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4月はいろいろ忙しくてなかなか外出することもできなかったのだが、ようやく月末になって余裕ができたので、妻と一緒に足利フラワーパークにでかけてくることにした。4月末は藤の季節なのできれいな花が見られるといいなあ、と期待しつつお出かけ。<br /><br />06:44 藤沢−上野 1528E<br />いつもに比べてややゆっくりしたお出かけ。列車内で飲むコーヒーと紙コップも抜かりなく持参した。今回は足利の辺りまで出かけるので、「休日お出かけパス」を利用する。エリアの西端から北端までって感じでずいぶんお得な感じがする。<br /><br />15両編成の先頭車両の方で待っていたが結構空席がある。直前に湘南新宿ラインが発車したからかな? 実は上野東京ラインが開通してから一ヶ月が過ぎたが、上野方面にそのまま乗り続けるのは初めてだったりする。乗り換えなしで上野までアクセスできると確かに便利だわー<br /><br />08:02 上野−富田 9531M -&gt; 9444M 臨時快速足利藤祭り1号<br />上野からは両毛線に直通する臨時快速「足利藤祭り」号に乗車。上野駅13番線ホームからの発車なので地平ホームに移動しないといけない。我々がホームに到着するころにようやく列車がホームに入線してきた。今回使用される車両は185系200番というもの。たしか何年か前にも「足利藤祭り」の名前を冠した臨時列車で足利に出かけたような覚えがあるが、そのときは、いかにも特別列車ですって感じの183系だっただけに(確か、特別なヘッドマークも掲示していたはず)、「臨時快速」って何の面白みもないヘッドマークにはちょっと興ざめ。<br /><br />上野から小山までは東北本線経由、小山では約15分停車した後、両毛線に入ってわりとのんびりと列車は進み、足利フラワーパーク最寄の富田駅に到着。我々夫婦の乗り込んだ車両には結局10人くらいしか乗客が乗ってなかった。こんな乗車率で大丈夫なんだろうか。。。<br /><br />富田駅を出たところでは、駅員さんだかフラワーパークの人なんだかわからないが、入園料割引券がついたビラをさかんに配っていたが、去年のクリスマスシーズンにやってきた我々は、それよりも割引率の高いチケットを捨てずに残していたので、なんだか勝った気分?! フラワーパークに向かう人の列を見る限り、思ったよりは乗客は多かったみたいだ。歩いて10分ほどでフラワーパークに到着。どうせだったらハイシーズンのときだけでも偕楽園みたいな臨時駅を作ればいいのに。<br /><br />フラワーパークの入園料はシーズンによって大きく異なり、今の季節はおとな1500円(ここから割引券で200円引き)。チケットをもぎりしてもらった後、フラワーパーク内に足を踏み入れてみるとなんとまあ、鮮やかな花々が咲き乱れていることよ。今の季節は薄紫と藤色の藤の花が咲きそろいはじめ、白藤は2、3分咲きといったところだったが、藤の花以外の花によって上手にフォローされていたので、全く遜色なく鑑賞して回れた。特に、いろとりどりのツツジの花がいたるところで花をつけていて、目にまばゆいとはこのことか、という感じだった。真紅のツツジ+藤色の藤+薄紅の八重桜、という取り合わせを見ることができるのは、日本広しといえども、ここくらいではなかろうか。<br /><br />この日は想像以上に天気がよくて気温も上がったので、売店で購入した「藤ソフト」をいただいて体を冷やそうとするものの、あんまり効果がなく、私も妻も、暑さでヘロヘロになりかける(まだ暑さに慣れてない)。ちょっと予定よりは早いけど、両毛線に乗って、次の目的地の桐生に向かうことにする。<br /><br />11:59 富田−桐生 3448M<br />富田から普通列車に乗車、2+2両編成のローカル線だ。「休日お出かけパス」の有効エリアは足利までなので、足利−桐生間はあらかじめ往復乗車券を購入、桐生駅でフリーパスと一緒に見せて出場。そういえば、桐生駅に到着したとき、反対側のホームに「やまどり」車両が停車していたな(あとで調べたら、前橋まわりの「リゾートやまどり藤祭り」だったらしい)。<br /><br />桐生駅北口から駅前の通りを東に約10分歩き、「カフェ ソイストーリー」に到着。テーブルが4つとこぢんまりとした店舗。我々が到着したときは、運よくひとつだけ二人がけのテーブルが空いていた。ラッキー。早速注文。二人とも本日のランチセット。ドリンクは妻が「おから茶」、私は豆乳を。わりと丁寧に作っているためか、オーダーから料理が出てくるまでちょっと時間がかかる。まあ、あまり気にならないレベル。<br /><br />で、スープとワンプレートランチがやってきた。お椀の中の料理が何かしらの豆と関連付けられた料理しかない!! こちらのカフェの隣がお豆腐屋さんなので、ゴマ豆腐やおぼろ豆腐、厚揚げが使われている程度だったら、それほど驚かないんだが、どうみたって普通のホイコーロー、というものがソイミートを使ったものだとわかったときは「こりゃ一本とられたわい」ってかんじだった。<br /><br />ゴマ豆腐のサラダ、おぼろ豆腐の明太子和え、納豆入りオムレツ、ソイミートのホイコーロー、豆ご飯(麦入り)が盛り付けられたプレートと、ごま油の風味がいい感じの厚揚げのスープ、動物性タンパクは卵と明太子くらいのベジタリアンでも大丈夫そうな料理。おいしいのはいうまでもないことだが、しっかり咀嚼しないといけないので、見た目のボリューム以上に食べ甲斐があって、かなり満腹感が得られた。これはヘルシー。近所にあれば絶対行きつけにしてるお店だわ。