2015/04/30 - 2015/05/08
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cokemomoさん
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おばちゃんの友達が大英博物館で一目惚れした小さな金色の神様像。
ハットゥシャ遺跡で出土したものだと知って、そこに行ってみようとなりました。
なんの知識もないままイケイケドンドンの旅行です。
ビルバオのオフ会の後トルコに向かいました。
4月30日夜、成田空港発ターキッシュエアラインにて
5月1日午後、ビルバオ到着(ビルバオ泊)
5月2日<Asador etxebarri アサドール・エチュバリ>にて昼食(オフ会)(ビルバオ泊)
5月3日、ビルバオ観光、夕刻イスタンブールへ移動(イスタンブール泊)
5月4日、早朝アンカラへ、バスでボアズカレに向かう(ボアズカレ泊)
5月5日、観光、アンカラまで戻る(アンカラ泊)
5月6日、観光、夕刻イスタンブールへ(イスタンブール泊)
5月7日、イスタンブール出発
5月8日、朝、成田空港着o
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
池澤直樹「パレオマニア」という本がある。
大英博物館で気に入った収蔵品が作られた土地を訪ねるという旅行記。
そんな旅行も面白そうだと思いつつ、おばちゃんはもうずっと大英博物館に行ってなかった。
友人は出かけていって、ひとつのお気に入りを見つけてきた。アナトリアで紀元前1400ー1200年に作られた小指ほどの小さな黄金の神様。長さ4cm弱幅は1.25cm。
本の真似してヒッタイトの都に出かけてみよう。 -
おばちゃんの友達は、おばちゃんの誕生日にこんな素敵なプレゼントを。
「え〜〜、そんな、いいのに〜〜」と口では言いつつ、もちろん図々しくちゃっかりいただきました。 -
ビルバオでの食事会の翌日の午後、飛行機に乗ってイスタンブール・アタチュルク空港に21:45分頃到着。遅いし、翌朝早い出発なので、そのまま空港隣接のTAVエアポートホテルへ。
シャトルバスを待つのも億劫で、すたこら歩いてホテルへ。 -
翌朝は7時発のアンカラ行きの飛行機に乗る。
アタチュルク空港は国際線国内線ともにいつも混んでる(気がする)ので、早め早めを心がけて、5時半前にはターミナルへ。やっぱり混んでた・・・
おばちゃんもそろそろWebチェックインなど試した方がいいかもしれん。
空港内のカフェで朝食。
カプチーノ、ゴマペーストを巻き込んだ甘いパン、おっとトルコだからチャイを飲まなきゃと追加。全部で25TL。高い・・・ -
アンカラ・エセンボア空港
飛行機は出発が遅れてアンカラ到着も遅れた。8時到着予定が9時前に近い。
ひょえ〜〜。
おばちゃんはアンカラのオトガル(asty)で友人と落ち合って10時のバスに乗る予定なんである。友人は前日にアンカラに入りバスのチケットも購入済み。
空港→asty →市内と向かうバスは、なんてこった、astyの前で渋滞にはまった。
状況をメールで連絡しつつ「チケットは私が買い直そう」と腹を半分くくる。 -
アンカラのオトガル
ありがたや〜〜。発車10分前を切っていたが、友人と落ち合って予定のバスに乗ることができた。巨大バスターミナル(3階建てで、各階からたくさんのバスが出発する)の階段をおばちゃんダッシュで駆け上がる。見よいものではなかったと断言。
お手洗いに行くヒマもなかったよ・・・
写真は3階部分。 -
友人が予約してくれたカミール・コチュ社のデラックスバス。
1ー通路ー2席のゆったり仕様。
どうでもいい情報として、車掌さんは若くてイケメン君。
カミール・コチュ社のPVに偽りなし!?
