神戸　～元町・メリケンパーク・異人館～

2015/04/03 - 2015/04/05

スカイマークの経営破たん。

そのスカイマークがハブにしている茨城空港を利用して、同じくハブにしている神戸空港に飛び、神戸を中心に観光しました。

茨城空港は思ったより遠かった・・・
けど、空港内は思ったより便利でした。

旅行記の１本目は、雨の初日に訪れた元町やメリケンパーク・神戸のカフェと、２日目午前中に訪れた異人館です。

エリア 兵庫

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: スカイマーク 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

経営再建中のスカイマークで、茨城空港から出発です。

常磐道と一般道で2時間かかりました。

茨城空港 空港

神戸には1日2便。撤退される前に？乗っておきたかったのです。

神戸空港悪天候で引き返すかも？
羽田なら払い戻して新幹線も考えられますが、茨城じゃどうもできません。

こういう時は、飛行機に乗ったら爆睡に限る！

爆睡から目覚めると、神戸空港への着陸のタイミングを見計らっているところでした。雨と風が強く、視界不良とのこと。

少し上空で旋回ののち、やや遅れて着陸できて、神戸空港到着。

ポートライナー神戸空港駅から街に出ました。

天気は雨のまま。

神戸空港駅 駅

ポートライナー車内。ポートアイランドに住む市民の足です。

なお、スタップ細胞はありまーす(はーと)も、沿線にある模様。

初日の宿泊は、ヴィラ・フォンテーヌ神戸。デザイナーズホテルで、住友不動産の運営です。

まだ部屋の準備ができていなくて、荷物を預け出発。

ヴィラフォンテーヌ神戸三宮 宿・ホテル

神戸牛をランチで食べようと決めていたのですが、悪天候で飛行機が上空待機をした関係で着陸が遅れ、、

ホテルの前のB級グルメ、カツ丼屋に行きました。

カツ丼吉兵衛。神戸にはこの手のカツ丼屋が多いです。
薄味のだしと、カリッと揚がったカツの組み合わせが良く、おいしかった。

かつ丼 吉兵衛 旭通店 グルメ・レストラン

異人館に行くつもりでしたが雨。

異人館見学は翌日以降の天候回復を待つこととし、元町駅から港町を観光開始です。

元町駅 駅

元町の中心デパート、大丸。

1階のお店がカジュアルながら秀逸でした。

大丸 (神戸店) 百貨店・デパート

神戸元町のアーケード街。

個人のお店も活気あふれる商店街。
元町の中華街も近い場所（１本南側で、アクセス可能）です。

神戸のセント・モルガン教会。

ルミナリエの時はすごく素敵にライトアップされていました。
昼間見ても異国情緒のある建物ですね。

生田神社前から延びる生田ロードが見えてきました。

このへんで、三宮から元町まで一駅乗ったのは無駄だったのだと気付きました。

三宮神社。

生田神社の八柱の裔神を祀った一宮から八宮までの神社（生田裔神八社）の中の三柱目に当たり、三宮の地名の由来にもなっています。

三宮神社 寺・神社・教会

神戸事件発生の碑。

三宮神社前において、岡山藩（備前藩）兵と外国兵の衝突が発生し、明治政府初の外交事件となったものです。

神戸事件発祥の地碑 名所・史跡

外国人居留地跡の碑。

大丸デパートの前にあります。

神戸外国人居留地跡の碑 名所・史跡

中華街の南京町広場に来ました。

いきなりここにきてしまうと、中華街の味を味わえないことに気が付きました。東側（大丸デパート側）から入るとお店も多くより取り見どりになります。

南京町広場 公園・植物園

一旦南側の南楼門から出て、東側の長安門まで回ることにしました。

神戸元町の中華街には、南、東西の三方に門があります。

南京町 海栄門 名所・史跡

長安門です。

ここから入ると、お店が一杯で選び放題。

お値段が安いのもアベノミクスツアーにとっては、うれしいですね。

南京町 長安門 名所・史跡

雨だったので、店内で軽食を食べられるお店に入りました。

青年華人工場。
味噌だれで食べる餃子のお店でした。

青年華人工場 グルメ・レストラン

餃子はこちら。

