松島・塩釜の景色・桜・味覚を楽しむ

2015/04/17 - 2015/04/19

塩釜のホテルに泊まり、そこから１０ｋｍ（クルマで１５分）、松島を中心に観光しました。

船に乗り伊達政宗の時代の遺産を見学し、海の幸とお風呂と景色を楽しみ・・・

帰りは、開通したばかりの常磐道を利用しました。
常磐道を通ると分かる、復興なんてまだまだです。

エリア 松島・奥松島(宮城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

２泊目の宿泊は、本塩釜駅前の「ホテル　グランドパレス塩釜」。

結婚式も行われるホテルで、部屋もリノベーションされていました。

ホテルグランドパレス塩釜 宿・ホテル

結構立派な朝定食（和洋選べる）がついて、宿泊料金は休日なのに貫禄の４０００円台。

松島に泊まろうかと思いましたが、こちらのホテルでよかったです！

ホテルから約１０ｋｍ。

松島海岸に車を停めて、久しぶりの松島観光です。
それこそ、子供のころ以来かも・・・

まずは五大堂。

県立自然公園松島 公園・植物園

五大堂に向かう橋。

透かし橋で、板の間からは海が見えています。
五大堂に入る前に、足元を見て気を引き締めろ！ということのようです。

五大堂。

８０７年に、坂上田村麻呂が奥州遠征の際に、毘沙門堂を建立したのが始まりとされており、今のお堂も伊達政宗が瑞巌寺の再興に先立って１６０４年に再建した歴史あるものです。

中は見れませんでした。

五大堂 名所・史跡

松島の島めぐり観光船が丁度出発のタイミングだったので、乗ることにしました。

次の便になったら海外からのツアー客が大挙して並んで混雑していました。この便は空いていて良かったです。

http://www.matsushima.or.jp/route/index.html
を印刷して持っていくか、スマートフォンでQRコードをスキャンして見せれば１割引きです。
（JAFの割引は聞いたのですがなかったです）

松島島巡り観光船 乗り物

鐘島です。

松島湾の中央に位置し、断層の弱いところを波が打って破壌した洞門が4つあります。この島に大波が打ち寄せると、まるで鐘を打ったように聞こえる事から鐘島と呼ばれているそうです。

仁王島。

土台部分とその上の部分で構成されている岩が異なっており、浸食の度合いが異なることから、このようなベレー帽をかぶった仁王像が葉巻をくわえている姿を思わせるような島になっています。

実は首から上は一度落ちてしまい、復元されています。

松島巡りのハイライトと言えるでしょう。

船を降りたところにレストハウスがあり、ここで観光パンフレットや松島の地図をもらうことができます。

地図を取って観光に向かうのがお勧めです。

瑞巌寺に向かいます。

瑞巌寺に向かう途中にある「伊達なおみやげ堂」。

牛タンや銘菓「かもめのたまご」、お酒、笹かまぼこ、各種お土産を扱うほか、奥にはアイスやコーヒーを出す休憩スポットもあります。

伊達なおみやげ堂 グルメ・レストラン

瑞巌寺に入ります。

納骨や供養のための洞窟群。

お隣の円通院（ここも瑞巌寺の境内ですが）にも見られますね。

瑞巌寺 寺・神社・教会

鉄道殉職者の碑。

犠牲者の絶えなかった昔の鉄道工事で亡くなった方の供養碑です。

東日本大震災の津波到達地点。

太平洋沿岸では海から何ｋｍも津波が達した場所もありますので、松島は地形的に津波の被害が幸いにも少なかったと言えるのかもしれません。

海から５００ｍないぐらいかと思います。
それでも３ｍ以上の津波だったそうです。

現在瑞巌寺は大工事中。
（東日本の大震災とは関係ないです。その前から工事中）

暫くは特別公開モードになります。
本堂が見られない代わりに、国宝の庫裏や普段見られない御霊屋 「寶華殿」を公開しています。

国宝の庫裏に入ります。

写真は光雲観音です。

伊達家のご位牌も特別公開されています。

伊達政宗公の正室、陽徳院愛姫の霊廟である御霊屋 「寶華殿」。

当時のきらびやかな装飾が復元されています。

瑞巌寺から円通院へ。

桜のきれいな小道を通っていきます。
アイスや甘いものなどを食べて休憩することも可能です。

円通院に入ります。

円通院 寺・神社・教会

円通院に入ると、まず目に入ってくるのは左手にある縁結びの神様。

続いて、石庭「雲外天地の庭」。

松島に実在する七福神の島を表現しているのだそうです。

伊達光宗公の霊廟・重要文化財の三慧殿です。

厨子には支倉常長が西洋から持ち帰ったと伝わるバラの絵が描かれていることから、円通院は別名「バラ寺」と呼ばれてます。

遠州の庭。

この庭は伊達藩江戸屋敷にあった小堀遠州作の庭を移設したといわれています。石庭と打って変わった池と緑が調和した庭です。

円通院のお隣にあったのは、天麟院。

伊達政宗の正室・愛姫との間に生まれた娘・五郎八姫の菩提寺です。

天麟院 寺・神社・教会

五郎八姫の名前を取った、いろは観音。

本堂の裏手に五郎八姫の霊廟があります。

地蔵堂。

水子供養のお地蔵さんなのか、人形やおもちゃなどがいっぱいお供えされていました。

観瀾亭に来ました。

「観瀾」とは、さざ波を観るという意味。
藩主・姫君・側室等の松島遊覧、幕府巡見使等の諸国巡回の際の宿泊及び接待用の施設となる「御仮屋」として利用されていたそうです。

