2015/06/21 - 2015/06/21
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j-ryuさん
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☆東北最南端(=福島県最南端)の滝めぐりシリーズのPart2です。
矢祭町の吉野平の不動滝と塙町の湯岐不動滝&雷滝を堪能したあとは
我が旅行記では定番の秘境『滝川渓谷』を訪れました。
滝川渓谷と言ってもおそら全国的にはほとんど知られていないし、4travelの位置情報にもありません。
でも大小48もの滝が連なる素晴らしい渓谷美が口コミで広がり、人気急上昇中の隠れ名所です。
滝川渓谷のキャッチコピーは東北最南端の秘境ですが・・・・。
たしかに山奥ではありますが、一般的に秘境と言うと、その先に道は無いとか、人は住んでいないとかのイメージかと思いますが最上流には集落もあるし、、すぐ山隣りは茨城県常陸太田市(旧里美村)なので、秘境と言われると常陸太田市の人は少し迷惑かも知れませんね(笑)。
48滝は枕詞のようなものですが、数え切れないほど多く滝があるのは確かで、細かく数えれば100を超すのではないかと思えるほどです。
東日本大震災前、紅葉時は環境整備金が取られましたが、今のところ通年無料で見学できます。
茨城県大子町の袋田の滝を訪れる機会がありましたら、近くなので是非合わせて観光してみてはいかがでしょうか。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆観光Mapは福島県の公式観光案内『福島の旅』より。
http://www.tif.ne.jp/
滝川渓谷がどうして今まで知られていなかったかと言うと、地元では昔から美しい渓谷として知られていましたが、険しい地形ゆえそう簡単には踏み入ることのできない渓谷でした。
十数年くらい前にようやく遊歩道や駐車場が整備され、ようやく誰でも比較的簡単に散策できるようになり、人気が出てきました。
須賀川方面から滝川渓流へは国道118号を茨城方面に南下し、矢祭町内で国道349号に入り常陸太田方面に向かいます。
矢祭ニュータウン入り口、下関河内(しもぜきこうど)集落を通りすぎ山間の道になると国道沿いに滝川渓谷への案内板があるので側道を左折し間もなく第一駐車場(無料)があります。 -
☆奥久慈滝めぐり ルートMap
Googl Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@36.8153698,140.470583,1129m/data=!3m1!1e3 -
☆滝川渓谷の拡大Map
Googl Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@36.8153698,140.470583,1129m/data=!3m1!1e3
(注)滝の場所はおおよその目安です。
滝川渓谷は上流に第二駐車場もあり、遊歩道を下ることもできますが、
一般的には第一駐車場のある下流側から上流へと登りながら見学します。
第一駐車場に無料のトイレや売店(繁忙期)、第二駐車場に無料トイレ、手打ちソバの『滝川の里』があります。
遊歩道は頂上まで約3km(標高差297m)をゆっくり散策して往復2時間かかりますが、途中にトイレや売店はありません。
基本的に帰りは同じ遊歩道を降りてきますが、もう歩けないと言う人は頂上の『滝川の里』でタクシーを頼むこともできます(^_^);。 -
☆滝川渓谷/おぼろ滝
それでは第一駐車場そばの遊歩道入り口から渓谷に入りましょう。
鬱蒼とした杉木立を進み一つ目の橋を渡るとさっそく美しい渓谷が展開してきます。
この辺りの標高は約280mくらい、渓谷終点で570mほど
最初に見えてくる滝が“おぼろ滝”です。
“おぼろ滝”を間近に見る遊歩道は滝の右岸にあり
ほとんど(99%)のカメラマンは滝の右岸、遊歩道側から撮影しますが、
昨年の紅葉時に訪れや時は早朝で他に観光客がいなかったこともあり
いつもと違うアングルから撮影してみようと初めて左岸に渡って撮影しました。
同じ“おぼろ滝”でも見る位置が違うとかなり印象が変わるのは当然ですが
まさか“おぼろ滝”の向こうに“大岩の滝”まで見えるとは想像していませんでした。
想定外の発見に気を良くし、今回もまた左岸から撮影することにしました。 -
☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
左岸へは水量が多くなければ長靴でも渡れますが
左岸に立てば遊歩道側からは目障りになり大ヒンシュクを買うのは間違いありません。
もし立場が逆だったら私がブーイングを出します(^^ゞ。
左岸から撮影する方はどうぞ他のカメラマンや観光客の邪魔(目障り)にならないよう配慮をお願いします。 -
☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
正面、3条の滝をひと括りで“おぼろ滝”と言い
上流に見えているのが“大岩の滝”です。 -
☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
“おぼろ滝”の落差6、7mほどですが、2条の直瀑と渓流瀑が融合したとても美しい滝です。 -
☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
この渓谷の川は名前のまんま『滝川』で福島&茨城県境の三鈷室山(さんこむろさん)870m周辺の山々(阿武隈山地)を源流とし、大ヌカリで小田川と合流し、さらに久慈川と合流して茨城県の日立市と東海村の境界で太平洋に注ぎます。 -
☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
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☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
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☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