<br /><br />で、食後。帰りの列車にはまだ時間があるので、桐生市内を観光するべ、ということになるが、駅からここまでの道のりがかなりさびしいシャッター通りになってしまっているため、あまり期待できないけど、スマホいじってたら、歩いて5分ほどのところに「織物参考館・紫」というスポットを発見。ということで小学校の横を通って建物のあるところまでやってきた(ちなみに「紫」は、ゆかりと読むようだ)。<br /><br />入館料はおとな700円。ん、なんか秩父の同様の施設に比べて微妙に高くないか? と思ったものの、ここはしっかり学芸員さん(?)の説明がある上、実際に織機を動かして機織の体験をできるので、我々としては展示内容に見合った料金だと納得。<br /><br />中学社会の授業で「ジョン・ケイの飛び杼」が産業革命に大きく貢献した、ということは習っても、「飛び杼」ってなんやねん、「飛び杼」がなんで産業革命と結びつくねん、ということはその当時から非常に疑問に思っていた(高校では日本史専攻のため、高校世界史では教わっているのかもしれないが)。横糸を通す紡錘状のものを「杼(ひ)」というのだが、人力で右へ左へ通すのを「投げ杼」といい、「飛び杼」は、滑車につながった手元の紐を引っ張ると、「杼」がばねの力で右へ左へ飛んでいくというものだということが今回実物を目にすることができ、長年の蒙が啓けた気分だ(紐を引っ張るだけで「杼」の往復運動が行えるので、円盤の一点に紐の端を固定しておけば、回転運動を往復運動に変換できる→オートメーション化可能→産業革命!)。<br /><br />あと、名前だけはよく聞く「ジャガード織り」っていうのも、フランス人のジャガードさんが考え出した模様織りの機構なんだけど、実はオルゴールの技術を転用したものだったとか、2500年前に使われていたとされる「錘り機」と現在オートメーション化された機械式の織機が基本的には同じ原理で織物が出来上がってくるんだとか、まあ、知的好奇心を満足させるには十分な内容だった。やっぱり納得感があると無いとでは同じものを見ても全く受ける印象は違って見えるなあと、改めて実感。<br /><br />で、織物参考館入り口のミュージアムショップで何か買っていってねー、的なことを言われてたんだが、妻が目ざとく、参考館前に止まっている乗り物を発見。なにやら不恰好な箱型の乗り物らしきものが。なに?<br /><br />どうも、桐生市と近くの大学が共同して開発した、低速電動コミュニティバスらしく(名前は「MAYU(マユ)」というんだそうな)、土日休だけ運行して市内巡回しているんだそうな。ちなみに運賃は無料! 時刻表を見せてもらったら、帰りの列車までに桐生駅に帰り着けそうなので、せっかくだからということで、乗せてもらう(無料の代わりに名前とどこから来たかというアンケートを書かされましたが)。車体の中央部分に8輪が集まっているので、イマイチ発車時と停車時の揺れが気になるものの、最高速度が19km/hなので、ゆっくり町並みを眺めることができる。見ては見たいけど歩いていくのは遠いかなぁ、と思っていた、重要伝統的建造物群保存地区の建物群を見物できたのはラッキーだった。<br /><br />15:10 桐生−上野 9445M -&gt; 9536M 臨時快速足利藤祭り2号<br />帰りも足利藤祭り号を利用する。なぜ桐生始発なのか疑問は残るが便利なので結果オーライだ。小山方面のホームで待っていたら、足利藤祭り号の車両が高崎方面のホームに入線してくる。なんだよーー<br /><br />まあ、なんとか無事に乗車、富田駅でけっこう乗車してきたので、行きの列車よりは少しは乗客多いかな? と思っていたら、全席指定だということをわかっていなかった外国人観光客の団体さんだったりした(アナウンスが日本語だけだし、列車も「臨時快速」という幕しか表示してないからそりゃ理解できんわな。英語表記つけるなり、自由席つけるなり、もうちょっと手当てを十分すべきだろう)。小山でちょっと降り、大宮でちょっと降り、って感じで上野まで乗りとおした人は7割くらいだったかなあ。まあ、酔っ払いに騒がれるよりはよっぽど良い環境で帰ってくることができた。<br /><br />上野駅ナカで夕飯を購入、上野東京ラインで帰るぞー、と思ったら、大磯駅での人身事故により直通運転を停止中、とのこと。ありゃりゃ。<br /><br />17:37 上野−東京 1609G<br />ということで、山手線外回り電車に乗車。最後尾だったからか、余裕で着席できた。東京駅での乗換えが面倒ではあるが、まあ、東京始発で確実に座って帰れるというのはメリットだよね、とポジティブに考えてみる。<br /><br />17:51 東京−藤沢 1921E (約10分遅れ)<br />ダイヤ乱れの際には特急列車を優先的に発車させることになっているのか、隣のホームに停車していた常磐線特急を先に発車させた後、ようやく出発。3月のダイヤ改正後、帰宅時にろくに東海道線に座れたことがなかったので、久々に楽できた感がある。品川や横浜での調整時間をうまくやりくりしたせいか、藤沢到着は5分遅れくらいに圧縮されていた。まあ、ゆっくり歩いて帰ろうか。しかし今日は暑かったねー<br /><br />ということで、足利フラワーパークと桐生市内観光を一緒に楽しむことができました。当初は桐生はランチだけくらいに考えていたので、織物参考館でいろいろ勉強させてもらえたことは非常にラッキーでした。桐生駅前はシャッター通り化が進んでいて、非常に厳しいとは思うのですが、体験型とか学習型の観光というのもひとつのアイディアではないのかなあ、と思ったりしたのでした。

