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高山寺から更に周山街道、国道162号線を北上します。北山杉の植林地を道の左右に眺めながら(さすが有名ブランド、手がかかってるんだなぁと実感)、杉の里トンネル、中川トンネル、笠トンネル、そして平成25年12月に開通した京北トンネルを通過して行きます。<br />深見トンネルで京都市から南丹市へ、由良川を渡り、美山ふれあい広場のT字路、安掛交差点で左へ行く周山街道から逸れて東へ6km。<br />ゆっくり走って高山寺から1時間弱、お目当ての美山かやぶきの里に到着です。道の反対側のお食事&お土産処付近に無料駐車場が在るので、其処を利用させていただき、地図ももらって(毎度の事ながら手に持って歩くのが邪魔なので見ません)散策開始です。<br /><br />さて、美山かやぶきの里とは・・・<br />伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度への高い評価から、平成5(1993)年12月、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された美山町・かやぶきの里には年間およそ70万人もの観光客が訪れています。入母屋造りの特徴ある建築様式は“北山型”住宅と呼ばれ、知井地区には現在50戸の家屋の内、茅葺き家屋38棟(内4棟が板金覆い)が現存しています。一つの集落での数としては岐阜県白河村、福島県下郷町に次いで全国第3位となっていますが、美山町全域には約250棟の茅葺きの家屋が残っていると言われ、その規模では全国第1位を誇っています<br />

山・海・歴史・グルメの周山街道~ちょっと寄り道、つかメイン <美山かやぶきの里>

44いいね!

2015/03/21 - 2015/03/21

51位(同エリア241件中)

旅行記グループ 行き先別;京都

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PHOPHOCHANG

PHOPHOCHANGさん

高山寺から更に周山街道、国道162号線を北上します。北山杉の植林地を道の左右に眺めながら(さすが有名ブランド、手がかかってるんだなぁと実感)、杉の里トンネル、中川トンネル、笠トンネル、そして平成25年12月に開通した京北トンネルを通過して行きます。
深見トンネルで京都市から南丹市へ、由良川を渡り、美山ふれあい広場のT字路、安掛交差点で左へ行く周山街道から逸れて東へ6km。
ゆっくり走って高山寺から1時間弱、お目当ての美山かやぶきの里に到着です。道の反対側のお食事&お土産処付近に無料駐車場が在るので、其処を利用させていただき、地図ももらって(毎度の事ながら手に持って歩くのが邪魔なので見ません)散策開始です。

さて、美山かやぶきの里とは・・・
伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度への高い評価から、平成5(1993)年12月、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された美山町・かやぶきの里には年間およそ70万人もの観光客が訪れています。入母屋造りの特徴ある建築様式は“北山型”住宅と呼ばれ、知井地区には現在50戸の家屋の内、茅葺き家屋38棟(内4棟が板金覆い)が現存しています。一つの集落での数としては岐阜県白河村、福島県下郷町に次いで全国第3位となっていますが、美山町全域には約250棟の茅葺きの家屋が残っていると言われ、その規模では全国第1位を誇っています

旅行の満足度
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
レンタカー JRローカル 徒歩

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  • 空が広くなったと言うか、広々したトコに出たなと思ったら、もう其処が目的地でした。<br />道の反対側に在るお蕎麦屋さんは、此処の蕎麦畑の蕎麦を使ってるとか<br /><br />

