2015/07/09 - 2015/07/11
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HIT-Oさん
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香川県が女性を含む観光旅行の全員に一人8000円の援助をしていることで企画された格安の JTB の旅行に参加させてもらいました。飛行機移動と二泊三日の朝夕付宿でなんとも安かったので。正直、初めて訪問しまたしたが、瀬戸内海に面するこの地の報道されない歴史にも気づかされた旅行でした。親切で気さくな鉄道関係者に感謝。それにうどんはさすがにうまい、はずれなしです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- ANAグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
今回の国内の飛行機移動は何年振りだろうと思ってしまいました。新幹線の発達が国内便の LCC の盛隆を促しているのではと思っていましたが、LCC ではないANA に搭乗しました。行は 767、帰りは 787 でした。
行き高松空港の着陸スピードがすごく早いと思ったのは年に2回は海外旅行してきたからかも、着地してからの逆噴射もこれまで体験した中では強烈に思えましたが、無事着陸。後で地元のタクシーさんから山裾なので着陸が難しいのだと説明されました。そういえば、広島空港のアシアナ機の解体が始まったとのこと、タッチ&ゴーの訓練を日常的にやっている国内航空ゆえの着陸スピードだと理解した次第です。 -
これは高松空港の総合案内所で配布されている「うどん県パスポート」です。簡単な申込書で入手できます。提示すると必ず行くであろう栗林公園の入場料の値引きがされます。実際特典が多すぎて、確認も大変なくらいです。
すでに3年目に入ったようですが、あまり啓蒙されていません。しかも市内全部で協賛していないので、なんか中途半端ですが、入場料の値引きはとても助かります。面白いと思うんですが・・。 -
到着は午後となりましたが、半日の観光時間がありとりあえず、うどんを食べにホテルのある片原町から北へ。
7/10 は松山というより香川県の有名ところへ行く予定。つまりは善通寺、金刀比羅さん、屋島の三つを訪問予定。そのため利用したのはこれまた啓蒙が不足と思われる、琴電の一日フリーきっぷ、1230円。松山市内から金刀比羅の片道が 640円ですから絶対に有利です。なぜ啓蒙不足かというと、事前にみた HP には発売は琴電の4つの駅ですと書いてあり、致し方なく前日の自転車利用で築港駅に購入依頼したところ、明日の天気がわからないので明日決定されたらといわれ、どこの駅でも購入できますとのこと、えーーっ、ちゃんと HP に記載してくださいと思いました。(2015/7/10の時点です) てな訳で、きっぷは明日購入に変更しました。でも気遣いで説明してくれた駅員さんに感謝。 -
その築港駅から高松城が見えるんですね。高松駅も視界内でした。それでは歩いていきますかということでお城へ訪問。
高松城の写真です。珍しいのはお濠が海水を利用していることだと思います。海っぺりの城である利点かもしれません。したがって、鯛が泳いでいる? なんて話もありました。 -
写真のお濠の石垣はとても珍しい壁です。城壁の石垣はこれほどぴったりしているのはまれであり、裏側に回るとどこでも見れる細かい石で接触部分を補う石垣もありましたが、この部分の石垣に目が留まって驚いた次第です。もしかすると僕の不勉強で、どこにでもあるものなのかも知れませんが・・。
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木製の通路がまた古そうです。大きな城ではありませんが、それは日本一小さい県である香川県と相似かもしれません。いずれ松平氏が長く統治したとのこと、幕臣である余裕なのか栗林公園は素晴らしい景観でした。
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それでもって、時間もあるし栗林公園へ移行ということになりました。築港駅へ戻ることにして足の確保となりました。
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高松の一番驚いたこと。写真は主要道路の歩道にペイントされた自転車専用レーン、なんとセンターライン付の相互交通、これなら最近施工された新しい自転車に関する法律も知らなくてよさそうです。市内のほとんどの道路に記載があります。
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狭い場所は簡易的な相互交通ではないですが表示が印字されています。この写真は、菊池寛記念館の前で撮影しました。
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そして、高松市ももっとしっかり啓蒙すべきだと思うのですが、レンタル自転車ターミナルの写真。市内の主要な施設、高松城や栗林公園、菊池寛記念館など自転車なら自力で移動可能な範囲になります。想像ですが、当然自転車保険にも入っていると思います。
