2015/03/17 - 2015/03/21
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キリさんですさん
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2008年にバンコクからスタートした「海外一人旅」も30カ国目となり記念に以前から行って見たかったトルコのイスタンプールに行ってきました。
今回のテーマは「深夜特急で沢木耕太郎がハーレムからヨーロッパ側に到着時の景色」「歴史に翻弄されたガラタ塔からの景色」そして最後に「オスマントルコ軍がピザンチン帝国を奇策で撃破したことで有名な金角湾の全景」の3つの景色を観ることにしました。
出発前は治安面で一抹の不安がありましたが、行ってみると片言の日本語で話しかけてくるトルコ人の男がウザイ程度で特に不安感はなく、いつものように気楽な街歩きと地元の人との触れ合いを楽しめました。
イスタンプールは歴史の重みを感じる期待通りの素晴らしい街でした。
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
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イスタンブールのアタテュルク空港に到着しました。
スッキリとした綺麗な空港です。
まずはATMで現地通貨(リラ)の準備からスタートです。
イスタンブールカードを購入してメトロとトラムを使いホテル最寄り駅のチェンベルリタシ駅へ向かいました。 -
14時にホテルにチェックインして、直ちに観光スタートです。
ホテルから歩いて5分程のブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミイ)に直行しました。
期待していた通りの素晴らしいモスクです。 -
モスク内は幾つもの小さな小窓から淡い光が差し込み、ヨーロッパ各地で見てきた大聖堂や教会に多少飽きがきていたので、新鮮で感動しました。
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高い丸天井と妄想的な明かりが何とも言えず魅力的です。
感動して見上げていたら首が痛くなりました。 -
イチオシ
最近の事件のせいか観光客が少なく、お祈りしている地元の方が数人いる程度でした。
一人で離れてポツンと座り、しばらくイスラムの世界に浸っていました。
美しいステンドグラスから差し込む薄明かり及び、青い内壁のタイルと赤い絨毯の色のバランスが良く何とも言えぬ雰囲気を醸し出していました。 -
機内食を食べて以降何も食べてないのでお腹が空き、ブルーモスクの裏手のレストランに入りました。 観光客は少なく、大半が地元の方々でした。
やはり本場のドネル・ケバブは美味しいですね。 -
ミュージアムパスを買うのならば並んでいる人が少ないモザイク博物館が良いとの事前情報に従いモザイク博物館へ行きます。
両側に土産物店が並ぶアラスタ・バザール通りです。
ここも観光客が殆どいなく、店員が暇そうにしていました。 -
モザイク博物館に到着し、窓口でミュージアムパスを買って中に入りました。
あまり期待せずに入ったのですが、オスマントルコに滅ぼされる前のピザンチン時代の華やかな時代の宮殿に飾られていたモザイクを見事に復元しているので見応えがありました。 -
今までに見たモザイク画はキリスト教関連のものが多く、当時の人間がこのように描かれているモザイクを見たことが無かったので新鮮でした。
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このように野獣が描かれているのも驚きですね。
これらのモザイクがブルーモスクが建てられる時に良くぞ破壊されずに残されたものですね。 -
アヤソフィア、トプカプ宮殿は明日の楽しみに残しておいて、トラムの横の道を下ってスイルケジ駅に向かいました。右側に見えるのがトプカプ宮殿の城壁です。
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オリエント急行の終着駅で有名なスイルケジ駅の構内跡です。
発着する列車の本数も少なくなり、人もまばらで寂しい構内でした。 -
当時の機関車も展示されていました。
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「オリエント急行殺人事件」、「007ロシアより愛を込めて」の主要な舞台であり、以前から来てみたかった処でしたが何とも寂しい駅でした。
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スイルケジ桟橋から見るボスフェラス海峡です。