「足利藤祭り号」に乗って足利・桐生にお出かけ。

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2015/04/25 - 2015/04/25

211位(同エリア390件中)

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48

まいこさん

4月はいろいろ忙しくてなかなか外出することもできなかったのだが、ようやく月末になって余裕ができたので、妻と一緒に足利フラワーパークにでかけてくることにした。4月末は藤の季節なのできれいな花が見られるといいなあ、と期待しつつお出かけ。

06:44 藤沢−上野 1528E
いつもに比べてややゆっくりしたお出かけ。列車内で飲むコーヒーと紙コップも抜かりなく持参した。今回は足利の辺りまで出かけるので、「休日お出かけパス」を利用する。エリアの西端から北端までって感じでずいぶんお得な感じがする。

15両編成の先頭車両の方で待っていたが結構空席がある。直前に湘南新宿ラインが発車したからかな? 実は上野東京ラインが開通してから一ヶ月が過ぎたが、上野方面にそのまま乗り続けるのは初めてだったりする。乗り換えなしで上野までアクセスできると確かに便利だわー

08:02 上野−富田 9531M -> 9444M 臨時快速足利藤祭り1号
上野からは両毛線に直通する臨時快速「足利藤祭り」号に乗車。上野駅13番線ホームからの発車なので地平ホームに移動しないといけない。我々がホームに到着するころにようやく列車がホームに入線してきた。今回使用される車両は185系200番というもの。たしか何年か前にも「足利藤祭り」の名前を冠した臨時列車で足利に出かけたような覚えがあるが、そのときは、いかにも特別列車ですって感じの183系だっただけに(確か、特別なヘッドマークも掲示していたはず)、「臨時快速」って何の面白みもないヘッドマークにはちょっと興ざめ。

