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日本の神社と言えば、朱の大鳥居に阿吽の狛犬…が、真っ先に頭に浮かんでくる。<br />でも、狭くても、歩けば広い日本。<br />鳥居も無ければ狛犬もいない、そんな神社も存在する。<br /><br />古来、狛犬の役目は神社に邪気が入り込まない為の監視役と云われている。<br />狛犬がいなかったら、神社は魔の巣窟に…。<br />百鬼夜行が神社に入り込み、神の社が妖の社に…。<br /><br />しかし、そんなに心配することもない。<br />神社を守ることのできる動物は狛犬だけではない。<br />虎やネズミ、牛にウサギ…。<br />犬以外の生き物にだって、古の昔から伝わるパワーがある。<br /><br />今回、私が訪れた調(つき)神社もそんな社の一つ。<br />月うさぎに守られた神社を旅してきた。

姫神さまは、月ウサギ☆3000年の時が繋ぐ古代蓮

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2015/06/28 - 2015/06/28

21位(同エリア405件中)

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ウェンディ

ウェンディさん

日本の神社と言えば、朱の大鳥居に阿吽の狛犬…が、真っ先に頭に浮かんでくる。
でも、狭くても、歩けば広い日本。
鳥居も無ければ狛犬もいない、そんな神社も存在する。

古来、狛犬の役目は神社に邪気が入り込まない為の監視役と云われている。
狛犬がいなかったら、神社は魔の巣窟に…。
百鬼夜行が神社に入り込み、神の社が妖の社に…。

しかし、そんなに心配することもない。
神社を守ることのできる動物は狛犬だけではない。
虎やネズミ、牛にウサギ…。
犬以外の生き物にだって、古の昔から伝わるパワーがある。

今回、私が訪れた調(つき)神社もそんな社の一つ。
月うさぎに守られた神社を旅してきた。

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 徒歩

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  • あれは、2014年10月28日。<br />その晩は特別な夜。<br /><br />仕事を定時に切り上げた私は、一刻も早く家へと急ぐ。<br />電車の外は、夕焼けも消え、夜の帳の藍色が広がり始めている。<br /><br />東の空に浮かぶのは、白い月。<br />そして、その月はまるでウサギが齧った様に小さく欠け始めている。<br />始まっちゃった!!<br />急げ、急げ!!!<br /><br />家への階段を駆け上がり、三脚とカメラを持ち、屋上へ。<br />急いでカメラを月へと向ける。<br /><br />あの望遠鏡、彼女にあげちゃわなければよかったかな…。<br />昔、愛用していた望遠鏡が手元にないことが悔やまれるが、ないものは仕方がない。<br />カメラのズーム機能、焦点拡大機能を用いてピントを絞り込む。<br /><br />久しぶりの皆既月食。<br />赤銅色の月が夜空を飾る、宇宙が演出するスペクタルな天体ショー。<br /><br />夕飯を作ることも忘れて、妖しく輝く月の美しさに魅了された。

    あれは、2014年10月28日。
    その晩は特別な夜。

    仕事を定時に切り上げた私は、一刻も早く家へと急ぐ。
    電車の外は、夕焼けも消え、夜の帳の藍色が広がり始めている。

    東の空に浮かぶのは、白い月。
    そして、その月はまるでウサギが齧った様に小さく欠け始めている。
    始まっちゃった!!
    急げ、急げ!!!

    家への階段を駆け上がり、三脚とカメラを持ち、屋上へ。
    急いでカメラを月へと向ける。

    あの望遠鏡、彼女にあげちゃわなければよかったかな…。
    昔、愛用していた望遠鏡が手元にないことが悔やまれるが、ないものは仕方がない。
    カメラのズーム機能、焦点拡大機能を用いてピントを絞り込む。

    久しぶりの皆既月食。
    赤銅色の月が夜空を飾る、宇宙が演出するスペクタルな天体ショー。

    夕飯を作ることも忘れて、妖しく輝く月の美しさに魅了された。

  • そして私が、月ウサギ神社があると知ったのも、2014年10月28日。<br />皆既月食の晩に知った月ウサギ神社である調(つき)神社。<br />なんだか運命的なモノを感じ、是非とも行ってみなくては…と思っていた。<br /><br />月に導かれ辿りついた調神社があるのは、埼玉県さいたま市浦和区。<br />浦和駅から歩いて10分弱の場所だ。<br /><br />浦和…と言えば、サッカー好きの方ならば、浦和レッドダイヤモンズが頭に浮かぶだろう。<br />町中のポールというポールには(大げさな表現ではなく、本当に)浦和レッズを応援する旗が掲げられていた。<br /><br />そんな赤に染まった街の一角に緑の社、調神社がある。

    そして私が、月ウサギ神社があると知ったのも、2014年10月28日。
    皆既月食の晩に知った月ウサギ神社である調(つき)神社。
    なんだか運命的なモノを感じ、是非とも行ってみなくては…と思っていた。

    月に導かれ辿りついた調神社があるのは、埼玉県さいたま市浦和区。
    浦和駅から歩いて10分弱の場所だ。

    浦和…と言えば、サッカー好きの方ならば、浦和レッドダイヤモンズが頭に浮かぶだろう。
    町中のポールというポールには(大げさな表現ではなく、本当に)浦和レッズを応援する旗が掲げられていた。

    そんな赤に染まった街の一角に緑の社、調神社がある。

  • 調神社の目印は神社の角の大きな欅。<br />この欅の脇に広がる森の中に月ウサギ神社はある。<br /><br />地元の方からは「つきのみやさん」と親しみを込めて呼ばれる調神社。<br />ここには古くから伝わる7不思議があるという。<br /><br />1.神社なのに鳥居がない<br />2.松の木が1本も境内にはない<br />3.御手洗池の魚は片目<br />4.狛犬がいない<br />5.日蓮上人の駒繋ぎの欅がある<br />6 境内には蠅がいない<br />7.境内には蚊がいない<br /><br />七不思議というには微妙な部分もあるが、せっかくなのでそんな部分も楽しみながら、調神社を歩いてきた。

