2015/07/11 - 2015/07/11
13位(同エリア168件中)
かっちんさん
道央の深川と日本海側の留萌(るもい)、増毛(ましけ)を結ぶ留萌本線に乗ります。
2015年6月末にJR北海道から留萌本線留萌〜増毛間の廃止検討が発表され、今のうちに乗っておこうという乗客が増えています。
かつて沿線の炭鉱で採掘された石炭と増毛で獲れた大漁のニシンの輸送に活躍した留萌本線、今はローカル線として地元の足になっています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
いい日旅立ち
札沼線新十津川から函館本線滝川へ移動し、今は滝川駅ホームにいます。
「いい日旅立ち」は、1978年(昭和53)から5年間続いた国鉄の旅行誘致キャンペーンです。
すでに37年経ち、その面影が滝川駅のKioskで見ることができました。 -
特急オホーツク号
この特急に乗り、深川まで移動します。 -
深川駅
ここから留萌、増毛へ向かう留萌本線が出ています。 -
留萌本線
キハ54のディーゼルカーに乗ります。 -
車内
たった1両の座席はほぼ満席です。
廃止検討の話が報道されてから、乗りにくるお客が増えています。
夏の暑さには扇風機がまわり、窓から涼しい風が入ります。 -
北一已(きたいちやん)駅
深川を出発し、一つ目の駅です。
1955年(昭和30)に国鉄留萠本線に新設された駅で、当時は北一己(きたいちゃん)でした。
1997年(平成9)に路線名が留萌本線に改称し、同駅を北一已(きたいちやん)と改称しています。
ここの地域名は昔から北一已(きたいちやん)なんです。
己と已の微妙な違いがわかりましたか。 -
秩父別(ちっぷべつ)駅
秩父別町は明治28、29年に屯田兵とその家族の入植により開拓し、道内の良質米産地になっています。
秩父別の名は、アイヌ語の「チックシベツ」に由来し、「通路のある川」を意味しています。
駅名は、1910年(明治43)開業当初は筑紫(ちくし)駅でしたが、1954年(昭和29)に秩父別に改称しています。 -
石狩沼田駅
今は使われていないホームが見えます。
1972年(昭和47)まで新十津川から石狩沼田間に札沼線が走っていました。
沼田町の開拓は、明治27年に富山県人 沼田喜三郎氏が郷里から移住したことに始まりです。 -
煉瓦陶菅工場
石狩沼田駅前にある工場で、農業用暗渠排水素焼土管を製造しています。 -
仮乗降場だった真布(まっぷ)駅
駅舎はなく、短いホームに板張りの待合所だけがあります。
国鉄だった頃、北海道には正式な駅ではない仮乗降場が多数あり、ここもその一つでした。
当時、仮乗降場は北海道時刻表だけに掲載され、列車に乗っていると小さな集落ごとに停車していたことを思い出します。
1987年(昭和62)JR北海道になると、仮乗降場は廃止または駅に昇格されました。 -
明日萌(あしもい)駅
1999年(平成11)に放送されたNHK連続テレビ小説「すずらん」のロケに使われた架空の駅舎です。
実は恵比島駅の旧駅舎があったところに建てられています。 -
恵比島(えびしま)駅
駅名板の隣に見えるのが、車掌車を改造した貨車の駅舎です。
ロケの際に木製板を貼ってカムフラージュされ、今でも貨車駅舎がそのまま使用されています。 -
峠を登ります
恵比島を過ぎると、恵比島峠を越えます。 -
峠下駅
無人駅の板張り駅舎です。 -
列車交換可能な峠下駅
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石積みの蔵
幌糠駅手前で見かけました。 -
幌糠駅
貨車駅舎があります。 -
藤山駅
駅名は町名にもなっている農場主の藤山さんに由来しています。 -
イチオシ
森の中にある大和田駅
この駅は大和田炭鉱の所有者の寄付により、運炭を目的に開設されました。 -
今は閑散としている留萌駅
以前は留萌港への石炭の積出しと、日本海沿いに天塩方面に北上する羽幌線で賑わっていました。 -
KAZUMOちゃん
数の子生産量日本一の留萌市をPRするゆるキャラです。
25歳1児の母で、背中に「ワカコちゃん」をオンブしています。
ちなみに旦那様は出稼ぎでカナダの海を回遊中とのこと。 -
駅の係員がタブレット(通票)を持ってきます
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タブレットを渡します
留萌〜増毛間は、タブレットを持っている列車だけが通行できます。
北海道では、札沼線と留萌本線でこの光景が見られます。 -
留萌駅を発車
留萌市街の高台を越すと、日本海が現れます。
増毛までは海沿いを走ります。 -
イチオシ
青い海に立つお地蔵さん
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海に通じる踏切
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海岸沿いに線路が続きます
