2015/05/27 - 2015/05/27
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captainfutureさん
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2015年5月27日(水)
5泊したハンガリー人村、シク村を発ち、バスで4時間かけて北上、ウクライナとの国境の街へ。 みやこうせい著写真集「羊の地平線」の舞台、ルーマニア山間部・僻地マラムレシュ地方の中心都市シゲット・マルマツィエイに着いた。
1L ≒ \30
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回の宿泊ルート:
2015年 5/20 成田、カタール、ブカレスト → /22 シク村 → /27 シゲット・マルマツィエイ → /29 ポイエニレ・イゼイ村 → 6/4 オクナ・シュガタク→ /8 クルージュ・ナポカ → /14 ブカレスト、カタール → /15 成田
上記を拠点に、周辺の村を訪問。 ピンク色がマラムレシュ地方。 -
上 : 朝はフライドポテトに目玉焼き、酢漬けキュウリとハンガリー版レモネードのヴォッヅァ。 卵も庭で走り回っている鶏なので味が濃い。 奥ではミハイさんが、シゲット行バスの予約をしてくれている。
下 : おばさんが持たせてくれた乾燥ヴォッヅァとボトル詰め。 家で作ってみてもいいし、紅茶に入れてもいいよと。 ミハイさん後ろのヴォッヅァの大ビンは昨晩まで一杯だったのに、今朝はカラになってしまった。
日本ではニワトコ・ジュースとして紹介されているよう。 -
「今回は突然訪ねて済みませんでした。。。」 「そんなこと気にしなくていい。 また来なさい。 他で泊まるとお金が掛かるから、今度は最初からウチにしなさい。」とまで手振りを交えて言ってくれる。
本当になんとお礼を述べていいのか。。。 握手とハグでお別れする。 -
上 : 今朝も雨。 ミハイさんがバイアマーレ行バスに乗る前に、ゲルラ市のピシュタ君宅へ寄ってくれることに。
下 : 20分後の09:00着。 -
上 : 素敵なアパートメントの一室。
下 : ピシュタ君もすっかりヤングパパ。 まだ小さかったのに、僕より頭一つ分背が高くなっていた。 赤ちゃんも機嫌が良くて良かった。
今度来るのも22年後かい?と笑って言う。 -
上 : 私も覚えている1歳だったラッシー。 あれから14年間生きたという。
下 : ここでもヴォッヅァを頂いてしまった。 奥さんの手作り。
10:10発のバスまでの1時間、あっという間に過ぎてしまった。 -
ピシュタ君が今度は運転してくれて、ゲルラ郊外の幹線道路へ。 シゲット・マルマツィエイ(以下シゲット)への直通は無く、バイアマーレで乗換とのこと。 携帯電話で直接バス運転手と通話、道路のどの辺で待ち、こちらの車の特徴等を話してくれている。 15分遅延の10:25着。 23L(\690)。
ピシュタ君とミハイさんに感謝、握手してお別れ。 -
上 : バイアマーレ行き標識
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下 : 幼稚園の送迎馬車(♪)のよう。
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2時間後の12:30、バイアマーレのバス停着。
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上 : インフォ窓口。 この辺りから、この男性の様な帽子の人が増えてくる。
下 : 親切に次のシゲット行バスの時間と料金に書いてくれた。 -
バス停内の洗面所1L(\30)へ。 ベンチの大きな荷物を見ていてもらう。
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お昼にルーマニア語でパイを意味するプラチンテ(Placinte)、2L(\60)。 先客のオススメ。 もちもちの生地に塩味のきいたチーズ味。 これ一個で結構ボリュームあり。
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シゲット行は頻発、14:00発16:00着に乗る。12L(\360)。
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上 : だいぶ標高が上がってきた。 ガソリンスタンドにて、乗って来たバス。
下 : 附属売店でトイレ休憩。 運転手。 -
霧でかなり見通しが悪い中、つづら折りの道が続く。 この辺りが峠だったようで、後は下り坂に。
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霧も晴れ、やっと麓に降りて来た。 運転手が撮るといいと、わざわざ停車してくれた。
