2015/05/27 - 2015/05/31
755位(同エリア2581件中)
JBさん
東京に帰って一週間経つが、…まだ気怠い。
沖縄には、島酔いという言葉があるそうだ。島の魅力に誘われて何度も訪れることだが、今のこの何となくの気怠さから「酔い」と呼ばれるのだと、勝手に思っていた。そういえば客船に乗る前、船酔いしないように「乗船したらスグに酒を飲め」と教えてくれた友人がいた。そんなことまでぼんやり想いだしつつ「また行くかなあー」とか。
*5/27朝(空から):富士と噴煙の続く箱根大涌谷
(この後、沖縄についてから口永良部島の噴火を知った。祈る以外に、いま「出来る事…」。)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ジャルパック
PR
-
沖縄に来た目的のひとつは、泳ぐこと。
*那覇空港近くで見たケラマ。
右奥の浜の島が今回ダイブしたナガンヌ島(翌朝に潜るとは知らず撮った一枚)。 -
*で、ナガンヌの海の中。
-
*ガイドの『なお』さんに習って小魚の餌付けから…。
-
○o。.
-
(=^・^=)
-
(=^・^=)
-
ヽ(^o^)丿
-
で、しばらく海中散歩
-
*ハードコーラル
-
*ソフトコーラル
-
*そして先ほどの餌付けでも集まってきたヤマブキベラ
-
楽しい時間はあっという間に過ぎ。
-
*最後にバブルリングを見せてもらって。
ボートに上がった私たちとは別に、ガイドの『なお』さんは周囲を30分ほども探して動画で泳いでいたウミガメを見せてくれた。 -
細やかな気遣いを頂いたが、昼をまたず私たちの方がダウン…「体力なくなったなあ」。そこで更に気遣いを頂き、早々の帰路へと…。
*「輝くサンゴ浜。海は毎日が新しい。」という優しいガイドの後姿。
『アイランドメッセージ』…だった。 -
その次の日。古宇利(こうり)島へ。
*古宇利大橋 -
嵐のハート岩で人気になったCM(JAL.)でお馴染みの島だ。
*ココは別の浜だが、見る角度を変えて近くの岩を足し引きすればそれらしく…という岩は、実はあちらこちらにある。 -
文字通りハートいっぱいの『恋の島』……。
地元でも恋の島PR中なので足並み揃って結構だが、地元のネーミングは昨日今日に岩の形から呼び始めたのではない。
沖縄最古クラスの神話で語り継がれたものだ。 -
日本で天地創造の開闢(かいびゃく)神話といえば、イザナギノミコト・イザナミノミコトの登場する記紀神話だが、沖縄にも良く似た神話がある。
*トケイ浜 -
沖縄世界遺産のひとつ「せーふぁうたき(斎場御嶽)」で有名になった久高(くだか)島が舞台のニライカナイ神話を記紀の「国生み」部分とすれば、その後の「神や人生み」に似た部分が古宇利島に残る。
-
昔むかし裸の男女二人がこの島にいた。
食べ物は彼らが欲しがると自然に天から降ってきていたのだが、いつからか彼らは万一に備えて食べ物を蓄えるという智慧をつけた。が、そうすると何故か天から食べ物が降ってこなくなったのだ。それで二人は自分たちで食べ物を作らざるを得なくなった。 -
ある日二人は海で鯨が交尾するのを見てそれを真似てみた。そうするうちに互いに恥ずかしさを覚え、ビロウの木の葉で腰を覆うようになった。
ビロウ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AD%E3%82%A6
この二人が沖縄人の祖先だとする、そういう神話だ。
*ウミガメが産卵したばかりらしい。 -
あくまで神話だが、古宇利島ではこの二人を祀る神事がいまも続けられているらしい。琉球神道の神事を執り行う場所を『うたき(御嶽)』という。
-
この古宇利島から本島に渡り(今は橋で繋がるが)、沖縄がまだ三つの地域に分かれて争っていた14〜15世紀初め(日本の南北朝)に、その一つ山北王の主城だった『なきじんぐすく(今帰仁城):築城は13世紀頃らしい』を訪れた。
ここは『琉球王国のグスク及び関連遺産群』のひとつとして世界遺産に登録されている。 -
*今帰仁城の主郭にある『うたき(御嶽)』。本郭内の竈(かまど:火の神)を祠るそうだ。
-
*江戸城の大奥にあたる『お(ウ)うちばら(御内原)』郭
もちろんココにも主要な『うたき(御嶽)』があり、伝説が残る。 -
いわゆる落城悲話なのだが…。
当時、琉球屈指の堅固な城だった今帰仁城だが、家臣の裏切りにより、御内原に籠っていた妻子の方が先だってしまった。それを知った城主は『かなひやぶ』という守護神だった盤石を十文字に破壊し、自らと共に葬ったというのだ。
城すら護れぬ神はいらぬというか、信仰と現実の人生とが一体化していた時代だったのだろう。 -
*コバウ嶽(山北地域でもっとも神聖視され、今も男子禁制の御嶽らしい:城主を守護する性別のない『きんまもん(君真物)』の神を祠る)。「城の守護神がある」というよりも「聖地を護るために城がある」という感じがする。
:私は「『クバ御嶽』と訳すべきなのかなあ」とも感じていますが、詳しい方がいたらご教示ください<m(__)m>。 -
*ふいでんち(古宇利殿内)
古宇利島の方向に建てられているらしい。 -
*民族学者の鳥越憲三郎氏(故人)も、地元の『今帰仁(なきじん)』や『あふりやえ(阿応理屋恵)』の殿内よりも『ふいでんち(古宇利殿内)』が城に近い点に着目し、古宇利島が城主の権威にとって如何に重要だったかを指摘している。
-
こうして現地の信仰をかじりながら古跡を訪ねると、日本語で「城」と訳されながら墓にも使われ、上手くイメージ出来なかった『グスク』。その文化に少し近づけたような気がした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
30