ハットゥシャ遺跡の麓のボアズカレに行くには、まずこのバスでスングルルというかわいい名前の町まで行く。3時間くらい? -
アンカラを出てしばらくはこんな景色。
丘を切り開いて集合住宅が立ち並ぶ。 -
さらに行くと、こんな景色がずっと続く。
ゆるやかな丘陵地帯は緑に覆われていて、時折小さな集落が現れる。
緑の丘に雲の影が落ちる。 -
トルコのバスのおやつタイム。
長距離を行くバスでは飲み物とおやつがサービスされると聞いていて、おばちゃんは大いに楽しみにしていた。
こんな素敵なワゴンが通路を進む。イケメン車掌君よりこちらに釘付け。
これ(甘いお菓子)とこれ(塩気のお菓子)と二ついい?と尋ねると、さらにもう一袋お菓子をくれた。なんていいイケメン君だ!
もちろん二つねだるおばちゃんがどうかしている。
熱いチャイもいただきました。 -
2時間15分でスングルルに到着。
これはスングルルのオトガル。 -
スングルルのオトガルとは幹線道路を挟んだ向かい側、ガソリンスタンド兼ドライブインのようなところにバスは停車。
私たちはここで降車だが、しばしバスもトイレストップの様子。
ここで友人があらかじめ予約しておいたタクシー(ハットゥシャタクシー)を待つ。
あらら、他のタクシーの運転手さんも営業に現れた。
こんな時のためにか、タクシー会社はあらかじめ友人に運転手の顔写真と名前を連絡していたらしい。 -
タクシーに乗って、まずはボアズカレの宿泊予定ホテルへ向かう。
荷物を部屋に入れて、昼食をとって、あらためてハットゥシャに向かうのだ。
スングルルからホテルまでは30分かからなかった。こんな道路も時速90kmで走るからなぁ・・ -
ホテル・アシュコーグルに1時頃到着。
客室のある棟。 -
ツインの部屋をシングルユースで。
シンプルだが気持ちのいい空間。 -
テラスからこんな景色を眺めながらまずは昼食を。
(この写真は翌朝撮ったもの)
それにしても人気(ひとけ)がない。見かけるおじさんはみなホテルの関係者のようだし・・・もしかして宿泊客はおばちゃん二人だけ? -
オススメは「ヒッティ・ピデ」。それにアイランを添えて、さて幾らだったんだろう。一人一枚は多いかと思ったが、おいしいと言いながら楽々完食。
生地が薄かったんだって。
ちなみにスタッフは「できるのはなんちゃらピデ、かんちゃらピデ、オススメはヒッティ・ピデ」と言っていたので、ピデ以外の料理はなかったんだろうなぁ。
でも、これはおばちゃんもオススメ! -
午後2:30にホテルを出発していよいよハットゥシャ遺跡へ。
友人はスングルルに迎えに来てくれたタクシーさんをこの日と翌日貸し切ってくれてました。英語は話さないとのことで英語ができる友人は困っていたが、日本語だけのおばちゃんは気楽なもんである。海外では言葉が通じないのがデフォルト。
ボアズカレの町の中央広場。遺跡のレリーフや出土品をモチーフにした謎のモニュメント。 -
崩れているけれど、ライオン。
決して威張れる話ではないが、パレオマニアの本の真似旅行をしているだけのおばちゃん。金色の神様も見てない。
ヒッタイトを知る手がかりの漫画「天は赤い河のほとり」も漫画喫茶で3冊読んだだけーーー
だから非常にあやふやな遺跡見学でありました。 -
遺跡も空も広い。
これでもハットゥシャ遺跡のほんの一部、大神殿跡。
紀元前13世紀に作られた云々とある。
右端中段の人影が我らが運転手さん。 -
うーむ、人の手で作られた何か。
-
この穴は、木製のドアの軸を差し込んだもの。
パレオマニアにこの丸い穴をどうやってあけたか、記述があったなぁ。 -
大きな壺。
お、これは「天は赤い河のほとり」で主人公の女の子ユーリが敵から身を隠した貯蔵庫の小麦の壺!?読んでない人(友人も)には何のことやら。
ここに来るまで、丘陵地一帯が小麦畑になっていたのをたくさん見た。
アナトリアは昔から小麦がたくさん取れる豊かな土地だったのかもしれない。 -
ライオン門。
-
あからさまなレプリカ。
文句のつけようがない取って付けた感が、むしろいい! -
ハットゥシャ遺跡から見る景色。
遺跡はボアズカレから丘を登ったところにあって、そして広大な遺跡の中も、たいへんな高低差に急峻な坂道。歩いて回ろうかと考えていたおばちゃんたちにアドバイスをくださった方に大感謝。
本当に車で行ったほうがいいです。 -
遺跡の一番標高が高い南端にあるスフィンクス門の下に通されたトンネル通路。
先を進む我らが運転手さんの姿でわかる通り、想像より狭くて長いトンネルを抜けると・・・ -
なんだか通用門のような素っ気なさ。
ここは遺跡の外側。
本当に、このトンネルとこの門は実用的な出入り口として作られたものだとか。
この上にスフィンクス門があるので、この門の横の方から目指すのだが・・・ -
うぅぅ・・・まじっすか!!??
