2014/12/15 - 2014/12/15
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αρκαδια(アルカディア)さん
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【企画開始】
『沖縄旅行いかない?』って言われた時、沖縄往復の飛行機のチケットがいくらだったら、直ぐにでも行こうという気になりますか?
シーズンにもよりますけど、私の場合は冬の時期だったら、片道8000円台くらいでしょうか。
JALの最安値チケットが13000円台だから、それより5000円安いくらいが、行く行かないの気分の分かれ目です。
こういうのって、家電(カメラでも掃除機でも)の『買い!』・『待ち!』の判断に似てますネ。
羽田発の場合、JALだったら8000円台ですが、他社だったら6000円台が目安。
羽田でなく成田発着のLCCプランなら、3000円台じゃないと行きたくないなぁと思っています。
なんだか、1600kmも彼方に行こうというのに、ずいぶん欲張りな理想ですが。
それでいつものように、yahooのツアー検索をしてみました。
『<成田発着>ジェットスタージャパンで行く沖縄!沖縄周遊フリープラン1泊2日』
19,600円です。
調べると、宿泊は南西観光ホテル、宿泊プランの最安値は2850円。
(19600-2850)÷2=8375
成田から、LCCで片道8375円は、高すぎますね。
ちなみに、ツアーというのは、日数が長いほど飛行機代が割安になります。
宿泊予約の個人手配(ネット予約)では一切恩恵を受けられない、”宿泊の仕入れ価格と実販価格の差”が関係しています。
というわけで、4泊5日を調べましょう。
『★スカイマークで行く 予約と同時に便名決定 羽田空港からお得に沖縄へGO♪★』
26,200円です。
宿泊を調べると、那覇グランドホテル。
このホテルの宿泊プラン最安値は2900円。
(26200-2900*4)÷2=7300
羽田からスカイマークで7300円、う〜ん、まぁまぁだけど、あと500円安欲しいところです。
そんな中、ツアー検索には出てこないプランを見つけました。
このツアーは、
羽田⇔沖縄(那覇)がJAL、ビーチリゾートに2泊、場所を変えて別のビーチリゾートに2泊するプランです。
さすがに冬の沖縄は泳げるわけでないので、お盆に比べると激安です。
2泊が残波岬、もう2泊が読谷の日航アリビラで、全朝食付き。
これで、ツアー代金は349000円。
宿泊プランの最安値は、残波岬が5800円、日航アリビラが8000円なので、
(34900-5800*2-8000*2)÷2=3650円
羽田からJALを使って、片道の飛行機代が3650円なら、直ぐにでも行きたいプランです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- JALグループ
PR
-
このようにして、2014年末は、12月後半に、沖縄か北海道へ『究極の激安ツアー』」を考えていたのですが、今回、調整に調整を重ねて、東京(羽田)〜札幌(新千歳)の片道航空運賃(JAL)が300円というツアーを組むことができたので、沖縄ではなく北海道に行ってみることにしました。
ちなみに、東京(羽田)〜沖縄(那覇)の最安値片道航空運賃は2800円でした。 -
さて、ツアー代金は飛行機の時間帯によって変わります。
今回、最安値を叩きだすために、羽田を6:30に出る飛行機を選びました。
実はこの飛行機を選ぶのは、旅行代金を安く抑えるには賢明な選択ではありません。
なぜなら、朝早すぎて路線バスでは間に合わず、家から駅までタクシーに乗らなくてはならないからです。
タクシー運賃は1000円、迎車料金が300円ちょっとかかるので、1300円ちょっとのタクシー代がかかりますが、もともとバスに乗って220円使う予定だったので、実際は+1100円です。
バスでも間に合う飛行機に乗るとツアー代金が+1000円なので、+100円で北海道滞在が2時間延びるなら、これで良いのかな…という感じです。
飛行機に乗る場合、まずは『右側に乗るか? 左側に乗るか?』を考えます。
この早朝便に乗ると、右の窓または左の窓から何が見えるのでしょう?
12月下旬の東京の日の出は6:43頃です。
飛行機の出発時刻は6:30ですから、日の出の頃にちょうど離陸することになります。
地平線から昇って来る朝日を見ながらの離陸、如何でしょう?
