2015/07/07 - 2015/07/07
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j-ryuさん
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☆5月19日以来、2ヶ月ぶりに栃木県那須塩原の滝巡りをしてきました。
まだ2ヶ月しか経っていないのにまた再訪?とお思いでしょう。
私としても距離感覚としては、けして近いとは言えない那須塩原に
2ヶ月間に2度も訪れるのは特異中の特異かも。
前回の訪問で消化不良だった点が2つあり、
それがどうにも喉に刺さった小骨のように気になって気になって・・・
その一つは一番見たかった神秘の“おしらじの滝”が滝になっていなかった事と
スッカン沢の“雄飛の滝”を滝壺から見上げることが出来なかった事です。
ま、そう急がなくても滝が消えてなくなる訳ではありませんが
性格なのでしょう。遣り残したことは早めに片付けないと気が済まないんです(^_^;)。
果たして、喉に刺さった小骨2つは取り除くことができたのでしょうか?・・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
☆おしらじの滝 ルートマップ②
※地理院地図に加筆
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#16/35.362222/138.731389
旅行記のタイトルには那須塩原と書きましたが
“おしらじの滝”の名誉(?)のために言えば
那須塩原市との境ではありますが行政上“おしらじの滝”は
紛れも無く『矢板市』です。
ただ悲しいかな矢板市は日光市や那須塩原市に挟まれ
知名度も全国的観光地もイマイチかな(^_^;)。
矢板市と同じように知名度がイマイチだった『今市市』はそれを気にしたのか(?)日光市に合併してしまいました。
でも、現日光市役所は旧・今市市役所です。
矢板市、知名度はイマイチでもその気概には拍手です(^^ゞ。 -
☆スッカン沢+おしらの滝 ルートマップ。
※塩原温泉ビジターセンターHPより
http://www.siobara.or.jp/vc/
“おしらじの滝”は那須塩原市のスッカン沢のすぐ近くですが
行政区分が違うせいか、那須塩原市の塩原温泉ビジターセンターの地図には載っていません。
第三者的には連携した方がいいいと思うのは、余計なお節介?(^_^;)。
前回は我が家から東北道を利用し矢板ICから“おしらじの滝”に向かいましたが、
今回は西那須野塩原ICから向かいました。
時間的に変わらない上に西那須野塩原ICの方が手前なので安いし・・・(笑)
前回は初めてだったこともあり、“おしらじの滝”へ到る“チェーン着脱パーキング”が分からず、散々迷ってしまいましたが、今回は逆方向側からでしたが、
もちろん迷わず一発必着です。
ナビに頼っているとこうは行かないでしょう(負け惜しみ)(^^ゞ。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
2回目ってこともあり、我が家を朝6時に出て、“おしらじの滝”へ到る“チェーン着脱パーキング”には7時15分に到着。
パーキングからは踏み後を辿って6,7分。
けっこうな山中でパーキングまでは時間がかかりますが、秘境の割りには危ない箇所は無いのでご年配の方でも来られると思います。
5月の時は桜が散った後、ほとんど雨が降ら滝が流れ落ちているかどうか心配でしたが、前夜の雨に期待したものの世の中そう甘くはなく敢え無く撃沈。
滝無しの“おしらじ”でした。
で、今回は年6月8日に関東は梅雨入りし、豪雨こそありませんでしたがソコソコに雨が降っていたので、滝が無いはずが無いと固く信じてたのですが・・・・・
またもや撃沈(ーー;)〆。
神秘の“おしらじの滝”ではなく、沈黙の“おしらじの滝”でした。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
おい!おい!
