2012/03/22 - 2012/03/22
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Poppyさん
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【八十八ヵ所2巡目&別格二十霊場で108カ寺を巡る旅・第1弾は阿波の国!】
四国八十八ヵ所霊場の2巡目を札所番号順の“順打ち”で参拝しながら、四国別格二十霊場も“順打ち”する、四国108カ寺を巡る旅。閏年の“逆打ち”で得られるかも知れない3倍の功徳には目もくれず、あえて“順打ち”に徹するアマノジャクなプランは、いくつかの基本ルールに沿ってスケジュールを組み実行に移していく。
徳島・鳴門で高速バスからレンタカー「2巡目ゴロウさん」(ナンバーが256なので、笑)に乗り換え、初日は八十八ヵ所霊場の第1番から第6番までと別格二十霊場の第1番の合計7カ寺に参拝し、御所温泉に宿泊。
旅の2日目は、八十八ヵ所霊場の第7番から第10番まで参拝した後、近場の阿波市・美馬市で休憩を兼ねた“ついでのちょこっと観光”を挟み、第11番から巡拝ルートに戻って予定の参拝を進めていく。
《2巡目のルール》
①八十八ヵ所霊場も別格二十霊場も“順打ち”とする。
②四国では、ケーブルカー・ロープウェイを除き、バスやタクシーに頼ること無く自らが運転する車で移動する。
③宿泊は、可能な限り1巡目とはロケーション・施設・部屋カテゴリーを変える。
④スケジュールに支障の無い範囲で、1巡目とは違う「ついで観光」を組み込む。
【メンバー】
一人旅。
【ルート】
3/21 枚方市駅-〔高速バス〕-高速鳴門-〔レンタカー〕-第1番・霊山寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/10968484)
-第2番・極楽寺-第3番・金泉寺-第4番・大日寺-第5番・地蔵寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/10969334)
-<広域農道他>-別格第1番・大山寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/10971715)
-<県道12・県道139他>-第6番・安楽寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/10971953)
-<県道139・R318>-御所温泉
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/10974309)
3/22 御所温泉-<R318・県道139>-第7番・十楽寺-第8番・熊谷寺
-第9番・法輪寺-第10番・切幡寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/10976601)
-<県道139・広域農道他>-金清自然公園-<広域農道・県道2>
-犬墓大師-<県道2・県道246・県道12>-脇町
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11031098)
-<県道12・R193>-脇町IC-<徳島自動車道>-土成IC-<R318他>
-第11番・藤井寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11031413)
-<R192・県道20他>-別格第2番・童学寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11032098)
-<県道20・R438・県道43他>-第12番・焼山寺
(以上の旅行記⇒本編)
-<県道43・R438他>-徳島市中心部
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11040570)
3/23 徳島市中心部-<R438・県道208・県道21>-第13番・大日寺
-第14番・常楽寺-第15番・国分寺-第16番・観音寺-第17番・井戸寺
-(昼食・宅配出荷)-第18番・恩山寺-第19番・立江寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11041932)
-<県道28・県道22・県道16>-月ヶ谷温泉
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11043204)
3/24 月ヶ谷温泉-<県道16他>-別格第3番・慈眼寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11045690)
-<県道16他>-第20番・鶴林寺-第21番・太龍寺-第22番・平等寺
-<県道35・県道24・R55他>-徳島駅前-〔高速バス〕-京都駅
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/travelogue/11052508)
【表紙の写真】
四国八十八ヵ所第12番・焼山寺への参拝道沿いに位置する杖杉庵の弘法大師・衛門三郎像。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
■焼山寺へ①
童学寺を出発したのはほぼ15時半。
県道20号線を南に向かって走り出すとすぐにトンネル、それを抜けて神山町に入ったところだ。
「神山温泉まで12.5Km」の神山温泉を通り過ぎてからも先はまだ長いが、17時の納経リミットには十分間に合うだろう。 -
■焼山寺へ②
国道438号線を西へ向かい、神山町の役場がある寄井辺りから県道43号線に入って北へ向きを変える。
1巡目では、ここから先の道が結構難所っぽいとの情報でタクシーに頼ったわけだが、スピードや対向車に気を付ければ、“どうしよう・・・”と真っ青になる(笑)程の厳しい道では無さそうだと感じていた(⇒http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=18570431)。 -
