2015/07/04 - 2015/07/12
851位(同エリア1999件中)
nobunyさん
- nobunyさんTOP
- 旅行記49冊
- クチコミ190件
- Q&A回答32件
- 269,391アクセス
- フォロワー8人
アルネ・ヤコブセンのエッグチェア、AJウォール、ボダムのケトル、ルイス・ポールセンのエニグマ、などなど我が家にはデンマークデザインが沢山。最近は北欧キュイジーヌでもダントツトップを行くCopenhagenの街をメインに気ままに旅してきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
7月6日
昨日はリッチな朝食を楽しんだので、今日は節約モード。
Metroでクリスチャンハウンまで行き、ラオケーフーセというイートインカウンターのあるパン屋さんでデニッシュとカフェラテです。
Copenhagenでは現金はほとんど必要なし。
レジにクレジットカードのリーダーが置いてあり、店員さんが金額を打ち込んだら自分でカードを挿してピンコードを打ち込み支払いを済ませます。
むしろキャッシュは嫌厭されているみたい。 -
朝こはんを済ませて、対岸まで徒歩で移動。
アルネ・ヤコブセン設計のデンマーク国立銀行。 -
クリスチャンボー城。
昔の王室の居城、今は国会議事堂や迎賓館となっています。
国会議事堂の入り口は四痛といって、歯・耳・頭・胃が痛くて抑えている彫像が彫られていました。
痛みなく元気で働くようにとの警告が込められているんですって。
それにしてもデンマークの4大痛は歯耳頭胃なのね。
私なら歯と耳の代わりに首と腰かなぁ。 -
ロイヤル・レセプションルームへ。
現女王が賓客をもてなす迎賓館です。 -
こんな椅子に腰掛けて。
-
フットカバーをつけて入ります。
-
このお城の面白いところは、置いてある調度の由来が書かれているんですが、どこそこの農業共同組合(?)から送られたとか、どこそこの婦人会から送られた、すごくローカルな話題が載っているところです。
シャンデリアの説明には「ノルウェーの宮殿が電化された時に売り出したのをデンマーク王室が購入した。その後ノルウェーの建国記念の折にレプリカを作るために貸し出したこともあった」的に書いてありました。
いやあ、電気が通ったからってシャンデリア売っちゃうの?
そして再度記念にレプリカ作るって!?
なんだか北欧の王室は庶民的で面白い。 -
謁見用の椅子。
-
タペストリーで飾られた大広間。
賓客をもてなすパーティーを行う場所です。 -
お部屋にタペストリーはよくあることですが、このタペストリーがすごい。
バイキングの時代から現代、さらには未来に渡るまでのデンマークやそれを取り巻く世界の歴史をゴブラン織で織り上げているんです。
何でも現女王のマルガレーテ?の即位50周年記念に贈られたものだとか。 -
で、ぱっと見は荘厳な歴史が織り込まれているんだろうと思えるんですが、盛りだくさんに織り込まれた図の中にはムンクの叫びなんかもあったりして。
フランス革命やナチスの台頭などヨーロッパ史も織り込まれ、小さな図でもこれは何の歴史を意味しているのかとじっと目を凝らしてしまう。
タペストリーの解説本(英語)を購入してしまいましたよ。 -
こちらのグランドピアノはクリスチャン十世の銀婚式に贈られたそうですが、デンマークの悲恋の民話を題材にした絵で装飾されているそうです。
王様のおめでたい銀婚式に悲恋物語の装飾・・・いいんですかね?
デンマーク、面白すぎる。 -
お城の中の警備の人用にはセブンチェア。
さすが、デンマーク。 -
コペンハーゲン大聖堂。
シンプルで好感が持てます。
フレデリック皇太子がメアリー妃と結婚式を挙げたところかな? -
クリスチャンボー城の築城は12世紀に始まったそうで、何度も改築したり、火災にあって立て直したりしています。
地下には最初の城アブサロン大主教のお城の遺跡が眠っています。
このお城12世紀に造られたのにトイレの仕掛けがあるんですよ。
確か18世紀のベルサイユ宮殿には専用トイレはないんじゃなかったでしょうか?