ピラミッド!?
この上にスフィンクス門がある、それじゃぁ通用門と通路を作るよね。 -
急な凸凹階段を軽々と上がっていく我らが運転手さん。
若さなのか?日頃の鍛錬なのか?
よろよろぜぇぜぇと上がるおばちゃん二人を笑っていたなぁ。 -
スフィンクス門。
本物はアナトリア文明博物館にある。階段をよじ登ってきたおばちゃんはレプリカでも十分感動。
堂々と本からパクってしまうが、スフィンクス(人面のライオン)の起源は非常に古い時期のエジプトで、メソポタミアに伝播してそこでさまざまな資質を与えられ、再びエジプトに逆輸入されたのとか。ギザのスフィンクスはその頃のものらしい。
ハットゥシャにはメソポタミアから来たらしいという。
ヒッタイトとメソポタミアは遠くない。 -
城壁がずっと続いている。
-
ここまではおおらかに、見放題触り放題だったのに、
厳重に格子で覆われている「第二の部屋 ヒエログリフの間」。 -
格子の隙間からカメラを入れて、できるだけ綺麗に浮き彫りが見えているところを写真に撮ってみた。
-
近くの看板に、どのような文字(図柄)が書かれているかわかるようにイラストがあった。上の写真と同じ場所。
これを文字と言われても・・・・・が、かわいい。 -
広い遺跡にはおばちゃん達ともう一組の見学客がいただけだった。
ずっと下の方で我らが運転手さんともう一組の運転手さんが立ち話をしている。
お天気がよく、日差しは強烈すぎず、心地よい風。
こんなに気持ちがよい遺跡見学は初めてかも。この丘から見える景色はヒッタイトの時代とどのくらい違うんだろう?案外あまり変わっていないのかも。
ぼんやりとしたり、本を読んだりして、ずっといてもいいなぁ。
しかし我らの運転手さんは早く仕事を終えたがっている。
そして、じっとしてると冷えてきた! -
しばし休憩の後、ホテルのレストランへ。
お客はおばちゃん二人だけ。限られたメニューの中真っ先に選んだのはレンズ豆のスープ。
日が落ちると、はっきりと「すごく寒い」になって暖かいものが食べたかった。
もちろん「あったかいんだから〜?」と少々旬を過ぎた歌も口ずさむおばちゃん。 -
もう一品暖かそうなものを。
白いんげん豆の煮込み。これは二人でシェア。 -
キョフテとピラウ。
全ての料理が異様にスピーデイーにやってくる。話が早くてありがたい。
コックさん(推定)の小さい息子さんがレストランまで迎えに来て、一緒に帰って行った。
まだシーズンオフなんだな。 -
このホテルにエアコンがないことは聞いていた。部屋には大きな電気ストーブがあるのだが、友人の部屋と同時に使ってブレーカーが落ちたりはしないんだろうか?
