2015/01/02 - 2015/01/05
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norisukeさん
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〔旅のテーマ〕
2013年以来、八回目の訪韓。
訪韓二回目の妻とともに、ソウル滞在を通じて日韓相互理解を図る。
青瓦台(チョワンデ・大統領官邸)見学ツアーに参加する。
LCCを初体験する。
〔同行者〕
妻(32)
〔日程〕
1日目
08:00 成田国際空港発(JW201)
10:40 仁川国際空港着
■イビスアンバサダーソウル仁寺洞(宿泊先)
■「ミョンドンカルグクス」(仁寺洞・うどん店)※昼食
■青瓦台(チョワンデ・大統領官邸)見学ツアー
■「ハルドン」(西大門・焼肉店)※夕食
2日目
■「スジョン食堂」(鐘路・焼肉店)※朝食
■徳寿宮石造殿・大韓帝国歴史館見学ツアー
■貞洞展望台(ソウル市庁西小門庁舎)
■「夢村」(ロッテワールド民俗食堂街・韓国料理店)※昼食
■ロッテワールド民俗博物館
■ロッテ免税店ワールドタワー店
■ロッテマート蚕室店
■「新村ファンソコプチャンクイ」(新村・ホルモン焼肉店)※夕食
3日目
■ソウル大医学部
■「キンパッ天国」(鐘路3街・のり巻き店)※朝食
■安重根義士記念館
■南大門市場・明洞
■「忠武キムパッ」(明洞・のり巻き店)※昼食-1
■ソウル駅フードコート※昼食-2
■貞洞劇場・伝統芸術公演「美笑(MISO)」鑑賞
■「チュムチュヌン・オジンオナラ」(鐘路・海鮮居酒屋)※夕食
4日目
11:25 仁川国際空港発(JW202)
13:40 成田国際空港着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- バニラエア (運航停止)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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LCC初体験となる今回の旅、往路は成田8時発のバニラエア(JW)201便。横浜の自宅を4時前に出発し、首都高や東関道を経由し、5時ごろ、空港近くの民間駐車場「USAパーキング」に到着。マイクロバスに乗り換え、5時45分ごろ、とても閑散とした成田空港第二ターミナルに到着=写真=。
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同ターミナルの入口横にあるバニラエアのチェックインカウンターは、6時のチェックイン開始を前にすでに数十人の行列ができていた。
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ターミナル内の飲食店が開店前だったため、唯一営業していたセブンイレブンでおにぎりやパンなどを購入し、ベンチで朝食。
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沖止めのエアバス320型機には7時45分ごろ搭乗。
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窮屈感が否めないシートピッチ。機内エンターテインメントもなく、身長1m79cmの小生には成田-ソウル間の2時間半前後が限界だと思われた。
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ほぼ定刻に出発した同便は日本人のほか、韓国、東南アジア、欧米系乗客でほぼ満席=写真=。有料の機内販売ではカップラーメン(200円・税込)がよく売れていた模様。
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ほぼ定刻、仁川(インチョン)空港に到着。晴れ、0℃前後といったところ。11時40分ごろの一般リムジンバス(6011系統・ひとり10,000ウォン≒1,100円)=写真=に乗りソウル市内へ。大きな渋滞はなく、12時45分ごろ安国(アングッ)駅バス停で下車。※写真は6015系統
仁川国際空港 (ICN) 空港
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同バス亭から徒歩約10分、今回の宿泊先「イビスアンバサダーソウル仁寺洞(インサドン)」に到着。旅行サイト「エクスペディア」で予約し、3泊で3万4千円。
イビス アンバサダー ソウル インサドン ホテル ホテル
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チェックイン開始時間前の到着だったが、フロント=写真=では快くチェックインをしてもらった。2013年に開業の同ホテル、館内は新たらしくきれいで明るい雰囲気。
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17?のダブルベッドルーム=写真=は新しく清潔で実に機能的。4日間とても快適に過ごすことができた。
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4階にある部屋からの眺め。ビルの谷間に広がる昔ながらの瓦屋根が印象的。
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ホテルから徒歩約5分、観光客でにぎわう仁寺洞通りに到着。
仁寺洞 その他の店舗
