柏崎駅前通り　貞心尼　歌碑巡り

2014/10/15 - 2014/10/22

柏崎の駅前通りを歩いていたら歩道脇に石碑があることに気付きよく見てみると歌が刻まれていた。
そばに設置されたある説明板を読むと「貞心尼」という尼さんの歌碑であった。
歌碑は一つだけでなく通りの両側に距離をおいてあるようだ。　この機会に歌碑巡りをしようと思った。　帰ってから1基が撮り忘れたことが分かったが取り敢えず11基だけアップした。

柏崎市ホーム・ページより
『柏崎駅から海岸線を結ぶ通称潮風ロードの商店街のアーケード下には、加賀の千代女、京都の連月尼とともに幕末女流三大歌人と言われている「貞心尼」の歌碑、12基が建立されています。
日本海へ向かうこの通りは、風雅で文学的な雰囲気を味わうことができます。

歌碑は、平成4年度に国（当時国土庁）が3年かけて地域個性形成事業として歩道やアーケードを整備一新したことを機に、その補完事業として柏崎良寛貞心会により平成5年に8基、翌年に4基が建立されたものです。 』

エリア 柏崎・鯨波海岸(新潟)

• 旅行の満足度: 5.0

柏崎駅を背にして右側アーケードの点前にある歌碑

かきおくもはかなきいそのもしほぐさ
見つつしのばむ人もなき世に

あとは人先は仏にまかせおく
おのが心のうちは極楽

（撮り忘れたがこの歌碑の前に次の歌碑があります）
秋もやや夜さむになればはたおりや
つづれさせてふむしのなくなり

いつまでもたえぬかたみとおくるなり
わが法の師のみづくきの跡

露に身にあまりてけふはうれしさの
おき所なき草の庵かな

朝げたくほとはよのまにふきよす
木の葉や風のなさけなるらむ

右アーケード歌碑のラスト

うたやよまむてまりやつかん野にやでむ
きみがまにまになしてあそばむ

道路横切った反対側のアーケード歌碑　これより駅に向かって進む

沖遠く入日の影をしたふまに
はやさしのぼる山の端の月

あまの子はさくら貝をやひろふらん
なみの花ちるいそづたいして

かりそめの草の庵りもことの葉の
花さく宿となるぞうれしき

最後の歌碑

おのづから心もすめりくもりなき
鏡が沖の月に向へば