そして、中華街と言えばチンタオビールでしょう。

元町の中華街は、台湾の下町みたいな感じでした。
中国は行ったことないので、分かりませんが・・・

横浜の中華街は台湾系と中国系の住民が融和して、一緒に盛り上げようって努力してる様をテレビでやってたなぁと思いながら、歩いてました。

西安門から出て、次はメリケンパークに向かいます。

南京町 西安門 名所・史跡

メリケンパーク。

神戸海洋博物館のあたりです。
いかにも「海！」って感じですね。

メリケンパーク 公園・植物園

ポートタワー。

この場所を象徴する建造物ですが、周りに高い建物が増えた分存在感が薄くなりつつあるようにも感じます。

街中から見えないですしね。

神戸ポートタワー 名所・史跡

モザイクガーデン。
ここも、独特な名前も相まってメリケンパークを代表する施設です。

umieが整備された分だけ存在が薄まった感が。
umieは分離された、が正しい言い方なのかもしれませんが・・・

個性的なレストランが多い印象。そして、、

umie MOSAIC テーマパーク

リラックマストアが去年オープン。

神戸をイメージしたセーラー姿のクマたちかわいすぎ！

リラックマストア (神戸店) 専門店

セーラー服リラックマ、コリラックマは神戸限定。

といいつつ！大阪のクマショップでも売ってたけどね。

さらに言えば、同じ柄でKobeとだけ書いていないコリラちゃんが我が家にいるわ、そういえば。。。

でもかわいい。

神戸駅南側は、「umie」というモールブランドに統一されていました。
このモールの出来がよく、こころなしかmosaicの存在感が消えていたようにも思いました。

作り自体は、昔から代わってないように記憶しています。

神戸ハーバーランド umie ショッピングモール

umieの内部です。

フードコートやスポーツ用品、家具の大型店なども進出しています。

エルヴィス プレスリー像

なぜここに！

もともと原宿にあったのですが、設置されていたお店の閉店に伴い、２００９年にこの地に移設されたとのこと。

エルヴィス プレスリー像 名所・史跡

アンパンマンストリート。
旧神戸ハーバーランド線。

アンパンマンこそ、なぜここに！

神戸ガス燈通り (アンパンマンストリート) 名所・史跡

雨で寒いし、神戸名物、にしむらコーヒーに逃げ込みました。

このにしむらコーヒーは、社会人になってすぐに友達連中と東京から夜通し運転で神戸に来た時に、モーニングを食べました。
眠気覚ましにクルマの中は最後までカラオケボックスだった。若かったね！

今回はそれから約２０年。旅行中に少し仕事を片付けなければならず、仕事をホテルでするのも味気ないなと思い、立ち寄りました。

神戸にしむら珈琲店 中山手本店 グルメ・レストラン

トーストにしようと思ったのですが、テーブルにあったメニューのホットケーキに惹かれて、注文しました。

注文してから焼き始める本格派ホットケーキ。
珈琲とセットで１２００円ぐらいかな。

味も濃くて、とても美味しかったです。

にしむらコーヒーのすぐ近くが北野坂だったので、風見鶏ぐらいまで行くと夜景見れるかなと思い行ってみました。

が、見えませんでしたね。
人もいなかったです。

残念。

北野異人館街 名所・史跡

２日目。

前日の雨はきれいに上がって奇跡的に晴れました。

早速異人館観光へ。（雨でも行ったけどね）

北野坂から観光を開始。

北野坂 名所・史跡

ダルビッシュ コート。

ダルの父親ファルサさんが建てた施設で、ペルシャ絨毯やアラビア家具の展示など、日本とイランの交流をテーマにしています。ダルビッシュ有の記念品を展示する「ダルビッシュ・ミュージアム」もあります。

惜しむらくは、入場料がファルサ価格なことです。
お昼は高い神戸牛を食べる予定だったので、値段に負けてパス。

ダルビッシュコート 名所・史跡

スターバックスコーヒーの北野異人館店。

1907年（明治40年)に建築された木造2階建ての住宅で、アメリカ人がオーナーでした。阪神淡路大震災で被災した後、建物は解体される予定でしたが、神戸市が寄贈を受け、民間の事業者が再建して今に至っています。