不安だ・・
隣室の友人と声を掛け合い、出力を最大にしても大丈夫なことを確認して本日終了。
水回りは新しくキレイなのだが、なかなかお湯が出てこない。この寒さの中、途中で水シャワーになるなんて恐怖、水で顔や手を洗うだけにしておいた。
(ホテルの名誉のためにーー友人はずーっと待ってたらちゃんとお湯が出たそうです) -
明けて翌日。
まずは、ホテルから散歩がてら近くのボアズカレ博物館へ。
小さな博物館だが、おばちゃんには見て楽しいものがたくさんあって、思わず長居をしてしまった。
ベルリンとイスタンブールそれぞれから運ばれた2体のスフィンクスが必見とガイドブックにはあったが、おばちゃんが一番感心し気に入ったのはこちら。
壊れているけど、羊を連れた人が飾りになった水差し。
(撮影禁止の博物館だが、絵葉書だって売ってないし、どーーーしても連れて帰りたくてこっそり撮ってしまいました) -
昨日に続き、我らが運転手さんとヤズルカヤ遺跡に。
-
岩の間の通路を進むと
-
浮き彫りが残っている。
金色の神様と同じような帽子をかぶっている。
この奥には嵐の神様、太陽の神様の姿も。 -
もう一つ、さらに狭い岩の隙間を進んでいくと・・・
(通れる身幅でよかった〜) -
金色の神様と同じようなトンガリ帽子をかぶった12人の神様が行進。
かわいい。 -
手のひらにトゥタルヤ4世を載せた守護神シャルマのレリーフ。
光の加減か見る角度か、ガイドブックの写真のようにハッキリとは見えなかったのが残念。 -
アンカラに戻るために、スングルルの今度はオトガルまで送ってもらう。
小さいオトガルだが売店はありました。
帰りもステキなカミール・コチュのバスがいいと思ったけれど、時間帯なのかリデル社のバス切符売り場しか人がいない。まぁアンカラまで行ければよいので、帰りはリデル社を利用。
もう一度来ることがあるだろうか。難しいだろうなぁ。
来てよかったと心から思えるボアズカレ1泊2日でした。
ご招待に深く感謝です。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ウェンディさん 2015/06/10 21:14:26
- トルコ繋がりで・・・
- cokemomoさん こんにちは、そして、初めまして。
トルコ繋がりで旅行記に辿り着きました。
ハットゥシャ遺跡、名前は知っていましたが、こんなに自然が豊かで興味深いところなんですね〜。
ライオン門のレプリカには笑ってしまいましたが…。
そして、アヴァノス川(紅い河…)のお話を知っていらっしゃるとは、私と同い年くらいなのかしら…。
あの漫画は、トルコの日本語の出来るガイドさんの間では有名みたいですね。
楽しく2冊のトルコ旅行記を拝見しました。
ウェンディ
- cokemomoさん からの返信 2015/06/11 20:42:26
- RE: トルコ繋がりで・・・
ウェンディさん、こんにちは。
こちらこそはじめまして!
旅行記をご覧くださって、こうしてコメントまでくださって、本当にうれしいです!
ありがとうございます。
ウェンディさんもこのゴールデンウィークにトルコにお出かけだったのですね。
> ハットゥシャ遺跡、名前は知っていましたが、こんなに自然が豊かで
私も驚いたんです。2012年にカッパドキアに行ったので、同じアナトリア地方だし
もっと乾燥した、岩山が多い土地だろうと思い込んでいました。
そうしたら、本当に緑にあふれていてちょうどリンゴの花が満開で、美しいところでした。
トルコの大きさを感じてしまいますよね。
ウェンディさんの旅行記、たくさんあってとても人気があるのですね!
私が最初に拝見したのは・・花嫁修行にチャレンジ編です。
楽しそう・おいしそう!こんな素敵なプログラムをお願いできて本当によかったですね。
それにしてもトルコの女性は働き者(@@)私は三日で三行半です・・・
甥っ子ちゃんの男前っぷりも、思わずニンマリしてしまいます。
ウラノスは私も行きました(^^)
この手のレストランは味が・・・と私も不安に思ったのでしたが、美味しかったですよね。
>私と同い年くらいなのかしら…。
うふふ〜、ウェンディさんのお母様と私の母が同じ年代のようですから、
きっと私たちも・・・です。
ウェンディさんの旅行記を拝見していったら、またトルコに行きたくなってしまいそう。
困ってしまう〜〜。
コメントを本当にありがとうございました。
それでは、またー。
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