    調神社の目印は神社の角の大きな欅。
    この欅の脇に広がる森の中に月ウサギ神社はある。

    地元の方からは「つきのみやさん」と親しみを込めて呼ばれる調神社。
    ここには古くから伝わる7不思議があるという。

    1.神社なのに鳥居がない
    2.松の木が1本も境内にはない
    3.御手洗池の魚は片目
    4.狛犬がいない
    5.日蓮上人の駒繋ぎの欅がある
    6 境内には蠅がいない
    7.境内には蚊がいない

    七不思議というには微妙な部分もあるが、せっかくなのでそんな部分も楽しみながら、調神社を歩いてきた。

  • 神社の門を潜る。<br />通常ならば、石の鳥居や朱色の鳥居があるべき場所。<br />そこには見慣れた鳥居の姿は無い。<br /><br />神社にある木札の由緒書きによれば…、<br />調神社の始まりは、伊勢神宮への貢物の御倉であり、貢物の搬入搬出時に鳥居や門が邪魔になったため、取り払ってしまった…と書いてある。<br />(大化の改新で定められた税制;祖・庸・調の内、調(繊維製品・地方の特産物)を納めるための蔵がこの地区にあり、そこから調神社と名前が付いたとの説もある)<br /><br />通常、鳥居は神と人間の棲む領域を分ける結界、神域を表すシンボルと云われるところ。<br />荷物の運び出しで邪魔になったから、鳥居ごとはずしちゃった…って、それで良いのか??という気もするのだが…。<br />まぁ、神様が良しとするのならば、問題ないのだろう。<br /><br />そして、普通の神社ならば鳥居の脇の狛犬が鎮座する場所にいるのは、狛(コマ)ウサギ達。

    神社の門を潜る。
    通常ならば、石の鳥居や朱色の鳥居があるべき場所。
    そこには見慣れた鳥居の姿は無い。

    神社にある木札の由緒書きによれば…、
    調神社の始まりは、伊勢神宮への貢物の御倉であり、貢物の搬入搬出時に鳥居や門が邪魔になったため、取り払ってしまった…と書いてある。
    (大化の改新で定められた税制;祖・庸・調の内、調(繊維製品・地方の特産物)を納めるための蔵がこの地区にあり、そこから調神社と名前が付いたとの説もある)

    通常、鳥居は神と人間の棲む領域を分ける結界、神域を表すシンボルと云われるところ。
    荷物の運び出しで邪魔になったから、鳥居ごとはずしちゃった…って、それで良いのか??という気もするのだが…。
    まぁ、神様が良しとするのならば、問題ないのだろう。

    そして、普通の神社ならば鳥居の脇の狛犬が鎮座する場所にいるのは、狛(コマ)ウサギ達。

  • 向って右側の狛ウサギがこちら。<br /><br />お父さんウサギが子ウサギを優しく撫でている雰囲気。<br />

    向って右側の狛ウサギがこちら。

    お父さんウサギが子ウサギを優しく撫でている雰囲気。

    調神社 寺・神社・教会

    神サマは月ウサギ♪ツキを呼ぶ調(つき)神社~レッズの選手も験担ぎにお参り~ by ウェンディさん
  • 左側の狛ウサギは、お母さんとお母さんに甘える子ウサギ。<br /><br />ここで、使ったお母さん、お父さんという表現は私が狛ウサギの像に対して抱いた勝手な印象なので、実際は兄弟や祖父母と孫、アカの他兎かもしれない。<br />

    左側の狛ウサギは、お母さんとお母さんに甘える子ウサギ。

    ここで、使ったお母さん、お父さんという表現は私が狛ウサギの像に対して抱いた勝手な印象なので、実際は兄弟や祖父母と孫、アカの他兎かもしれない。

  • 手水舎で両手を清めてから本殿へと向かう。<br /><br />で、手水舎を正面から眺めると…何か変。<br />いつもならば手水舎にはいかつい龍がいて、口から清めの水が出ているはずなのに、どう見ても正面に居る物体は、カピバラみたいだ…。<br />

    手水舎で両手を清めてから本殿へと向かう。

    で、手水舎を正面から眺めると…何か変。
    いつもならば手水舎にはいかつい龍がいて、口から清めの水が出ているはずなのに、どう見ても正面に居る物体は、カピバラみたいだ…。

  • 手水舎に居たのはカピバラではなく、かなりふっくらとしたウサギさん。<br /><br />可愛いのかどうか…は別にして、シュールさがあることだけは確かだ。<br />

    手水舎に居たのはカピバラではなく、かなりふっくらとしたウサギさん。

    可愛いのかどうか…は別にして、シュールさがあることだけは確かだ。

  • 後姿の方が、ウサギのふっくらシルエットの可愛らしさが出ている。

    イチオシ

    後姿の方が、ウサギのふっくらシルエットの可愛らしさが出ている。

  • 手水舎でウサギがいるのは、もう1か所ある。<br /><br />それは、水盤の下の石座。<br />子ウサギが気持ちよさそうに眠る様子が彫り込まれている。<br />

