2015/03/01 - 2015/03/31
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luguさん
3月、例年この時期、北タイは野焼きの煙でPM10の煙害が発生する。
今年も3月に入るとすぐに空気が濁ってきて、かすかにたき火後のような臭いもするようになった。
傷めていた肩の手術を終え、しばらくは右手が使えないという不自由な生活が続く。
後半には時期外れの台風並みの暴風雨がやってきて、昼間は平穏なのに夕方から夜にかけて雨が3日ほど降り、お蔭で空気はきれいになった。
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一応冬を越えたということだろうか、庭の植物の変化が見られる。
花は咲き始め、緑は鮮やかに・・・。 -
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家から一番近いショッピングモール、セントラルフェスティバル。
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肩の手術が9日に決まり、術後しばらくは車の運転も出来ないので、銀行や買物など雑用を済ませる。
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銀行などに表示してある不動産物件。中古の一軒家が100万バーツ(約400万円)とある。
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3月は毎年PM10の煙害が起きる。
日本大使館からもこのような情報が流された。 -
いつも遠くに見えるはずのドイステープの山並みが霞んでしまって見えない。
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早朝ジョギングをしている人もマスクをするようになった。
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日中は40℃に近い暑さになるので、庭の水やりは欠かせない。
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手術も近づき、しばらくジョギングもお休みだ。
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植え替えたブーゲンビリヤが順調に育っている。
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ジャスミンも花開いた。
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垣根替わりにしているこの木も花を咲かせた。
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何とも甘い独特な強烈な香り。
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こういうのを馥郁たる香り、というのだろう。しばらく立ち止まって香りを楽しむ。
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最後の(?)ジョギング。
日の出も徐々に早まっている。今は6:20ころか。 -
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手術の前日、入院する日の昼前に撮ったブーゲンビリア。
この時は手術後4、5日ほどは入院するつもりでいた。 -
いよいよ明日手術、ということでシーパット病院に入院。
今までの人生では手術らしい手術をしないでやってこれた。
自分の中では大きな手術なので、日本での手術も考えないわけではなかった。
ネットで調べたり、複数の病院、医者を訪ねて相談した結果、地元チェンマイでの手術を決めた。 -
それまで執刀医(40才代)には一度しか会っていなかったが、前日の夕方突然この部屋に現れ、手術の心構えのようなことを話してくれた。
前に渡してあるMRIやX線のデータをもう一度家でチェックして明日に供える、ということも言ってくれた。
前回会った時は、ちょっと生意気そうな偉そうな態度であまり良い印象をもっていなかったが、この対面で、なんとなく安心して任せられるような気に少しなった。 -
当日早朝6時から血液検査や左手の甲に点滴などして、落ち着く暇もなく7時30分になり、下着も全て脱いで病院の衣装だけになり、車椅子で手術に向かう。
途中エレベーターを乗り換えたりして、洗濯物が溢れた部屋などを通って手術室に到着。
最近テレビで病院や看護師を扱った日本のドラマを見ていてイメージしていが、テレビドラマよりもなんかだだっ広くてちょっとくたびれた感じの部屋だった。
手術台に移ってからも周りの様子を何か他人事のように客観的に見ている自分がいた。
部屋はとても寒くて、寒い寒いと言って防水のカバーのようなものを一枚足してもらった。7,8人のタイ人が慌ただしく動き回っている。しかしみなタイ語で会話していて、それが何か冗談を言い合っているように聞こえ、確かに彼らにとってはこれは日常の業務なのだろうが、自分にとっては命に関わる(?)重大な出来事で、日本のテレビではみな無言で黙々と作業していたんじゃないか、と言葉の通じない世界での手術に少し不安を感じた。 -
目の前、手術台の真上には直径1m弱のライトが2台。手術の時はこれが自分の患部を照らすのか?