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13時半ごろ、仁寺洞通りのうどん店「ミョンドンカルグクス」で昼食。
ミョンドンカルグクス [仁寺洞] 韓国料理
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地元客でにぎわう店内。
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あっさりめのスープにニンニク風味の肉そぼろ野菜炒めがのった「ミョンドンカルグクス」(7,000ウォン≒770円)をおいしくいただく。
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仁寺洞から徒歩約10分。14時ごろ、景福宮(キョンボックン)駐車場横にある青瓦台(せいがだい・チョワンデ・大統領官邸)見学ツアーの受付デスクに到着。受付手続きで混乱が生じ、デスク隣の待合室などで1時間ほど待機させられる。その後、バスに乗り青瓦台へ移動=写真=。参加者のほとんどが地元の人たちで、残りは数組の中国人と私たち夫婦といったところ。※受付作業混乱の理由はのちに判明。ツアーは事前にWebで予約
【青瓦台】(ウィキペディアより抜粋)
青瓦台は大韓民国ソウル特別市の北岳山の麓に所在する大統領官邸。英語ではホワイトハウスのようにブルーハウスと呼ばれる。新聞報道等では、漢字で略して「青」と呼ばれることがある。
名称の由来は官邸の屋根に青い瓦が張られていることに因む。国防上の理由から、一部の外国人向け観光地図を除いて、地図上には記載されていない。警備は厳重であるものの、毎日観光バスで多くの外国人観光客が訪れる観光地でもある。なお、観光客も予約をすれば内部の見学ができる(但し身分証明書が必要)。安全保障上の問題から、内部のみならず、周辺地域でも指定場所以外での写真・映像撮影は禁止されている。
この場所は、もともと高麗時代に王族が住んだ地域であり、その後、李氏朝鮮王朝の太祖李成桂により作られた景福宮の一部である。日本統治下の1939年には朝鮮総督官邸が日本により建設された。朝鮮総督府官邸は1948年に大韓民国が成立すると、初代大統領李承晩が官邸及び公邸として使用。当時は「景武台」(けいぶだい、キョンムデ)と呼ばれた。1960年に当時の大統領尹ボ善が青瓦台と名称を変更した。朴正煕政権下の1968年には、官邸が北朝鮮ゲリラに襲われる青瓦台襲撃未遂事件が起こった。以後、民主化までの間、市販される地図から青瓦台は消されていた。1991年に当時の大統領盧泰愚が隣に現在の建物を新築し、1993年に朝鮮総督府官邸は解体されている。景福宮 城・宮殿
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セキュリティチェック後、パスポートと引き換えに日本語のオーディオガイド機を借りてツアー開始。ガイド役の女性職員に引率され、緑地苑という庭園や歴代大統領が使用した旧本館跡地などを見学後、大統領執務室などが入る本館前で記念撮影=写真=。敷地内には拳銃や自動小銃を持った警備員が監視の目を光らせており、緊張した雰囲気。
青瓦台 史跡・遺跡
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16時半ごろ、予定時間を大幅にオーバーした見学ツアーは迎賓館=写真=前で解散。同館前には黒塗りの高級車がズラリと並び、張り詰めた雰囲気。夜のKBSニュースによると、韓国では2日が仕事始めで、ちょうど同館では大統領府主催の新年祝賀会が開かれていたとのこと。ツアーの遅延は、警備上の理由だったのだろうと、その時納得。その後、隣接する韓国の広報展示施設「青瓦台サランチェ」へ。
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その後、景福宮駅で地下鉄3号線に乗り、鐘路3街(チョンノサムガ)駅で同5号線に乗り換え、西大門(ソデムン)駅で下車。同駅から徒歩約1分のところにある焼肉店「ハルドン」に到着=写真=。2013年5月以来の再訪。
ハルドン 焼肉
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前回と同じく、オギョプサル(赤身と脂身が五層になった豚焼肉・一人前たぶん13,000ウォン≒1,430円)を二人前、ソジュ(焼酎)を一本注文。
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ややスモークされたオギョプサルがうますぎて今回も感動。もう一人前追加。
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同駅から地下鉄5号線に乗り、鐘路3街駅で下車。多文化通りの屋台=写真=で二次会用のキンパ(のり巻き)やトッポギなどを購入し、19時ごろ、ホテルに戻る。
多文化通り (タムナゴリ) 露店・屋台
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ホテルの地下にある無料の大浴場=写真=で入浴後、部屋で二次会を開き、22時ごろ就寝。
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2日目、晴れのち曇り、最高気温は2-3℃との予報。1月上旬のソウルの日の出時間は7時50分前後のため、7時半ごろはまだ暗かった=写真=。
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9時15分ごろホテルを出発し徒歩約20分。鍾路3街駅近くの焼肉店「スジョン食堂」に到着。