    手水舎でウサギがいるのは、もう1か所ある。

    それは、水盤の下の石座。
    子ウサギが気持ちよさそうに眠る様子が彫り込まれている。

  • 境内には、広葉樹が沢山あり、夏に向けて若葉を大きく茂らせていた。<br />木肌にはびっしりと生えた苔。<br />浦和駅から徒歩圏内の場所に、こんな木がある神社があるなんて…。<br /><br />苔の生えた幹の傍に立っているだけで、気持ちがいい。<br />爽やかな空気に包まれている感じだ。<br /><br />しかし、木の幹に苔が生えるほど空気中に沢山の水分を含むこの場所。<br />夏のこの時期は蚊や刺す虫が大量発生するのではないかと心配してしまうのだが…。<br />神社の七不思議にある様に、不思議と蚊や蠅には出会わなかった。<br />蚊や蠅が嫌う草木が植えられているのだろうか。<br />

    境内には、広葉樹が沢山あり、夏に向けて若葉を大きく茂らせていた。
    木肌にはびっしりと生えた苔。
    浦和駅から徒歩圏内の場所に、こんな木がある神社があるなんて…。

    苔の生えた幹の傍に立っているだけで、気持ちがいい。
    爽やかな空気に包まれている感じだ。

    しかし、木の幹に苔が生えるほど空気中に沢山の水分を含むこの場所。
    夏のこの時期は蚊や刺す虫が大量発生するのではないかと心配してしまうのだが…。
    神社の七不思議にある様に、不思議と蚊や蠅には出会わなかった。
    蚊や蠅が嫌う草木が植えられているのだろうか。

  • “つきの宮”ともいわれる調(ツキ)神社。<br />その語呂合わせから、ツキを呼ぶ神社、幸運を呼ぶ神社として勝負事に御利益があるとも云われている。<br /><br />7月に友人と旅に出る私は、旅が無事にできますように…と旅のツキを祈願する。<br /><br />そして、此処からはウサギ探しゲーム。<br />本殿の装飾の中には、ウサギちゃんがあちこちに隠れている。<br /><br />

    “つきの宮”ともいわれる調(ツキ)神社。
    その語呂合わせから、ツキを呼ぶ神社、幸運を呼ぶ神社として勝負事に御利益があるとも云われている。

    7月に友人と旅に出る私は、旅が無事にできますように…と旅のツキを祈願する。

    そして、此処からはウサギ探しゲーム。
    本殿の装飾の中には、ウサギちゃんがあちこちに隠れている。

  • 最初に見つけたのは、本堂正面左の二頭のウサギの彫り物。<br />(ウサギは1羽・2羽が正式な数え方だが、この数え方は食用としてのウサギを数える場合の数え方。だから、あえて、1頭、2頭と数えさせてもらう)<br /><br />草原を飛び回るウサギ。<br />躍動感が溢れる彫り物だ。<br />ワイルドな野兎みたいだ。

    最初に見つけたのは、本堂正面左の二頭のウサギの彫り物。
    (ウサギは1羽・2羽が正式な数え方だが、この数え方は食用としてのウサギを数える場合の数え方。だから、あえて、1頭、2頭と数えさせてもらう)

    草原を飛び回るウサギ。
    躍動感が溢れる彫り物だ。
    ワイルドな野兎みたいだ。

  • 本堂正面右の彫り物。<br /><br />こちらは無邪気に遊ぶ子ウサギだろうか。<br />

    本堂正面右の彫り物。

    こちらは無邪気に遊ぶ子ウサギだろうか。

  • そして、拝殿の照明器具の模様にもウサギの柄。<br /><br />

    そして、拝殿の照明器具の模様にもウサギの柄。

  • 天井から吊り下げられた灯篭にも二頭のウサギの透かし彫り。<br /><br />コレは見つけるのにちょっと苦労した。<br />

    天井から吊り下げられた灯篭にも二頭のウサギの透かし彫り。

    コレは見つけるのにちょっと苦労した。

  • 写真の中の赤丸がウサギのいる場所だ。<br /><br />でも何故、調(つき)神社のシンボルは、ウサギなのだろうか。<br /><br />調神社にウサギの姿が現れたのは江戸時代だと云われている。<br />何がウサギを神社にもたらしたのか。<br /><br />それは、日本の民間信仰である月待信仰の影響であると云われている。<br />月待信仰とは、十五夜や二十二夜など特定の月齢に地域の皆が集まり、経を唱え、月を拝み、その月の相を読み、悪霊等を払う信仰で、江戸時代にその最盛期があった。<br /><br />月待信仰と調(つき)神社の語呂合わせから、月を代表するものとしてウサギがピックアップされ、兎を使い姫とする月の宮として崇められたのではないか…とする説が一番有力だそうだ。<br /><br />また、調(ツキ)→月→月待信仰→月の相を読む→月読み→ツクヨミ と連想ゲームの様に出てくる“ツクヨミ”の言葉は、吉凶の占いを意味する言葉でもある。<br />なんとなく陰陽道も関わってきているのでは…という気もするが、そこは推測の域を出ない。<br />

    写真の中の赤丸がウサギのいる場所だ。

    でも何故、調(つき)神社のシンボルは、ウサギなのだろうか。

    調神社にウサギの姿が現れたのは江戸時代だと云われている。
    何がウサギを神社にもたらしたのか。

    それは、日本の民間信仰である月待信仰の影響であると云われている。
    月待信仰とは、十五夜や二十二夜など特定の月齢に地域の皆が集まり、経を唱え、月を拝み、その月の相を読み、悪霊等を払う信仰で、江戸時代にその最盛期があった。

    月待信仰と調(つき)神社の語呂合わせから、月を代表するものとしてウサギがピックアップされ、兎を使い姫とする月の宮として崇められたのではないか…とする説が一番有力だそうだ。

    また、調(ツキ)→月→月待信仰→月の相を読む→月読み→ツクヨミ と連想ゲームの様に出てくる“ツクヨミ”の言葉は、吉凶の占いを意味する言葉でもある。
    なんとなく陰陽道も関わってきているのでは…という気もするが、そこは推測の域を出ない。

