「東海道五拾三次」を歩く　　三十三、白須賀 ～ 二川

2014/12/20 - 2014/12/23

歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次」に魅せられて、
広重が愛した道を、自分の足で歩いてみたくなった。

と書けば、なんとなく上質の旅行記のように感じるか。
本当のところは、２週間前に某テレビ番組に魅せられて、
ただ思いつきで始めてしまった企画でございます。

エリア 浜名湖(静岡)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

白須賀宿の入口にある歴史資料館・おんやど白須賀。
ちょっとトイレのつもりだった。

しかし、中へ入ると、待ってましたとばかりに説明を始めるおやじ様。
説明だけでは飽き足らず、あれやこれやと話しかけてくる。

楽しいのだが、時間がない。

しかし、この話をズバッと切り上げる勇気も、能力もなく、
結局、トイレ休憩は３０分の長丁場となる。

おんやど白須賀 美術館・博物館

あ〜、でも、なんか元気になった。

たいして何も残ってない白須賀宿だけど、
なぜか、清々しい。

白須賀宿 名所・史跡

あるのは“跡”

ここも“跡”、あそこも“跡”
“跡”ばかりで、ペースが上がる上がる。

白須賀宿 名所・史跡

住宅街を抜ければ、やがて国道１号線と合流。

今日は序盤から向かい風ばかりだったのだが、
ここにきて、風当りがいっそう強まる。

向かい風をかき分け、前へ、前へ。
道はまっすぐと伸びる。

その先に、垂直に交わる細い川は、境川。
この川を渡れば、我が故郷・愛知県。

お父さぁ〜ん♪　お母さぁ〜ん♪

それにしても、静岡県は長かった。

新幹線でただ通り過ぎるだけの県だったのに、
抱えきれない程、想い出ができた。

それなのに、今はキャベツ畑の真っ只中。

そして、そのキャベツ畑の向こうに・・・　富士山！

慌ててザックから望遠レンズを取り出して、パチリ。
２日目にして、望遠レンズ始動。

道はまだまだ続く。
変わり映えのしない景色に、不安がよぎる。

あっ、新幹線ッ♪

遠くに見える文明の利器に、希望を抱く。
二川宿まで、そう遠くない。

その新幹線の高架下をくぐった１２時４０分、二川宿に到着。

新居町駅を出発してから３時間５１分後のことである。

この旅行記へのコメント （2）

• 前日光さん 2015/03/19 17:10:21

  ついに故郷に到着〜(^^;)

  おま。さん、こんにちは。
  
  今日は、おま。さんの東海道ウォークの日のように、朝から降ったり止んだり寒かったりの天気ですね。
  例によって我が家にやって来る隣の猫が、午前中からストーブをつけろと鳴くので、最低温度に設定してストーブ燃焼中です。
  
  ただただ惰眠を貪り、それでもお腹が空くらしく、餌を寄こせと鳴くし。。
  
  しかし猫バカの前日光は、結局猫の言いなりになっていた一日だった(;.;)
  
  空いている歴史資料館や神社に行って、運悪く（苦笑）ガイドさんに遭遇してしまった時、どこで切り上げようかと悩みますよね。
  島根益田の「人麻呂神社」で、御朱印のオバサンに捉まった時は、真夏の暑さの中で、延々３０分くらい話（それも神社と益田の自慢話！）を聞かされて(*_*) マイッタことが、昨日のことのように思い出されます。
  
  でもおま。さん、その後スカッとしたのね！
  よかったよかった!(^^)!
  
  故郷愛知でガンバレ、おま。さん！！

  おま。さん からの返信 2015/03/20 14:15:12

  RE: ついに故郷に到着〜(^^;)

  猫の言いなりなんて、しつけ上よくない！！
  
  と言いたいところだが、猫だし、隣のだし、
  まぁ、好きにしておくれやす。
  
  それにしても、暑い中３０分よくぞ耐えました。
  基本的に、会話のキャッチボールをしようとしないので、
  相槌打つぐらいしかできないのねん。
  
  普段から聞き役に徹してしまう自分としては、
  到底理解できない行動なのねん。
  
  おま。