【プチ旅行記】　台北・九份の旅

2014/06/01 - 2014/06/04

またまたマイルとホテルポイントの消化を兼ねて、夫婦で台北に行ってきました。 今回はANAでなく、あまり乗らないJALなので台北が精一杯。仕事では何度も訪問した台北ですが、プライベートの観光はなく、妻は当然初めてです。
１０ヶ月以上前の話で恐縮ですが、当時は 4 Travel.jp の存在を知らなかったので、備忘のため引退後の旅行記として残しておきたいと思います。

〈旅程〉
１日目（2014年6月1日）HND→TSA (JL097), 九份観光, Grand Hyatt Taipei泊
２日目（6月2日）市内観光, Grand Hyatt Taipei泊
３日目（6月3日）市内観光, Grand Hyatt Taipei泊
４日目（6月4日）TPE→NRT (JL804)

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

８時５０分羽田発の JL097 で台北松山空港へ。松山空港は市内アクセス抜群、タクシーで Grand Hyatt Taipei に向かう。運転手は "Grand Hyatt" と言っても首を振るので、中国語圏に行く時はいつも準備している「台北君悦酒店」と書いたメモを見せると頷いて出発。ホテルは予約時にアーリー・チェックインを希望しておいたが、用意されていたのはツインではなくダブルの部屋。仕方なく部屋の変更を申し入れ、荷物を預けて予定していた観光に出かける。

台北101/世貿駅で悠遊カードを購入、九份行き高速バスの出る忠孝復興駅に。悠遊カードはこの後も頻繁にMRTを利用したので、大いに役立った。

忠孝復興駅周辺は仕事で何度も来ているので高を括っていたら、九份行き基隆客運1062線のバス停が見つからない。MRT出口周辺を少しうろうろする羽目に。他にも同様に探し回る観光客が何組か。あとでわかったことだが、バス停が前の場所から移動していたらしい。ようやくバス停を見つけてしばらく待っていると、お目当のバスが到着。台湾はちょうど端午節の連休でバスは満員、我々は運良く乗れたが後ろは積み残しが出た。

瑞芳駅周辺から渋滞がひどくなり、結局１時間半ほどかかって九份に到着。しかし、連休で人また人の大混雑。アーケード街の行列がほとんど進まない。やむなく入り口近くの適当な食堂で腹ごしらえ。

行けども行けども大行列、一寸刻みの前進は、昔懐かしい国会名物牛歩戦術のよう。

観光名所のようだが、自由に動けないので何が何だかわからない。結局観光は諦め、這々の体で人ごみを逃れ、脇道を抜けて九份を後にする。

帰り道も渋滞が予想されたので、客を落として引き返すタクシーを捕まえ、瑞芳駅から電車で戻ることに。台湾はどこでもそうだが日本と変わらない駅の風景。

かっこいい電車が到着。これも満員だが、当方は白髪のため、前に座っていた若い男女が席を譲ってくれる。北京でも香港でも同様の経験しているが、やはり儒教圏はいいなぁ。日本ではこちらが席を譲ることはあっても、逆はないけど。

松山駅で途中下車し、饒河街観光夜市へ。ぶらぶらと一通り見物。

夕食は夜市で。屋台ではなく、通り沿いで地元の人たちで結構賑わっている店を適当に選んだ。鍋が名物らしいが、味はノーコメント。

２日目は貓空纜車へ。今回はクラブルームではないので、朝食はホテルで取らず乗換駅の大安近隣のスターバックスで。貓空纜車は人気の観光スポットで混雑すると聞いていたので朝早くから向かう。おかげでお目当のクリスタルキャビンにも待つことなく乗れた（写真はネットから拝借）。

ガラスのフロアを通してみる光景は熱帯ジャングル？結構スリルもある。

頂上の猫空駅周辺を散策。観光茶園が点在する中を天恩宮あたりまでのんびりと歩く（写真はネットから拝借）。

猫空駅まで戻り、近隣の縁続縁茶芸で一服（写真はネットから拝借）。

中はこんな感じ。個室に通され鉄観音茶とお茶受け２品でたしか1,500円程度。高いようにも思えるが、３時間の部屋使用料と考えればそうでもない。台湾茶の淹れ方がわからないので聞くと、実演して淹れてくれる。お湯はいくらでも継ぎ足してくれるので、見よう見まねでお茶を入れ１時間くらいまったりする。意外に気に入った。

猫空の後は、ホテルにあったパンフレットで知った、端午節恒例のドラゴンボート・フェスティバルが開かれているという大佳河濱公園へ。MRT大直駅から川に向かって歩くと、遠くから太鼓と歓声が聞こえる。

長崎のペーロンと同じような船。職場対抗のようで、参加者や応援に来た人で盛り上がっている。

大橋の下では大勢の観客の前で各種アトラクション。

当事者ほどには盛り上がれないので早々に切り上げ、臨時バス停から忠孝復興駅経由で市内観光に戻る。龍山寺、総督府、中世記念堂と鉄板の観光名所を徒歩で回り、一旦ホテルに。当時はまさか旅行記をネットに載せるなどと考えてもみなかったので、観光地での写真は記念撮影ばかり。よって割愛。