  • 本堂の彫刻は、ウサギも見どころだが、他の彫刻達も見ごたえ抜群。<br />玉を抱く獅子の木鼻や、親子獅子の彫り物など、じっくり見ると興味をそそれるモノが沢山あった。<br /><br />

    本堂の彫刻は、ウサギも見どころだが、他の彫刻達も見ごたえ抜群。
    玉を抱く獅子の木鼻や、親子獅子の彫り物など、じっくり見ると興味をそそれるモノが沢山あった。

  • 調神社の絵馬も、勿論ウサギだ。<br /><br />社務所ではウサギのお守り等も販売しているそうだが、私が訪れたのは朝の7時台。<br />まだ宮司さんのいらっしゃる前で、購入はできなかった。<br />

    調神社の絵馬も、勿論ウサギだ。

    社務所ではウサギのお守り等も販売しているそうだが、私が訪れたのは朝の7時台。
    まだ宮司さんのいらっしゃる前で、購入はできなかった。

  • 境内には池があり、ローマ風呂のライオンの口ならぬウサギの口から水が噴き出していた。

    境内には池があり、ローマ風呂のライオンの口ならぬウサギの口から水が噴き出していた。

  • 7不思議の一つである“御手洗池の魚は片目”を見つけようと池の中を覗き込むが濁っていて魚影が見えない。<br /><br />何かいた!と思ったら、それは亀。<br /><br />亀の鼻の脇には、目が二つあった…。<br /><br />

    7不思議の一つである“御手洗池の魚は片目”を見つけようと池の中を覗き込むが濁っていて魚影が見えない。

    何かいた!と思ったら、それは亀。

    亀の鼻の脇には、目が二つあった…。

  • 水面に映る神社の木々。<br />ただの池だが、その水面の濁りが鏡面となり、リフレインを描き出している。<br /><br />水に映る木々を見ていて、七不思議の1つを思い出した。<br /><br />神社の森の中には、様々な種類の樹があるが、針葉樹は見当たらない。<br />どうやら、七不思議のひとつである松の木がないというのも本当の様だ。<br /><br />何故、松の木がないのかというと、天照大神(アマテラスオオミカミ)の我儘が原因らしい。<br />

    水面に映る神社の木々。
    ただの池だが、その水面の濁りが鏡面となり、リフレインを描き出している。

    水に映る木々を見ていて、七不思議の1つを思い出した。

    神社の森の中には、様々な種類の樹があるが、針葉樹は見当たらない。
    どうやら、七不思議のひとつである松の木がないというのも本当の様だ。

    何故、松の木がないのかというと、天照大神(アマテラスオオミカミ)の我儘が原因らしい。

  • コトの始まりはアマテラスさんの恋心から。<br />天照(アマテラス)、スサノヲ、月夜見(ツクヨミ)は、それぞれが太陽、海、夜を支配する日本古来の神として知られている。<br /><br />その昔、その3人の神様が揃って調神社にやって来た。<br />なかでも仲が良かったのが、アマテラスとスサノヲ。<br />しかし、ある日、スサノヲは近所の氷川神社(大宮)にふらりと出かけていき、そのまま帰ってこなかった。<br />アマテラスは辛抱強くスサノヲの帰りを待ったのだが、いつまで待ってもスサノヲが戻る気配がない。<br />そこでアマテラスは「待つのはもう嫌だ〜」と叫んだ。<br />待つのは嫌 → 松が嫌 となり、松の木は二度と植えられることは無かった…なんていう話があるそうだ。<br />そして、今でもスサノヲは浦和の調神社に戻ることなく、大宮の氷川神社で祀られている。<br /><br />また、ツクヨミが夜を支配する月の神というのも、月の宮と云う呼び名が生まれた理由の一つかもしれない。

    イチオシ

    コトの始まりはアマテラスさんの恋心から。
    天照(アマテラス)、スサノヲ、月夜見(ツクヨミ)は、それぞれが太陽、海、夜を支配する日本古来の神として知られている。

    その昔、その3人の神様が揃って調神社にやって来た。
    なかでも仲が良かったのが、アマテラスとスサノヲ。
    しかし、ある日、スサノヲは近所の氷川神社(大宮)にふらりと出かけていき、そのまま帰ってこなかった。
    アマテラスは辛抱強くスサノヲの帰りを待ったのだが、いつまで待ってもスサノヲが戻る気配がない。
    そこでアマテラスは「待つのはもう嫌だ〜」と叫んだ。
    待つのは嫌 → 松が嫌 となり、松の木は二度と植えられることは無かった…なんていう話があるそうだ。
    そして、今でもスサノヲは浦和の調神社に戻ることなく、大宮の氷川神社で祀られている。

    また、ツクヨミが夜を支配する月の神というのも、月の宮と云う呼び名が生まれた理由の一つかもしれない。

  • 調神社を出て浦和駅へ戻った私は、そのままバスに乗り込み次の目的地へ。<br />次の目的地は、古代蓮に会えるところ。<br />去年は朝4時起きで行田市まで古代蓮に会いに行ったが、行田は、さすがにちょっと遠かった。<br /><br />だから、今年は比較的近場で古代蓮を楽しめる地をリサーチしておいた。<br />浦和駅から路線バスで約25分、目的の場所に到着した。<br /><br />時刻は朝の9時。<br />古代蓮を見に来るには若干遅い時間でもあるが、仕方がない。<br />早速、蓮池へと向かう。<br /><br />6月下旬はまだ咲き始めの時期なので、花の数は少ないかな…と思っていたのだが、それなりに咲いている。

    イチオシ

    調神社を出て浦和駅へ戻った私は、そのままバスに乗り込み次の目的地へ。
    次の目的地は、古代蓮に会えるところ。
    去年は朝4時起きで行田市まで古代蓮に会いに行ったが、行田は、さすがにちょっと遠かった。