たぶんTV番組のネタ的には「感動的!」ということになるのでしょうが、現実はたいしたことありません。
というのも、朝日や夕陽がなぜ素敵かと言えば、それは地平線や水平線付近に太陽が居るからです。
離陸して、しかも高度を上げていく飛行機から見れば、地平線に顔を出した太陽は、視点が高くなる関係からあっという間に昇って、朝日ではなく普通の太陽になります。
海岸に座って見る朝日のグリーンフラッシュが0.5秒あるなら、飛行機から見るそれは何分の1もの短時間になってしまいます。
たぶん、一瞬過ぎて見えないでしょう。
しかも新千歳便は北へ向かう飛行機なので、離陸直後から日の出直後の低く眩しい日射しをずっと受けながら、目的地へと向かうことになります。
そこで私は、太陽と反対側、左の席を指定しました。
こちら側だと、低いオレンジ色の日射しを浴びた、冬の山々を眺めながらのフライトになります。
おそらく、こちらの楽しいだろうと思いました。
この飛行機の左側に座ると、概ねこんなものが見えるのではないかと思いました。
・東京ディズニーランド 2km
・東京スカイツリー 15km
・富士山 110km
・男体山 39km
・月山 37km
・田沢湖 13km
・十和田湖 12km
・恐山 16km
・北海道駒ヶ岳 58km
・羊蹄山 77km
こんなところでしょうか? -
1泊目と2泊目は『星野リゾート トマム』です。
経営の立ち行かなくなった『アルファリゾート・トマム』を、星野リゾートが運営しています。
前身の『アルファリゾート・トマム』は、なにしろバブルの勢いでやり過ぎちゃったリゾート計画の代表。
当初の開発規模は、山手線の内側と同等という超広範囲。
この中に、スキー場、ゴルフ場108ホール(8コース)、巨大プール、タワーホテル4棟を含む宿泊施設群、巨大なシャトルバスがリゾート内を走り回り、ガレリアスイートタワーという2棟のホテルは、1フロアに
たった4部屋だけという全室100?豪華スイート。やたらと広い浴室には大きなジャグジーがあり、温かいジャグジーに入りながら、窓から極寒のトマムの冬景色を楽しめるというイカれた作り。
日本最大にして最高級のリゾートになる筈だったのですが、バブル崩壊で予定通りには事が進みませんでした。
あのまま、破産して終わるのではないかと思った時に、参入したのが星野リゾート。
このことで、星野リゾートの星野社長は「再生請負人」と経済界では評価されていますが、このトマムに関して言えば、星野リゾートになって失われた貴重なものがあります。
私の価値観から言えば、このリゾートの最も大きな特徴の一つでした。
トマムで最も無駄にして最も豪華なモノだと、いかにもバブルらしいトマムの象徴だったと私は思います。
それは、屋外にあった大きな円形の温水プール。直径は10、、、いや、15mあったかも知れません。
深さも、たぶん1.2〜1.4mはあったと思います。波の出る巨大屋内プール(全長80m×幅30m)から、かつては、サウナ室を通ってこの屋外円形プールに行けました。
しかもこのプール、気温氷点下20度を下回るような真冬でも、水温が40℃くらいに保たれていて、温泉もないトマムでは、1年にいったどれだけの燃料費を使っているのだろう…という豪快な代物でした。
こんなモノは、日本では他に一つもないし、世界を探しても何処にあるのだろうという謎のモノでした。
星野リゾートになって真っ先に削減対象になったので、星野氏はこのリゾートの神髄を遺すほどの拘りは無かったんだなーと、ちょっと残念に思いました。
バブル時代に浮かれて作ってしまったようなリゾートでは、バブル遺産を探訪するのも楽しみの一つです。
外気温との温度差60℃という異常なプール、最初に入った時の斬新な衝撃は並みではありませんでした。
ホテル、旅館、リゾートのランドマークというのは、やはり、パブリックスペースに在るものです。
このプールの場合かつては有料だったので、完全なパブリックスペースとは言い難いですが、誰もが立ち寄れる、誰もが見られる、そんな場所に、『おぉ〜〜〜ッ!!』というモノが有るのが、楽しいなと思います。
豪華なスイート(room)や豪華なレストランは、やはり利用しないと見ることができません。
パブリックスペースに在る他には無い特徴的なモノ、そんなものを訪ねるバブル遺産巡りも楽しいですよ。
そして帰りの飛行機です。
さぁ、どれを選ぶかで迷いました。
帰りの飛行機は、ほとんどどれを選んでも同じ値段なんですよね。
欲張って、最終便近くまで北海道を満喫しましょうか?
それとも、翌日の仕事のことを考えて、明るいうちに羽田に帰って来てしまいましょうか?
そして、ふと思いついたことが有って、この時期の札幌(新千歳)の日没時間を調べました。
日没は16:01です。
16:00ちょっと前に出発する飛行機が有れば、『アレ』が楽しめます。
さぁて、アレとは何でしょう?
アレとは、『急速!! sunset & sunrise』です。
本当に理想を言えば、出発時刻は15:55頃。
定刻通り飛行機が出発すれば、誘導路を走っている内に日没を迎えます。
そして離陸するのは、16:05〜16:10くらいでしょうか?