上野から小山までは東北本線経由、小山では約15分停車した後、両毛線に入ってわりとのんびりと列車は進み、足利フラワーパーク最寄の富田駅に到着。我々夫婦の乗り込んだ車両には結局10人くらいしか乗客が乗ってなかった。こんな乗車率で大丈夫なんだろうか。。。

富田駅を出たところでは、駅員さんだかフラワーパークの人なんだかわからないが、入園料割引券がついたビラをさかんに配っていたが、去年のクリスマスシーズンにやってきた我々は、それよりも割引率の高いチケットを捨てずに残していたので、なんだか勝った気分?! フラワーパークに向かう人の列を見る限り、思ったよりは乗客は多かったみたいだ。歩いて10分ほどでフラワーパークに到着。どうせだったらハイシーズンのときだけでも偕楽園みたいな臨時駅を作ればいいのに。

フラワーパークの入園料はシーズンによって大きく異なり、今の季節はおとな1500円(ここから割引券で200円引き)。チケットをもぎりしてもらった後、フラワーパーク内に足を踏み入れてみるとなんとまあ、鮮やかな花々が咲き乱れていることよ。今の季節は薄紫と藤色の藤の花が咲きそろいはじめ、白藤は2、3分咲きといったところだったが、藤の花以外の花によって上手にフォローされていたので、全く遜色なく鑑賞して回れた。特に、いろとりどりのツツジの花がいたるところで花をつけていて、目にまばゆいとはこのことか、という感じだった。真紅のツツジ+藤色の藤+薄紅の八重桜、という取り合わせを見ることができるのは、日本広しといえども、ここくらいではなかろうか。

この日は想像以上に天気がよくて気温も上がったので、売店で購入した「藤ソフト」をいただいて体を冷やそうとするものの、あんまり効果がなく、私も妻も、暑さでヘロヘロになりかける(まだ暑さに慣れてない)。ちょっと予定よりは早いけど、両毛線に乗って、次の目的地の桐生に向かうことにする。

11:59 富田−桐生 3448M
富田から普通列車に乗車、2+2両編成のローカル線だ。「休日お出かけパス」の有効エリアは足利までなので、足利−桐生間はあらかじめ往復乗車券を購入、桐生駅でフリーパスと一緒に見せて出場。そういえば、桐生駅に到着したとき、反対側のホームに「やまどり」車両が停車していたな(あとで調べたら、前橋まわりの「リゾートやまどり藤祭り」だったらしい)。

桐生駅北口から駅前の通りを東に約10分歩き、「カフェ ソイストーリー」に到着。テーブルが4つとこぢんまりとした店舗。我々が到着したときは、運よくひとつだけ二人がけのテーブルが空いていた。ラッキー。早速注文。二人とも本日のランチセット。ドリンクは妻が「おから茶」、私は豆乳を。わりと丁寧に作っているためか、オーダーから料理が出てくるまでちょっと時間がかかる。まあ、あまり気にならないレベル。

で、スープとワンプレートランチがやってきた。お椀の中の料理が何かしらの豆と関連付けられた料理しかない!! こちらのカフェの隣がお豆腐屋さんなので、ゴマ豆腐やおぼろ豆腐、厚揚げが使われている程度だったら、それほど驚かないんだが、どうみたって普通のホイコーロー、というものがソイミートを使ったものだとわかったときは「こりゃ一本とられたわい」ってかんじだった。

ゴマ豆腐のサラダ、おぼろ豆腐の明太子和え、納豆入りオムレツ、ソイミートのホイコーロー、豆ご飯(麦入り)が盛り付けられたプレートと、ごま油の風味がいい感じの厚揚げのスープ、動物性タンパクは卵と明太子くらいのベジタリアンでも大丈夫そうな料理。おいしいのはいうまでもないことだが、しっかり咀嚼しないといけないので、見た目のボリューム以上に食べ甲斐があって、かなり満腹感が得られた。これはヘルシー。近所にあれば絶対行きつけにしてるお店だわ。

で、食後。帰りの列車にはまだ時間があるので、桐生市内を観光するべ、ということになるが、駅からここまでの道のりがかなりさびしいシャッター通りになってしまっているため、あまり期待できないけど、スマホいじってたら、歩いて5分ほどのところに「織物参考館・紫」というスポットを発見。ということで小学校の横を通って建物のあるところまでやってきた(ちなみに「紫」は、ゆかりと読むようだ)。