今回の最初の目的の「沢木耕太郎がアジア側のハーレムから夜遅く、ヨーロッパ側に到着時の景色を見る」を果たすべく、まずはフェリーでハーレムへ渡ってみました。 -
フェリーからガラタ塔が見えました。
この景色を見て、やっと念願のイスタンプールに来れたのだと実感できました。 -
途中、左側に乙女の塔が見えました。
要塞として造られたそうですが、今は寂しそうですね。 -
ハーレムに到着しました。
夕方は治安が悪いて聞いていたので、すぐに引き返しました。 -
沢木耕太郎が深夜に到着し、ブルーモスクと見間違えたモスクですね。
実際はシュレイマニエ・モスクです。
春の初めに日本を出発し秋の終わりにヨーロッパのイスタンプールに到着した沢木耕太郎が甲板でこのモスクを見て「あれがヨーロッパなのか」と感激した気持ちが理解できる景色です。 -
甲板でしばらくボスポラス海峡を眺めていたら肌寒くなってきたので早めにホテルに戻ることにしました。
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エミノニュとエジブシャンバザールの近辺を抜けてチェンベルタシュ方向へ戻りました。
だらだらとした上り坂なので、結構疲れました。 -
本日の観光の最終地のチェンベルリタシュです。
コンスタンティヌス1世が建てたイスタンブール最古のモニュメントです。
近くのレストラン「マカルナ・サラユ」で夕食を食べて、ホテルに戻り熟睡です。 -
翌日は「イスタンブールを歩き廻るぞ!」と気合を入れて7時起床です。 朝食後、アヤソフィアの開門時間まで時間があったのでブルーモスク近辺を散歩。
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開門時間の9時になったのでアヤソフィアに行き、チケット売り場に並んでいる行列を横目に見て昨日購入しておいたミュージアムパスを使い先頭で入場しました。
因みに2番目の入場者も日本人の若いカップルでした。お互いに「日本人ですか?」と質問。それだけ日本人が少ない時期でした。 -
アヤソフィアに入りました。天井に掲げられている円盤が印象的でした。
ギリシャ正教の本山でしたがオスマントルコ軍が征服したことによりイスラム寺院のジャミーに変えられる等、歴史に翻弄された建物と聞いていたせいか妙に暗い雰囲気の建物でした。(観光客が少なかったせいもありますが) -
左側に上の階へ登る通路が見えたので登っていきます。
誰も居ないので不気味な感じです。 -
2階の4ギャラリーの入口です。
この内部に見事なモザイク画が数点、展示されていました。
その内の2点を紹介します。 -
聖母子に聖堂を捧げるユスティニアス帝とコンティノーブルが描かれたモザイク画です。
漆喰でぬりこめられていたせいか損傷が見られますが美しいモザイク画です。 -
ヨアンネス2世と皇后イレーネがマリアとイエスに捧げ物をするモザイク画です。
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アヤソフィアのドームの高さは50メートルを超えており、ピザンツ建築の最高傑作と呼ばれるのが理解できます。
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中国人のツアー客の団体が入ってきたので、次の場所に移動します。
アヤソフィア近辺は日本語で声を掛けてくるトルコ人男性が多くいました。「私の奥さんは日本人です」と写真を見せて安心させて、危うく高額の絨毯売り場に誘導されそうになりました。今回のトルコ旅行で唯一悪い印象の出来事でした。 -
次はイエレバタン地下貯水池を見学します。入口が道路脇で目立たない処なので通り過ぎてしまいそうでした。
ピザンツからオスマントルコ時代に主要な水瓶となっていた地下宮殿です。
暗闇に薄明かりが灯る異様な雰囲気の貯水池でした。 -
続いてトプカプ宮殿に向かいます。
トプカプ宮殿最初の門の皇帝の門です。
この辺りにも片言の日本語で誘うトルコ人男性が多数いました。 -
門の中の第一庭園です。
この先、さらに儀礼の門、第二庭園と続きます。
かなり広い宮殿ですので迷わないように注意が必要です。 -
やっと、トプカプ宮殿に到着し内部見学スタートです。
オスマン朝の支配者の居城として使われていた宮殿なのでスルタンの居室、ハレム、宝物館等、見所が多くありました。 -
スルタンの間です。
ここでスルタンが舞踏等を見学したそうです。
多数の写真を撮りましたが後から見ると似たような写真なので省略します。
また、宝物館内は撮影禁止でした。 -
トプカプ宮殿は綺麗なタイルが強く印象に残る宮殿でした。
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宮殿の一番奥にあるカフェからの風景です。
