鳥取：境港～大山～三朝～砂丘と鳥取横断１泊２日

2015/04/25 - 2015/04/26

スマートフォンを新たに入手したので、その機能を試すべく旅行を設定した。ただし、供覧する写真はデジタルカメラによるもの。
米子空港から入り、境港・大山・三朝・砂丘と西から東へ横断、鳥取空港から抜けるルートを選択。
交通手段は主に列車とバス。レンタカーは使用しない。

エリア 鳥取

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田から朝一のA320で米子鬼太郎空港に到着。

米子鬼太郎空港 (米子空港) 空港

まずは荷物受取場で目玉の親父がお出迎え。

米子鬼太郎空港 (米子空港) 空港

空港自体は小規模だが、ゲゲゲの鬼太郎推しが強く、いろいろと楽しめる。
障子には目々連が！

米子鬼太郎空港 (米子空港) 空港

空港内の案内カウンターで鳥取のバス乗り放題券（通行手形）を入手。
連続３日間鳥取県内の路線バスが乗り放題で1800円という非常にお得な手形。
旅行予定は2日間だが、十分元が取れる。

鬼太郎列車に乗って境港駅を目指す。
やってきたのは子泣きじじい。後ろの車両は砂かけばばあ。

鬼太郎列車 乗り物

境港駅は妖怪色が強い。
その日運行の鬼太郎列車の種類が表示されていたりするのでチェック。

境港駅 駅

駅前には執筆活動をする水木先生と仕事を見守る鬼太郎ファミリーの像が。

境港駅 駅

境港駅から水木しげる記念館あたりまでの道は水木しげるロードと称され、妖怪のブロンズ像が展示されている。有名どころからマニアックものまで幅広い。

水木しげるロード 名所・史跡

有名どころをいくつか紹介。
ぬりかべ。
オカリナ１個必要。

水木しげるロード 名所・史跡

鬼太郎with目玉のおやじ。

水木しげるロード 名所・史跡

鬼太郎のリモコンゲタ。
画面外でも飛びまわる。

水木しげるロード 名所・史跡

目玉のおやじ。
毛目玉と重なっていると悲しい。

水木しげるロード 名所・史跡

一反もめん。
慣性が強いのでペナンガランに衝突しないよう注意。

水木しげるロード 名所・史跡

ねずみ男。
この像は等身大で、握手できる。
ちなみに、どの像も自由に触れてよいことになっている。

水木しげるロード 名所・史跡

サラリーマン山田。
妖怪ではないが水木作品のおなじみキャラ。

水木しげるロード 名所・史跡

泥田坊。
走り続けていると突然ヌッと出てくる。

水木しげるロード 名所・史跡

水木先生と布枝夫人。

水木しげるロード 名所・史跡

水木しげるロードの先には水木しげる記念館がある。
生い立ち、作品、海外での蒐集品などが展示。
見学目安は40分。

水木しげる記念館 美術館・博物館

記念館には中庭があり、そこには鬼太郎の家が展示。

水木しげる記念館 美術館・博物館

水木しげるロードには妖怪小ネタが多くある。

街灯は目玉の親父。

水木しげるロード 名所・史跡