入館料はおとな700円。ん、なんか秩父の同様の施設に比べて微妙に高くないか? と思ったものの、ここはしっかり学芸員さん(?)の説明がある上、実際に織機を動かして機織の体験をできるので、我々としては展示内容に見合った料金だと納得。

中学社会の授業で「ジョン・ケイの飛び杼」が産業革命に大きく貢献した、ということは習っても、「飛び杼」ってなんやねん、「飛び杼」がなんで産業革命と結びつくねん、ということはその当時から非常に疑問に思っていた(高校では日本史専攻のため、高校世界史では教わっているのかもしれないが)。横糸を通す紡錘状のものを「杼(ひ)」というのだが、人力で右へ左へ通すのを「投げ杼」といい、「飛び杼」は、滑車につながった手元の紐を引っ張ると、「杼」がばねの力で右へ左へ飛んでいくというものだということが今回実物を目にすることができ、長年の蒙が啓けた気分だ(紐を引っ張るだけで「杼」の往復運動が行えるので、円盤の一点に紐の端を固定しておけば、回転運動を往復運動に変換できる→オートメーション化可能→産業革命!)。

あと、名前だけはよく聞く「ジャガード織り」っていうのも、フランス人のジャガードさんが考え出した模様織りの機構なんだけど、実はオルゴールの技術を転用したものだったとか、2500年前に使われていたとされる「錘り機」と現在オートメーション化された機械式の織機が基本的には同じ原理で織物が出来上がってくるんだとか、まあ、知的好奇心を満足させるには十分な内容だった。やっぱり納得感があると無いとでは同じものを見ても全く受ける印象は違って見えるなあと、改めて実感。

で、織物参考館入り口のミュージアムショップで何か買っていってねー、的なことを言われてたんだが、妻が目ざとく、参考館前に止まっている乗り物を発見。なにやら不恰好な箱型の乗り物らしきものが。なに?

どうも、桐生市と近くの大学が共同して開発した、低速電動コミュニティバスらしく(名前は「MAYU(マユ)」というんだそうな)、土日休だけ運行して市内巡回しているんだそうな。ちなみに運賃は無料! 時刻表を見せてもらったら、帰りの列車までに桐生駅に帰り着けそうなので、せっかくだからということで、乗せてもらう(無料の代わりに名前とどこから来たかというアンケートを書かされましたが)。車体の中央部分に8輪が集まっているので、イマイチ発車時と停車時の揺れが気になるものの、最高速度が19km/hなので、ゆっくり町並みを眺めることができる。見ては見たいけど歩いていくのは遠いかなぁ、と思っていた、重要伝統的建造物群保存地区の建物群を見物できたのはラッキーだった。

15:10 桐生−上野 9445M -> 9536M 臨時快速足利藤祭り2号
帰りも足利藤祭り号を利用する。なぜ桐生始発なのか疑問は残るが便利なので結果オーライだ。小山方面のホームで待っていたら、足利藤祭り号の車両が高崎方面のホームに入線してくる。なんだよーー

まあ、なんとか無事に乗車、富田駅でけっこう乗車してきたので、行きの列車よりは少しは乗客多いかな? と思っていたら、全席指定だということをわかっていなかった外国人観光客の団体さんだったりした(アナウンスが日本語だけだし、列車も「臨時快速」という幕しか表示してないからそりゃ理解できんわな。英語表記つけるなり、自由席つけるなり、もうちょっと手当てを十分すべきだろう)。小山でちょっと降り、大宮でちょっと降り、って感じで上野まで乗りとおした人は7割くらいだったかなあ。まあ、酔っ払いに騒がれるよりはよっぽど良い環境で帰ってくることができた。

上野駅ナカで夕飯を購入、上野東京ラインで帰るぞー、と思ったら、大磯駅での人身事故により直通運転を停止中、とのこと。ありゃりゃ。

17:37 上野−東京 1609G
ということで、山手線外回り電車に乗車。最後尾だったからか、余裕で着席できた。東京駅での乗換えが面倒ではあるが、まあ、東京始発で確実に座って帰れるというのはメリットだよね、とポジティブに考えてみる。

