２０１５年２月８日　１　アンコールワット　１　霊気あふれる黎明に息を飲みながら日の出を待つ

2015/02/07 - 2015/02/13

２０１５年２月８日　１　アンコールワット　１　刻々変化する空の色塔々の色

アンコールワットは、今度の旅行で一番名高い見どころだ。
その日の出を見ようと、朝４時にモーニングコールがあり、５時にホテルを出発。

１０分ほどで現地に着くが、まだまだ真っ暗。
ほかの人が来ない間に席を確保するため、こんなに早くやって来た。

シェムリアップの遺跡入場は有料。
入場所で３日券を買う。

券は利用者の写真入りで、窓口に置かれている写真機で撮り、すぐそこで入場カードに焼き付けてくれる。
こんな便利な機械は今まで見たことがないので、感心する。

懐中電池だよりに手さぐりに野道を歩き、西の門に残されている石の階段に幸運にも席が取れた。
池を隔てて真正面に、アンコールワットの遺跡が、遠くの夜空に黒々と聳えている。

周辺は見る見る人が増えて、座りやすくてよい席は埋まってゆく。
土産品を売ろうとする子供の姿も、あちこちに目立ってくる。


やがて空は徐々に明るさが増しオレンジに輝き、上空に点在する羊雲に日が差し始める。

刻々変化する空の色。
空を背景に、シルエットだったアンコールワットの塔々の陰影が、次第に浮かび上がる。

そして間もなく、太陽が水平線に現われるだろう。
四囲の霊気が荘厳さを増し、観客は皆息を飲む。

2015.2.22片瀬貴文記

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 観光バス

明け始めたアンコールワット

背景の空が
薄紫に染まる

空が
ピンクからオレンジへ

ピンクからブルーへのグラデュエーション

腰を掛けて日の出を待った
西門の塔

土産売りの人たちが
次々に現われる

空はすっかり明るくなる

朝の気配をたたえる周辺の森

空は明け
オレンジ色に染まる

西門の塔

西門の塔に残る人は
僅かとなる

絨毯売りの青年

空のオレンジ色が
いよいよ濃く
輝きを増す

皆今か今かと
日の出を待つ

池に映る塔の影