スターバックス・コーヒー 神戸北野異人館店 グルメ・レストラン

北野天満神社。

北野坂をずっと登ってきた先に、さらに長い階段ｗ
でも、ここは登ってみるしかないですよ。

北野天満神社 寺・神社・教会

北野天満神社からは、風見鶏の館や、神戸市街が一望できます。

風見鶏の館との（高さ的な）位置関係が良いです。

夏に北欧を旅行する予定を立てたことから、異人館の外国３館巡りをすることにしました。

この３館に至る道が、またひどい登り坂で、帰った後腰痛で苦しむことに。

まずは「香りの家　オランダ館」。

香りの家オランダ館 名所・史跡

長い間オランダ王国総領事邸として使用されていた建物で、今はオランダのアンティーク家具などを展示したかわいらしい内装の建物になっています。

エンジェルのシャンデリアです。
子供部屋に設置されたシャンデリアになります。

続いてデンマーク館。

デンマークには次の北欧旅行で訪れる予定になっています。

デンマーク館 美術館・博物館

デンマークといえばバイキング。

かわいらしいバイキングとバイキング船の縮尺模型、バイキングの歴史が展示されていました。
当時としては画期的な航海技術を持っていたようですね。

もう一つ、デンマークといえばこれ。

ムーミン谷の住人達。

旅行では、デザイン家具・雑貨を見るのも楽しみです。

続いて、「ウィーン・オーストリアの家」。

オーストリアといえば、国を代表する大作曲家がいます。

ウィーン オーストリアの家 美術館・博物館

アマデウス・ヴォルフガング・モーツァルト。

彼の家族や、幼いころからのエピソード、彼の足跡が余すところなく展示されています。高校時代の音楽の授業を思い出しました。

授業で３回は映画「アマデウス」を見ました。

モーツァルトの書いた譜面。

細かい音符を多用しています。
割符を多用する、小室哲哉の曲の譜面のようです（失礼）

「ウィーン・オーストリアの家」の前は、オープンエアのカフェになっています。

お酒も楽しめるのですが、ここは・・・

伝統のチョコレートケーキ「Imperial Torte Wien」とワインになる発酵前のぶどうジュースのセットを頂きました。

結構お高くて、1300円ぐらいしたかな。

チョコレートケーキのほうは見かけによらず硬めで、ミルフィーユに似たような作りになっていました。

異人館巡りを代表する建物。

異人館に北野坂から上がってくるとまっすぐ正面で、この地域を代表する建物だと思います。

風見鶏の館は1903年、ドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の邸宅として建てられたものです。

風見鶏の館 名所・史跡

トーマス家の歴史。
一時ドイツに帰国していた際に第一次大戦が勃発し、そのままトーマス氏はこの邸宅に帰ることができなくなりました。邸宅も敵国の資産として没収されたとか。

積極的平和主義者の安倍さん、見に来てね！

写真は一人娘のエルゼ・トーマスさん。

戦争が終わってしばらくして、娘さんの居所が分かり、実際にこの地を訪れています。そればかりか、阪神・淡路大震災で全壊に近い形で壊れた建物の修復においても、娘さんの記憶が非常に役に立ったのだとか。

おかげで、当時の形状に限りなく近い形で、部材もかなり再利用されて復元されています。

ええ話です。

風見鶏の館２階からの眺望です。

高いビルが増えてしまった分だけ若干味気なさが増していますが・・・
昔は海が近くに、きれいに見えたのでしょうね。

ポートアイランドも、海沿いの埋め立て地もなかったでしょうし。

異人館の地域（北野・山本地区）は、パリのモンマルトルと友好提携を結んでいます。

確かに、サクレ・クールを風見鶏の館に見立てれば、地形から芸術の香り漂う街並み、似てますね。

山を下りれば街随一の歓楽街なところも、そっくり。

北野 モンマルトル友好提携記念銘板 名所・史跡

続いて、風見鶏のお隣（広場に降りて右手）にある萌黄の館。

風見鶏の館とセットでチケットを購入すると割引になります。
2館券650円で、バラで買うと850円なので、200円の割引。

歴史で言えば風見鶏の館の１年先輩、1902年にアメリカ総領事ハンター・シャープ氏の邸宅として建設されました。1908年に離日後、1944年に元神戸電鉄社長・小林秀雄氏の住宅となりました。