    だから、今年は比較的近場で古代蓮を楽しめる地をリサーチしておいた。
    浦和駅から路線バスで約25分、目的の場所に到着した。

    時刻は朝の9時。
    古代蓮を見に来るには若干遅い時間でもあるが、仕方がない。
    早速、蓮池へと向かう。

    6月下旬はまだ咲き始めの時期なので、花の数は少ないかな…と思っていたのだが、それなりに咲いている。

  • ここで咲いているのは、行田市で目覚めた古代蓮の子供たち。<br />つまり、この池の古代蓮のご両親たちは、3000年の眠りを経て現代へと蘇った古代蓮。<br />蓮池の花のご両親は、3000歳なのかもしれない。<br /><br />蓮池の後ろには茅葺の農家。<br /><br />東京都へ通勤する人達のベッドタウンでもある浦和なのだが、こんな風景がまだ残っている場所がある。

    ここで咲いているのは、行田市で目覚めた古代蓮の子供たち。
    つまり、この池の古代蓮のご両親たちは、3000年の眠りを経て現代へと蘇った古代蓮。
    蓮池の花のご両親は、3000歳なのかもしれない。

    蓮池の後ろには茅葺の農家。

    東京都へ通勤する人達のベッドタウンでもある浦和なのだが、こんな風景がまだ残っている場所がある。

  • 蓮池の古代蓮は、太陽の方にその大きな花を向ける。<br />太陽の方角は、遊歩道とは反対の方向。<br /><br />なかなか、花の様子が見られない。<br />

    蓮池の古代蓮は、太陽の方にその大きな花を向ける。
    太陽の方角は、遊歩道とは反対の方向。

    なかなか、花の様子が見られない。

  • まだ蕾も多い古代バスだが、今朝、開いたばかりの1日目の蓮の花を見つけた。<br /><br />蓮の花の寿命は4日間と云われている。<br />開花の初日は完全に花開かずに、少しだけ開いて、また蕾の状態へと戻る。<br />2日目は、ふんわりと開き、花の内側には甘く香しい香りが漂い、昼前にはつぼみの状態へ戻る。花色は一番濃い紅色となる。<br />3日目は最大に花開き、昼頃になっても完全には閉じることはなく、半開きの状態で夜を過ごす。<br />4日目、最後の日は早朝から完全に花開き、8時頃には花びらが散り始める。<br />

    まだ蕾も多い古代バスだが、今朝、開いたばかりの1日目の蓮の花を見つけた。

    蓮の花の寿命は4日間と云われている。
    開花の初日は完全に花開かずに、少しだけ開いて、また蕾の状態へと戻る。
    2日目は、ふんわりと開き、花の内側には甘く香しい香りが漂い、昼前にはつぼみの状態へ戻る。花色は一番濃い紅色となる。
    3日目は最大に花開き、昼頃になっても完全には閉じることはなく、半開きの状態で夜を過ごす。
    4日目、最後の日は早朝から完全に花開き、8時頃には花びらが散り始める。

  • この花色の濃い蓮は、きっと開花2日目だ。

    この花色の濃い蓮は、きっと開花2日目だ。

  • ふわっと花開くこの蓮は3日目の蓮。<br /><br />太陽のエネルギーを花びら全体で受け止めるかのような感じだ。<br />

    イチオシ

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    ふわっと花開くこの蓮は3日目の蓮。

    太陽のエネルギーを花びら全体で受け止めるかのような感じだ。

    浦和くらしの博物館民家園 美術館・博物館

    7月は古代蓮が見頃を迎えています【浦和暮らしの博物館 民家園】 by ウェンディさん
  • 昨晩の雨が、木々の枝の間にキラキラ輝く水玉模様を作っていた。<br /><br />一つ一つの水滴の中に、小さな木の葉の緑が映りこむ。<br /><br />蜘蛛の巣は大嫌いだが、こんなミラクルな光景を見せてくれるとは…。

    昨晩の雨が、木々の枝の間にキラキラ輝く水玉模様を作っていた。

    一つ一つの水滴の中に、小さな木の葉の緑が映りこむ。

    蜘蛛の巣は大嫌いだが、こんなミラクルな光景を見せてくれるとは…。

  • 蓮池の奥へ歩いて行くと、風光明媚な農村風景が広がっていた。<br /><br />まるで、明治・大正時代の農村の風景、時代劇の撮影場所の様だが、この写真の中にはその時代にはなかったモノである送電線の鉄塔が写りこんでいる。<br />

    蓮池の奥へ歩いて行くと、風光明媚な農村風景が広がっていた。

    まるで、明治・大正時代の農村の風景、時代劇の撮影場所の様だが、この写真の中にはその時代にはなかったモノである送電線の鉄塔が写りこんでいる。

  • この日、私が訪れたのは【浦和暮らしの博物館 民家園】。<br />旧浦和市内に残された伝統的な建物を移築復元している野外博物館だ。<br /><br />そして此処は、行田市で発芽した3000年前の古代蓮の子ども達が元気に育っている場所でもある。<br />

    この日、私が訪れたのは【浦和暮らしの博物館 民家園】。
    旧浦和市内に残された伝統的な建物を移築復元している野外博物館だ。

    そして此処は、行田市で発芽した3000年前の古代蓮の子ども達が元気に育っている場所でもある。

  • 蓮池を楽しんだ後は古民家の見学。<br /><br />昔の農具やら様々なものがあるのだが、面白かったのが、写真上のナマズ形の自在鉤。<br />自在鉤は囲炉裏に鍋をかける時の道具なのだが、一般的な形は下の写真のような魚形。<br /><br />ナマズ形の自在鉤、ユーモラスな顔のつくりが結構リアルに似ている!<br />

    蓮池を楽しんだ後は古民家の見学。

    昔の農具やら様々なものがあるのだが、面白かったのが、写真上のナマズ形の自在鉤。
    自在鉤は囲炉裏に鍋をかける時の道具なのだが、一般的な形は下の写真のような魚形。

    ナマズ形の自在鉤、ユーモラスな顔のつくりが結構リアルに似ている!