周りにはモニターが大小合わせて5台位見受けられ、このモニターで自分の身体の中を見ながら作業するんだな、と自分も見てみたい感じがした。
準備作業をしている人の中には学生のような人もいたが、一人の女性は全身消毒された衣装で身を包み、よくテレビで見るように、肌に触れないように手袋などを身につけ始めた。ほぼ準備が整った頃、自分の知っている執刀医の先生がやってきて挨拶をする。まな板の鯉とはこのことだな、などと思いながら運を天に任す気分になる。
では麻酔を始めましょう、と言ったように聞こえて、耳元で自分の体重を聞かれる。多分麻酔の量を決めるんだろうなと64kgと答え、口元にプラスチックのマスクを付けられたところで記憶は途切れてしまった。 -
薄ぼんやりと意識が戻ってきた。壁の時計を見ると10:30。ちょうど2時間の手術だった。
どうやらここは手術室ではなく、術後運ばれてきた控え室のようだ。半覚醒状態ながら、手術が終わったんだな、という安堵感と、上手く手術出来たのか?という不安感がない交ぜになった不安定な気分だった。ベッドの右横にはタイ人女性が眠ったように横たわっていた。左隣にもタイ人女性がいたが、彼女は身体が痛いのだろう、顔をしかめて看護師と会話をしていた。自分のところにも目が覚めたことに気付いた看護師がやってきて、手術は終わったが気分はどうか聞いてきた。まだ麻酔が効いているのだろう、身体が痛いということはなかったが、非常に不安感が強く、おぼつかない声で、早く部屋に戻りたい、と言ったことを憶えている。 -
結局手術をした次の日に退院出来て家に戻った。
タイ語がわからない自分の不甲斐なさを感じながらも、タイの医療技術を信じて身を任せることが出来た満足感もあった。
1年に一度だけ咲くこの花が咲きかけていた。 -
ゆり科の花だろう。
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右腕は昔でいう三角巾のような肩当てをしているが、手だけは動かせるので何とか写真を撮ることは出来た。
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病院にリハビリに行く以外、外に出ることもなく、じっと暮らしていたが、病院への行き帰りに乗っていたタクシーのドライバーから家の近所の食堂を紹介してもらいランチに行ってみた。
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広い敷地の個人の家のようで、その庭の一画が食堂になっていた。
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中華風だが、ダックの専門店のようで先ずは定番のダックを載せたヌードルを食べてみたら、ダックは勿論、ヌードルの味や硬さ加減が完璧で、もう一つ追加注文してしまった。
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スープのないヌードル。これも旨かった。
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庭のサボテンもまたまた子供が増えた。
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塀からはみ出しているのもそのうち何とかしないといけなくなるだろう。
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週に3度リハビリのためにシーパット病院に通う。
最初はわからないので病院の中の食堂でランチを食べていたが、飽きてくるし・・・。
タクシードライバーに教えてもらったスアンドークパークという新しいショッピングスペースでランチをすることが多くなった。 -
病院の中のちょっとしたコーナーでよく演奏が行われている。
ボランティアの人たちが病人やその関係者を楽しませるためにやっている。
これも一種のタンブン(徳を積む)だろう。 -
このお父さんと娘も・・・。
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3月も下旬に入ってから季節外れの暴風雨が続いた。
チェンマイ市内や、バンコクでも一時的に床下浸水のようなことがあったらしい。
が、煙害で汚れていた空気が一掃され、さわやかないつものチェンマイに戻った。
ドイステープの山並みも鮮やか。 -
右腕が使えず、車にもバイクにも、自転車にも乗れない。
運動不足になるので、病院に行かない日は暑くなる前の時間なるべく歩くようにしている。
あらためて近所の様子を見ていると、自分がここに移ってきたこの3年の間に家の周りの様子は大きく変わったように思う。 -
自分が住んでいる住宅街と道を挟んだ向かい側に新しい住宅街が出来た。
まだ完成はしていないが、売出し中らしい。
この辺りはチェンマイの町中から車で15分位のところ。
旅行で市内に泊まっている分には変化はほとんど見られないだろうが、ちょっと郊外にでるとこのようにどんどん変化している。 -
490万バーツから、と書いているから、日本円で2000万円弱というところ。
タイの物価が上がり、円安が進み、日本の地方と変わらないような値段になりつつある。 -
住宅地とは別に道に面してこのような建物もよく目にする。
2階建てだったり3階建てだったりするが、1階部分で商売をして、その上で暮らすこのタイプの建物が次々に建ちあがっている。 -
普段は髪を切ってもらいにバイクでビューティーショップに行っているが、バイクに乗れないので歩いて行ける近所の床屋に行った。
客が次々にやってくるので腕はいいのだろうが、猛烈なサッカーファンで、テレビのスポーツニュースなどでサッカーの画面になると、突然手が止まってしまっていた。 -
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手術後、まだジョギングは出来ないが、ウォーキングなら、と早朝出かけた。
大雨の後しばらくたったので、ドイステープがまた少し霞んで見えるが、それでも大雨以前に比べればとてもさわやかになっている。 -
他所の家の庭に・・・
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家の庭に鳥が来ているのはよく見かけているが、ちょっと人目につきにくいところに巣を作っていた。
大きな葉っぱで囲まれた風通しの良い場所だった。
細い小枝を1本づつ運んで巣を作っている様子は健気だ。 -
朝、庭中に綿のようなものが落ちていた。
この時期に強い風が吹くとこのようなものが風に舞っているのを見ることがある。 -
手に取ってみると中に種が一つ包まれていた。
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花が咲き乱れる季節になってきた。
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ブーゲンビリアも暴風雨で枝が折れたりもしたが順調に成長している。
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これも1年に一度咲く花。
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今年は同時に6,7個咲き出している。
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来月が楽しみだ。
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手術後3週間が経ち、リハビリも第2段階に入ってきた。
リハビリがこんなに痛くて辛いものだとは知らなかったが、日々僅かづつではあっても腕の動く範囲が広がってきていることが実感できるのがうれしい。
あと3か月ほどかかるそうだから、焦らず淡々と生活を続けるしかないな。
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