ATM前の看板。

水木しげるロード 名所・史跡

汚水といえばねずみ男（マンホールの絵）。

水木しげるロード 名所・史跡

妖怪タクシー。

水木しげるロード 名所・史跡

水木しげる記念館のトイレ。
グッドデザイン。

水木しげるロード 名所・史跡

ロードにある妖怪神社。
こじんまりしているが、ちゃんと御神体が奉られている。

妖怪神社 寺・神社・教会

河童の泉。
ちゃんちゃんこを着ているのは・・・

水木しげるロード 名所・史跡

小便するなッ！

水木しげるロード 名所・史跡

水木しげるロードを一通り歩き、駅近くの丼屋で早めに昼食。海鮮丼をいただく。

境港滞在は約２時間。

海鮮料理 丼や グルメ・レストラン

鬼太郎列車で米子駅に移動。

米子駅 駅

米子駅から大山る〜ぷバスに乗って40分、大山に到着。
る〜ぷバスは乗り放題券使用OK。

目的地の大山寺までバス停から徒歩15分。上り坂が続く。

大山寺の境内。
標高が高いので空気がきれいで眺めもよい。
境内はやや広い。拝観目安は30分。
御朱印は観音堂隣の授与所でいただける。

大山寺 寺・神社・教会

大山寺から徒歩15分、塔頭寺院の圓流院へ。

大山寺塔頭圓流院 寺・神社・教会

こちらのお堂は天井に水木しげる先生の絵がびっしりと描かれている。
住職さんから撮影許可を公式に頂ける。

大山寺塔頭圓流院 寺・神社・教会

大山る〜ぷバスで再び米子駅へ戻る。

駅から少し歩いて散策。
旧加茂川沿いには白壁の土蔵が建ち並ぶ。

旧加茂川沿い (米子白壁土蔵) 名所・史跡

米子駅から倉吉駅までとっとりライナーで移動。

鳥取を代表するもう一つの漫画よりコナントレイン。

米子駅 駅

倉吉駅からバスで15分、白壁土塀・赤瓦街を散策。
古い町並みがいい雰囲気を出している。

日が傾いてきたがまだまだいける。

赤瓦一号館～十八号館 市場・商店街

さらにバスを乗り継いで約30分、三朝温泉へ。
温泉街を軽く歩く。なかなかいい雰囲気。

ここは河原にある共同露天風呂。
手前の小さい湯は足湯で、衝立の奥は混浴露天風呂。
なけなしのすだれがあるが、橋の上からは丸見え。
ただし解放感はハンパない。

河原風呂 / 足湯 河原の湯 温泉

三朝温泉を19時代の終バスで離れて倉吉へ戻る。
駅から徒歩５分のごっつおらーめんで鳥取名物の牛骨ラーメンをいただく。

ごっつおらーめん 倉吉本店 グルメ・レストラン

今夜の宿は倉吉シティホテル。
駅から徒歩10分で、バス停も目の前という好立地。
部屋も狭すぎず、快適に過ごせて素泊まり4000円の安さ。

倉吉シティホテル 宿・ホテル

二日目。

倉吉から三朝温泉を経由するバスで約40分、日本一危険な国宝と言われる三徳山三佛寺へ。
本堂から先の投入堂への参拝というより修行のつもりで臨むべき。
安全のために決まりごとがいくつかある。
靴底に凹凸のある靴でないとダメ、二人以上のグループで登る（滑落した時に連絡する人が必要）、輪袈裟を着用、など。