完全に日没後です。
そして、離陸した飛行機が高度を上げていくと、再び夕陽が水平線から顔を出し、また沈んで行きます。
札幌(新千歳)の、高度9000m(3万フィート)の日没が、16:22だからです。
何百回も飛行機に乗っていて、そんな都合の良いフライトに当たったことは、2〜3回くらいしか記憶が無いので、今回うまくいけるかどうか分かりませんが(日没くらいのフライトは値段が高いことが多い)、せっかくどの飛行機を選んでも値段が一緒なら、これに賭けてみようかと思いました。
という訳で、旅の楽しみを何個かチェックして、12月は北に向かうことになりました。 -
12月中旬、TVでさんざんニュースになっていた爆弾低気圧の影響を受けることなく、無事予定通り帰ってきました。
まずは羽田の出発から。
何度も思いますが、離着陸時の電子機器利用制限が緩和されたのは、非常に嬉しいことです。 -
朝日を機体に浴びながら、飛行機は北を目指します。
スカイツリーも、幾分オレンジがかっていました。 -
空から見ると、平野って川が多いんだなーとあらためて思います。
-
東北地方上空は、ずーーっと雲が多くて、地上はときどきしか見えませんでした。
雲が切れると、もう北海道でした。
写真中央が函館市街、左手が函館山、海岸線近くに函館空港も見えます。 -
新千歳空港に着くとレンタカーを受け取って、とりあえず富良野を目指しました。
今回発見した富良野のお薦めはこちら!
ラーメンの「とみ川」さんです。 -
小麦の全粒粉という、ちょっと変わったラーメン。
味は、また行きたくなるような美味でした。 -
食べ終わると、向かった先は十勝岳。
-
十勝岳の木々の枝は、こんな感じで氷の衣をまとっています。
青空バックに白い枝、たった2色の写真です(笑) -
十勝岳は「吹上露天の湯」が有名です。
ドラマ「北の国から'95秘密」で宮沢りえさんが入浴したことで特に有名になりました。
ただ、もうあれから19年が過ぎ、今や残像も出汁も残っていません(笑)
※ 人が居るときは撮影禁止です。 -
十勝岳に向かう道路を一番奥まで行ったところの景色です。
岩ゴツゴツの山が雪を被っていました。 -
日没までまだ時間が有ったので、来た道を戻りるように、美瑛に向かってみました。
マイルドセブンの丘というビュースポットです。
煙草のマイルドセブンのプロモーションで使われたそうです。
この、木が一列に並んだ林に、夕陽が沈むのが良いそうです。 -
ド平日だけど、写真愛好家の皆さんが構えていますね。
-
すでに有名な被写体にはあまり興味が無いので、有名なシーを待たずに移動。
旭川空港に向かう飛行機でしょう。
十勝岳をバックに降下していきました。 -
電線が邪魔ですが、夕陽に赤く染まる十勝岳。
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北海道の朝は、よくこんなものを見ますよ。
窓ガラスで成長する氷の結晶です。 -
背景に山も入れてみました。
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デゴイチ、D51ですが、この機関車には「ナメクジ」というニックネームが付いています。
煙突と水タンクがカバーで繋がっているタイプのD51が、ナメクジと呼ばれています。 -
牛トロ丼というものを食べました。
ミンチにした牛肉を、生のままご飯にのせた丼です。
もう、何年も前にブームになったのですが、レバ刺しから始まった昨今の生肉禁止令で、最近はあまり話題にのぼりませんが、美味です。 -
また食べ物ですが、帆立イクラ丼です。
さっきのは昼食で、こっちは夕飯。
いろんな海鮮の組合せが有りましたが、やはり季節的にコレかなぁと思いました。 -
カニの味噌汁つきで、お得感ありました。
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12/16の夜から17の朝にかけて、関東で言えば台風以上に発達した低気圧が、北海道を横断して行きました。
中心が通ったのが真夜中だったことから、被害は受けませんでしたが、翌朝は新雪がずいぶん積もっていました。 -
3泊目は札幌です。
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札幌と言ったら、ココでしょうか?
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本場で、スープカレーを食べてみました。
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Boys, be ambitious!!
で有名なクラーク博士の像です。
入園料がかかるので、いままで1回くらいしか行ったことなかった。 -
今回、帰りのお楽しみはコレ。
普段なら目いっぱい遊んで、夜の飛行機で帰ることが多いのですが、夕暮れを眺めたくて、
日没時に出る飛行機を選んでみました。 -
飛行機の振動の中、夜景を撮るのって難しい・・・
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「翼」と「夕焼け」と「富士山」と「夜景」という欲張り撮り。
もうちょっと高感度が使えるカメラだったら、振動に負けないんだけどなーと思いました。 -
この時間のフライト、好きになりそう♪
おしまい
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