17:51 東京−藤沢 1921E (約10分遅れ)
ダイヤ乱れの際には特急列車を優先的に発車させることになっているのか、隣のホームに停車していた常磐線特急を先に発車させた後、ようやく出発。3月のダイヤ改正後、帰宅時にろくに東海道線に座れたことがなかったので、久々に楽できた感がある。品川や横浜での調整時間をうまくやりくりしたせいか、藤沢到着は5分遅れくらいに圧縮されていた。まあ、ゆっくり歩いて帰ろうか。しかし今日は暑かったねー

ということで、足利フラワーパークと桐生市内観光を一緒に楽しむことができました。当初は桐生はランチだけくらいに考えていたので、織物参考館でいろいろ勉強させてもらえたことは非常にラッキーでした。桐生駅前はシャッター通り化が進んでいて、非常に厳しいとは思うのですが、体験型とか学習型の観光というのもひとつのアイディアではないのかなあ、と思ったりしたのでした。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.5
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
観光バス JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 藤沢駅にて。上野東京ライン上野行き普通列車。

    藤沢駅にて。上野東京ライン上野行き普通列車。

  • 上野駅にて。13番線ホームから出発する列車に乗り込もう。

    上野駅にて。13番線ホームから出発する列車に乗り込もう。

  • 上野駅13番ホームにて。臨時快速「足利藤祭り1号」

    上野駅13番ホームにて。臨時快速「足利藤祭り1号」

  • 車内はこんな感じで乗客はまばらだ。

    車内はこんな感じで乗客はまばらだ。

  • クリスマスシーズンにもらった200円割引券を大事に保管しておいたのだ。

    クリスマスシーズンにもらった200円割引券を大事に保管しておいたのだ。

  • あしかがフラワーパークに到着。新緑がまぶしい。

    あしかがフラワーパークに到着。新緑がまぶしい。

    あしかがフラワーパーク 公園・植物園

  • 園内マップはひょっとしたらこの季節の花々に合わせて変えているのかも。

    園内マップはひょっとしたらこの季節の花々に合わせて変えているのかも。

  • チューリップの花壇が作られてました。

    チューリップの花壇が作られてました。

  • 花壇の中を通り抜けるのも楽しい。

    花壇の中を通り抜けるのも楽しい。

  • 岡には色とりどりのツツジが。

    岡には色とりどりのツツジが。

  • 薄紫の藤。こちらは4月下旬くらいが見頃だそうな。

    薄紫の藤。こちらは4月下旬くらいが見頃だそうな。

  • 藤色の藤。満開までもう少しといったところ。

    藤色の藤。満開までもう少しといったところ。

  • 白色の藤。こちらはまだ花が開き始めたところ。

    白色の藤。こちらはまだ花が開き始めたところ。

  • ツツジと藤のとりあわせ。

    ツツジと藤のとりあわせ。

  • ネモフィラも植えられてました。

    ネモフィラも植えられてました。

  • 手前からツツジ、藤、八重桜。

    手前からツツジ、藤、八重桜。

  • 天然記念物の大藤。

    天然記念物の大藤。

  • 移植が成功した希有な例らしい。

    移植が成功した希有な例らしい。

  • 日差しが強くて暑かったので、「藤ソフト」を頂くことにした。ラベンダーっぽい風味。

    日差しが強くて暑かったので、「藤ソフト」を頂くことにした。ラベンダーっぽい風味。

    あしかがフラワーパーク 公園・植物園

  • オオデマリの花。

    オオデマリの花。

  • 富田駅にて。両毛線高崎行き普通。

    富田駅にて。両毛線高崎行き普通。

    富田駅 (栃木県)