もっと驚いたのは香川の人の親切で気さくなことです。一つの質問に必要十分な4つ以上の補足説明をつけて説明いただくJRの職員さん、琴電の職員さん、レンタルの職員さん、外から来た観光客に対する並々ならぬ歓迎を感じ取ることができました。うどん県は素晴らしいと・・、国内旅行するならあまり訪問していない香川県は穴場とも思った次第です。 -
その利用券。免許証で簡単に作れてしまい、一度作れば何度も利用可、さらには市内のターミナルどこでも貸し出し可能、返却可能、料金は6時間100円というお徳さ。7/9 7/11の2日を利用させてもらいました。
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高松市内の大庭園、栗林公園。昨年金沢の兼六園にも訪問したので、そのミニ版かもしれません。素晴らしく、人の手が入っています。訪問したのが木曜日だったので、たくさんの造園関係の方々が園内で手入れをされていました。平日は訪問客も少ないのか、人はまばら。でも景観は素晴らしいです。ミシュランではないが、わざわざ見に行くべきところというのは本当だと思います。
http://ritsuringarden.jp/jp/ -
宿泊させてもらった、hotel newgrand みまつさん。温泉とのことですが、実際は鉱泉で沸かしています。いずれ湧き出るお湯の温度が低いのでしょう。左右、新旧と増設されたようですね。いい意味で温泉旅館の風格は残しておられます。朝夕の食事もしっかりしていて、食べきりませんでした。
地元のお米と思いますがおいしいです。年数がたっているのでそれなりの経年劣化だと思いますが、部屋も広いのでそれなりに楽ちんでした。 -
それで片原駅で次の日の朝購入。事情を察した琴電の駅員さんは、なんとホームにいる僕ら夫婦に写真の時刻表と屋島山頂への琴電バスの時刻表をわざわざ持ってきてくれました。(いやはや感激!) 実際のところ、本日最後の訪問予定だつた屋島への訪問は二つの時刻表のおかげです。行けて帰れることを確認できたのが決め手になりました。
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おかげで、移動時間中に移動計画の練り直したのですが、旅行にミスはつきものですね。JR 琴平駅からの電車を間違えて善通寺駅の反対方向へ・・。すぐ気が付いて次の駅で降りたものの、戻る列車は乗った列車が戻る2時間後とのこと。(ギャー!) 親切にしてくれた理由を理解しました。間違えると取り返しがつかないかも・・。
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国内旅行でよかったを連発・・。駅前の雑貨屋さんでタクシー会社の電話番号を教えてもらってお願いしたところ、なんと1分でタクシーが到着、拾う神もいたようで、無線受けたのがその駅前の信号だったとのことで、JR 琴平駅へ戻れました。で、結果オーライだったのは、次の列車の発車時間まで10分。この先の計画しないことに決定。行き当たりばったり・・で。
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ちなみに、JR の琴平駅と善通寺駅はともに大正時代の建造。その歴史の詰まった駅舎に 7-11 があるというのも新旧の良き混在なのかもと・・。さらに7-11でトイレを借りようとしたら、駅舎のトイレへとの返事があり、そうか駅ナカの出店はトイレを考慮しなくていいんだと気が付いた次第。
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さて、一時間遅れで到着した善通寺。駅から結構遠いのです。これがまた、見つけてしまう快挙というか、善通寺市のサイトでも紹介されていますが、レンタサイクル。地元の NPO 法人がやっているようです。100円でした。
https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/so…/…/rentaciclezcn.html -
おかげで、時間の節約と早回りできたので、おすすめのうどん屋さん、「大師うどん」さんで早めの昼うどん。小にしたんですがおいしかったです。隣の駐車場と物産館のある場所に移動、入り口の管理人さんが自転車の駐車場所を指定されて移動、でも管理室から丸見えの場所だったので、これまた親切も極みですね。香川の人はみんな親切と気遣いがすごいな。
でも予想通り、この日のつまりは平日の観光している人は、China の方が多くて言葉でわかってしまうくらい、よくしゃべる人たちです・・。それもニュースの上海株式市場の影響ですぐに減るだろうなと思ってしまいました。それにしても四国の霊場は静かな場所でした。
https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/upl…/attachment/3984.pdf -