スジョンシッタン (スジョン食堂) 韓国料理
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6時から営業という同店だが先客はいなかった。
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甘辛のチェユッポックン(豚肉炒め)をゴマの葉や白菜で包んで食べる「サムパッ(包みご飯)定食」(一人前7,000ウォン≒770円)=写真=を二人前注文。チェユッポックンのほか、包み野菜、ご飯、テンジャンチゲ(味噌チゲ)、イカや大根、青菜のキムチ、高菜炒めなどのバンチャ(おかず)でテーブルはいっぱい、とても幸せ。
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店頭のガスコンロで焼きたてのチェユッポックン。
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生の白菜と甘辛のチェユッポックンの相性がよく実にうまかった。
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鐘閣(チョンガク)駅で地下鉄1号線に乗り、市庁(シチョン)駅で下車。徒歩約30秒で徳寿宮(トクスグン)に到着=写真=。
【徳寿宮】(ウィキペディアより抜粋)
徳寿宮は大韓民国ソウル特別市にある李氏朝鮮の宮殿。徳寿宮はもともと成宗の兄月山大君の邸宅として造営された。しかしその後、豊臣秀吉による文禄の役で義州に避難していた宣祖は、1593年にこの邸宅を戦火で荒廃した景福宮のかわりの臨時の王宮とした。そのときは貞陵洞行宮と呼ばれた。さらに光海君が居住。そのときには「慶運宮(キョンウングン)」と命名された。しかし、光海君が昌徳宮(チャンドクン)に移ると顧みられることなく廃墟となった。
1897年に高宗が慶運宮を改修し、1896年に閔妃が暗殺され、高宗がロシア公館に避難する事件が起きてからは、慶運宮に高宗は居住した。以後高宗が退位する1907年まで日韓保護条約の締結など大韓帝国の歴史の舞台となった。高宗の次の皇帝純宗は長寿を祈願して慶運宮を「徳寿宮」と改名し、現在にいたる。徳寿宮 城・宮殿
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同宮内に建つ西洋式建築の石造殿(ソッチョジョン)=写真=は、大韓帝国皇帝夫妻らの公邸として1909年に建設。帝国消滅後は、美術館や博物館などとして使われたが、2009年から建設当時の姿に戻す復元工事が始まり、昨年10月に大韓帝国に関する初めての博物館、「大韓帝国歴史館」としてオープンした。館内を見学するにはWeb予約が必要だが、外国人の場合は当日申込みOKとのことで、11時からのツアーを予約。
石造殿 史跡・遺跡
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受付で日本語のオーディオガイド機を借り、ボランティアガイドと思われる女性に引率され見学スタート=写真=。十人ほどの見学者は私たち以外、全員地元の人たちと思われる。
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1階の接見室。
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2階の皇帝寝室。
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2階の皇后寝室。
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当時の皇帝夫妻の暮らしを再現した壮麗な石造殿の内部には、一瞬、ソウルにいることを忘れさせられるほど素敵だった。一方、韓国語の女性ガイドが、時おりこちらの方をチラッと見ながら口にする、”イルボン(日本)”や”イトウヒロブミ(伊藤博文)”などの言葉には、大韓帝国を消滅させた日本への恨みのようなものを感じざるを得なかった。写真は1階の小食堂。
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隣接するソウル市庁西小門庁舎へ=写真=。
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エレベーターで13階まで上り、ソウル中心部を一望できる無料展望スペース「貞洞展望台(チョンドンチョンマンデ)」に到着。飲み物などを販売する喫茶コーナーあり。
貞洞展望台 建造物
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西大門方面を望む。眼下には徳寿宮。
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市庁方面を望む。無料ですばらしい眺めを堪能できて大満足。
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市庁駅で地下鉄2号線に乗り約20分、蚕室(チャムシル)駅で下車。写真は途中で渡った漢江(ハンガン)。
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同駅に直結し、ロッテグループが運営する遊園地やホテル、百貨店、スーパーなどが入る複合ビル=写真=へ。