  • 桐生駅に到着したら、リゾートやまどり車輌が停車していた。

    桐生駅に到着したら、リゾートやまどり車輌が停車していた。

    桐生駅

  • 桐生駅北口から歩くこと約10分、カフェ「ソイストーリー」に到着。

    桐生駅北口から歩くこと約10分、カフェ「ソイストーリー」に到着。

  • ランチプレートを注文した。こちらはドリンクメニューの豆乳。お豆腐屋さんの豆乳って感じで変な香料とか一切使ってないところが本格的。

    ランチプレートを注文した。こちらはドリンクメニューの豆乳。お豆腐屋さんの豆乳って感じで変な香料とか一切使ってないところが本格的。

  • 本日のランチプレート。ほとんど植物性タンパク質。しっかり咀嚼しないといけないので、満腹感も得られる。

    本日のランチプレート。ほとんど植物性タンパク質。しっかり咀嚼しないといけないので、満腹感も得られる。

  • 「織物参考館・紫」におじゃますることにした。

    「織物参考館・紫」におじゃますることにした。

    織物参考館「紫」 美術館・博物館

    触れてみて体験できます by まいこさん
  • 「のこぎり屋根」の建物らしい。

    「のこぎり屋根」の建物らしい。

  • 入り口脇にはミュージアムショップが。見学が終わったら寄ってみようかな。

    入り口脇にはミュージアムショップが。見学が終わったら寄ってみようかな。

  • 昔の工場がそのまま博物館になっている。ちなみに建物は指定文化財になっているようです。

    昔の工場がそのまま博物館になっている。ちなみに建物は指定文化財になっているようです。

  • 高い天井はノコギリ状になっていて、騒音を低減しているんだそうな。

    高い天井はノコギリ状になっていて、騒音を低減しているんだそうな。

  • 古代ギリシアの遺跡から発掘されたものを復元した、「おもり機」

    古代ギリシアの遺跡から発掘されたものを復元した、「おもり機」

  • 手織り機。

    手織り機。

  • 「ジャンボ織機」。欧米向けの織物を作るために製造されたんだけど、使い勝手が悪くて5年くらいしか用いられなかったんだって。ちなみに3人一組で動かすそうです。

    「ジャンボ織機」。欧米向けの織物を作るために製造されたんだけど、使い勝手が悪くて5年くらいしか用いられなかったんだって。ちなみに3人一組で動かすそうです。

  • 「飛び杼」式の織機。滑車に繋がった紐を手前に引っ張ると、「杼」が右へ左へ動いて横糸を通すようになっている。

    「飛び杼」式の織機。滑車に繋がった紐を手前に引っ張ると、「杼」が右へ左へ動いて横糸を通すようになっている。

  • 藍瓶。発酵させる温度調節が難しいそうです。

    藍瓶。発酵させる温度調節が難しいそうです。

  • こちらは現在の機械式の織機で織られた絹織物。

    こちらは現在の機械式の織機で織られた絹織物。

  • で、織物参考館を出たら、変なものが近くに止まっているわけですよ。

    で、織物参考館を出たら、変なものが近くに止まっているわけですよ。

  • 乗り物、ということは分かるんですが。。。

    乗り物、ということは分かるんですが。。。

  • 土日休だけ運行している、低速運転の観光バスらしいです。せっかくだから乗せてもらおう!

    土日休だけ運行している、低速運転の観光バスらしいです。せっかくだから乗せてもらおう!

  • 古くから醸造業を行ってきたお店。キリンビールの大きな看板は全国的にもほとんど現存していないのだそうだ。

    古くから醸造業を行ってきたお店。キリンビールの大きな看板は全国的にもほとんど現存していないのだそうだ。

  • 他の「MAYU」とすれ違う

    他の「MAYU」とすれ違う

  • ある程度整備された古民家。たしか有名な作家が逗留していたとかなんとか。

    ある程度整備された古民家。たしか有名な作家が逗留していたとかなんとか。

  • 以前訪れたことのある、桐生織物記念館の前を通って駅まで戻ってくれました。

    以前訪れたことのある、桐生織物記念館の前を通って駅まで戻ってくれました。

    桐生織物記念館 美術館・博物館

  • 駅に戻ってきてからレンタサイクルの存在に気づく。まあ、自転車に最初から乗ってたら、バスには乗れなかったし、結果オーライということで。

    駅に戻ってきてからレンタサイクルの存在に気づく。まあ、自転車に最初から乗ってたら、バスには乗れなかったし、結果オーライということで。

  • ちなみに無料で貸し出ししてもらえるみたいだ。

    ちなみに無料で貸し出ししてもらえるみたいだ。

  • 帰りも「足利藤祭り号」に乗車。

    帰りも「足利藤祭り号」に乗車。

  • 上野駅にて。人身事故に伴い、上野東京ラインは不通。山手線外回り電車で東京まで向かう。

    上野駅にて。人身事故に伴い、上野東京ラインは不通。山手線外回り電車で東京まで向かう。

  • 東京駅で急いで乗り換え。東京始発の平塚行き普通

    東京駅で急いで乗り換え。東京始発の平塚行き普通

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