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山を越えてからは、写真集に出て来るマラムレシュ地方独特の木造家屋が並び出した。
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上 : デセシュティ村の新しい方の教会。 敵から防御の櫓も兼ねたという木造教会。 前回歩いて回ったたくさんの村々が通り過ぎて行った。
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上 : 伝統的な木造家屋はやはりかなり減ってしまった感じ。
下 : コウノトリの巣。 最初は感激したが、この後しょっちゅう見かけるように。 -
上 : シゲットまであと13キロ。
下 : ウクライナとの国境の川ティサ川の支流イザ川を越えて、 -
上 : ようやくシゲットに16:00着。 このスーパー(Carrefour market)横で下ろされる。 この大通りを西(写真奥)へ少し行くと中心街と教わり、色々気遣ってくれた運転手に、ルーマニア語「ムルツメスク(ありがとう)」「サラターテ(お元気で、お達者で)」とお別れ。
下 : 前回はこんなモダンなスーパー等無かった。 隔世の感。 -
上 : スーパー正面の記念碑。
下 : 少し年配男性になるとこういう帽子の人を多く見かける。 -
見覚えある街並みにドキドキしながら歩く。 あの頃は車もほとんど通っておらず、あっても共産圏独特のデザインの国産ダチア車。
市域約4万人。 ルーマニア系82%、ハンガリー系13%、ウクライナ系2%。
『明るいクリーム色のシックな街。 シゲットにはルーマニア正教、ウクライナ正教、ハンガリーのカトリック、カルバン派等の教会が街の中心にあり、朝夕に鐘が響き合う。 街にはハンガリー語、ルーマニア語、ウクライナ語が飛び交い、小国際の気分が味わえる。』(みやこうせい著「ルーマニアの小さな村」から) -
上 : 中心街に入って来た。 「elegant」ビル。 前回とテナント店が変わった。
下 : 今日はどんより曇り、どこか沈んで見える様もいい感じ。 -
どこかの政党のテナント
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上 : バロック風の街並みは、オーストリア・ハンガリー二重帝国(1867年 - 1918年)時代の名残りという。
下 : ハンガリー系カトリックの教会(1736年)。 この後夕方のミサに参加。 -
こういう入口がたくさん並ぶので入ってみる。
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中庭を囲むように住宅が。 直ぐ近くに山が見える。 周りを山に囲まれた標高280mの盆地にある街。
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上 : 左の看板の細道を入り、
下 : 17:00、この街での宿Cobwobs Hostel着。 -
宿主居住棟の呼び鈴を鳴らし続けると、畑仕事中だった宿主がやっと登場。 宿主はイギリス人と聞いていたが、彼はこの現地女性の息子で現在父の国イギリスに滞在中、別の息子が現れて通訳してくれる。
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上 : 居住棟裏のCobwobs Hostelの受付。 この国では最初のオランダ人経営のシク村の宿以外、パスポート提示も宿帳記入も一切無し。
下 : 2階のドミ40L、シングルは二人で100L。 シングルを一人なので50L(\1,500)にしてもらい2泊滞在(写真上のフロント横の入口)。 シャワー・トイレ共同、部屋も快適。
おばさんは直ぐに居なくなり、フロントも無人。 -
部屋の窓を開けると、畑にワンちゃん。 お菓子を上げると、喜んで何度もおねだり。
2階ドミには韓国人男性が一人。 昨日からここにいるが、ずっとこの建物には一人きりで非常に奇妙だったと言う。
彼は部屋に来て、一緒に酒を飲もうと言ってくれるが、これから街歩きをするので丁寧に辞退。 韓国人はホントに酒盛り好きだなあ。 -
上 : 18:00、まだ日没まで3時間、街歩き開始。 宿前からの眺め。
下 : ハンガリー系のこちらはプロテスタント系(カルバン派)の教会。 閉まっていた。 後で聞くと、毎日は開けず、特別な日でなければ開けないという。
シク村後半も長袖一枚では肌寒かったが、ここはもっと寒い。 -
上 : 再び先程のハンガリー系カトリック教会(1736年)。 尖塔の鐘が鳴り響き、どんどん人が入って行く。
下 : 黒服の神父さん。 イスラム国では聖職者に「アラーが天から見ていますから」と言われがちだが、気軽に応じてくれた。 -