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海岸で遊ぶ親子連れ
瀬越(せごし)駅のあたりです。 -
泳ぎたくなる海水浴場
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漁場に使う浮き球
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貨車駅の礼受(れうけ)
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イチオシ
海の色と調和する礼受駅
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イチオシ
阿分(あふん)駅に停車する列車
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海鳥が飛ぶ増毛の海岸
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舎熊(しゃぐま)駅
熊が住んでそうな駅名ですね。 -
朱文別(しゅもんべつ)駅
ホームが短く、仮乗降場だったところです。 -
留萌方面の景色
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赤い実
エゾニワトコです。 -
増毛港内にあるノールマリーナ
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増毛港
エビ、ホタテ、タコ、イカの漁業基地であり、増毛町で採掘される石材の積出し港になっています。 -
増毛駅に到着
廃止が予定されている留萌〜増毛の区間は、8駅あり、海が眺めながら鉄道旅が楽しめます。 -
終着駅に佇む列車
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増毛駅
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映画のロケに使われてきた増毛
「駅 STATION」では、増毛駅と周辺が舞台になりました。
増毛では街歩きを楽しんだので、別の旅行記で紹介します。 -
帰りの留萌駅
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イチオシ
運転席に掛けてあるタブレット
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留萌駅でタブレットを渡します。
ここから深川までは信号機があります。 -
深川の夕食
夕暮れになってきたので、駅近くの「椿そば処」に入リます。 -
深川野菜天ざる
地元の野菜を使った天麩羅と、シコシコした手打ちそばを味わいました。 -
夕日を浴びるディーゼルカー
深川駅に留萌本線の列車が発車を待っていました。
廃止が予定されている留萌本線に乗り、車窓を楽しむことができました。
これから旭川へ移動し、旅が続きます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 十三の白髭さん 2015/12/31 12:00:49
- 懐かしい、海岸線・・・・・・・・
かっちんさん
今から40年ほど前ですが
旭川で生活していた頃に、留萌へ海水浴に訪れた日を思い出しました
留萌・増毛間の鉄道も廃線ですか、名残惜しいですね
北海道では停車場はあっても付近に民家なし、一日2本止まる所も
2度と行ける所で無いので旅行記で楽しませて貰いました
来年も良い年でありますように
十三の白髭
- かっちんさん からの返信 2015/12/31 16:47:08
- RE: 懐かしい、海岸線・・・・・・・・
- 十三の白髭さん
こんにちは
てっきり大阪の人と思っていましたが、旭川にもおられたのですね。
40年前の留萌であれば、活気のある町だったと思います。
夏の短い期間だけ泳げる北海道なので、懐かしい思い出になっていることでしょう。
感想を書いてもらい だんだん
では、良い年をお迎えください。
かっちん
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- 梨田ヒカリ(元北の旅人)さん 2015/07/22 09:12:08
- いつか乗りたいと思いながら
- 廃止検討されてしまいましたね。前から一度乗っておきたいとは思ってますが深川まで行かないといけないところがネックになってしまってますね。廃止決定ならば人集まりだすだろうからその前に乗りたいとは思ってます私も
- かっちんさん からの返信 2015/07/22 10:23:53
- RE: いつか乗りたいと思いながら
- 北の旅人さん
こんにちは
留萌本線をぜひ機会を見つけて乗りに行ってください。
終点にある増毛の町もいいところでしたよ。
かっちん
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