萌黄の館 名所・史跡

阪神・淡路大震災で３本の煙突が全て落下し、そのままの形で残されています。

日本はとかく遺産を壊したがりますが、こういう形で震災を後世に伝えることの価値は再確認されて欲しいものです。

優雅な雰囲気の応接室です。

２階のテラス。

ここからは神戸の街並みや、風見鶏の館前の広場を見ることができます。

窓も開きますよ。ギシギシいってちょっと怖かったけど。

異人館前の北野町広場を、萌黄の館から見たところです。

その北野町広場。

ベンチには銅像（通称：松村邦洋）もいますし、桜の時期は背後に北野天満神社の桜が入りますので、絶好の写真撮影スポットになっております。

北野町広場 名所・史跡

次の目的地はラインの館と英国館。

降りていく途中にお土産屋の風見鶏本舗。
お土産については、ここが揃っていると思います。

風見鶏本舗 グルメ・レストラン

お菓子の風見鶏シリーズ。

神戸はスイーツやお菓子、ステーキに、B級グルメまで味の宝庫です。

風見鶏の館から１本降りて、北野通り沿いのラインの館です。

入館無料が嬉しい。
1915年の建築。

茶色のオイルペンキ塗りが特色です。

ラインの館 名所・史跡

1階に休憩室・展示室・お土産物コーナーがあり、2階には北野異人館街の歴史や震災関係の展示が。

震災関連の展示の充実ぶりは必見です。
ここも、煙突の落下などにより修復工事をしています。

その震災関連の展示。

安倍さん海外旅行より、こっち見に来てね！

ラインの館２階からの眺望。

結構いけてますよ。

続いて英国館。

最近イギリス好きなので、入ってみました。

英国館 名所・史跡

絨毯が、いかにもイギリスらしいチェック柄。

これだけで引き込まれます。あー単純・・・

ベーカーストリート駅の模型（実物見たことはありませんが・・・）

ベーカーストリートと言えば、英国館展示の主役、そう。

シャーロック・ホームズ様のお通り！

シャーロック・ホームズに興味がある方はここ必見です。

夜はバーにもなる、一風変わった異人館です。

異人館地区のセブンイレブン。

セブンイレブンらしさを出さず、周囲の景観への配慮も欠かしません。

異人館パラスティン邸。

１階が喫茶店になっており、喫茶店で食事をすると２階の見学もできるような感じでした。

ウエディングパーティーに使われているような雰囲気を受けました。

異人館パラスティン邸 グルメ・レストラン

神戸牛ステーキishida。

神戸牛ステーキのランチコースを奮発しました。目の前で焼いてくれる神戸でのステーキは数年ぶり3度目。

神戸牛ステーキ Ishida. 北野坂店 グルメ・レストラン

こんな感じで、お肉もお野菜も担当のシェフがついて、丁寧に焼き上げていきます。

順番に時間をかけて料理が出てくるので、全部まとまった写真は撮れませんでした。その前に美味しく食べないとね！

おいしい神戸牛を堪能した後、これまで来たことのなかった生田神社へ。

生田神社の歴史は、西暦２０１年までさかのぼるそう。

８００年頃には今の布引山あたりからここにご神体がここに移され、「生田の神封四十四戸」が「神戸」の名の由来になったとされています。

その割に新しい生田神社。
戦争や震災で壊れては復活しています。そのパワーも信仰の対象だとか。

藤原紀香の印象しかなかったけど、へぇ。

なお、写真の通り桜もきれいでした。

生田神社 寺・神社・教会

そのご神体が移されたのが「生田の森」です。

生田神社の鎮守の森の役割を果たしています。

生田神社 寺・神社・教会

この後、ある事情で阪急三宮から梅田に向かいました。

ここで役立つのが、庶民の味方、甲南チケット。
休日の旅行では、3割引ぐらいになっている割引チケットを買いましょう。

隠れた関西名物だと思います。

甲南チケット (サンキタ店) 専門店

阪急三宮駅から大阪・梅田に向かいました。

その目的は、次の旅行記で！

神戸三宮駅 (阪急 阪神) 駅