神代植物公園でショクダイオオコンニャクの花を見てきました

2015/07/22 - 2015/07/22

ここ数日、開花が近いとテレビのニュースで取り上げられていた“ショクダイオオコンニャク”の花。咲くのは数年に一度、日本での開花は10例ほどだそうです。世界最大かつ近くに寄れないほど臭い匂いを発するとも言われ、ようやく開花しても2日と保たずに閉じてしまう。その花が昨夜11時頃に満開となり、今日は神代植物公園も開園を1時間早めて大勢の人ができるだけ満開に近い状態で見られるよう配慮するとのこと。友人の車で取り急ぎ見に行ってきました！

エリア 調布・狛江(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満

深大寺門より入場、案内図で“ばら園”の位置を確認します。ショクダイオオコンニャクは、ばら園のテラスにあります。

入ってすぐに、開花までの様子の写真が展示されていました。

ショクダイオオコンニャクまで並ぶこと約40分(！！)と聞いて「大丈夫かな？！(汗)」と不安になりましたが、係員の誘導が各所にあり炎天下ではなく木陰を選んで列になって進みました。列が進むのは案外早かった。風もあったので気持ちいいくらいでした。

“ムクロジ”の大木を見つけました。

“ムクロジ”の実は羽根付きの羽根につける黒くて堅い実です。

昨夜撮った写真でしょうか。本物まであと数十メートルです。

あ、少し見えた！大きい。すごい存在感があります。

ポスターの横では係員の説明がありました。

早く見たくて気もそぞろ。前が気になって仕方ない。十数人ずつ進んで見学しますが「正面での写真撮影は一人1枚のみ、譲り合うようお願いします」とのこと。誘導があるから案外早く進んだんですね。花は刻一刻と閉じていってしまいます。

おおっ！！…11時過ぎ、ついに対面。

人の背丈より大きいくらい。

花びらの内側は、暗い赤紫色のパンジーのような色でした。悪臭を発するのは虫を呼び寄せるため。開花時から数時間がピークということで、風向きもあり、普段匂いに敏感なのですが感じることはできませんでした。

カメラマンがずっと構えています。「不思議な花だね？」「来てよかった！」友人と二人で大満足でした。

木々に囲まれているので涼しくほとんど汗をかきません。歩いているとばら園のテラスが見えました。ショクダイオオコンニャクの花は遠目でも目立ちます！

ここにも“ムクロジ”が

パンパスグラス

昼近いのでハスの花は開ききっていました。

ネムノキ

「ここも見所のひとつ」と教えてもらいました。

オニバス。幼稚園生くらいだったら乗れる大きさです。

温室が工事中で見学できません。その代わり？植物会館で涼しげに瓶に浮かべられたベゴニアの花。

植物会館では食虫植物の展示中でした。

植物園の門近くでショクダイオオコンニャクの写真を見ていると…地元の方でしょうね、「並んでも本物を見た方がいいよ」と声をかけていた男性。「こんな珍しい花、見たことある？熱海にあるんだよ」と写真を見せながら、初夏に咲く“ジャガランダ”と言う名前を教えてくれました。熱海はよく行く場所。どこにあるんだろう？と思いながら傍らで聞いていると「アンタにあげるよ」、写真を差し出しスーッと帰って行かれました。来年は開花の時期に熱海に行き是非見てみたいです。

もう昼を大分まわりました。帰りがけ、深大寺参道のどこかでお蕎麦を食べよう。でもお蕎麦屋さんが沢山ありすぎてなかなか決められない。広い駐車場の奥に風情のあるお店が見えた“深水庵”に入りました。

庭に面した座敷も気持ちよさそうでした。仕事の合間の男性や常連ぽいご夫婦も何組か。地元の人の利用するお蕎麦屋さんですね。深大寺蕎麦、蕎麦豆腐、厚焼き卵(とビール)…美味しかったです。天かすを貰って帰りました。明日、お好み焼きに入れようっと！