  • 敷地内には実のなる果物も沢山あり、野鳥の姿も多い。<br /><br />この木はヤマモモ。<br />枝先には、実がたわわになっている。<br />

    敷地内には実のなる果物も沢山あり、野鳥の姿も多い。

    この木はヤマモモ。
    枝先には、実がたわわになっている。

  • 移築復元されているのは民家だけではなく、商家もある。<br /><br />手前の白い建物は、その昔は雑貨や砂糖を扱っていた綿貫さんの店蔵で、この塗屋作りの壁は防火に優れていたそうだ。<br /><br />

    移築復元されているのは民家だけではなく、商家もある。

    手前の白い建物は、その昔は雑貨や砂糖を扱っていた綿貫さんの店蔵で、この塗屋作りの壁は防火に優れていたそうだ。

  • 長屋が多い江戸の宿場町。<br />火事が起きたら燃え広がるのも早い。<br /><br />防火機能に優れた壁は、商家にとっては大事なもの。<br />この防火壁のお蔭で、綿貫家は明治24年の浦和宿での大火でも焼け残ったそうだ。<br /><br />(写真:綿貫家防火壁の造り)

    長屋が多い江戸の宿場町。
    火事が起きたら燃え広がるのも早い。

    防火機能に優れた壁は、商家にとっては大事なもの。
    この防火壁のお蔭で、綿貫家は明治24年の浦和宿での大火でも焼け残ったそうだ。

    (写真:綿貫家防火壁の造り)

  • お隣のお店は、お煎餅屋さんである高野屋さんの商家。<br /><br />昔の煎餅の木箱への名付けに用いた印刷版も残っている。<br />これは昭和初期の頃に使われていた台紙らしいが、電話番号が書かれた台紙が2枚。<br />4桁の番号のものは、昭和30年頃の使用品だということだが、上にある3ケタの電話番号は、いつごろの番号なのだろうか。<br /><br />多分、埼玉県(もしかしたら、関東地方かな?)で3ケタ分しか電話番号が発給されなかった…ってことを意味するのだと思う。<br />

    お隣のお店は、お煎餅屋さんである高野屋さんの商家。

    昔の煎餅の木箱への名付けに用いた印刷版も残っている。
    これは昭和初期の頃に使われていた台紙らしいが、電話番号が書かれた台紙が2枚。
    4桁の番号のものは、昭和30年頃の使用品だということだが、上にある3ケタの電話番号は、いつごろの番号なのだろうか。

    多分、埼玉県(もしかしたら、関東地方かな?)で3ケタ分しか電話番号が発給されなかった…ってことを意味するのだと思う。

  • お煎餅屋さんの昔の道具の紹介コーナーで、岩ガキがへばりつた棒のような物を見つけた。<br /><br />コレは一体なに??<br />

    お煎餅屋さんの昔の道具の紹介コーナーで、岩ガキがへばりつた棒のような物を見つけた。

    コレは一体なに??

  • これらの棒は、お煎餅の型抜き。<br />平たく伸ばした生地の上をころころと転がせば、型抜き煎餅の生地の出来上がりだったらしい。<br /><br />棒の手前から、松竹梅型、桜型、丸型となる。<br />

    これらの棒は、お煎餅の型抜き。
    平たく伸ばした生地の上をころころと転がせば、型抜き煎餅の生地の出来上がりだったらしい。

    棒の手前から、松竹梅型、桜型、丸型となる。

  • 商家の店先には暖簾もかかっている。<br /><br />日曜日の日中なのに、此処を訪れる人は多くはない。<br />古代蓮も咲いているというのに、完全に行政のPR力不足だ。<br /><br />古民家を移築し展示していて、展示してある家の状態も悪くない。<br />でも、ただ展示すれば良いってものでもないかな。<br /><br />折角ここまでやるならば、もう少し頑張って古民家カフェのようなカフェを運営したり(運営自体は民間でもいいと思う)、夏休みに限らず、子供向けのワークショップや大人向けのセミナー等をやれば良いと思うのだが…。<br /><br />これからも古民家の移築を進めるそうだが、その価値を十分に生かしきれていないのが非常にもったいない気がした。

    商家の店先には暖簾もかかっている。

    日曜日の日中なのに、此処を訪れる人は多くはない。
    古代蓮も咲いているというのに、完全に行政のPR力不足だ。

    古民家を移築し展示していて、展示してある家の状態も悪くない。
    でも、ただ展示すれば良いってものでもないかな。

    折角ここまでやるならば、もう少し頑張って古民家カフェのようなカフェを運営したり(運営自体は民間でもいいと思う)、夏休みに限らず、子供向けのワークショップや大人向けのセミナー等をやれば良いと思うのだが…。

    これからも古民家の移築を進めるそうだが、その価値を十分に生かしきれていないのが非常にもったいない気がした。

  • 【浦和暮らしの博物館 民家園】での最後にもう一度蓮池へ。<br /><br />目の前をふっと横切った何かが、ピンクの蓮の蕾の上にふわりと舞い降りた。<br />碧い羽の蜻蛉だ。<br />赤トンボは秋になると目にすることも多いが、碧い羽色の蜻蛉は久しぶり。<br /><br />昆虫の数が減りつつあるという日本(ゴキは別だが…)。<br />その棲家となる草むらや雑木林が減っているのだろう。<br /><br />季節の草花や木々、宙を舞う昆虫の影、草むらや木肌で鳴く虫の声。<br />そんな些細なことから季節を感じられる場所が、これ以上無くなって欲しくない…と切に願う。

