2015年ヴェネチアカーニバルの最終日　～素人さんが本気を出したら凄い写真撮影会になりました～

2015/02/07 - 2015/02/09

さてベネチアカーニバル３日目の月曜日になりました。
日曜日に比べれば、断然人は少ないものの、それでも賑わっています。
我々は午前中にサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂に向かい、周辺のドルソドゥーロ地区を散策し、続いて水上バスに乗って対岸のサンマルコ広場に行きました。しばらくして夕方前には武器庫周辺を散策し、観光を終えました。

サンマルコ広場内では仮装している方は大勢いますが、ポーズを決めてくださる方は少数派です。広場より外れた波止場の方が、ポーズする人が多かったようです。仮装しながらいろいろなポーズをとられる方がいると、撮影しているこちらも楽しくなりました。１年おきに参加されている方と出会い、お話を聞きました。仮装者の同好会があって、時間帯によって集合場所があるようです。運良くそこに巡り会えば、「只者でない」仮装者の撮影会に参加できることでしょう。彼から場所と時間を教えていただきましたが、残念ながら帰路につく時間でした。

このカーニバルは幅広い世代が仮装しています。日本でコスプレといったら、それはもう大半が10代か20代でしょう。ナマハゲに扮する方でも中年が多いのかな？でも、ここは７０歳代？８０歳代？の方が沢山いらっしゃいました。
人は仮面を被ることで潜在する願望が現れるというものでしょうか、普段なら「クサイ」と思われるようなポーズを仮装者がいろいろ決めてくれます。また全精力をかけて作った衣装ですから、こちらも見入ってしまうのですね。ですので、ヴェネチアのカーニバルは、人混みがあろうが、お勧めするお祭りです。他のカーニバルと違い、比較的長い期間行われていますのでお暇ができたら是非足を運んでください。

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ヴェネチアカーニバルの初日　～国籍、性別、身分を問わない老若男女が集うコスプレ大会～　
http://4travel.jp/travelogue/10980849

ヴェネチアカーニバルの２日目　～天使の飛翔を見ました～　
http://4travel.jp/travelogue/10980903

ヴェネチアカーニバルの最終日　～素人さんが本気を出したら凄い写真撮影会になりました～　
http://4travel.jp/travelogue/10980928

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて３日目の朝も水上バスを利用しました。向かう先はサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂です。マスクを見に行く前に、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂を見に行こうとなりました。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂はサンマルコ広場の対岸に位置します。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂は巨大な八角形の建物でとても美しい外観です。近くまで行って撮影する価値があります。

聖堂の床

聖堂内

聖堂の隣にある建物が面白い形をしていました。これは何かよくわかりませんでしたが。

聖堂の立つドルソドゥーロ地区はヴェネチア大学があり、庶民的なレストランやお店が多いとからしいです。何より観光客がほとんどいないのに、街並みは「ヴェネチアらしく」すごくいい。

グッゲンハイム美術館があったとは。。。

おしゃれなカフェがポツポツ見られます。

このお店で妻は２つも！バックを買いました。著名ブランドのものに比べれば断然お買い得。しかもデザインがいい。
売り子のお姉さん曰く「この同じモデルのバック、人工皮でサンマルコ広場でもっと安く売っているけど、うちは本皮だから！あるお客さんが買いに来たとき、同じバックを持っているから、サンマルコ広場で人工皮買ったことを知ってショックを受けてたわ。」とか。

さて、対岸に向かって水上バスに乗って、もう一度サンマルコ広場にやってまいりました。岸辺にはたくさん露店が並びます。
露天で売っているお面は実にお値段様々。ただしプラスチック製が多いようです。
店舗では紙製のお面が普通です。

ヨーロッパの人は寒くても外でのカフェが大好きなようです。

仮面コンテストの光景です。有料観覧席のお客さんに赤か緑のパネルを持ってもらい、対決している２組のマスクのどちらがいいか評価してもらってます。こういったコンテストを連日繰り返して勝ち上がった人が来年「天使」か「鷲」になって飛びます（詳細はこちらへ　http://4travel.jp/travelogue/10980903）。心臓の悪い人、高所恐怖症の人が勝ち上がったら、辞退する。。よね？
司会からコンテスト出場者の出身地を聞かれていましたが、いろいろな国から参加していましたよ。決してヴェネチアやイタリアに限りません。出身地は「テキサスから」とか「フランスから」とか。

コンテストの敗者は中央の舞台から降りて立ち去ります。それを狙って、撮影。
可愛そうでもありますが、快く応じてくれます。
ちなみにご想像のとおり、彼女は人気者。私の後ろでは１０人くらいの警察官が私用スマホで一斉に写真を撮ってました（笑）おいおい、目が奪われて警備にスキができませんか？？

大きなカメラを持っていると、お姉さんたちに「撮って〜」と依頼されました。取り立てて私の撮った写真が欲しいわけでもないようですが。。それでも声かけられたときは嬉しかった。

嬉しくて写真を撮りすぎました。こんな依頼、まずないので連絡先を教えるの忘れました。よかったのかな。。。

広場にはたくさんはとがいます。

専業カメラマンもいます。

サンマルコ広場から波止場へ行くと、たくさんの仮装者がいます。
この２人はポーズが上手。
カメラマンは完全に「俺が俺が！」状態。

素人の私でも、なんとなく様になる写真が撮れました。
後々、お二人とは水上バスで再会しました。

こういうの好きそうな人いますよね？
この女性（推定）に２人の付き人がいました。

みよ！このヘアスタイル！

横幅が３人分のスカート。

オズの魔法使い　バージョン

ちょっと年齢的にどうか

不思議の国のアリス　バージョン

こちらもちょっと年齢的にどうか

彼らの基準では関係ないのでしょうね。

たくさん子供がいました。引率されている方がみえたので、子供の遠足でしょうか。次から次へと撮影依頼。

みんな　真剣。

最後は武器庫（アーセナル）に行きました。
外郭しか行けず。それでも人が少なくてよかった。

ここら辺をゆっくり散歩するのもいいですよ。

泥水で壁が変色しています。アックア・アルタで道が沈むのですね。

帰りの水上バスで先ほどの仮装者に会いました。彼らは水上バス内でもツーショット撮影依頼が絶えませんでした。そこで、私が撮った写真をお見せしたら、非常に喜んでメールアドレスを渡して原本が欲しいと依頼されました。
彼らはフランスから１年おきに参加されているそうですよ。全部手作りの衣装で、数ヶ月かかって作ったとか。旦那さんが原案を出して、旦那さんが３０％（主にマスク作り）奥さんが７０%（縫製等々）作ったらしいです。旦那さん曰く「アイディアが大事なのだよ！」と。

以上、ベネチアのカーニバル　おしまい。