夕食はホテル近隣の鼎泰豊101店。店の前はいつも大勢の人だかりだが、夕食には少し早い時間帯だったので２０分ほどで入店できた。広い店内はもちろん満席。

味とサービスは申し分なく満足。以前、本店にも行ったことがあるが、モダンで清潔な101店のほうが楽しいかも。

３日目の朝食は、これまた有名な阜杭豆漿、MRT善導寺駅すぐ。早くも行列だが、まだ朝早いせいか１０分ほどで順番が来る。

ガラス張りの調理場も人でいっぱい。皆忙しそう。

豆漿、鹹豆漿（塩味の豆乳）、厚餅夾蛋（卵焼き入り厚焼き餅）、揚げパンを聞かれるままに注文。全部で100元くらい。

こんな感じ。美味しいが食べきれませんでした。

我々の後にも次々とお客が。

この後、タクシーで忠烈祠へ、朝一番の衛兵交代を見物。次にタクシーで故宮博物院、大陸からの観光客で一杯。皆、知的好奇心旺盛で感心感心。昼食は故宮博物院の三希堂で麺と点心。雰囲気、味ともに満足。この後、保安宮、孔子廟と回り、夕食まで一旦ホテルに戻って休息。

台北最後の夜は本格台湾料理を食べようと、ホテルに近い欣葉台菜信義新天地A9店に予約電話を入れるが満員とのこと。やむなく台菜創始店に電話すると、幸い空席がある。MRT中山国小駅から徒歩で向かう。

入店時は空席があったが、これもあっという間に満席に。日本人は故宮博物院などよりレストランで見かける方が多い。

食事はどれも美味しく、この店を選んで大正解。翌日は、ホテル前からリムジンバスで桃園空港→成田経由、帰国。
観光よりグルメづくしの旅行記で恐縮。でも、これが台北の楽しみ方かも。

この旅行記へのコメント （4）

• 旅行三昧さん 2017/04/10 13:46:42

  九份凄い数の人ですね。

  beanbagさん
  
  こんにちは。旅行三昧です。
  
  「いいね！」いつもありがとうございます。
  
  九份見学に行きたいと思い４トラを彷徨っていたら、beanbagさんに出くわし、「いいね！」のお礼も兼ねて。
  
  それにしても牛歩戦術並みにしか歩けない程の人出、凄いですね。
  定番の夜景写真を期待しましたが、観られなかったのですか？勝手ながら、お気持ちお察しします。
  
  一度は九份の定番夜景を観に行こうと、家内に内緒で密かに企ててます。どんなに人出が多かろうと、死に物狂いで辿り着いてやろうと今は思ってますが、beanbagさんの旅行記を拝見し、少し心が折れそうになってます。。
  
  これからも宜しくお願いします。
  
  旅旅旅-- 旅行三昧 --旅旅旅
  

  beanbagさん からの返信 2017/04/13 08:26:13

  RE: 九份凄い数の人ですね。

  旅行三昧さん
  
  掲示板へのコメントありがとうございます。
  
  九份は確かにすごい人ごみでした。
  ６月でしたが、旧暦の台湾ではちょうど端午の節句の連休だったようで、これは予定外でした。人気の観光地ですが、普段はこれほどの人ではないのではないでしょうか。
  九份観光は不完全燃焼に終わりましたが、当時は個人旅行を始めたばかりで現地のバスや鉄道を使っての往復は新鮮で大いに楽しめました。
  
  九份の夜景は見られませんでしたが、断崖に立ち並ぶ伝統家屋に提灯が灯るときっと素敵だろうと想像できました。旅行三昧さんの旅が早く実現できるといいですね。
  
  これからも旅行記を楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
  
  beanbag

• winningさん 2015/09/07 22:58:58

  訪問＆投票ありがとうございます

  beanbag様
  
  この度は訪問およびインドネシア旅行記への投票頂きありがとうございます。
  もう2年以上前の事となってしまいましたが、ボロブドゥール遺跡は素晴らしかったです。
  スコールでゆっくり見られなかったのが残念でした。
  
  もうすぐジョグジャカルタ行かれるみたいですので、是非とも楽しんで頂ければと思います。
  
  取り急ぎお礼まで。
  

  beanbagさん からの返信 2015/09/08 09:42:26

  RE: 訪問＆投票ありがとうございます

  winningさん
  
  コメントをありがとうござます。
  明日、ジョグジャカルタに出発しますので、参考にさせていただきました。
  世界各地を個人旅行で回っておられるようで、うらやましい限りです。
  旅先でのご経験をベテラン旅行者らしく肝を押さえてまとめられていますので、これから現地を旅行しようという者にとって大変参考になります。
  『迷わず進めよ。行けばわかるさ。』そんな心境になれるよう、経験値を上げていきたいと思っております。
  これからもよろしくお願いします。