すごい、進んでるー!! -
猫の足跡がレンガについていて、このレンガは柔らかかったのではないかと解説がありました。
猫ちゃん、やるなー。 -
コペンハーゲンで行きたかったところNo. 1、王立図書館、通称「Black diamond」。
エッジが効いたシャープな外観。 -
内部はこんな感じです。
2階のブリッジは残念ながら通行禁止でした。 -
スロープ式のエスカレーターを上がったホールではブックデザインの展示をしてありました。
いろんなデザインの本が実際手に取って見られましたよ。
で、立派なカタログを無料で配布してもらえて、ホクホク。 -
上層階の地味な部分のブリッジは渡れます。
すごく高くて結構怖いです。 -
地階には小さなホール。
-
中2階には無料展示ホール。
この日は社会風刺のポスター展をやっていました。 -
オーストラリアのアーティストのポスター。
紛れ込んでもパンダはパンダ、ペンギンにはなれませんよ。 -
ブラックダイヤモンド内のカフェ。
黒のセブンチェアとテーブルが並ぶ中に中央に2脚だけ赤のチェア。
こういうところにセンスを感じます、coolだー! -
チキンシーザーサラダとビールでランチ。
カウンターで注文しますが、メニューはデンマーク語のみでした。
聞けば英語で説明してくれます。
これは地中海風サラダとなっていて、つまりシーザーサラダよっと言われました。 -
運河沿いに透明なドーム、中はカフェでした。
-
Black diamond前の停留所から水上バスに乗ります。
-
世界三大がっかりで有名な人魚姫像。
せっかく来たのでやっぱりがっかりしなくては、と思いましたが、期待していないのでがっかりもできなかった。 -
再び水上バスで戻って、ニューハウンへ。
-
辻音楽家がたくさんいます。
いかにも観光地という感じです。 -
ぶらぶら歩きながら北上してローゼンボー公園まできました。
コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル、ようやく見つけましたよー! -
みんな適当にくつろぎながら鑑賞。
いいなー、こういうゆるい感じ。
しかし、ゆるくなりすぎてサングラスをなくしてしまいました(T.T) -
ローゼンボー離宮も見ていきましょう。
-
クリスチャンボー城では見なかったけど、ここには衛兵さんがいました。
王冠とか宝物があるからかな。
写真は別料金になっていて、荷物も預けなくてはいけないのでカメラとスマホごとロッカーに入れて行ったのですが、写真全然OKでした。
失敗したー。
ローゼンボー離宮の中はなぜか冷房がなくてめちゃくちゃ暑かったです。 -
北欧の眩しい太陽をサングラスなしで過ごすのは無理なのでマガジン・デパートでサングラス購入(痛い・・・)し、ついでに夕食用にデリを買ってホテルで食べようと思ったのですが、持ち帰りできるホットミールがない。
夕食って温かいものが食べたいですよね。
パックのラザニアを温めてもらえるか尋ねたら、できるけどダブルプライスよって言われて、ムッときてやめてしまった。
で、マックのお世話になりました。
チキン・ラップ、そこそこ美味しかったですよ。 -
7月7日
朝食は前日にホテルに隣接したガソリンスタンドの売店で買っておいたチョコクロワッサンとホテルの備品のインスタントコーヒー。
デンマークで究極にお安い朝ごはん、360円也。 -
火曜日の今日は月曜休みの市内の美術館巡りをするつもりでしたが、快晴だったので郊外に行くことにしました。
バスでコペンハーゲン駅に向かう途中で運河にかかる橋が船を通すために跳ね上がりました。
ガイドブックに跳ね橋だなんてことは書いていなかったので全くしりませんでした。
なんだか得した気分。
朝からいいことありそうです。 -
コペンハーゲン中央駅。
-
近郊列車エストーでヒレロズに向かいます。
通常ヒレロズに行くのはエストーB線。
しかし、この日はA線がHillerodに向かい、通常A線の目的地FarumにはB線が向かうことになっていた。
路線名って車両につくんじゃなくて、その線路というか行き先に付けられるのよね?
行き先が交代するんなら、ヒレロズに行くのをB線と呼べばいいんじゃないかと思うのですが、一体どうなっているんでしょ? -
ヒレロズで降りてバスでフレデリクスボー城にやってきました。
地方貴族の居城を王様が買い取ってリフォームしたお城です。 -
城門のユニコーンのレリーフの1本角が折れているのがご愛嬌。
-
郊外ですがコペンハーゲンカードで無料で入場可なんですよ。
オーディオガイドも無料です。
リフォームの指揮を取ったクリスチャン4世がヘッドホンつけているポスター、お茶目さんですね。 -
入ってすぐの広間。
このお城は19世紀に火事にあって、ビールで有名なカールスベア社が博物館にするという条件で再建してくれたそうな。
デンマークの有名どころのお城は大抵火災にあっています。
もうちょっと火の始末に気をつけましょうと言いたい。 -
礼拝堂。
荘厳な感じ。 -
天球を天井画にしたお部屋。
このお城は美術史的に貴重な絵はないのですが、絶対王政から現代までの歴史の流れがわかる絵画を多数展示してあった面白いです。
オーディオガイドは日本語もあって、王様について「この臆面もなく威張った様子をごらんください」なんて解説してあったりしておもしろかったです。 -
謁見の大広間。
-
奥に現女王マルガレーテ2世のドレスを展示してありました。
おしゃれさんですね。 -
窓から見える庭園がまた見事です。
-