    空が広くなったと言うか、広々したトコに出たなと思ったら、もう其処が目的地でした。
    道の反対側に在るお蕎麦屋さんは、此処の蕎麦畑の蕎麦を使ってるとか

  • 早く歩きたい〜っ!<br />で、無料駐車場に車を停めて

    早く歩きたい〜っ!
    で、無料駐車場に車を停めて

  • 茅場。<br />これらを屋根の葺き替えに使うんだそうです

    茅場。
    これらを屋根の葺き替えに使うんだそうです

  • お約束のマンホール撮影

    お約束のマンホール撮影

  • 赤いポストの在る集落の入り口、一番有名な景色。<br />

    赤いポストの在る集落の入り口、一番有名な景色。

  • ポストの左奥は公民館です

    ポストの左奥は公民館です

  • まずは道なりに

    まずは道なりに

  • 鯖街道の角に立つお地蔵さん。<br /><br />鯖街道とは、若狭国などの小浜藩領内(おおむね現在の嶺南に該当)と京都を結ぶ街道の総称である。主に魚介類を京都へ運搬するための物流ルートであったが、その中でも特に鯖が多かったことから、近年になって鯖街道と呼ばれるようになった。<br />鉄道や自動車が普及する以前の時代には、若狭湾で取れたサバは徒歩で京都に運ばれた。生サバを塩でしめて京都まで運ぶとちょうど良い塩加減になり、京都の庶民を中心に重宝されたと言われている。夏期は運び手が多く、冬期は寒冷な峠を越えることから運び手は少なかった。しかし、冬に針畑峠を越えて運ばれた鯖は寒さと塩で身をひきしめられて、特に美味であったとされている。運び人の中には冬の峠越えのさなかに命を落とす者もいた。<br />by Wikipedia<br /><br />

    鯖街道の角に立つお地蔵さん。

    鯖街道とは、若狭国などの小浜藩領内(おおむね現在の嶺南に該当)と京都を結ぶ街道の総称である。主に魚介類を京都へ運搬するための物流ルートであったが、その中でも特に鯖が多かったことから、近年になって鯖街道と呼ばれるようになった。
    鉄道や自動車が普及する以前の時代には、若狭湾で取れたサバは徒歩で京都に運ばれた。生サバを塩でしめて京都まで運ぶとちょうど良い塩加減になり、京都の庶民を中心に重宝されたと言われている。夏期は運び手が多く、冬期は寒冷な峠を越えることから運び手は少なかった。しかし、冬に針畑峠を越えて運ばれた鯖は寒さと塩で身をひきしめられて、特に美味であったとされている。運び人の中には冬の峠越えのさなかに命を落とす者もいた。
    by Wikipedia

  • ミツマタだよね。最近これを良く目にするんだよね、なばなの里、和敬塾、多摩森林科学園などなど。今まで知らなかったのが不思議なほど

    ミツマタだよね。最近これを良く目にするんだよね、なばなの里、和敬塾、多摩森林科学園などなど。今まで知らなかったのが不思議なほど

  • 知井地区の現在の茅葺き家屋は寛政8 (1796) 年建築のものが最古ですが、19世紀中頃迄の建物が18戸と江戸時代に建てられたものが多く、北山型住宅に分類される特徴をよく伝えています。茅葺きの家屋は雛壇状に密集しており、その景観が美しいことから多くの観光客を惹きつけています

    知井地区の現在の茅葺き家屋は寛政8 (1796) 年建築のものが最古ですが、19世紀中頃迄の建物が18戸と江戸時代に建てられたものが多く、北山型住宅に分類される特徴をよく伝えています。茅葺きの家屋は雛壇状に密集しており、その景観が美しいことから多くの観光客を惹きつけています

  • 屋根にとって良いのか悪いのか判りませんが、見事な苔の緑

    屋根にとって良いのか悪いのか判りませんが、見事な苔の緑

  • 屋根をアップにしてみます。排煙、通風孔を兼ねて家紋を透かし彫りにしています。カッコ良いですね

    屋根をアップにしてみます。排煙、通風孔を兼ねて家紋を透かし彫りにしています。カッコ良いですね

  • 知井地区は「かやぶきの里保存会」を組織し、歴史的景観の保全と地区住民の生活との両立を目指し、村が出資して「有限会社かやぶきの里」「お食事処きたむら」「北村きび工房」「民宿またべ」「お土産処かやの里」「かやぶき交流館」を一体的に運営しています。また「かやぶきの里保存会」が「民俗資料館」を管理・運営し、訪れた人々に連綿と受け継がれてきたこの地域の生活の様子を紹介しています

