雪のように輝く湖、西カザフスタンの真珠・シャルカル湖紀行

2015/05/08 - 2015/05/10

カザフスタン共和国の西カザフスタン州には、シャルカル湖という美しい湖があります。
シャルカルという意味は、チュルク語で「雪のように輝く」という意味です。
現在ではチャルカル湖とも言われています。塩湖でまん丸の形をしています。
北部カザフスタンにも、同名の塩湖シャルカル湖があります。こちらは馬蹄形をしています。

エリア その他の都市(カザフスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

私が宿泊したホテルです。

ウラリスク市のＳＨＡＧＡＬＡホテル三ツ星
すごくいいホテルです。

アジアとヨーロッパの境のモニュメント。
片足がヨーロッパ、もう一つがアジアなんてのも可能です。

アジアとヨーロッパの境のウラル川を渡河

ウラル川です。
名古屋でいえば庄内川レベルです。
三河の矢作川よりもずっと規模は小さいです。

ウラリスク市は現在は、オラル市と呼ばれています。
でもロシア国籍のロシア人は今でも、ウラリスク市と呼んでいます。

カザフスタン共和国西カザフスタン州には、カザフ人、ロシア人が主流ですが、バシキール人、タタール人、ウクライナ人、チェチェン人、朝鮮人、ドイツ人と数多くの民族が仲良く暮らしています。

カザフスタンでは民族紛争はありません。

チャガン川を越えて。

このあと南下します。
このようなステップがずっと続きます。

チャルカル湖に近づくと、ステップには「サリャンカ」というこの土地にしか生えないチューリップが咲いています。

サリャンカ

かわいらしいチューリップです

砂漠の中にシャルカル湖が突然出現します。
空が曇ってきました。

シャルカル湖周辺のパスョーラク（行政単位の村ではない集落、日本語に直すと部落）。

少し雨が降ってきました。

えーそんなーあんまりだー。
飛行機３回乗り継いで来たのにー。

私は人生ついていないんです。

飛行場でのスーツケースが出てくるのは、いつも一番最後。
今回もです。
以前は出て来なかったこともありました。

ウラリスク市の公務員のための保養所です。
ナザルバエフ大統領もやってきます。

雨は止みましたが曇っています。

カフェー。
お昼ごはんを食べて、その間にお天気の回復を祈って。

何と、この日は結婚式で貸切。

なんてついてないんだろうと。

このカフェーの隣室は売店、ここで食べ物を買います。

対独戦勝記念日５月９日の看板。

灰色の湖面。
お日様が出てないからです。

あんまりです。

ハムとチーズとパンとジャムを買いました。
私は黒パンとジャムさえあれば、文句を言いません。
私は黒パンが大好きです。

晴れる気配なし。

少し北上してみます。

サリャンカです。

少しだけ晴れてきました。

湖岸に向かういます。

少し晴れてきました。

残念ですが引き返します。

少しは青く見えました。

ああー夏もまた来ないと、綺麗なシャルカル湖を堪能できません。

２日後、
本日は快晴。
予定を変更して、再度シャルカル湖に向かいます。
アジアとヨーロッパの境界です。

ウラル川を越えて。

カザフスタンの南部都市シムケントまで１０００キロあります。
シムケントはカザフスタン国籍ウズベク人が多く住んでいます。

アクサイ村の表記も。

ロシアにもカザフスタンにも、アクサイという地名は多いです。
アクは白いと言う意味です。
アクサイ自体の意味はないですが、おもに谷間の集落につけられるようです。

ウラリスクから１００キロメートル
車で二時間。

やっと見えてきました。
シャルカル湖です。
青いです。
綺麗です、綺麗です。
嬉しいです。

だんだん近づいてきます。
青いです、綺麗です。

早く湖岸に出たいです。

舐めてみると、ややしょっぱいです。
東部バルハシ湖やアラコリ湖、タジキスタンのカラクリ湖よりは、塩の味がします。

遠くから見ると青く、近くで見ると透明です。

それでは引き返します。
夏にはウラリスクのみでなく、ロシアのオレンブルク、オルスク、サマラ、サラトフからも湖水浴にやってきます。
毎日７万の人でにぎわっています。

ウラリスク市のスーパーでは水着がもう店頭に出ています。
この水着を着て、塩湖のシャルカル湖で泳ぐのです。
カスピ海は遠すぎるようです。

こんな綺麗な景色が見られて、幸せです。