    イチオシ

    【浦和暮らしの博物館 民家園】での最後にもう一度蓮池へ。

    目の前をふっと横切った何かが、ピンクの蓮の蕾の上にふわりと舞い降りた。
    碧い羽の蜻蛉だ。
    赤トンボは秋になると目にすることも多いが、碧い羽色の蜻蛉は久しぶり。

    昆虫の数が減りつつあるという日本(ゴキは別だが…)。
    その棲家となる草むらや雑木林が減っているのだろう。

    季節の草花や木々、宙を舞う昆虫の影、草むらや木肌で鳴く虫の声。
    そんな些細なことから季節を感じられる場所が、これ以上無くなって欲しくない…と切に願う。

  • 昨年に訪れた古代蓮とさきたま古墳の旅行記はこちら↓。<br />http://4travel.jp/travelogue/10906637<br /><br />行田の古代蓮は規模も花数も本当に凄いけれど…夏の暑い時期に行かれる方は、脱水症状にご注意を!<br />

    昨年に訪れた古代蓮とさきたま古墳の旅行記はこちら↓。
    http://4travel.jp/travelogue/10906637

    行田の古代蓮は規模も花数も本当に凄いけれど…夏の暑い時期に行かれる方は、脱水症状にご注意を!

    古代蓮の里 公園・植物園

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この旅行記へのコメント (10)

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  • みかりさん 2015/07/08 00:29:31
    こんなウサギだらけだったとは・・・
    ウェンディさん、こんばんは!

    今回は浦和散策だったんですね。我が家からも浦和はそう遠く
    無いのですが、若い頃にレッズの試合を何度か見に行った事と
    お祭りに行った事くらいしか無い、あまり知らない土地でもあります。

    トップのウサギを見た時に、キャラクター化された巨大カメレオンに
    見えてしまった私。確かにカピバラっぽくもありますね。

    私も調神社には行った事があって、この手水舎のウサギさんも
    良く覚えているのですが、お祭り時で大混雑の時期だったので・・・
    こんなにも境内にウサギが多いのは知りませんでした。

    本殿の彫刻もウサギなんですね。またじっくりとお参りに行って
    みたくなりましたが・・・コチラの神社は私のようにお寺と神社の御朱印帳を
    一緒にしていると、ものすご〜く怒って長く説教をする神社で・・・
    バチ当たり扱いされるんですよね。(苦笑)

    以前怒られてから、足がとっても遠のいています。私も分けるべきかな〜と
    思いつつ、他の大きなお寺や神社で聞いてもそんなの問題無いとハッキリと
    言って貰えたので、未だに一緒に使っているんですが。(笑)

    浦和には古代蓮の池もあって、こんなにのどかな懐かしい風景も
    広がっているんですね。今まで浦和は通り道でしか無かった場所なので
    色々な風景がとっても新鮮でした。

                                  みかり

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/08 23:13:06
    RE: こんなウサギだらけだったとは・・・
    みかりさん こんばんは。

    年末の十二日まちに行かれていたのですね。
    艶やかな熊手や賑やかな参道の様子は、初夏の調神社とはまた異なる風情です。

    みかりさんが2011年に写真に撮られた狛うさぎは、現在の狛兎の1世代前の狛うさぎの様です。
    今回、神社の境内を歩いていて、古いウサギの像が祀ってある場所を見つけたのですが、説明書きもなかったので謂れが分かりませんでしたが、みかりさんの旅行記を見て、口を開けている風の狛うさぎの姿…で分かりました。

    あと、折れている太い木はもしかしたら七不思議の一つである【日蓮上人の駒繋ぎの欅】かもしれませんね。
    数年前に折れてしまい、今はもう欅はない…とのことでしたので。

    ご朱印帳は、神社とお寺は一緒にしてはいけないのですか…。
    ご朱印帳はスタンプカードではありません!っていう張り紙はたまに寺社で見ますが、一緒に使ってはいけないとする寺社もあるのですね。

    浦和は、私にとっても通り道の場所でしたが、今回の朝旅で、結構面白い!と再発見しました。
    浦和の駅前には近隣の見所マップが駅壁に描かれていて、なかなか面白そうな場所がいっぱい書いてありました。
    歩きやすい気候の時にまた行ってもいいかな♪と思っています。

    ウェンディ                  
  • 一歩人さん 2015/07/03 17:27:35
    お月見からはじまる展開が忘れられません
    投票後も、お月見の展開が今も鮮明です。
    神社のご紹介も印象的でした。
    とてもかわいらしい、ラビットの世界でしょうか。神社であることが縁起を感じます。
    実は、うさぎ歳で、隠居でして。
    ありがとうございました。
    失礼しま〜す。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/03 22:59:01
    RE: お月見からはじまる展開が忘れられません
    一歩人さん こんばんは。

    赤銅色に輝く月。
    月の表面に浮かび上がるクレーターが作る影を眺めた日の晩、浦和の月うさぎ神社である調神社と初めて出会いました。

    多分、どなたかの旅行記かブログを拝見したのだと思うのですが、本殿に彫り込まれたピョンと跳ねる元気な野兎の様子に一目惚れ。
    そして、神社の謂れを調べて、まるでアマテラスとスサノヲの様だと思いました。

    都内にも狛猿を祀る日枝神社があったり、狛犬ではなく他の動物が社を守る神社も多そうですね。
    岩手の遠野には狛河童がいる神社もあるそうです。
    狛○○巡りの旅をテーマに旅をしたら、面白そうですね。

    うさぎ年の一歩人さんも是非、調神社にお出かけになられてみてくださいね。
    ウサギの可愛らしさに引寄せられること、間違いなしです。

    ウェンディ
  • 旅するうさぎさん 2015/07/01 23:23:06
    調神社
    ウェンディさん

    うさぎ好きの聖地、調神社に行って来たのですね!
    私も以前から、ここに行きたいと思っています。
    もちろん、うさぎ好きだからです(^^)

