった田んぼが現れます。

  • ピンクのキョウチクトウ<br />

    ピンクのキョウチクトウ

  • 岬町の民家<br /><br />大きな庭木が見事です。<br /><br />再びタクシーを呼び、万木の寝釈迦様へ向かいます。<br />

    岬町の民家

    大きな庭木が見事です。

    再びタクシーを呼び、万木の寝釈迦様へ向かいます。

  • 万木(まんぎ)<br /><br />清水寺から4kmほど離れた万木に到着します。<br /><br />水田の中にシラサギがいます。<br />

    イチオシ

    万木(まんぎ)

    清水寺から4kmほど離れた万木に到着します。

    水田の中にシラサギがいます。

  • 海雄寺<br /><br />5分くらい歩いて、海雄寺に到着。<br /><br />ここに、釈迦涅槃像(地元の人は寝釈迦様と呼んでいます)が祀られています。<br /><br />

    海雄寺

    5分くらい歩いて、海雄寺に到着。

    ここに、釈迦涅槃像(地元の人は寝釈迦様と呼んでいます)が祀られています。

  • 寝釈迦様はお昼寝中<br /><br />お堂の外から窓越しに拝観します。<br /><br />顔の長さは95cmもあります。<br />

    イチオシ

    寝釈迦様はお昼寝中

    お堂の外から窓越しに拝観します。

    顔の長さは95cmもあります。

  • 全身像<br /><br />身長が5m16cmもある巨像です。<br /><br />この像は正徳年中に近在一円の人々の寄進により作られたものです。<br /><br />寝釈迦様の全身に刻まれている村の名や人名は、江戸中期初頭における夷隅郡の人々の信仰生活の一面を最も端的に伝えています。<br /><br />では、ここからいすみ鉄道国吉駅まで、約2.5kmを歩きます。<br /><br />

    全身像

    身長が5m16cmもある巨像です。

    この像は正徳年中に近在一円の人々の寄進により作られたものです。

    寝釈迦様の全身に刻まれている村の名や人名は、江戸中期初頭における夷隅郡の人々の信仰生活の一面を最も端的に伝えています。

    では、ここからいすみ鉄道国吉駅まで、約2.5kmを歩きます。

  • 道端のノシラン<br /><br />花が白くひも状で、「のし」の形に似ています。<br />

    道端のノシラン

    花が白くひも状で、「のし」の形に似ています。

  • ややっ、こんなところに電車がいる!<br /><br />何という鉄道だったかな?<br />

    ややっ、こんなところに電車がいる!

    何という鉄道だったかな?

  • いすみ学園前駅<br /><br />この電車は、昭和27年に製造され昭和59年まで東急池上線で活躍し、その後、東急よりいすみ学園に寄贈されています。<br /><br />車体に赤い東急のマークが付いていますね。

    いすみ学園前駅

    この電車は、昭和27年に製造され昭和59年まで東急池上線で活躍し、その後、東急よりいすみ学園に寄贈されています。

    車体に赤い東急のマークが付いていますね。

  • 今にも動き出しそうな電車<br /><br />前面の3つに分かれた窓、頭にのっている大きな前照灯、いずれも昔走っていた池上線を思い出します。<br />

    イチオシ

    今にも動き出しそうな電車

    前面の3つに分かれた窓、頭にのっている大きな前照灯、いずれも昔走っていた池上線を思い出します。

  • 綺麗に保存されています<br />

    綺麗に保存されています

  • 車内は教室に使っているようです<br /><br />デハ3450形という形式です。<br />

    車内は教室に使っているようです

    デハ3450形という形式です。

  • 落合川を渡ります<br /><br />いすみ川に流れ込む支流です。<br />

    落合川を渡ります

    いすみ川に流れ込む支流です。

  • 収穫間近な田んぼ<br /><br />千葉県の新米は8月中旬から首都圏に出回る早場米です。<br />

    収穫間近な田んぼ

    千葉県の新米は8月中旬から首都圏に出回る早場米です。

  • 笹の生け垣<br /><br />千葉県でよく見かける生け垣です。<br />

    笹の生け垣

    千葉県でよく見かける生け垣です。

  • いすみ川のミヤコタナゴ<br /><br />国の天然記念物に指定された絶滅危惧種です。<br /><br />世界中でも日本の関東地方だけにしか分布していない、コイ科タナゴ亜科の魚です。<br />

    いすみ川のミヤコタナゴ

    国の天然記念物に指定された絶滅危惧種です。

    世界中でも日本の関東地方だけにしか分布していない、コイ科タナゴ亜科の魚です。

  • これが、いすみ川<br /><br />勝浦市に源があり、川は北上して大多喜町で東に流れを変え、いすみ市を通り太平洋に注ぎます。<br /><br />地図を見ると蛇行が激しい川だとわかります。<br />

    これが、いすみ川

    勝浦市に源があり、川は北上して大多喜町で東に流れを変え、いすみ市を通り太平洋に注ぎます。

    地図を見ると蛇行が激しい川だとわかります。

  • 甌穴のあるいすみ川<br /><br />甌穴の中に小さな石が入っているのが見えます。<br />

    甌穴のあるいすみ川

    甌穴の中に小さな石が入っているのが見えます。

  • 植木の芸術<br />

    植木の芸術

  • ゼブラ板付きの信号機<br /><br />国道465号線の国吉駅入口にある信号機です。<br /><br />交差している信号機にはゼブラ板が無く、交通量が多いところにゼブラ板が残されているようです。<br />

    ゼブラ板付きの信号機

    国道465号線の国吉駅入口にある信号機です。

    交差している信号機にはゼブラ板が無く、交通量が多いところにゼブラ板が残されているようです。

  • いすみ鉄道 国吉駅に到着

    いすみ鉄道 国吉駅に到着

  • 列車をデザインした自販機<br /><br />いすみ鉄道のディーゼルカーをデザインしています。<br /><br />今日は仏像の御開帳をきっかけに、いすみ市を歩くことができました。<br />意外にも東急池上線の車両、いすみ川のミヤコタナゴ、甌穴などを発見できました。<br /><br />この後、いすみ鉄道をテーマに撮り鉄になります。<br /><br />

    列車をデザインした自販機

    いすみ鉄道のディーゼルカーをデザインしています。

    今日は仏像の御開帳をきっかけに、いすみ市を歩くことができました。
    意外にも東急池上線の車両、いすみ川のミヤコタナゴ、甌穴などを発見できました。

    この後、いすみ鉄道をテーマに撮り鉄になります。

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