■焼山寺へ③
広くなったり狭くなったり、西日が眩しかったり(笑)。 -
■焼山寺へ④
そうかと思えば、杉木立の下ではサングラスが鬱陶しくて外してみたりと忙しい(笑)。
道幅が狭い上にカーブが多くなると、対向車が彼方に見えたら、かなり手前であっても離合出来る場所でお待ちする位の気持ちのゆとりはとても重要だと思う。
「スケジュールがタイトなのよっ!」だとか「あ~ん、納経時間に間に合わな~い!」からと言って“オラオラ”モードで突っ込んで行く(爆)のは、ケガのもと&結果的に時間が掛かるものだ。 -
■16:12 第12番・焼山寺の駐車場に到着
“ゆとりの運転”で“とんでもない離合”は避けられたようで、何台か出会った対向車とも互いに会釈を交わしながら問題無くすれ違い、広々とした駐車場に着いた。
元々組んでいたスケジュールと比較すると、今日一日の行程中での最大のズレは15分の遅れという程度で、焼山寺駐車場への到着は16時15分を予定していたのだから、物凄く順調な移動だったわけだ。 -
■第12番・焼山寺・参道①
駐車場から境内までが少々長いけれど・・・。 -
■第12番・焼山寺・参道②
参道脇の山の斜面にいらっしゃる仏様たちに見守られ、1巡目の参拝時よりは遠いと感じることも無く・・・。 -
■第12番・焼山寺・参道③
周囲の山の景色も楽しみながら6~7分程歩くと、境内への石段の下に着く。 -
■第12番・焼山寺・仁王門
修行姿のお大師様にもご挨拶を済ませて早速門をくぐり・・・。 -
■第12番・焼山寺・境内
相変わらず杉の巨木が立ち並ぶ境内へ。
3月で杉とくれば花粉症ですわね・・・。
近年、どうやら花粉アレルギーを持っているらしいと判明し、今日も薬は飲んでいるけれど、効果のタイムリミットがあと僅か(汗)。
症状が出ないうちに花粉のお山から逃げ出さなくちゃ! -
■第12番・焼山寺・本堂
仁王門から真っ直ぐ進んでまずは本堂へ。 -
■第12番・焼山寺・大師堂
続いて、本堂に向かって右側の大師堂でも参拝を済ませたら・・・。 -
■第12番・焼山寺・納経所
仁王門方向へ戻って納経所へ。 -
■第12番・焼山寺・御影
ご本尊は虚空蔵菩薩。
本堂での参拝時に般若心経に続いて唱えるご真言が難しくてスラスラとはいかなかった(泣)。 -
■間もなく17時
そろそろ納経所が閉まる時間とあって、ほとんど人がいなくなった境内。
この時間でも周囲が十分に明るいのは大変有り難いが、山の日暮れは少し早いから、暗くならないうちに下山しよう。 -
■16:51 第12番・焼山寺の仁王門を出る
そうです、迫り来る夕闇と杉の花粉から逃げるのです(笑)。 -
■駐車場へ①
灯籠が整然と並ぶ駐車場への緩やかな下り坂。 -
■駐車場へ②
その途中から見渡した周囲の山々は少し霞んでいた。
昨日も今日も天気には恵まれたが、明日はどうやら雨になるらしい。 -
■17:10 第12番・焼山寺の駐車場を出発
駐車場で待つ「2巡目ゴロウさん」に戻って、ペットボトル茶&タバコで一休みしてから下山を開始した。 -
■17:15 杖杉庵に立ち寄る
ゆっくりと5分程下ると、見通しが良く道幅がかなり広くなる場所がある。
その脇にある杖杉庵。
1巡目の下山時に見つけていて、今回の登山時に前を通る時、「そうだ、帰りに寄ろう」と思い立っていた。 -
■杖杉庵①
遍路の元祖と言われる衛門三郎が、21回目に“逆打ち”をしてやっとお大師様に会い詫びることが叶ったのがこの地なのだそう(⇒http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=25936841)。
息を引き取った衛門三郎の墓標としてお大師様が立てた遍路杖が、後に大きな杉の木に成長したというエピソードが、杖杉庵の名前の由来だとか。
「閏年に“逆打ち”をすると3倍の功徳が得られる」というのは、衛門三郎がお大師様に会えたのが閏年で“逆打ち”だったことから、「お大師様に会える♪」という意味で言われるようになった、と見聞きしたことがある。
その一方で、閏年に“逆打ち”をした衛門三郎はこの世を去ったのでそれ程良いことだとは思わない、というご意見の持ち主にも出会ったことがある。
閏年の今年、アマノジャク的に“順打ち”に取り組んでいるのは、1巡目が“サミダレ”だったので、2巡目は札所番号の順序通りに巡りたいと考えただけ。
いつか“逆打ち”の機会がやって来るとしても、それが閏年かどうかは・・・。
それより、今回の“順打ち”、まだ2日目ですから~(笑)。 -
■杖杉庵②
休憩を兼ねたついでの観光がてら今日の昼頃に行った「犬墓大師」(⇒http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=39466623)と同じく、四国八十八ヵ所の番外霊場だそう。
道路に面した側で参拝出来るようになっていて、札を納める箱も用意されている。 -
■杖杉庵③
現在は無人で、焼山寺が管理しているようだ。 -
■杖杉庵④
道路から見て建物の左側に銅像がある。 -
■杖杉庵⑤
お大師様と衛門三郎だ。 -
■杖杉庵⑥
銅像下の石組にはめ込まれた石板には、焼山寺の前に参拝した童学寺で触れた、お大師様が作者と言われるいろは歌が刻まれている(⇒http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=39508118)。 -
■杖杉庵⑦
衛門三郎が元祖・遍路となるに至ったいきさつや、石手寺に伝わる生まれ変わった衛門三郎の話も含め、お大師様と衛門三郎の関係をよく表した表情の像だと思う。 -
■杖杉庵⑧
遍路杖から成長した杉の木は焼けてしまったそうだが、もしも残っていたなら、焼山寺の境内に並んでいたのより幹も相当太いものに違いない。
ん?
杉・・・杉・・・杉・・・花粉・・・薬のタイムリミット!(汗) -
■17:20 杖杉庵を出発
くしゃみや鼻水と闘いながらのドライブはキツい。
「2巡目ゴロウさん」も、花粉がたくさん目(=ガラス)に付くと前が見えにくくなるって言っている(笑)。
そうならないうちに、杉のお山から退散しよう。
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