    知井地区は「かやぶきの里保存会」を組織し、歴史的景観の保全と地区住民の生活との両立を目指し、村が出資して「有限会社かやぶきの里」「お食事処きたむら」「北村きび工房」「民宿またべ」「お土産処かやの里」「かやぶき交流館」を一体的に運営しています。また「かやぶきの里保存会」が「民俗資料館」を管理・運営し、訪れた人々に連綿と受け継がれてきたこの地域の生活の様子を紹介しています

  • 知井地区のかやぶきの家屋は北山型と呼ばれています。<br />その特徴は、<br />①入母屋造り。<br />②板壁、建具は板戸。<br />③屋根の上には千木(ちぎ)と雪割りを乗せる。<br />千木は「馬乗り」、横に長い雪割りは「鶯(烏)どまり」とも呼ばれる。<br />④あげ庭<br /><br />

    知井地区のかやぶきの家屋は北山型と呼ばれています。
    その特徴は、
    ①入母屋造り。
    ②板壁、建具は板戸。
    ③屋根の上には千木(ちぎ)と雪割りを乗せる。
    千木は「馬乗り」、横に長い雪割りは「鶯(烏)どまり」とも呼ばれる。
    ④あげ庭

  • その美山民族資料館。入館料300円です、入ってみます。<br /><br />資料館はこの地方の約200年前の中層農家住宅の形を良く残していました。<br />旧家号は「伊助」という初代の名前で呼んでいましたが、平成12年5月の不審火による火災で母屋と納屋を消失しました。<br />火災以後、保存地区の核となる施設の復元をという行政、住民、来訪の方々の物心両面の力添えを得て、平成14年9月に再建・復元されました

    その美山民族資料館。入館料300円です、入ってみます。

    資料館はこの地方の約200年前の中層農家住宅の形を良く残していました。
    旧家号は「伊助」という初代の名前で呼んでいましたが、平成12年5月の不審火による火災で母屋と納屋を消失しました。
    火災以後、保存地区の核となる施設の復元をという行政、住民、来訪の方々の物心両面の力添えを得て、平成14年9月に再建・復元されました

  • 北山型の特徴、板壁です

    イチオシ

    北山型の特徴、板壁です

  • 萱の向きが内側と外側で反対になっています。色の違いがハッキリ判りますね

    萱の向きが内側と外側で反対になっています。色の違いがハッキリ判りますね

  • 資料館は、母屋・納屋・倉の三つの部屋で構成されており、母屋では生活の様子を、納屋では農業や山仕事の道具などを、倉では行事の物や、古文書や生活の什器類などを展示しています。<br />また、母屋の屋根裏にも上がる事ができ、かやぶき屋根の内側を見ることが出来ます。<br /><br />母屋の一角に牛を飼うスペースが在ります。<br />岩手南部地方には曲り家といって、母屋と馬屋が一体となったL字型の住宅が在りますが、此処はもっとずっと牛と家族が近いです。茶の間(いろりの間)で過ごす家族から牛が見えてる〜みたいな

    資料館は、母屋・納屋・倉の三つの部屋で構成されており、母屋では生活の様子を、納屋では農業や山仕事の道具などを、倉では行事の物や、古文書や生活の什器類などを展示しています。
    また、母屋の屋根裏にも上がる事ができ、かやぶき屋根の内側を見ることが出来ます。

    母屋の一角に牛を飼うスペースが在ります。
    岩手南部地方には曲り家といって、母屋と馬屋が一体となったL字型の住宅が在りますが、此処はもっとずっと牛と家族が近いです。茶の間(いろりの間)で過ごす家族から牛が見えてる〜みたいな

  • 狭いから1頭くらいしか飼えないよね

    狭いから1頭くらいしか飼えないよね

  • 牛から見た(?)人の間

    牛から見た(?)人の間

  • 縁側。軒の低い造りになっています  

    縁側。軒の低い造りになっています  

  • 木のお風呂。今から考えると、どうやって沸かすんでしょう?

    木のお風呂。今から考えると、どうやって沸かすんでしょう?