観光気分で行くと怪我をするので、体力に自信がなければ勇気を持って本堂までの参拝にすべき。

御朱印は入山受付で預ける。

三佛寺 寺・神社・教会

入山してすぐにかずら坂が待ち構える。
木の根を足場と手がかりにして登っていく。

軍手は必携、荷物も手がふさがるものはNG。

三佛寺 寺・神社・教会

細くて急な道を登っていくと文殊堂に出る。
この櫓が険しい山道のあるな所の中腹に建っている。

三佛寺 寺・神社・教会

ここから先へ進むには、鎖を使って急斜面を登る。

三佛寺 寺・神社・教会

鎖場を登りきると、文殊堂の舞台に出られる。
眺めはいいが、手すりは無く、幅50cm程度の足場なので超注意。
落ちたら終了である。

三佛寺 寺・神社・教会

さらに進むと鐘楼がある。
鐘の重さは2トン。ここまでどのように運んだのか謎は解明されていない。

三佛寺 寺・神社・教会

牛ノ背、馬ノ背。
左右は当然崖で落ちたらアウツ。

三佛寺 寺・神社・教会

左側危険とある。
気をつけないと本当に生命にかかわる。
絶景に目を奪われて忘れてはいけないが、ここは修行の場所である。
落ちたらアウツ。

三佛寺 寺・神社・教会

この観音堂の裏を壁沿いに進んでいく。
ゴールはこの壁の先にある。

三佛寺 寺・神社・教会

ここが目的地の投入堂。
この場所から見て参拝する。
断崖絶壁に法力で投げ入れたことが名前の由来だが、詳しい建設方法は解明されていない。

洞穴内に滴る水が響いて、足音のような不思議な音がする。
これはこの場所に行った人にしか分からない。

ここまでの登りの時間は30分。下りは20分程度だが気を抜いてはいけない。

三佛寺 寺・神社・教会

戻る途中にもう一度河原温泉に入る。
昨日と違ってお湯がぬるめで入りやすかった。
天気は快晴で気持ちいいが、橋からモロ見えなのは忘れてはならない。

河原風呂 / 足湯 河原の湯 温泉

倉吉駅。
奥の交番は白壁土塀を模したのか。

倉吉駅 駅

特急スーパーはくとで鳥取駅まで移動。
日曜の昼過ぎ、車内はガラガラだった。

特急 スーパーはくと 乗り物

鳥取駅についてまずは昼食。駅前商店街にある「だいぜん」で海鮮丼をいただく。

スーパー居酒屋 鳥取 だいぜん グルメ・レストラン

これは鳥取駅前アーケードの風景。
日曜昼とは思えない人口密度の低さ。

鳥取駅 駅

鳥取駅から徒歩5分（駅前とは言えない）の場所に建設中のスターバックス。
47都道府県で最後に誘致されたのが鳥取県である。
訪問時はまだ工事中だった。

ループ麒麟獅子に乗って鳥取砂丘を目指す。
乗り放題券使用OK。

砂丘センター展望台からリフトで砂丘まで５分。
ゆっくりしたリフトで、横を歩く係員のほうが早い。

鳥取砂丘リフト 乗り物

ここが鳥取砂丘。
平坦な部分がずっと続いた先は、馬の背と呼ばれる急な丘。
その先には雄大な日本海。

人が蟻のようである。

鳥取砂丘 自然・景勝地

馬の背に登って南側に振り返る。
高さは約20m。

リフトを降りて馬の背まで徒歩10分ぐらい。

鳥取砂丘 自然・景勝地

日本海側。
遠くに見える島は鯨の形をしている。

鳥取砂丘 自然・景勝地

砂丘には風紋と呼ばれる独特の模様が現れる。
特に朝に見やすいといわれているが、馬の背を少し離れて人の少ないところにくると、若干の風紋が残っている。

鳥取砂丘 自然・景勝地

砂丘を後にして徒歩10分にある砂の美術館へ。

鳥取砂丘砂の美術館 美術館・博物館

ここは鳥取砂丘の砂で造った像が室内外に展示してある。
公式に写真撮影OK。

鳥取砂丘砂の美術館 美術館・博物館

ほぼ年ごとに展示が変わる。
2015年はドイツ展ということで、正面にはノイシュバンシュタイン城。

鳥取砂丘砂の美術館 美術館・博物館

使用しているのは砂と水だけというのは驚く。

日曜午後だったのでそれなりの混雑。
見学目安は40分。

鳥取砂丘砂の美術館 美術館・博物館

鳥取駅に移動。
鳥取駅はいろいろな路線が乗り入れている。
左から若桜鉄道、智頭急行、ＪＲ山陰本線。
日曜日の１７：２８頃に撮ったスリーショット。

鳥取駅 駅

鳥取駅からは空港連絡バスで鳥取空港へ。
このバスも乗り放題券使用OK。

鳥取砂丘コナン空港。
残念ながらカードラウンジは無し。
お別れの機材はまたもA320だった。

鳥取空港 鳥取砂丘コナン空港 空港

この旅行記へのコメント （2）

• りおさん 2015/06/08 19:10:28

  三徳山！

  5月に鳥取旅をしたので、楽しく拝見しました
  
  時間と天候の都合で、三徳山と境港には行けなかったので、補完できてよかったです(笑)
  それにしてもあそこに登山されるとは！流石ですね！

  Mr.Tさん からの返信 2015/06/09 22:41:52

  RE: 三徳山！

  運良く天気に恵まれ、無事に投入堂まで行くことができました。
  よく、ガイドブックに文殊堂の舞台から足を出して一休み、なんて書いてありますが、とてもできません。落ちたら確実に死に至ります。
  
  体力がないと厳しいですが、けっこう大学生ぐらいの女性も登っていました。半数は草履に履き替えさせられていましたが。
  
  とはいえ、機会がありましたらぜひ行ってみてください。おすすめです。