サヨナラ、『トワイライトエクスプレス』　１

2015/02/02 - 2015/02/02

実は、絢爛豪華な観光列車やトンネルばかり走る無味乾燥な新幹線にも、今まで興味が無かった。



でも、寝台列車『トワイライトエクスプレス』は、ちょっと違うと思う。

何が「違うって？」
乗ってみなけりゃ解らない。




この列車は、１９８９年７月２１日に大阪から札幌へと運行が開始される。
２６年間に渡り、地域の人々や鉄道ファンなど約１１６万人を運んだ。
それは、みんなに愛される“特別な列車”となった。


『トワイライトエクスプレス』は、新幹線と時の流れに押され、２０１５年３月に廃止となる。

今では、この寝台券は「プラチナチケット」。
とてもじゃないが、簡単には手に入らない。


列車の切符は、乗車日の１か月前の午前１０時から全国の「みどりの窓口」で扱う。
ＪＲ自慢の『マルス（Multi Access seat Reservation System）』と呼ばれるシステムで発券される。

１０時になると、職員は日本中の窓口で一斉に端末を打つ。
そのワザは『０．０１秒』を争う、とも言われている。

おかげで「○○駅の△△さんは、早打ち名人で切符が取れやすい」とか「××曜日の個室は確率が高い」など、まことしやかな伝説も生まれた。
（その様子は、マニアの間で『１０時打ち』と呼ぶそうだ）

チケットの発券は「駅に早く並んだもの勝ち」ではなく、「運に掛かっている」ともいえる。

人気列車の切符は、それほど入手が難しい。


それでも、一縷の望みをかけて駅の窓口に向かった。

エリア キタ（大阪駅・梅田）(大阪)

大阪駅の１０番ホームに入線する『トワイライトエクスプレス』

電気機関車に牽引されて

定刻に滑り込んだ。

ホームで駅員さんが、案内を

１号車

電気機関車

『札幌』の行先表示版も、もうすぐ見れなくなる・・・

エンブレム

こちらは、個室の「Ａ寝台」

Ｂ個室

我々が乗車する「Ｂコンパートメント」です。

寝台車

食堂車のスタッフ

ぼくたちは、先回りして新大阪駅へ。

新大阪駅の掲示板で確認

定位置で待ちましょう。

来た？

威風堂々！

新大阪駅に到着

ホームにも、たくさんのカメラマンが

今宵の宿は、Ｂ寝台の１４番下。

さて、車内を探検しましょう。

車内の通路を通り

Ｂ寝台

Ｂ寝台

車内の案内

列車は冬の琵琶湖に沿って北上します。

４号車のサロンカー

窓が大きいですね。

本当は、レストランで食事をしたかったのだが・・・

(めっちゃ、混雑）



今日のお昼の友は、新大阪駅で買った駅弁“旅の幕の内”です。

中身は、こんな感じ♪

いろんな味が楽しめて美味です（＾ｖ＾）

列車は、北陸トンネルを抜けて雪の福井県に入りました。

鯖江駅を通過

列車は、北陸本線に入ります。

福井駅に到着

車窓に合わせ、車掌さんのポイント説明があります。

（なかなか、侮れませんぞ！）

金沢駅

掲示板を確認し、

みなさん、撮影と買い物に走ります。

僕たちの宿の９号車に戻りましょう。

富山平野を疾走

運転士

（直江津駅にて）

夕食に予約したのは・・・




日本海懐石御膳！

お吸い物付きです(^^)

お品書き

地元の食材を、ふんだんに使っているそうです。

お味は？？？
　


「どお？」って



見てごらん♪♪♪

直江津に到着



う〜ん、、、

雪のため、日本海に沈む夕日は見られず・・・

１０分間の停車時間があるので

降りてみました。

２号車のＡ寝台へ行ってみます。

乗客は、この一時も楽しみます。

シャワールーム

中は、コンパクトです。

深夜になり、コンパートメントは眠りの世界に　ＺＺＺ

ここも、静か

ゆっくり、お休みください。

サロンカーにあったスタンプ台紙

たくさんの種類があり、記念になるかも

ぽっぽ屋さんです。

ご苦労様。