その後は電車で琴平駅まで戻って、金刀比羅神社へ、階段700段余まで登ってそれ以上は年齢的にストップ。それでもなかなかの体力勝負です。最後の階段から見上げると菊のご紋が目に入りました。その時は別に高貴な神社の一つというくらいしかの認識なく・・、いずれたくさんの方が登っていました。香川県では人気のスポットなのでしょう。
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参拝して降りる道にある旭社の威厳もすごい存在感でした。
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金刀比羅宮には全く知らなかった歴史も隠されていました。この事実に気づかないまま帰られる方もいると思い、とてももったいないと思った次第です。途中の登り階段の中腹の右側に暗いですが存在します。 -
ここの宮司は何と、かの有名な「海猿」の元祖を構築した人だった。瀬戸内海に面したこの場所こそまさに海難救助の発祥の地だったことなど、もちろん僕にも認識ゼロの驚愕の事実でした。
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さらにすごいことに、戦後の米国によって不当に敷設された機雷の除去を行った掃海艇部隊の慰霊の場所にもなっていた事実はさらに驚きの事実でした。登り降りで道の両脇に刻まれる祈祷者のお名前に水産関係や漁業組合、掃海関係者が多い理由のようです。つまりは船乗りの安全を祈念したお宮でもあったようです。
今、日本の掃海部隊は世界一の技術を持っているそうです。アメリカ軍は掃海部隊を持っていません。必要なかったからでしょう。結局、機雷除去は日本のお家芸なのです。それも戦後の致し方ない事情によってはぐくまれたという事実に出会って、この旅行のもっとも価値ある場所になりました。
訪問されるときは見逃さないようにお願いします。 -
登りの左側には巨大なスクリューが奉納されています。自動車運搬船のスクリューだとの説明があります。なんと真鍮製です。高額だよこれ、もっとも重いから盗まれる心配はないかもしれません。
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さて、琴電の職員さんに時間表をいただいたおかげで、最終バスの一つ前に乗り込むことができました。琴電屋島駅に到着して2分後の出発となり、ばっちりの移動です。100円という料金もさることながら、平日ということもあり、バスはガラガラ状態でした。頂上の山頂も人はまばら・・。
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その景色の良さは天候に恵まれたことが一番。日ごろの精進のたまものかも、高松市内の眺望。
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女島と男島、こうして見ると結構素晴らしい景色です。
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そして源平合戦の地、入り江の複雑さがまさに往時を彷彿とさせます。
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そして1時間30分語の最終バスで下山。登りと同じ運転手さんでした。おひとりで賄っているようです。
このバスで発車前に4人の女性にアンケート調査されました。香川大学の経済学部の学生さんだそうです。屋島の活性化についての質問でした。水族館の閉鎖も決まったとのことで、町興しの調査のようでした・。残念だけど、僕にもわからない、返答に窮することになりました。加油! -
こうして二日目は終了。一日で金刀比羅、善通寺、屋島とめぐる 1230円のフリーきっぷの旅を終えました。最終日は半日の日程をどうするか検討しながら、市内へ帰還。
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開けて午前中を検討結果、菊池寛記念館に訪問しました。もちろん、レンタル自転車を借りて直行。ここは一階が図書館になっており、土曜日のためかたくさんの市民がでいりされていました。
菊池寛については、僕は予備知識なく、せいぜい1931年の嘉儀農林高校の決勝の時の新聞記事を偶然知ったくらいでした。すごい人ですね。第一高校を中退、京都の帝大を卒業って、つまりは第一高校はその後の東大の予備門だから大学二つ通ったってことのようですが・・。
なかなか、と感服。みなさんぜひ寄ってみるべきです。 -
片原駅の真向いにある鮮魚屋さんのピックアップ。タコです。湯がえたタコが安かったので、購入。東京へ持って帰るといったら、保冷剤をつけてくれたりしてありがたかったです。さすがに地元での水揚げタコはその夜のメインとなりました。
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昼にはホテルの手配車で空港へ、787 の座席の写真です。一週間後は台風で欠航しているから、運も味方しました。
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