2015/05/26 - 2015/05/26
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蘇我のイルカさん
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知人の勧めで約40年ぶりに尾瀬を訪れ、尾瀬ヶ原をほぼ一周したほか、ちょうど雪解け水が豊富な時期だったので、三条ノ滝まで足を延ばし、約7時間かかりで24キロほどを踏破することになってしまいました。あまり歩きに慣れていない私にとって、かなりのハードコースで、左足の裏がつりそうでしたが、好天に恵まれ、水芭蕉もきれいなシーズンなのに空いており、尾瀬の魅力を堪能できた気がします。
マイカー規制のゲートが午前5時に開くので、鳩待到着が5時20分くらいだったでしょうか、支度を整え、5時半には歩き始めました。
尾瀬は高校生時代に知人に連れられ訪れて以来。当時は大清水から入山したため、尾瀬らしい景色に出会うまでに3時間くらいかかり、尾瀬に入った時はすでにバテバテになっていたのに加え、靴擦れができたりしたので、景色を見る余裕もなく全くいい思い出がありませんでした。
今回は、40年越しのリベンジという目的も持った山行でした。
鳩待から山の鼻まで下り中心の道を40分ほどで到着。まだ木道の上も含め、雪が多く残っており、滑らないように足元に注意しながらの歩きでした。しかし、道端にはところどころ水芭蕉が咲いており、しかも大きく成長する前の、写真でよく見るようなかわいい姿に尾瀬を実感。
尾瀬ヶ原に出ると、まだ雪をかぶった至仏山がどーんと登場。山頂まで雲をかぶっておらず、山容を眺めることができました。ここからはまさに尾瀬ハイク。まだ朝の肌寒さが残る澄んだ空気、見上げれば一面の青空、水芭蕉に、進行方向の東には燧(ひうち)ケ岳も望めました。牛首、竜宮と歩いていると、ポイントは覚えていませんが、木道脇に「逆さ燧」の案内板があり、見てみると、水面に映った燧ケ岳が。風がなく、水面が穏やかな時でないと見られない現象らしく、とてもラッキーでした。
平日ということもあって、混雑もなく、見晴に到着したところでまだ午前8時前ということで、同行者が三条ノ滝まで足を延ばすことを提案。ここまでが順調だったため、思い切って、これを受け入れましたが、ここからが苦難の道のり。片道わずか3キロほどですが、雪が多く残る状況でアップダウンがきつく、雪に倒された木が邪魔になったり、雪止め水の増水で沢に掛けられた木道が水をかぶって滑ったりといった状態。沢で足を滑らせ、片足がずぶ濡れになったり、雪に足を取られたりと悪戦苦闘の連続でしたが、三条ノ滝の威容を見た途端に疲れが吹き飛んだ。水の量が一際多いそうで、約90メートルの高さを轟々と流れ落ちる水は迫力満点。位置的に滝つぼの辺りは見えませんが、大満足で、帰路の登りも苦にならないほどでした。途中にある平滑ノ滝も、吹割の滝を思わせるような平らな岩場を水がするすると流れている感じで、特徴的でした。
滝から温泉小屋に戻り、東電小屋を経由して、山の鼻に戻って12時20分くらい。軽く昼食を摂り、鳩待に戻ったのは午後1時半ごろでした。
とても急ぎ足の尾瀬ハイクでしたが、尾瀬沼を除けば、尾瀬の一通りの魅力を感じられる一日だったと思います。
その後も暑い日が続きそうなので、月内には木道周辺の雪もあらかた消え、だいぶ歩きやすくなるのではないでしょうか。
久々の尾瀬でしたが、また訪れたい気持ちにさせてくれました。
ただ、ところどころ水芭蕉の生えた湿原が掘り返されたような跡があり、同行者に聞くと、クマがエサにしているらしいとのこと。環境の変化がいろいろなところに影響を及ぼしているのかなぁと感じました。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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