ボスフォラス海峡を眺めながらコーヒとケーキでノンビリと休憩しました。 -
旧市街のスルタンアフメット地区の主な見所をタップリと見学したので次は
新市街の方へ行ってみます。
トプカプ旧宮殿近くのギュルハーネ駅からトラムに乗りました。 -
トラムの車内です。
この辺りのトラムはかなり混むと聞いていたので覚悟して乗り込みましたが
このようにガラガラでしたので拍子抜けです。 -
トラムをエミノニュで降りて、ガラタ橋を渡って新市街へ行きました。
ガラタ橋で魚釣りに夢中になっている地元の方たちです。 -
ガラタ橋を渡りガラタ塔へ行く道を尋ねると、「私たちもこれから行くので一緒に行きましょう」と嬉しそうに返事をしてくれた女性達です。 ドイツから来た女子大生で今回はトルコで次は日本へ行く予定とのことなので日本の観光地をいろいろと教えてあげました。
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ガラタ塔へ到着しました。
かなりの行列ができると聞いていたのですが、待ち時間無しです。
気分良くチケットを購入しエレベタに乗り込みました。 -
今回の旅行目的の2番目のガラタ塔からの眺望です。
滅びゆくピザンチン帝国をジェノヴァ人が、スルタン・アフメット2世時代の捕虜収容所から捕虜が、ムラト3世時代の気象観測所の所員が、歴史に翻弄された時代にこの景色をどのように眺めてきたのかを考えると感無量ですね。不安な足音が近づいていますが、この素晴らしい景色をいつまでも守って欲しいものです。 -
テユネルに乗りたくなりガラタ塔から坂道を下りカラキュイ駅へ行きました。
これがヨーロッパで最も古く、世界最短の地下鉄のテユネルです。 -
カラキュイ駅からテユネルに乗って途中の駅もなく、たった3分で終点のシシハネ駅に到着です。私はこのような古き良き時代を感じさせる乗り物が好きなのでいつまでも残しておいて欲しいですね。
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イスティクラーク通りです。
レトロな路面電車が走っていましたが、かなり混雑しており車両の後ろにしがみ付いている人がいました。
いつものように鼻歌混じりで「イスティラーク通りの散策」をスタートします。 -
イステイクラール通りを機嫌よく歩き始めました。
すぐ右側に教会が見えましたが今回は素晴らしいモスクを見た後なので教会に興味が湧かず写真だけ撮って中に入りませんでした。 -
イチオシ
イスツイラーク通りはかなり賑やかな通りです。
たくさんの赤い国旗が飾られた下を路面電車がすれ違う風景は絵になりますね。 -
右側にかなり立派な門が見えてきました。
この辺は有名ブランド品の店が並んでおり、さらに混雑してきました。
のんびりと歩けるような状況ではなくなり、写真も撮れなくなりました。 -
タクシム広場が見えてきました。
なんとなく歩行者天国の銀座通りを日本橋から新橋まで歩いたような気分でした。
有名ブランド品に興味が(というよりは買う金が)無い私には混雑していてあまり楽しめない通りでした。 -
今日は街歩きよりもイスタンプールの各種市内交通を使って楽しむことに変更しました。当初予定していた軍事博物館、ドルマパフチェ宮殿まで歩くのを中止して、タクシン広場からフニキュレルと呼ばれている地下ケーブルでカバタシへ
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乗ってすぐにフェリーターミナルのあるカバタシュ駅に到着。
このフニキュレルもたった1分の乗車時間です。
イスタンブールはユニークな乗り物が多く、楽しいですね。 -
カバタシュからフェリーでアジア側のユスキュダルへ渡ることにします。
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船内です。
観光客は少なく大半が地元の方々でした。 -
天気も良く暖かいので甲板に出てみました。
周りに誰も居ないので、はるか昔江利チエミが歌っていた「ウスクダラ」を小声で歌ってみました。 メロデイーは覚えているのですが途中から歌詞が出てこなくなり、後半はラララ・・でおしまいでした。 -
ユスキュダラに到着しましたが特に見学する処もなく、カフェで休憩後ユスキュダルから最近全面開通したマルマライ・ラインに乗ることにしました。
マルマライ・ラインの乗り場です。
マルマライ・ラインは新市街に行かずに旧市街のスイルケジを経由してさらにイエニカブに直通で行けるので便利です。ユニークですね。 -
マルマライ・ラインはボスポラス海峡をトンネルで横断するため、青函トンネル等で実績のある日本が技術支援したことにより、より一層日本とトルコの親密度が増したそうです。2013年に全面開通したばかりなので車両が新しく乗り心地は良かったです。
