爆竹鳴り響く FALLAS (火祭り) 2015　-2日目-

2015/03/16 - 2015/03/17

楽しいバレンシアのファジャス（火祭り）へ行ってきました。
19日のクライマックス（燃やす日）にはいられませんでしたが、
花火、爆竹ショー、献花式などのイベントは見られました。

巨大でカラフルなファジャス（人形）のみでなく、バレンシア民族衣装に身を包んだ地元の人々が街中にたくさんいて、とても華やかなバレンシアの街！

エリア バレンシア(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0

街路樹のオレンジにはたわわに実が生っています。

美しいファジェーラの皆さん、ちょっとお写真撮らせてくださ〜い
なんと、靴も衣装と同じ布で揃えています。

今年、第2位のファジャ。毎年、巨大なファジャを設置する地域だそうです。

マドリード州のクマか？

社会風刺がテーマの部分もあるのがファジャ。
でも、その年のスペインのニュースに疎くても、見てるだけで面白い。

最後の晩餐風に、中央の王フェリペ6世とテーブルにつく、各党の党首。

バレンシア出身の元俳優、今は政治家になったトニー カントーが、地元TVのインタビューを受けていました。

このジャングルジムのようなのもファジャ、わざわざ見に行ってガッカリした・・・
この2日後に、強風で崩壊してしまったと新聞で読みました。

誰も見ていないけど、伝統的なこういうファジャの方が上記のより良い。

まるでアイスキャンディーでも売っているようですが、なんと爆竹のメニューです。

こんな売店が、街中にあちこちあります。友人の14歳の甥がやりたがったので、どれか買おうということになりました。「初心者用」と頼んで、「これなら12歳の子たちもやっているわよ」と。

爆竹50個入って2ユーロ。

お店の人が、「火縄は絶対に必要よ！」と言うので、1本0,20ユーロも購入。　
で・・・
ゲッ！　これが12歳用なのー！　という結構な音を響かせる爆竹でした。
これで、我々もバンバン音をたてながらバレンシア散策です　（笑）

昨晩、トゥリア公園に野球場があるのを見て驚いたのですが、陸上トラックもあります。　
もちろん、サッカー場、ラグビー場、テニスコートなどもあります。贅沢なスペースです。

また、ファジェーラに遭遇

可愛らしい子供ファジャ

Torres de Quart　中世バレンシアの城門だった

クアルトの塔 建造物

城門のところに設置されていたセクシーなファジャ

魔法のランプから出てきているのはラホイ首相。似てる。

さてさて、ファジャス中の毎日14時にマスクレタと呼ばれる、派手な爆竹ショーが市役所広場で開催されます。
13時過ぎに広場入りし、進める所まで進んで、そこで50分ほど開始を待ちました。

広場にぎゅー詰めになった人々！

こっちの通りもいーっぱい！　すごいでしょう？

過去にサラゴサのピラール祭でサラゴサ色のハンカチを購入したのを思い出して、今回もバレンシアのハンカチを1ユーロで買った。

10分前にバーンと一発、5分前にまた一発、そして14時にバッバッバッバッバー！と派手に開始しました。すっごい迫力です。ズボンの裾がパタパタするほど、地面の振動が感じられます。耳は塞いではいけません！　口を軽く開けて観賞するもんなんです。

ファージャス (バレンシアの火祭り) 祭り・イベント

鼓膜が破れるんじゃないかと思うほどのクライマックス！　
15分ほどのショーです。　周囲はモウモウと煙に包まれています。

この柵の向こう側に、爆竹は仕掛けられていました。
地元の人々は、ショーが終わった後、柵に近づいてこの日の爆竹師に拍手を送ります。

ファジャ見学続けます。
これは、今年の第1位のファジャです。

売られている、可愛らしいファジェーラ人形。

狭い場所にこんなに大きなファジャ！　どんな風に燃えたんだか。
ここのファジャは、去年も第1位だったそうです。

この日は、聖母広場に設置された巨大聖母に献花する地元の人々のパレードの日。
パレード順番待ちのグループがいました。

陽気な男性陣

でも、やはり一番綺麗で可愛いのは女の子たち。
お人形さんみたい！

献花式にはベールを被るのね〜

これは、第3位のファジャ。

これまた特大！

子供ファジャのおじいちゃんとおばあちゃんが可愛い。

ノルド駅

バレンシア ノルド駅 駅

綺麗な駅です。

この部屋の素晴らしいタイルが好き。

隣の闘牛場。　闘牛シーズンは、ファジャスの闘牛から始まります。

ウッヒョー！　これ、炭火焼にするのね。　すごい！

このファジャも良かった。

人形の表情がいい

こちらは、市役所の子どもファジャ。
何故かオードリー ヘップバーンと、その隣はバレンシア出身の画家ソロージャ。

ソロージャの作品を知っている人なら、「あっ、良い趣向！」と思うこのコーナー。

祭の最後に燃やされるのは、いつも市役所のファジャです。
19日の夜、祭のクライマックスであるクレマ（燃やす儀式）は、22時に各子供ファジャから始まります。その後、22時半に第1位の子供ファジャ、23時に市役所の子供ファジャ、24時に各ファジャ、0時半に第1位のファジャ、そして1時に市役所のこのファジャが燃やされます。

今年の市役所ファジャは、マドリードの国会議事堂の入り口のライオン像をモデルにしています。鬣がよくできてる！

土台部分は、様々な「力」がテーマ。この部分は「想像の力」で、ジュール ヴェルヌとその作品をモチーフにしています。

大道芸人も多数出てました。

献花式には、バレンシア県あちこちからもバスでやってきます。
2日間に渡って、一日中ずーっとパレードしています。

惚れ惚れしてしまう・・・

華やか♪

かわゆ〜〜い

家族連れ

パレードで交通止めされている道路が多い中、苦労しながらどうにか聖母広場に到着。
聖母の衣装はここまで花で埋まっていました。

ビルヘン広場 広場・公園

この後、私はマドリードへの帰路につきました。

これは、私より1日長く滞在した友人が送ってくれた、翌日の聖母像です。

そして19日深夜、市役所のファジャを燃やす様子が、全国放送されたので、家で見ました。

あぁ〜　ジュール ヴェルヌが燃えていくー

この時点で、バレンシアのファジャ師たちは、もう翌年の案を考え始めているそうな。