  • 土蔵へ入ってみます。農機具などが展示されています

    土蔵へ入ってみます。農機具などが展示されています

  • 面白かったのは文書類。<br /><br />誤り申一札之事、って詫び状ですね。明和7年っていつだろう?<br />調べたら1770年でした。今から245年前です<br />

    面白かったのは文書類。

    誤り申一札之事、って詫び状ですね。明和7年っていつだろう?
    調べたら1770年でした。今から245年前です

  • これが訳文です。<br />木を切っちゃったんですね。それでごめんなさい、で、お許しいただければ酒3升と銀10匁を出しますけど〜って話w

    これが訳文です。
    木を切っちゃったんですね。それでごめんなさい、で、お許しいただければ酒3升と銀10匁を出しますけど〜って話w

  • 文章が途中で切れない(ように見える)から、なかなか理解に苦しみます。<br />西国巡礼に出立したは良いけれど・・・

    文章が途中で切れない(ように見える)から、なかなか理解に苦しみます。
    西国巡礼に出立したは良いけれど・・・

  • 藤七さんがこの村で病死しちゃって、それを届け出て〜って話w

    藤七さんがこの村で病死しちゃって、それを届け出て〜って話w

  • 寺送り一札之事。<br />利左衛門の娘きんが灰野多兵衛方へ嫁いで、戸籍の移動が有りましたって届け出

    寺送り一札之事。
    利左衛門の娘きんが灰野多兵衛方へ嫁いで、戸籍の移動が有りましたって届け出

  • 今で言う戸籍ですね。<br />ずっと読んでいたかったのですが、残念ながら其処までの時間は有りません

    今で言う戸籍ですね。
    ずっと読んでいたかったのですが、残念ながら其処までの時間は有りません

  • こちらの作品は近代になってから

    こちらの作品は近代になってから

  • さすがに蔵は板壁では有りませんね

    さすがに蔵は板壁では有りませんね

  • 母屋へ戻って、屋根裏部屋へも上がれます

    母屋へ戻って、屋根裏部屋へも上がれます

  • ボケましたが、150年余り前の粟俵(米俵の中身が粟って事ですよね)

    ボケましたが、150年余り前の粟俵(米俵の中身が粟って事ですよね)

  • 説明です

    説明です

  • 通気の為と言うか、燻された煙は此処から逃げます。その当時の生活に合わせた工夫がいっぱいですね

    通気の為と言うか、燻された煙は此処から逃げます。その当時の生活に合わせた工夫がいっぱいですね

  • 農作業具の数々

    農作業具の数々

  • 男性用トイレ

    男性用トイレ

  • トイレ

    トイレ

  • 母屋の縁側を外から見てみると〜、直接縁側へ廻ってお喋りする図が想像出来ますw

    母屋の縁側を外から見てみると〜、直接縁側へ廻ってお喋りする図が想像出来ますw

  • 出入り口(玄関先の土間)に竈が在ります。<br />これで資料館は終わりです。更に散策を続けます

    出入り口(玄関先の土間)に竈が在ります。
    これで資料館は終わりです。更に散策を続けます

  • 石垣の上には、かやぶき民宿久やさん

    石垣の上には、かやぶき民宿久やさん

  • 綺麗なおうち、お布団が干されてますね

    綺麗なおうち、お布団が干されてますね

  • もう少し歩き回るつもりで居ましたが、この看板を見付けてしまった以上、買いに行くしか有りません。ってか、PHOは夜行バスで東京を発ってから、高台寺を出る時に缶コーヒーを買って飲んだだけです。<br />京都市内に居るうちに「朝ご飯食べようよ」って何度も言ったのにスルーされてたので。<br />観光そっちのけで猛ダッシュです。<br /><br />続きます

    もう少し歩き回るつもりで居ましたが、この看板を見付けてしまった以上、買いに行くしか有りません。ってか、PHOは夜行バスで東京を発ってから、高台寺を出る時に缶コーヒーを買って飲んだだけです。
    京都市内に居るうちに「朝ご飯食べようよ」って何度も言ったのにスルーされてたので。
    観光そっちのけで猛ダッシュです。

    続きます

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