梅雨に滝が流れ落ちていなくて、いつだったら滝になるんじゃい!!って感じ(-"-)。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
梅雨入りして日々雨が降っていたぶん、緑も苔も潤って美しいのは美しいですが、
肝心要の滝が無くては、ただの“おしらじ”です。
前回の説明の重複ですが
“おしらじ”とは信州から北関東、東北にかけて、すり鉢の事を「しらじ」と呼ぶそうで、この滝坪の形状がすり鉢状なことから
神聖な滝に御を付けて“おしらじの滝”と呼ぶようになったとか。
ちなみに私は福島生まれ福島育ちですが、すり鉢のことを“しらじ”と呼んだことも聞いたこともありません。
しらじは漢字で書くと【白瓷/素地】だそうで
①陶器や瓦などの、まだ焼かれないもの。生素地(なまきじ)。
③素焼きのもの。
③素焼きであるところから、すり鉢。
の意味があるそうなので、固有の方言というより古語の一つが
北関東辺りで使われ続けてきたと言うことでしょう。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
予定ならこんな風に滝が流れ落ちているはずだったのですが・・・・・
せめてもの救いは“おしらじの滝”の最大のウリは滝そのものより
このクリスタルブルーの滝壺ってことでしょうかね(^_^;)。
我が家から1時間20分。
ま、再々訪できない距離じゃないので
次回の楽しみとしましょうかね。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
滝が流れ落ちているかどうか確認できるライブ映像が欲しいです(^^ゞ。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
滝壺の水量は大雨後でもない限り通年あまり変わらないようです。
滝壺手前の浅瀬からチョロッチョロ流れだしています。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
大岩や岸壁には湿った岩が大好きなダイモンジソウやイワタバコが密生しています。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
2015年5/19の“おしらじの滝”
撮影時間帯が今回より1時間くらい遅い朝9時頃の撮影なので
滝壺の色が若干明るい感じはしますが、今回とそう大きな変化はありません。
おそらく同じ写真を使いまわしても誰も気付かないでしょう(^_^;)。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆サワギク(沢菊/キク科キク属)
いくら美しい“おしらじの滝”でも似たような写真のオンパレードで
食指気味でしょうから、ここで今回の那須塩原の滝巡り目にした山野草の花を紹介します。
サワギク(沢菊/キク科サワギク属)は日本各地の山あいの沢沿いや湖沼沿いなど水分の多い場所に自生します。
花後にできる綿毛が雨や露に濡れるとボロ(襤褸)のようにみすぼらしいので
ボロギク(襤褸菊)の別名もありますが、
サワギクで十分特徴は伝わるのでボロギクはいらんでしょ(-"-)。
外来種でダンドロボロギク(段戸襤褸菊)やベニバナボロギクがあり、
雨や露に濡れた綿毛がみすぼらしくなる以外は花も姿もあまり似ていません。
サワギクの草丈は50cm〜120cmほど、葉は羽状に深裂し全草的にスリムな印象で花径1.5cmほどの小さな頭頂花を多数咲かせます。
半日陰を好むので直射日光が当たると萎れた感じになりますが陽が翳るとまたシャッキとしてきます。 -
☆キヨスウツボ(清澄靫/ハマウツボ科キヨスミウツボ属)
図鑑でしか見たことがなかったキヨスミウツボがあちこちに自生していました。
アジサイやムラサキシキブなどに寄生する。全体が白色で高さ5〜10センチメートル。密に小さな鱗片葉に覆われる。6〜7月、茎の先に頭状に集まって5〜10個の花を上向きに開く。花冠は白色でのちに黄色になり、長い筒状で先は5裂する。北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯の林内に生え、海外では極東・朝鮮半島、中国にも分布する。
名前のキヨスミの由来は千葉県の清澄山で確認されたことによります。
ウツボは矢を入れる靫に見立てたようですが、シソ科のウツボグサ(靫草)とはまったく関係はありません。 -
☆キヨスウツボ(清澄靫/ハマウツボ科キヨスミウツボ属)
福島県では準絶滅危惧種、全国的には39都道府県で絶滅危惧の指定をされていますが、栃木県では無指定。
なるほど、あちこちに自生していたのも頷けます。 -
☆ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)は全国に分布し
亜高山帯下の渓流沿いややや湿った林縁に自生します。
花が唐松の葉に似て、深山に生えるのでミヤマカラマツと呼ばれますが
う〜ん、カラマツには似ているような似てないような・・・(^_^;)。
草丈は30〜40cmほど、花に見えているのは全てオシベ&メシベです。
オシベの花糸の基部は極端に細く、メシベはややこん棒型。
でもオシベもメシベも肉眼ではよう見分けが付きません。
キンポウゲ科らしくハナビラは元々無く蕾の頃はガクに包まれていますが、ガクは開花と同時に落ちてしまいます。
オシベも受粉後に落ちてしまいメシベだけが残ります。
この段階でようやく残ったのがメシベだったのかと分かります(^^);。 -
☆コケイラン(小蕙蘭/ラン科コケイラン属)
コケイランは全国の山地の渓流沿いや湿った林下に生えますが数はあまり多くなく、20都府県で絶滅危惧種に指定されています。
