関東のへそ！古河の街を歩く

2015/06/15 - 2015/06/15

４トラベルのマイページを見ていたら、関東1都６県のうち、茨城県が空白になっています。（昔々つくばの科学博覧会に足を運んだことはあるので、行ったことはありますが）となると、塗りつぶしたくなるもの。

曇り空のようですけれども、雨は大丈夫そう！・・と思われるある１日、家から行きやすそうな茨城県、古河市に行ってみました。フルカワ市ではなく、コガ市・・と読みます。古河市のHPを見ると、関東のへそ・・ですって。埼玉、栃木と境を接し、たしかに関東地方のおへそみたいな場所にありますものね。

エリア 古河(茨城)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

東武日光線に乗って、新古河駅下車。

古河・・とついているけれど、この駅の所在地は埼玉県です。東口の方に行くと、古河市です。

新古河駅をでてすぐのところのバス停は向古河。古河の向かい・・という意味なのでしょうか？

東武日光線の新古河駅です。ただいま改築中。

新古河駅東口をでると、すぐ土手にぶつかります。

土手を登り交通量の多い道路を横断すると、渡良瀬川に掛かる橋です。

昨秋、足利市に行った時も渡良瀬川べりを歩いたなあ・・。晩秋だったから、すごく寂しい感じがしたけれど、初夏の渡良瀬川は明るく感じます。

渡良瀬川は日光市と沼田市の境が水源で、桐生、太田、足利、佐野、館林と群馬・栃木の県境を流れ、ここ古河市で利根川と合流します。

橋の真ん中辺り、埼玉県から茨城県へ・・・。県境をまたぐその瞬間！

川を渡り切ると、本日の目的地茨城県古河市です。

前日、大急ぎでプリントアウトした古河市観光協会のHPのおすすめコースにそって歩きます。

まず鷹見泉石生誕の地にやって来ました。

藩主土井様をよく補佐し、大塩平八郎の乱の平定などにもこの方が関わったらしい。

史跡　古河城追手門址

史跡古河城作事所址

渡良瀬川の治水工事で地形が変わってしまったようですがｍ、住宅街の中にお城があったころの跡が見られます。

中心部に向かって歩いていきます。

真っ直ぐな道。

歴史小説作家　永井路子さんの旧宅がありました。

永井さんは東京で生まれ、お母様の郷里である古河に移り、結婚までの20年近くこの地で過ごされたとか。

永井さんの旧宅は江戸末期に建てられた商家。

中には、永井さんに関する展示があります。

多分、廃業してしまったガソリンスタンド？

蔵と蔵をあわせたような不思議な作り。

繋ぎ目部分はガソリンスタンドの事務所だったのかしら。

古河街角美術館。

美術館、博物館は月曜休館のところが多いですが、こちらは月曜も開館中。

明日をみつめる芸術展開催中。

入口の作りが洒落ています。

この蔵は？

蔵を利用した篆刻の美術館とは珍しいこと。

先ほどの蔵は大正９年築。

平成３年に日本で初めて篆刻専門の美術館として開館。

建物の外観も興味深いものでした。

篆刻美術館の横から古河第一小学校へ抜ける道。

民家だと思うのですが、黒塗りの壁、調和がとれています。

周囲の風景に合わせた色合いのこの建物からは、懐かしい香りが・・。

時間は正午少し前。

そうです、小学校の給食室なのですね。

先ほどの給食室はこの古河市立第一小学校です。

街並みのレンガに合わせた色合いはとても素敵です。

この辺りが、見どころが多いようです。

古河の散策は、JR古河駅から始めるとよろしいのかもしれません。

新古河駅から、渡良瀬川を渡ってきたらもうちょっとお疲れ気味。

石畳が良い感じ。

七福神の一つのようです。

蔵を活かし、街の雰囲気に合わせています。

このあたり、おみやげ屋さんや、お休み処がいくつか。

古河駅から徒歩数分の旧市街地区は、歩きやすい散策路造りが進んでいるようです。

こちらも、日光街道古河宿・・町並み整備中。

古河駅の方に向かっていると、造り酒屋さんのシックな佇まい。

JR古河駅の前には高層マンション群。

東口にあった、小さなお宮。

この大木を祀っているのでしょうか。

大きな木の作る陰が心地よく感じられました。

蒸し暑い日でしたのでそろそろ疲れてきました。

帰りは、JR古河駅から宇都宮線に乗り、栗橋駅で東武日光線に乗り換えることにします。

この春から、宇都宮線が、『上野東京ライン』となって、東京駅、品川駅、そして横浜・藤沢方面にも直接乗り入れるようになりました。

日帰り小旅行のちょっとした味方ですね。でも、乗りなれない方面の時は、行き先、よく注意なさってくださいね。

東京、神奈川方面にお住まいの方が宇都宮線と高崎線【大宮で分岐】間違えて乗ってしまったわ・・とはよく聞くお話。

閑話休題。下調べ不足で周り尽くしたとはいえませんが、念願の茨城空白地図塗りつぶし作戦は無事終了いたしました。