そのうちの一つの建物が、今でも観瀾亭として残っています。

観瀾亭は今では、松島の景色を見ながらお抹茶とお菓子を楽しめる場所ですが、座席が混んでいた、正確に言うと前に来ていたお客さんが遠慮なくスペースを使っていたので、お抹茶諦めました。

景色はまずまず良いですが、後から行った西行戻しの松公園などの方がきれいはきれい。

松島の緑の松を見ながら日本のお抹茶、という組み合わせが良いです。

松島博物館 名所・史跡

観瀾亭のお隣には松島博物館。

昔の松島の地図や伊達政宗直筆の手紙などがありましたが・・・
ここは見どころとは言えないです。

海沿いを歩いて、雄島まで移動しました。

途中、松島水族館の裏手を通ります。

雄島には108の岩窟があったといわれ、修行の場であったと言われます。

朱塗りの橋を渡ると雄島です。橋が新しいのは、東日本大震災で落ちてしまい、再建されたためとのこと。

雄島 名所・史跡

雄島では、芭蕉の弟子の曽良が句を詠んでいます。

松島や鶴に身をかれほとゝぎす

なお、「松島や　ああ松島や　松島や」は後世生まれたパロディだそうで、松島では芭蕉は句を詠んでいない、という説が有力だとのこと。

今年で営業終了が決まっているマリンピア松島水族館。

約９０年間、営業お疲れ様でした。
水族館を最後に思い出に焼き付けたいと願う人で賑わっておりました。

マリンピア松島水族館 動物園・水族館

仙石線松島海岸駅。

水族館の目の前で、松島観光のゲートウエイになる駅です。

松島海岸駅 駅

松島海岸駅近くの松島玉手箱館。

東北初のサンリオショップの他、お土産物の販売、レストランが入っています。

宮城県松島離宮 海の駅 グルメ・レストラン

松島さかな市場で海の幸を探しました。

松島の中で海産物が揃っているお店と言えば、実はココぐらいなんですよね。
仙台や塩釜なら見つかるだろうと思って後回しにしましたが、ついに買えなかったことを後悔しています。