上 : 天井がすごく高くて素敵な雰囲気。 シク村でのそれは村人の僅か6%という少し寂しい感じだったが、ここは壮麗で荘厳。
早速、一番前に着席。 隣の人にミサは何時からですかと手振りすると、笑顔で5分後の 18:30と時計を指差してくれた。
下 : あっ、最後尾にさっきの神父さん。 偉い方だったんだ(汗)。
一行は正面祭壇にそのまま行くと思ったら、 -
二手に分かれ、前の幼子3人は正面へ、後ろの神父ら3人は私の真横の祭壇でお祈り。
無音設定、しゃがんで目立たぬ様そっと撮らせてもらう。
http://youtu.be/217b87i_K80 -
上 : その間、幼子3人は正面祭壇脇でずっとこのポーズ。
下 : 大きな手振りを交えて、聖書を読み上げ、 -
うやうやしく金色のお椀を持ち上げる。
この間、何度か起立、着席、合唱の繰り返し。 私も拙いながら参加。 -
上 : 幼子が水の入った瓶と水受け、手拭きを持って来た。
下 : 幼子が注ぐ水で神父が手を清める。
無音設定、しゃがんで目立たぬ様そっと撮らせてもらう。 -
上 : 十字の印の入った煎餅状のものを、聖水(だろうか)と一緒にかざす。
下 : 最後は聖体拝領。 私も並んで一礼、薄い煎餅のようなものを口に入れてもらった。 -
19:15、45分間のミサが終了。 貴重な体験をさせて頂いた。
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誰も居なくなった教会。 近くに寄って仰ぎ見る。
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この地方らしく木製十字架。
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信者でなくとも感動の余韻に浸りながら、外へ。 するとさっきの神父さんら一行が教会横のこの入口に入って行くのが見え、追いかける。
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上 : 神父さんはここで25年目、右隣りの少年は3年このお勤めをやっていて、やはり将来は神父志望とのこと。 左男性が通訳。 翌日、各人には違うところでばったり再会。
下 : 奥では讃美歌の練習中。 神父さんが是非、座って見ていってと手振りしてくれ、しばらくお邪魔する。 -
もう20:00、さっきの大型スーパー Carrefour marketへ食料買出しへ。
上 : シゲット市庁舎
下 : 前には大きなパン、後は家畜用のエサだろうか。 -
今晩と明朝のご飯調達。 野菜、食パン、乳製品は日本より安い。
下 : 上段の肉フライ2きれ \130(1キロ \1,020)、パンに付けるレバーの惣菜 \150、プルーンヨーグルト400g \72。 下段のパンに付ける惣菜130g \130、トマト小8個 \83(1キロ \195 )。 写真にない牛乳1リットル \150、オレンジ2個 \48(1キロ \120)。 -
日没後、薄暗い中、宿へ。 フロントも真っ暗で無人。 入口鍵はいつも開いているので、少し不用心かな。 しんと静まり返った中、部屋へ。
フロント壁には、手作りの旅の情報が満載。 各都市やマラムレシュ各村への列車・バス時刻や各村で何曜日にどの市場が開かれるかが貼ってあった。
上 : シゲット市内のバス乗り場
下 : 小さな街だが6つも博物館。 ここでは農村博物館や民俗博物館が代表的。 -
カフェやレストランなどの便利地図。
明日は一日シゲット散策。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 川岸 町子さん 2015/08/15 21:52:12
- ほのぼの
- captainfutureさん、おばんでした☆
ピシュタ君もすっかりヤングパパ。 まだ小さかったのに、僕より頭一つ分背が高くなっていた。 赤ちゃんも機嫌が良くて良かった。
→とってもいい一枚ですね。こんな素敵に撮ってもらえたら、うれしいだろうなぁ。
今回の宿情報ですが、どうやって決めたのですか?
韓国人も泊まっていて、お誘いもあったようですが(笑)
おばちゃんは、いなくなっちゃうけど、おすすめ情報はしっかり貼ってあるのですね。
町子
- captainfutureさん からの返信 2015/08/16 12:57:22
- RE: ほのぼの
- 町子さん、こんにちは。
お会いできてホントにラッキーでした。
すっかり変わってしまったピシュタ君、22年も会っていなかったので当たり前ですよね。(^^;
シゲットの宿、バックパッカーにとっては人気の宿のようで、事前にネットで調べて行ってきました。
もともと街を訪れる観光客自体が少ないのか?、いつもひと気が無くてとても奇妙な感じでした。(^.^)
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