【雲南省】　香格里拉(シャングリラ)(1)　＊　チベット族が住む高原の郷を　旅する

2015/07/18 - 2015/07/25

１).　旅の始めに

　　　　　　　　　　　　　草を食む　三五のヤクの　夏野かな
　　　　　
　　「茶馬街道」の宿場町であった「香格里拉(シャングリラ）市」は、雲南省デチェン・チベット族自治州の県級市で、自治州政府の所在地である。香格里拉市の「哈巴雪山」（標高5,396ｍ）、徳欽市の「梅里雪山」（太子峰標高6,740ｍ）、麗江市の「玉龍雪山」（標高5,596ｍ）などの間を流れる「金沙江」に沿って、「国道214号線」が、南北に走る要衝の地であり、世界自然遺産の「三江併流地域」には、香格里拉市の南東部が含まれている。1913年に、「中甸（ちゅうでん）県」が、設置、2001年に、「香格里拉県」と改名、そして、2014年12月16日に、「香格里拉市」となっている。


2）．香格里拉市へ　　
　　
　　「上海虹橋空港」16時10分発のＭＵ5812便で、雲南省の「昆明市」に向かい、そこで、トランジット後、約一時間の飛行で、「香格里拉空港」に到着した。空港から宿屋までは、極近くであった。チベット族が築いた、古い市街地の「独克宗古城」は、蓮の葉を広げた形の街であるが、昨年（2014年）1月、旧城内が火災で燃え、今も、復興工事が進められていた。
　　僕が、予約していた宿泊先は、この街のシンボル「大亀山」の麓の「月光広場」近くにある、2階建ての、こじんまりとした宿屋であった。

3)．旧市街地郊外を巡る　（7月19日）

　　次の朝、「宿屋」から市街地を北へ向かい、徐々に北西に向きを変えながら、国道（Ｇ214）を通り、郊外へ向かった。やがて、左手の先方に、山が連なり始めてきた。更に進むと、「香格里拉」最大の湿原である「ナバ海」に入った。今は、夏の雨期のため、一帯は、広大な湿原となっており、あちらこちらに、ヤクが群れ、短い夏を享受せんと、地に頭を付け、牧草を食べている、長閑な風景が、広がっていた。
　　「松賛林寺」は、「独克宗古城」（旧市街）の真北約5キロの丘陵地にある、1,000年以上の歴史を持つチベット仏教の雲南省最大のお寺であり、雲南の「小ポタラ宮」とも呼ばれている。大規模な再建工事のため、入場ゲートは「松賛林寺」より1.5キロ離れた所にあり、そこで、シャトルバスに乗り、『拉姆央措湖』前の広場で下車した。目の前に広がる急勾配の石段を登り、海抜3,000m余に散在する、３棟の寺院建物を見学したが、近年再建されたものが多く、光り輝く煌びやかさは目立つものの、ラサのチベット仏教の寺院に比べ、小規模であり、厳かさも、聊か欠けるものであった。
　　
4）．「藍月山谷風景区」　　
　　
　　昼食後、「この地に来たら、　ロープウェイで、標高4,449mの『石下雪山』の山頂まで登り、この地方の代表的な高山である『梅里雪山』と『玉龍雪山』の頂を見なければなりませんよ」と、ガイドに言われ、空気の薄さを心配し、躊躇するも、結局は、登ることにした。(「香格里拉（２）＊チベット族が住む高原の郷を　旅する」に続く）