見つけた時には買っておきましょう。

松島さかな市場 市場・商店街

「松島さかな市場」に併設された焼がきハウス。

かき食べ放題４５分、焼がき・かきごはん・かき汁のセットなど、カキ尽くしを楽しみたい方はここへ。

私はちょっと苦手なので・・・

焼がきハウス グルメ・レストラン

さかな市場の中で、うな丼とあら汁を注文しました。

この後しばらくしてから最後に本格的なご飯を食べるつもりなので、うな丼はご飯半分だけにして、あら汁は美味しく飲んで次へ。

うな丼は８００円。それなりに美味しかったです。
あら汁は言うことなし。

松島の景色を一望するのコーナー。

まずは西行戻しの松公園。
国道４５号を走り、松島海岸駅の所を山側に曲がれば、あとは標識を道なりです。

松島を一望できる場所の一つと言われます。

西行戻しの松公園 公園・植物園

福浦島とそこに通じる赤い橋も、上からハッキリ見渡せます。

千葉ロッテ背番号９．俺たちの福浦！（違う）

続いて、四大観の一つ、双観山。

こちらも、国道４５号線から簡単にアクセスできます。
標識に従って少し細い道を走って、駐車場に停めたら徒歩２分ぐらい。

塩釜湾と松島湾の双方が見えることから、この名前がついています。

双観山 ビーチ

味処 双観山。

お店の中には海側のカウンター席があって、食事をしながらこの景色を見ることができるようです。

さぞかしお高いのかと思うでしょうが、普通の松島価格です。
この後食事をする場所を決めているので、立ち寄りませんでした。

味処 双観山 グルメ・レストラン

そのお昼ご飯は、ここに決めていました。
松島の高台にある大観荘。

大観荘はですね、実は小学校の修学旅行で泊まったところです。
丁度３０年ぶりですかね、いや違う、３１年ぶり。

お風呂は温泉ではありませんが、高台にあるので松島の眺望を眼前にして露天風呂に入ることができます。しかも日帰りでフェイスタオル付520円と格安です！！

と褒めてみたら、5/1から800円に値上げしたようです。
消費税の引き上げが理由のようですが、時期も料率も計算が合いません。

ホテル松島大観荘 宿・ホテル

昼食は最上階のメインダイニング「潮騒」。

松島の海から、毎朝届く獲れたて新鮮な魚介類。厳選された素材を使った大観荘だけの旬の味覚をご堪能ください。

とホテルのページにはあります。

潮騒 グルメ・レストラン

海鮮のお店だと思っていたら、地元の味を生かしたコース料理のお店だと分かったので、海のもの・山のものを双方楽しむことに。

お魚とお肉が１品ずつついたプレートを食べました。

この前に海鮮のカルパッチョサラダと鯛のコンソメスープ。
フレンチのコース料理のようです！

デザートはアイスととれたてイチゴのしぼりたてジュース。

ここに紅茶か珈琲、ライスかパンがついてコースは完結。

お値段2,480円。これだけの料理なら満足度高いです。

しかも！

高台にある大観荘の７階にあるレストランですから。

松島を一望できる、いわゆる「四大観」にも負けない景色がレストランの窓から見渡せます。（窓も床から天井まで全面ガラス張りです）

ホテルの名前「大観荘」、そのままの景色がここにありました。

塩釜に戻り、塩竈神社へ。
ここは、塩釜市の桜の名所です。

塩竈神社は、海沿いですがやや高台にあります。
桜と海をご覧あれ。

境内に入っても、桜桜桜。

境内の塩釜桜は国の天然記念物にも指定されています。

八重紅枝垂。ピンク色が輝きます。

塩竈神社本殿です。

東北開拓の守護神としても知られる神社。
そして、結構「なんでもあり」。

鹽竈神社 寺・神社・教会

「うまくいく御守」。

このいいかげんさに惹かれて購入、いや、初穂料をお納めしました。

姉妹品の「きよらか守」もありますよ。

志波彦神社。

志波彦神を祀る神社で、明治時代に塩竈神社の境内に移ってきました。
今では正式名称を「志波彦神社鹽竈神社」とし1つの法人となっています。

志波彦神社 寺・神社・教会

「なんでもあり」の極め付け？がこちら。

クルマのお祓いも受け付けています。
ぶつけられたら行こうかな。。。

本塩釜駅前にある、マリンゲート塩釜に行きました。

この後帰るので、海産物を探すことが目的です。

レストランには海鮮ものが揃うのですが・・・
お店には笹かまぼこなど日持ちするものと普通のお土産が主で、目的の品は得られず。

目的の品と言っても、東北産サーモンフレークなんですけどｗ
松島に美味しそうなのがあって、買っておくべきでした！

マリンゲート塩釜 名所・史跡

本塩釜駅。

イオンや上記のマリンゲート、宿泊したホテルもこの近辺。

塩釜観光のゲートウエイになります。

本塩釜駅 駅

本塩釜駅前の「しおがま　まちの駅」。

こちらは、どちらかと言えばビジターセンターの機能に、地元の水産加工品や食品を合わせて売っている感じでした。

しおがま まちの駅 お土産屋・直売所・特産品

塩釜から仙台東部道路に至る途中でイオン多賀城店に寄りました。

残念ながら、スーパーはほぼ普通のイオンでした。

うーむ。

時間も遅くなってきたため、旅行はここまで。
帰路につきます。

イオン多賀城店から、仙台港アウトレットのある仙台港ＩＣに出て、仙台東部道路→常磐道で帰りました。

常磐道は、アンダーコントロールされている（らしい）原発の近くを通って開通しました。

南相馬鹿島サービスエリア。

４月下旬より、サービスエリアのお店も営業開始される予定とのことでした。

しかし、４月上旬に、数十マイクロシーベルトの放射線がこのＳＡで検知されて、その後福島県のモニタリングポストが何故か全部壊れたと週刊プレイボーイが報じています。（２号機の格納容器の温度が上がってヤバい状態だったとか）

通った時は知らなかったよ。
国は政権に不利な情報は統制して流しません。
北朝鮮みたいなものなので、リスク判断は自分で行う必要があります。

サービスエリアには、沿線の線量が出ています。

常磐道のかなり手前、仙台東部道路内にもアナウンス出ていました。

値が正しいのか偽造されているのかは分かりませんが、通行の参考にはしましょう。

サービスエリアには線量の警告も出ていますが、ここで言われても遅いかも。

南相馬を過ぎて広野ぐらいまでは、外の灯りが街灯と稀に通る車のライトぐらい、暗闇からたまに見える家も朽ちかけていたりします。

ここは廃墟なんだ、復興が進んでいるって何のことですか？

常磐道を通ると実感します。

結局、仙台を出てからマトモなＳＡ／ＰＡは茨城県の中郷ＳＡまでありません。

中郷ＳＡで夕食としました。

中郷サービスエリア 道の駅

メヒカリのから揚げに惹かれつつ、豚汁飲みたいと思い、豚汁定食に茨城名物の納豆、メヒカリから揚げ単品を注文。

こんなの全部食べ切れないので、ご飯半分とちくわの磯部揚げに泣いてもらい、メヒカリ食べつくしました。

非常においしかったです。

中郷サービスエリア(上り線)フードコート グルメ・レストラン