花茎はひょろひょろと20〜30cmほどもあり、波打つ笹型の細長い葉っぱが1枚か2枚ありますが、あまり目立ちません。
花径は約1cmで唇弁は斑点があるものや白一色タイプがあります。
華やかさはありませんが、玄人好みの渋い蘭です。
名前の由来は、中国の蕙蘭(ケイラン)に似て小型である事からきています。
また「蕙」は、シラン属やガンゼキラン属のことで、
コケイランの葉がそれらに似ており、花が小さいことによる説もあります。 -
☆ヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属)
ヤマアジサイは主に福島県以西、本州・四国・九州に分布する落葉低木で
落葉広葉樹林の谷筋など湿度の高い場所に自生しサワアジサイとも呼ばれます。
樹高は1〜2m、葉はやや細め小ぶりで対性し園芸種のような光沢はありません。
花期は6月〜7月、中心部に多数の細かい両性花を咲かせ周囲に3〜4枚の花弁状の装飾花をもちます。
西日本のヤマアジサイの花色(装飾花)は薄紅色から白色、紫色を帯びるもの青色のものなど多様なようですが、
私の地域(福島県)で見られるヤマアジサイの装飾花はほぼ白花でかなり地味ですが中心部に咲く実際の小花は微妙な色彩変化があります。
特に蕾の頃はオレンジ色や水色、青、青紫など様々で興味深いですよ。
那須塩原地域で見たヤマアジサイはみな白ばかり、福島県の奥羽山系〜会津でよく見られるコバルトブルーが鮮やかなエゾアジサイはなぜか見られませんでした。
福島県が北限のタマアジサイは咲き始めでした。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
滝壺周辺は湿度が高いと見えて、あらゆるものが苔に覆われています。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”下流
“おしらじの滝”の滝壺のすぐ下流にもいくつか滝壺状の釜がありますが、どれもソコソコに美しいんですが、やはり“おしらじ”の滝壺を見た後では見劣りするかも(^_^;)。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”下流
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☆沈黙の“おしらじの滝”下流
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☆沈黙の“おしらじの滝”下流
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☆沈黙の“おしらじの滝”下流
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☆沈黙の“おしらじの滝”下流
この釜もそれなりに透明度があってキレイですが、“おしらじ”には到底敵いません。
やはり“おしらじ”の神秘的な滝壺は透明度に加え、水深など絶妙なバランスがあってのことなんですね。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
“おしらじの滝”は滝壺と同じ高さのレベルからだと約半分の位置から見通せます。
それとは別に滝壺を見下ろす崖の上からも約半分位置から見下ろすことができます。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
5月19日の“おしらじの滝”
今回とそう大きな違いはありませんが、朝9時頃の撮影なので滝壺の青味が今回(朝7時半〜8時頃)より少し明るい印象です。
ただ太陽が高くなった分、水面の反射も高まっています。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
自然が造り出した無作為のオブジェ。
自然は大いなる先生ですね。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
滝の落ち口。
水の滝ならぬ苔の滝状態(^_^;)。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”
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☆沈黙の“おしらじの滝”by 水中カメラ
前回は持参しなかった水中カメラで半水面写真にトライ。
う〜ん、やはりコンデジでの半水面写真は難しい。
南の海なら身体を海に沈めて、カメラを半水面状態にして撮りますが
まさかこんな冷たい滝壺に身体を沈めるわけにはいかないので
カメラだけを半分沈めて、あとは勘任せ。
それだってカメラを沈めた段階で手が凍えるくらい冷たいし(ーー゛)。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式でしたが、
結果、全然的に命中していませんでした(^_^;)。
時間的なこともありますが、水中が予想以上に暗く透視度が透明度ほど良くないのも計算外でした。 -
☆沈黙の“おしらじの滝”by 水中カメラ
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☆沈黙の“おしらじの滝”by 水中カメラ
旅行記と言うより、相も変わらずウダウダと同じような写真を羅列した観察記みたいで恐縮でした(^_^;)。
いつも懲りずに最後まで忍耐強くご覧いだだきありがとうございます。
次の旅行記は『おしらじの滝』の直ぐ近くの『スッカン沢』againでお目にかかりましょう。
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