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☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
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☆滝川渓谷/おぼろ滝(左岸)
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☆滝川渓谷/おぼろ滝(右岸)
遊歩道から見る“おぼろ滝”はこの姿が一般的です。
昨夜から明け方にかけて降った雨で滝壺は濁っていますが
通常はもっとキレイです。 -
☆滝川渓谷/おぼろ滝(右岸)
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☆滝川渓谷/おぼろ滝(右岸)
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☆滝川渓谷/おぼろ滝(右岸)
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☆滝川渓谷/大岩の滝
“おぼろ滝”を後にし、やや急な階段状の遊歩道を登ると遊歩道が2つに分かれます。
左手に進むと“大岩の滝”の観瀑地点です。
右に進むと“大岩の滝”をスルーしてしまうので、右手がお薦めです。 -
☆滝川渓谷/大岩の滝
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☆滝川渓谷/大岩の滝
“大岩の滝”は3段になって流れ落ちる段瀑です。
3段合わせて落差は30mくらいありそうです。
優美な滝が多い滝川渓谷の中では豪快な滝だと思います。 -
☆滝川渓谷/大岩の滝
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☆滝川渓谷/大岩の滝
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☆滝川渓谷/大岩の滝
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☆滝川渓流/鋸歯の滝(のこばのたき)
次に見えてきたのが『鋸歯の滝』(のこばのたき)です。
見たまんまギザギザの形をノコギリに見立てた名前ですね。 -
☆滝川渓流/鋸歯の滝(のこばのたき)
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☆滝川渓流/鋸歯の滝(のこばのたき)
滝はその形態によって直瀑、段瀑、分岐瀑、渓流瀑、潜流瀑などに分類されます。
おおまかですが那智の滝や華厳の滝は直瀑、袋田の滝は段瀑、流星・銀河の滝は分岐瀑、竜頭の滝は渓流瀑、山形滑川温泉の滑滝などは滑滝、冨士白糸の滝は潜流瀑などに分類されます。
滝川渓谷は渓流瀑が多いのですが、この『鋸歯の滝』は段瀑と渓流瀑の中間くらいでしょうか。
滝川渓谷は48滝が売りなだけあって、まさに滝の百貨店。
地下水が岩から突如流れ落ちる潜流瀑(伏流瀑)以外はみな取り揃えてあります(^^♪。 -
☆滝川渓流/鋸歯の滝(のこばのたき)
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☆滝川渓谷/二丁目 橋下の滝
滝川渓谷では2011年の東日本大震災以前、紅葉シーズンは第一駐車場入り口で環境整備金(200円)を徴収していましたが、震災後はずっと無料になっています。
現在、環境整備金は無料ですが入り口管理棟で渓谷の地図案内パンフレットも無料でもらえます。(平日は閉まっていることも)
その地図には主な7つの滝が紹介されていますが、48滝ー7滝=41滝の名前や位置は書かれていません(^_^;)。
(ま、公称48滝=たくさんの意味ですが・・・・)
現場にはその7滝の他に何ヶ所か滝名の看板がありますが、全部合わせても10滝くらいでしょうか。
他の滝に公称名はなく写真の説明をするとき難儀します(ーー;)。 -
☆滝川渓谷/二丁目 橋下の滝
この滝にも公称名は無い(以前看板があったのかも知れませんが・・・)ので、
滝の上にある二丁目の橋を目印として、多くの人は勝手に『二丁目橋下の滝』と呼んでいます。 -
☆滝川渓谷/二丁目 橋下の滝
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☆滝川渓流/見返りの滝(蛇淵瀧)
途中のS字状の高母衣滝を端折って次に見えてくるのが『見返りの滝』です。
段瀑と渓流瀑が合体した滝で全体の落差は30mくらいありそうです。 -
☆滝川渓流/見返りの滝(蛇淵瀧)
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☆滝川渓流/見返りの滝(蛇淵瀧)
下流から滝を見ると連続した1つの段瀑に見えますが、上流に登って見ると最上段の滝とその下の滝の間は15mくらいの距離があります。
下から見れば一つの滝ですが、実際は独立した個々の滝であることがけっこう多いです。 -
☆滝川渓流/見返りの滝(蛇淵瀧)・最上段
この滝だけ見ると『見返りの滝』だとは思いませんよね(^_^;)。 -
☆滝川渓谷/小富士滝
見返りの滝の次に見えてきたのが『小富士滝』です。
滝そのものは落差3,4mと知れたものですが、滝の中央の岩が
小さな冨士山のように見えるので『小富士滝』と呼ばれています。 -
☆滝川渓谷/小富士滝
真横からだとこの滝が『小富士滝』だとは分からないと思います(^_^;)。 -
☆滝川渓谷/みすじの滝
滝川渓谷マップではこの辺りが5丁目かな。
この滝は見たまんま三本筋の滝なので『みすじの滝』です。 -
☆滝川渓谷/みすじの滝
滝そのものは落差2,3mと知れたものですが
苔むした岩々や岩に生える草が滝や渓流と相まって
箱庭のような優美な景色を作り出しています。 -
☆滝川渓谷/みすじの滝
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☆滝川渓谷/みすじの滝
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☆滝川渓谷/みすじの滝
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☆滝川渓谷/みすじの滝
