2014/04/27 - 2014/04/28
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RAINDANCEさん
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スペイン中央部、カスティーリャ・ラ・マンチャ州クエンカ県の県都であるクエンカを訪れました。歴史的な建造物群が残る旧市街が世界遺産に登録されています。
★クエンカのシンボルとも言える「宙吊りの家」と渓谷を眺められるホテルを拠点に、世界遺産の街歩き。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マドリー空港を起点にレンタカーの旅、グアダラハラから国道320号線を経てクエンカへ。
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ナビはあらかじめスマフォにダウンロード済みの地図アプリ(今回は300円で購入、無料のものもあります)を使用。以前は地図を見ながらかポータブルナビが必要でちょっと厄介でしたが、最近は便利になりました。車のエアコン吹き出し部への固定具は、日本で買って持っていきました。
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クエンカに到着です。
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市街を抜け、ウエカル川の谷あい沿いに郊外へ向かいます。お、随分クラシカルな車。
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「パラドール・デ・クエンカ(Parador de Cuenca)」に到着。
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パラドールは、スペイン半民半官のホテルチェーンです。歴史的建造物を改装したり、景勝地に建設しているものが多いです。
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このパラドールの建物は、16世紀に建てられたゴシック様式のサン・パブロ修道院を改装したものです。
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客室。
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広々とした明るい部屋です。
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バスルーム。
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アメニティ。
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客室のカギは、例によって重厚なパラドールのキーホルダー。
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そして、この客室の売りは、窓からウエカル川が流れる渓谷とサン・パブロ橋、そしてクエンカ名物「宙吊りの家」を含めた対岸の旧市街が眺められることです。
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最初はスタンダードな部屋を予約していたのですが、アップグレードのお誘いがあり、ついつい乗ってしまいました。でも、このように良い眺望で良かったです。
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チェックイン後、バルへ。お目当ては、アミーゴ・デ・パラドール(パラドール友の会のようなもの)会員の特典であるワンドリンクサービスです。
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チェックイン時にフロントで貰ったチケットを提示し、好きなドリンクをオーダー。おつまみは付いてきます。ポップコーンは珍しい...オリーブかポテトチップスのパターンが多いのですが。いずれにしても、移動後のチェックインの後の一息には有り難いシステムです。
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こちらはパティオのテラス席。
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今日は、時間も遅いですので、パラドールをブラブラして夕食の時間を待ちます。サン・パブロ橋の夜景。
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さぁ、お待ちかねの夕食です。
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待ちきれずに20:00に来てしまいました。そうなるとやはり、アジア人や英国人とか、外国人しかいません。
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まずは、私たちのお気に入りの銘柄である「ラモン・ビルバオ」の赤で。
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アペリティボ。
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パン。
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ニンニク入りのペースト(Ajo Mortero)。ワインのつまみに。
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季節の野菜(Verdura de Temporada)。ほうれん草と松の実...これは、エスピナカ・ア・ラ・カタラナ風の料理です。
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サーロイン・ステーキ(Solomillo Ternera)。
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ポーク肩肉のロースト(Paletilla)
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ポストレ(デザート)は、フラン(プリン)にエラド(アイスクリーム)。
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こちらはフレンチトースト風デザート。
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カフェで〆。
さすがスペイン、夕食が終わると10時か11時。今日はこれにて、旅の疲れを癒します。 -
明朝…スカッと晴れました。
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窓の外がヤケに騒がしいと思いのぞいてみたら、遠足らしき子供達の集団。
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涼しくて清々しい朝です。
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グレート・ホール。朝食はここ…ではなくて、昨夜と同じダイニングです。
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朝食のビュッフェ。
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暖かい卵料理は嬉しい。
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ハモンイベリコ(右手前)。妻の大好物です。
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デザートも地元のスイーツをはじめとしてたっぷり。
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朝食を済ませ、旧市街の散策へ。パラドールと渓谷、天気が良いと映えます。
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サン・パブロ橋を渡って対岸へ。
宙吊りの家 / スペイン抽象美術館 旧市街・古い町並み
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橋の真ん中は、宙吊りの家(Casas Colgadas)と渓谷を眺められる絶好のポジションです。
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橋のフレームには、恋人達によるものでしょうか?沢山の鍵が繋がっています。
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「宙吊りの家」は、14世紀にさかのぼる住居群のひとつ(もちろん修復はされている)で、古くは王家の別荘や市庁舎として使われたこともあったらしい。
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実際には宙吊りではないので、「宙吊りの家」という訳はどうかと思いますが...。(Colgarは英語で言えばhang)
"Colgado"の訳であれば、「ぶら下がりの家」か「垂れ下がりの家」?…これではパッとしないから? -
対岸から見るパラドール。
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宙吊りの家の脇のトンネルを抜け、旧市街の中心へ向かいます。
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この町は、9世紀にムスリムが築いた断崖上の要塞が起源であり、後ウマイヤ朝時代に街へと発展し、12世紀にカスティーリャ王国のアルフォンソ8世により統治されたとのこと。
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その後キリスト教化が進み、16世紀以降は宗教的な建造物が集まるようになったらしい。
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「大聖堂(Catedral)」、およびマヨール広場に出ました。
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正式には、「サンタ・マリア・イ・サン・フリアン大聖堂(Catedral de Santa Maria y San Julian de Cuenca)」。
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13世紀頃のゴシック様式です。
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バラ窓。この大聖堂のファザードは、20世紀に再建されたそうですが、スペインのゴシック様式の大聖堂としてかなり古いものらしい。
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マヨール広場の端にある「市庁舎(Ayuntamiento)」。
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広場には多くの店が軒を連ねています。これはその一つで陶器のお店、壁にはマヨール広場(Plaza Mayor)の看板が付いています。
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市庁舎のゲートをくぐると小さな教会がありました。
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ここで出会った地元の兄弟。人懐っこい少年たちで、いきなり寄ってきてお菓子をくれたと思ったら、街を案内してくれました。
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彼らが連れてきてくれた、16世紀に建てられたマンガナの塔(Torre de Mangana)。
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次に、この展望台(Mirador)に来たところで、少年たちにお礼を言って別れます。
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このように崖に張り出した見晴らし台がありました。
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谷の景色。
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断崖の上の傾斜に建つ家々。
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何となく形が「宙吊りの家」に似ています。
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トラブコ通り沿いに丘を上がって行くと、15世紀に建てられた「サン・ペドロ教会(Iglesia de San Pedro)」に出会います。
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丘のほぼ頂上には城壁(Muralla)。
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城壁からの眺め(旧市街方面)。
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城壁からの眺め(旧市街と反対方面)。ここにはお店が並んでいて、多くの人で賑わっています。
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イチオシ
そろそろパラドールに戻り、次の目的地に向かいましょう。最後に好天に映える宙吊りの家を目に焼き付けて...
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新市街を通って次の目的地へ。
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中世は、防衛の観点で山上に構える町や村が少なくありませんでした。それらは、鷹ノ巣村や鷲ノ巣村と呼ばれたりしますよね。
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今回の旅では、このクエンカをはじめとして、そういった山上の集落を多く訪れることになります。
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