このフレームの絵は貸し出し中のようですが、「ステキな金のフレームの前で自分の写真を取ってインスタグラムにアップロードしてね」と書いてありました。
このお城、お茶目さんでオススメです。 -
城の再建に尽力したカールスベア社の社長さん。
-
外はのどかな水辺が広がっています。
さて、ヒレロズ駅まで戻って、スウェーデンに一番接した街、ヘルシンオアへ移動。 -
世界遺産のクロンボー城。
シェイクスピアのハムレットの舞台となったお城だそうです。
ちなみにここも17世紀に火災にあって焼けています。 -
駅からぶらぶらと歩いて行きました。
舗道の石畳の凸凹がすごいです。
3年前のストックホルムの街並みを思い出しました。
足の裏が痛いほどの凸なのだ。 -
対岸のスウェーデンはヘルシンボリの人がお酒を買いに渡ってくるようです。
物価はデンマークのほうが高い気がしますが、お酒は断然デンマークが安いらしい。 -
港には大きなショッピングセンターが立っていました。
ハムレットラビリンスという展示がしてあって、興味を惹かれましたが、あんまり時間がないので我慢なのだ。 -
クロンボー城のお堀。
白鳥母さんとみにくいアヒルの子が泳いでいました。 -
クロンボー城入り口。
ちなみにこちらもコペンハーゲンカードで入場可。
デンマークは泣きたくなるほど物価が高いけど、観光は意外にお金を使わずに済みます。 -
四角いお城は中庭側からいくつかの入り口に分かれて入場。
-
大広間、北ヨーロッパで一番大きな広間だそうです。
大きいので宴会に使わないときは食料や日用品の倉庫にしていたんですって、合理的。
こちらのお城の説明もかなりあけすけ、いいぞ、デンマーク! -
インフォメーションのお兄さんは当時の衣装をまとっています。
ポーズ取ってくれた、いい人です。 -
このお城は地下牢が面白いです。
すごく暗いのでライトが必要、自販機でも売っていましたよ。
私はスマホのバッテリーチャージャーにライトが付いているタイプなので買わなくて済みました。
ホルガー・ダンスクという眠れる英雄の像。
デンマークの危機には目覚めて祖国を救ってくれるそうな。 -
暗い中で壁にライトを当てるとホルガー・ダンスク関係の文章や記事が浮かび上がってきます。
ライトがないとこれは読めないのだ。
「ホルガー・ダンスクはメジャースポーツも応援しています」だって。
デンマークのお城ってやっぱりなんだか面白い。 -
対岸のスウェーデン、ヘルシンボリ。
-
ヘルシンオアからローカル線で南下。
ここでコペンハーゲン行きを探して迷ったのですが、コペンハーゲン行きはほぼありません。
コペンハーゲンは経由してスウェーデンやデンマークの他の都市に行くので目的地にコペンハーゲンとは書いていないので要注意です。
4人掛けの席を独り占め、テーブルも付いていていい感じです。 -
フムレベックまで下ってルイジアナ現代美術館に向かいました。
駅の西側に出ると、あちこちに表示があるので迷わず歩けます。
バスも出ているけどすごーく本数は少ないです。 -
入り口はのどかなカントリーハウス風。
-
中に入ると早速全然雰囲気違うんだな、これが。
-
この日の企画展のテーマは「アフリカ」でした。
アフリカンアートだけでなく、宗教や人口構成、産業など現在の各国の状況が理解できる展示になっていました。
ちなみにこれは「Black Scream」という作品。
叫びはここでもモチーフになっているのですね。 -
このフロアは直島のベネッセ美術館とちょっと似た空間。
ところで、現代美術館には色々な国で行きましたが、鑑賞者は結構バシバシ写真を撮っているのすよね。
しかし、この美術館では写真禁止ではないのに撮影している人はほとんどいませんでした。
なんだか大人な空間なのです。 -
展示作品も良いですが、建物の作り出す空間が一つ一つ絵になってカッコいいです。
-
地下の回廊部。
地下部分は迷路のようですが、どの空間ももうCOOLの一言。
設計はヨルゲン・ボーとヴィルヘルム・ヴォラート。 -
そして、地下部分もかなり広いです。
-
草間彌生氏のインスタレーション。
2人ずつ入れます。
ちょっと並んでいました。 -
カフェレストラン。
ブルーのグラデーションとイエローのカラーミックスが素敵でした。
う、写真がイマイチだ。 -
こちらはカウンター。
バー用のハイチェアがかっこいい。 -
ディナーブッフェがあったので夕食はここで済ませていきました。
キャベツのコールスローにネクタリンが入っていたり、生のカリフラワーのスライスをマリネにしたり、参考になりそうなメニュー。
副菜は自分で取って、メインのビーフとチキンは欲しいだけカットして取り分けてもらいます。
後ろの赤いのはスイカのスープ、甘いけど確かにジュースとは違いました。
小さなお皿はホタテのスモークにディルの入ったソースを添えたもの、これすごく美味しい。
デザートはSkyrのベリーソース添えでした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
nobunyさんの関連旅行記
コペンハーゲン(デンマーク) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
コペンハーゲン(デンマーク) の人気ホテル
デンマークで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
デンマーク最安
487円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
76