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☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
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☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
滝川渓谷の五丁目〜六丁目辺りは比較的なだらかで
女性的な優しい印象の渓流が続きます。
岩の上ではナルコスゲ(鳴子菅/カヤツリグサ科スゲ属)が涼やかに揺れ
初夏の渓谷に一服の清涼を届けてくれます。 -
☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
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☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
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☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
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☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
豪快な滝は元気や活力をもらえ素晴らしいと思いますが、
苔や菅が繁茂するやさしく穏やかな渓流は
まさに究極のヒーリングスポットです。
無粋な写真撮影などはひと時忘れて
大自然に身を投じるのが最高の贅沢かも知れませんね。 -
☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
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☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
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☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
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☆滝川渓谷/五丁目〜六丁目
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☆滝川渓谷/せせらぎの滝
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☆滝川渓谷/せせらぎの滝
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/六丁目〜七丁目。
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☆滝川渓谷/乾杯の滝。
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☆滝川渓谷/七丁目〜八丁目。
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☆滝川渓谷/七丁目〜八丁目。
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☆滝川渓谷/七丁目〜八丁目。
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☆滝川渓谷/七丁目〜八丁目。
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☆滝川渓谷/七丁目〜八丁目。
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☆滝川渓谷/七丁目〜八丁目。
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☆滝川渓谷/七丁目〜八丁目。
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☆滝川渓谷/七丁目〜八丁目。
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☆滝川渓谷/桂木の滝
八丁目辺りにあるのが複雑な形をした『桂木の滝』です。
落差は12mくらいだと思いますが、滝幅が広い場所ではは18mもあり、
大きな岩がゴロゴロしていて、水があっちに行ったり、こっちに行ったりしながら流れ落ち、1地点からでは全体像がつかみにくい滝です。 -
☆滝川渓谷/桂木の滝
魅力的な滝ですが、深い木々に覆われ見え難いのが難点です。 -
☆滝川渓谷/桂木の滝
この滝の左手に大きな桂の木があるので、“桂木の滝”と呼ばれるようになりました。 -
☆滝川渓谷/銚子の口滝
銚子の口の滝が見えてきました。
滝川渓谷、最上流の滝です。
別名、臥竜淵滝と呼ばれ、まさに竜が山肌を昇るようにクネクネと流れ落ちる渓流瀑です。 -
☆滝川渓谷/銚子の口滝
銚子の口の滝は落下直後は落差15mほどの段瀑ですが、その下は滑滝に近い渓流瀑になっていて全部含めると長さは80mくらいありそうです。
『銚子の口滝』の上流にも手打ち蕎麦の店『滝川の里』まで渓流や小さな滝がありますが、主な滝は『銚子の口の滝』が最後なので蕎麦を食べる予定のない人は『銚子の口の滝』で折り返したほうが時短になると思います。
(蕎麦やさんゴメンナサイ(^_^;)。
もう体力が残っていない人や、怪我などしてしてしまった人は『滝川の里』でタクシーを呼んでもらい、第一駐車場まで送ってもらえます。
4人で乗車すればそう高くはならないと思いますが、ケチな私にその選択はありません(笑)
膝がカクカク笑いながらも無事第一駐車場に戻りました。
さっと見るだけなら往復で2時間。
写真をしっかり撮りたい人は往復で4、5時間みておいた方がいいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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