ロッテワールド テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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まずはロッテワールド民俗博物館・食堂街の「夢村(モンチョン)」で昼食。14時ごろ。
夢村(モンチョン) <ロッテワールド民俗博物館食堂街> 韓国料理
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麦飯・韓国味噌汁(テジャンチゲ)定食(一人前たぶん10,000ウォン≒1,100円)=写真=を二人前注文。冬季は味噌汁が納豆汁(チョングッチャンチゲ)に変更されるとのことで、匂いがかなりきつい納豆汁を妻はおいしそうに食べていた。
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チヂミ(たぶん10,000ウォン≒1,100円)を追加注文し、おいしくいただく。
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その後、「ロッテワールド民俗博物館」へ。
ロッテワールド民俗博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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入口の門にそびえる色鮮やかな像。
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ソウルオリンピック開催直後の1989年に開業した同館では、先史時代から李氏朝鮮時代までの韓国の歴史を子どもや外国人らにも分かりやすいように、模型や人形などを使い展示、説明。とくに、景福宮での儀式や庶民の伝統行事などを縮尺模型と約2千体の人形で再現した「模型村」は圧巻だった=写真=。
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ズームするとまるで映画のワンシーンのよう。
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当時の人々の息吹が伝わってくるような模型村の展示には夫婦で感動。私たちのように知識はないけれども、韓国の歴史を学んでみたいという人はぜひ、同館を訪れて欲しいと思う。写真は秋の収穫を喜ぶ人たち。
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展示の最後には、日本統治時代の街並が再現されていた=写真=。「うどん」「しちや」などの日本が言葉が店先に並んでいた。
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16時15分ごろ、隣接する「ロッテワールドモール」へ移動する。昨年10月に開業したモールには、高級ブランド店やレストラン、免税店、映画館、水族館、スーパーなどが入り、地上123階、555mの「ロッテタワー」=写真=は2016年に完成予定。完成すれば、韓国で一番、世界でも6番目の高さになるとのことだが、作業事故などが多発しているため、行政から警告を受けたとの報道。
ロッテ ワールド モール ショッピングセンター
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中国人観光客でにぎわうロッテ免税店=写真=。店先では中国語が飛び交い、日本語はあまり聞かれなかった。「中国の世紀」であることを実感する。
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遊園地(ロッテワールド)側のロッテマートへ移動し、地下食品売り場でお土産を購入。休日ということもあり店内は大にぎわい=写真=。
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ロッテマートでの戦利品は段ボール二箱分。
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夫婦ともども梱包された段ボールを担ぎ、地下鉄で一旦ホテルに戻る。その後、鐘路3街駅から地下鉄5号線に乗り、忠正路(チュンジョンノ)駅で同2号線に乗り換え、新村(シンチョン)駅で下車。同駅から徒歩約10分のホルモン焼肉店「新村ファンソコプチャンクイ」へ=写真=。
新村ファンソコプチャンクイ 焼肉
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韓国の慶應こと延世大や、韓国のお茶女こと梨花女子大が近いため、店内は若い人たちでいっぱい=写真=。
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「ホルモン盛り合わせ(センモドゥム)・特大」(35,000ウォン≒3,850円)とソジュ(焼酎・3,000ウォン≒330円)を注文。つきだしで出てきたのが生レバーとセンマイ=写真=。塩とごま油を付けておいしくいただく。
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コンロの上に載った底の浅い鉄鍋には、ファンソコプチャン(小腸)やヤンギンモリ(ミノ)などのホルモンのほか、きのこやニラ、玉ねぎ、ジャガイモなどが山盛り。