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終点のイエニカブ駅です。
メトロ1号線に乗り換えてアクサライへ行きます。 -
本日の街巡りの最終地のメトロのアクサライ駅です。
ここから歩いてトラムのユスフパシャに行き、トラムでチェンベルリタシュ駅へ戻りました。 いろいろな種類の市内交通を活用してのイスタンプールの街巡りも楽しいものですね。乗り物好きなので大いに楽しめました。 -
夕食後ぶらぶらと近辺を撮影した夜景を紹介します。
まずはチャンベルリタシです。 -
イチオシ
アヤソフィアの夜景です。
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最後はやはりブルーモスクです。
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イチオシ
ブルーモスクがまだ入れたので、チョット覗いて撮った1枚です。
やはり青い天井に魅了されますね。 -
翌日はアクサライ周辺を散策した後、今回の最後の目的地の「ピエールロティのチャイハーネ」へいくことにしました。
まずはホテルに近いグランドバザールで土産を買うことにしました。 -
かなり広く、方向音痴の方は大変だと思いますね。
想像を超える広さでした。 -
いつものようにその国の特徴が出ていて、荷物にならないように小物で、値段の安いバラマキ土産を探したところ、カラフルで良い土産品店があったこの店で買いました。
ショッピング時間はたった30分でした。 -
グランド・バザールを出てトラム沿いに歩きベヤズット広場の先にイスタンブル大学がありました。
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昨日、ガルタ塔から見えて気になっていたシュレイマニエ・ジャーミーに来てみました。
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朝早いので誰もいませんでした。
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予想以上に内部の装飾が素晴らしく感激しました。
無理して来て良かったと思った瞬間です。 -
ここでも明るい茶系の絨毯に座って、お祈りをしました。
教会で椅子に座ってのお祈りよりも絨毯に正坐してのお祈りの方が、なんとなく落ち着きますね。 -
次はヴァレンス水道橋です。
スペインのセゴビアの水道橋を思い出します。
規模は小さいですがアタチュルク大通りをまたぐように威風堂々と建っていました。 -
さらに世界遺産に登録されているゼイレック・ジャーミに行ったのですが、残念ながら閉門時間でしたので中に入れませんでした。 残念です。
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ランチタイムとなったのでエミノニュへ行きサバサンドを食べました。
噂どうりに美味しいです。
この海賊船のような船で売ってましたが、かなり混んでいたので買うのが大変でした。 -
いよいよ最後の目的地のピエールロティのチャイハーネへ向かうべく、エミノニュのバスターミナルでエユップ行きのバスを探しました。
どのバスなのかわからないので止まっているバスの運転手に聞きまくり、やっとエユップ行きのバスを見つけました。 -
エユップからロティのチャイハーネ行きのロープウエイ乗り場です。
かなり混んでいました。 -
一緒に列に並んでいたトルコ人のカップルと親しくなりました。
最近結婚したばかりの25歳と22歳の幸せに満ち溢れた二人でした。
最初は男性の方がトルコ後と英語の変換器を持っていたので男性と会話をしてたのですが途中から女性の方が英語で話し始め、楽しい対話会となりました。 -
住んでいる処はユスキュダラとのことでしたので、試しに江利チエミの曲をハミングしてみたら「その曲知ってます」とのこと。そして昔日本で流行ったことも知っているのに驚きました。男性の亡き父親が日本が大好きでいつも歌っていたそうです。
最後にトルコの若者から昔のトルコ人の日本への想いを聞いて、ジーンときました。 -
今回の目的の最後の景色の金角湾の全景です。
オスマントルコ軍がボスファロス海峡から70隻もの艦隊を左に見える丘を超えて
金角湾に運び込み勝利したことで有名な処です。この歴史的な景色を見ながら、現在近隣諸国に不安を抱えているトルコの方々がこれからも平和で暮らし、いつまでも親日家でいてくれることを願ってトルコ(イスタンプール)編を終わります。
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