    境内の、どのうさぎも可愛くて素晴らしいです。
    それに蚊がいないのも有難い。

    うさぎ好きの友達が、初詣にここに行ったら、
    かなり参拝者がいたそうです。
    長い歴史のある神社なんですね。
    私だったら、うさぎグッズ(じゃなかった、お守り)や
    うさぎのおまんじゅうなんかも
    きっとたんまり買ってしまうんだろうなぁ〜。

    蓮の花、今年は別の所に見に行かれたのですね。
    このお花の美しい造形は、何と表現したらいいのか、
    やはりお釈迦様が乗っていそうな感じの、
    古風で、ゆったりとしていて、品があるお花ですね。

    浦和あたりでは、昔から川魚を食べる伝統、
    習慣があったと聞いたことがありましたが、
    自在鉤にもその傾向が出ているのかなと思い、
    興味深かったです。


    旅するうさぎ

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/02 19:35:10
    RE: 調神社
    旅するうさぎさん こんばんは♪

    ウサギ神社には沢山の兎さんたちがいました。
    今回の旅行記で紹介したうさぎさんは、実は調神社の兎さんの約半分。
    神社の本殿の後ろには旧本殿があって、そこにもたくさんの兎さんたちがいるのですが、今は、改修工事中でお会いすることができませんでした。
    旅するうさぎさんが兎さんに会いに行く時は、事前に神社に改修工事の終了時期を確認する方がいいかもしれません。

    埼玉というか武蔵野国では、昔から川魚、特にウナギやナマズを食べる習慣があったようです。
    だから、浦和には鰻屋さんが沢山ありました。
    きっと自在鉤のナマズも地方の食生活の特徴を表しているのですね。

    また、浦和には兎にちなんだ和菓子や洋菓子も沢山あるみたいです。
    うさぎサブレ、うさぎもち最中、ウサギ饅頭…。

    今回は、朝早く訪れたのでうさぎのお菓子は購入できませんでしたが、今度近くに行く時には、買ってきたいな〜と思っています。

    ウェンディ
  • らびたんさん 2015/07/01 19:12:27
    うさぎ(・x・)
    ウェンディさん、こんばんは^^

    昨年の赤い皆既月食、私も見ていました☆
    臨月なのに三脚担いで屋根に登りました。。

    ほどなく生まれた娘も7か月になりましたが、
    ウェンディさんはこのくらいのときにお嬢さんと海外旅行に行かれたんですよね。

    我が家は4月から保育園で、中耳炎が治らず、ずーっと通院。。
    そのためどこにも出かけられないですが、そもそもパスポートも失効してしまいました。

    うさぎ神社、素敵ですね。
    うさぎと聞いて黙っていられず、コメントしてしまいました♪
    これはいつか行かねばです!(^^)!

    らびたん

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/01 21:57:04
    RE: うさぎ(・x・)
    らびたんさん こんばんは♪

    さいたま市の調神社には、らびたんさんが沢山いました。
    実は、神社に居るうさぎさんたちは旅行記で紹介したのが全てではないのです。
    本殿の裏手に旧本殿の社があり、そこにも兎さんたちが沢山彫り込まれているのですが、今は旧本殿の改修工事中で、うさぎさん達にはお目にかかることができませんでした。

    工事が終われば、もっとたくさんの月うさぎたちを見ることが出来ます。
    ぜひ、Petitらびたんちゃんと一緒にお出かけしてみてくださいね。

    お嬢さんの中耳炎、なかなか大変そうですね。
    乳幼児の中耳炎は治ったかと思うとまた再発の繰り返し。
    根気よくおつきあいするしかないかもしれません。

    お母さん自身が疲れてしまわない様に、適度に体も気持ちも休めて、仕事に行ってリフレッシュ(娘が幼い時は、仕事が私のリフレッシュタイムでした。その理由はオトナな会話が出来るから。乳幼児とずっと一緒だと、オトナな会話に飢えてしまいます)!してくださいね〜。

    ウェンディ
  • *ちょこ*さん 2015/07/01 13:45:27
    ウサギ尽くしですね(*^▽^*)
    手水舍のウサギは何だか笑ってしまいましたが。なんだろう…笑えるのはあの図体のでかさなのか??

    私も静岡県磐田市でウサギの狛犬?見かけたんですよ。珍しい〜と思っていたけど、他にもやっぱりあるんですね。たしか、そこには鳥居はあったと思います。

    古民家も資料的にあるだけより、流行りの古民家カフェなどにするのいいですよねぇ。大賛成。
    役所のおじさんたちは古民家カフェなんて知らないかな〜(^_^;)


    *ちょこ*

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/01 20:52:33
    RE: ウサギ尽くしですね(*^▽^*)
    *ちょこ*さん、こんばんは♪

    手水舎のカピバラみたいなウサギさん。
    最初、正面から見た時に、あれは何??となってしまいました。
    調神社の中では、一番インパクト度の高いウサギ像だったかもしれません。

    狛犬ではなく、他の狛動物の神社って結構あるのですよね。

    私が今年の春に行った神社には、狛猿がいました。
    その他にも調べてみたら、狛鼠、狛羊、狛龍、狛牛、狛鷲、狛虎、狛馬、面白いものでは狛河童(岩手県の遠野)なんていうのもありました。
    そんなところに着目して旅先を選んでみても楽しいかも知れません。

    浦和の野外博物館。
    せっかく移築し、保存されている素敵な古民家たち。
    このままではあの素材がもったいない気もするので、できればお役所のおじ様達に頭の体操をお願いしたいところですが…。

    ウェンディ

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