＊　Coordinator:　H. Gu

エリア 中国

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

昆明の空港到着。

昆明の空港で、香格里拉（シャングリ・ラ）行きの飛行機に乗り換えるため、一時間半ほど待合室で休憩

香格里拉（シャングリ・ラ）に到着後、手荷物が出てくるのを待つ時。

昆明から、「香格里拉」（シャングリ・ラ）に向かう飛行機から眺める

闇の中から、「香格里拉」の街灯りが見え始める

香格里拉　ナバ海

香格里拉の市街地から北西8キロメートルにある湿原。しかし春夏には、湿原が、一面緑に覆われる牧草地となり、ヤクの放牧や、観光客が乗馬などを楽しめる放牧地となる

香格里拉　ナバ海

香格里拉の市街地から北西8キロメートル。入り口で出会ったチベット人の農婦たち

香格里拉　ナバ海

香格里拉の市街地から北西8キロメートル。夏場の今は、湿原となり、ヤクの放牧地となる。

香格里拉　ナバ海

香格里拉の市街地から北西8キロメートル。夏場の今は、湿原となり、ヤクの放牧地となる。

香格里拉　ナバ海

　　香格里拉の市街地から北西8キロメートル。春夏は湿原となり、ヤクの放牧地となる。
　　山裾に、チベット仏教のこの地の本山である『松賛林寺』が見える。

香格里拉　松賛林景区の案内図

香格里拉　松賛林景区

チベット仏教の、この地の本山である『松賛林寺』

香格里拉　松賛林景区

チベット仏教の『松賛林寺』の正門

香格里拉　松賛林景区

チベット仏教の『松賛林寺』の参道

香格里拉　松賛林景区

「松賛林寺」の全景図

香格里拉　松賛林景区

麓から「松賛林寺」を眺める

香格里拉　松賛林景区

麓から「松賛林寺」への登り道

香格里拉　松賛林景区

「松賛林寺」から正面を眺める

香格里拉　松賛林景区

「松賛林寺」正面

香格里拉　松賛林景区

「松賛林寺」正面

香格里拉　松賛林景区

「松賛林寺」前庭を歩く僧侶

香格里拉　松賛林景区

「松賛林寺」から外を眺める

藍月山谷
　　　　　正面の第一ロープウェイ乗り場

藍月山谷

第一ロープウェイから頂上を見る

藍月山谷

第一ロープウェイ終点の、標高3500ｍ付近に広がる平原

藍月山谷

第一ロープウェイ終点の標高3500ｍ付近の、チベット人経営の休憩所

藍月山谷

　　第一ロープウェイ終点の、標高3500ｍ付近の、、暖炉を囲みながら休憩できる、チベット風「喫茶店」
　　此処では、ヤクの乳でつくったバター茶を飲ましてくれる。一杯5元（日本円で約110円）であった。

藍月山谷

第二ロープウェイ終点の標高4000ｍ付近、前方の岩山部分が頂上

旧市街地の中心にある【月光広場】で見つけた『茶馬古道』の記念碑

大亀山公園

月光広場の西側にあるこの地のランドマークの『大亀山公園』

チベット族自治州博物館

月光広場

大亀山公園から見た独克宗古城（旧市街）

大亀山公園から見た独克宗古城（旧市街）

昨年1月に大火災があり、現在もあちらこちらで復興工事が行われていた。

大亀山公園から見た独克宗古城（旧市街）

独克宗古城（旧市街）の街角にあるパゴダ

独克宗古城（旧市街）の夕方

独克宗古城（旧市街）の夕べ

独克宗古城（旧市街）の「香巴拉大通」にある、新鮮な食材を使ったこの地方の家庭料理の店。

店内に入ると、厨房の前に本日の新鮮な食材が並べられている

　レストラン

独克宗古城内にある若者が集まるネット食堂での食事風景
　　　　　
　　　　　　

レストラン

独克宗古城内にある若者が集まるネット食堂

野菜の炒め物と、地ビールの「チンカビール」


　　　　　

レストラン

独克宗古城内にある若者が集まるネット食堂

松茸料理


　　　　　
　　　　

レストラン

独克宗古城内にある若者が集まるネット食堂

キノコ炒め料理
　　　　　

レストラン

独克宗古城内にある若者が集まるネット食堂
　　　　　
西蔵風ベニバナ入り蒸し卵

大亀山公園の夜景

大亀山公園にある巨大マニ車

月光広場から見た大公園亀山の夜景



　　　

月光広場

　夜景（上空の三日月）

月光広場

　夜景（ライトアップされた巨大マニ車）

香格里拉の宿泊ホテル

『大亀山』の麓に広がる街『月光広場』に近接する、宿舎の【香格里拉聖地花間堂】（Sofitil Jinan Silver Plaza)の玄関の、夜の風景

香格里拉の宿泊ホテル

『大亀山』の麓に広がる街『月光広場』に近接する、宿舎の【香格里拉聖地花間堂】の玄関の、朝の風景

香格里拉の旧市内の喫茶店の窓ガラスに写る、大亀山公園の上にある巨大「マニ車」

香格里拉の旧市内の喫茶店から見た「大亀山公園」

月光広場

　　　日本の夏の風物詩、あの盆踊りと、そっくりな踊りである

香格里拉風レストラン＆シアター

　　　『蔵典閣』

香格里拉風レストラン＆シアター

　　　『蔵典閣』

香格里拉風レストラン＆シアター

　　　『蔵典閣』

香格里拉風レストラン＆シアター

　　　『蔵典閣』