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お店のアジュンマ(おばさん)に料理バサミでホルモンなどを切ってもらい強火で焼くこと約5分、ホルモン焼きの完成\(^o^)/=写真=。あまりのおいしさに、夫婦で”ウマいっ”を連発し、周囲の若者たちに笑われてしまった ( ̄▽ ̄;)
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興奮冷めやらぬ中、ポックンパ(炒飯・1,000ウォン≒110円)を注文。これもうまかった。その後、地下鉄でホテルに戻り、地下の大浴場で入浴後、0時ごろ就寝。
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3日目、曇り、最高気温は4-5℃との予報。眠気まなこの妻を部屋に残し、8時ごろ、近代建築散策に出発。ホテルから徒歩約5分、昌徳宮(チャンドックン)前を通過。同宮の正門である敦化門(トンファムン)の向こうには、現代財閥の巨大ビルがそびえ立っていた=写真=。
昌徳宮 城・宮殿
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ホテルから徒歩約20分、ソウル大医学部(正確にはソウル大学校医科大学)の敷地内にある「ソウル大医学博物館(旧大韓医院本館)」に到着=写真=。韓国観光旅行ガイドサイト「ソウルナビ」によると、旧大韓医院本館は、大韓帝国時代の1908年に建てられた韓国初の近代病院。11年に朝鮮総督府医院になり、26年に京城帝大医学部附属病院、45年以降はソウル大医学部附属病院として使われた後、2007年にソウル大医学博物館としてオープンしたとのこと。
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同館に隣接するソウル大医学部附属病院は、まさに白い巨塔。
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病院本館から徒歩1分、「ソウル大医学部本館(旧京城帝大医学部本館)」に到着=写真=。ソウルナビによると、1926年に旧京城帝大医学部本館として建設。現在はソウル大医学部本館として使用されている。外壁には、光の反射を抑え重厚感を現す、昭和初期に流行したスクラッチタイルというタイルが使われているとのこと。
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道路を挟んでソウル大医学部本館の向かいにあるのが「マロニエ公園」。ソウルナビによると、かつてこの場所にはソウル大の法、文理学部のキャンパスがあり、周辺は「大学路(テハンノ)」と呼ばれ学生街としてにぎわった。1975年に同大が郊外へ移転し、跡地が公園として整備された。マロニエとはトチノキ科の落葉高木のことで、旧京城帝大時代に植樹されたという。同公園周辺は現在、美術館や小劇場などが集まり芸術の街となっている。写真は同公園内に建つ「芸術家の家」。どのような施設なのかは不明だが、年季が入った建物で、かつては京城帝大の校舎の一部だったかもしれない。
マロニエ公園 広場・公園
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同公園に隣接する「韓国放送通信大本館」(旧朝鮮総督府中央試験試験所・工業伝習所本館)=写真=。ソウルナビによると、1908年に朝鮮総督府中央試験試験所の付属施設である工業伝習所本館として建設。工業伝習所は工業関係技術の教育機関のことで、現在は韓国放送通信大の施設などとして使われているとのこと。
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9時15分ごろ、ホテルに帰還。その後、多文化通りの「キンパッ天国」=写真=で朝食。
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妻は辛いラミョン(ラーメン)とキンパの盛り合わせ。
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夫はトンカス(トンカツ)定食。おいしくいただく。
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タクシーで南山(ナムサン)の麓にある「安重根(アンジュングン)義士記念館」=写真=へ。妻の希望による訪問だったが、明治の元勲、初代内閣総理大臣の伊藤博文が、安重根(韓国第一級の英雄)に暗殺されるシーンがクライマックスの展示内容にショックを受けていた様子。館内は家族客らでにぎわっていた。その後、南大門市場(ナンデムンシジャン)を目指し南山を下山。
安重根義士記念館 博物館・美術館・ギャラリー
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下山途中の眺め。
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城壁のようなものが復元されていた。
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記念館から徒歩約20分、南大門市場に到着=写真=。日曜のため休みの店舗が多かったが、一部の屋台や衣料品店などは営業しており、観光客らでにぎわった雰囲気。
南大門市場 市場
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南大門市場と明洞(ミョンドン)の境にある大きな交差点前に建つ韓国銀行本店(旧朝鮮銀行本店)=写真=は、辰野金吾らの設計により1912年建設。
韓国銀行 貨幣金融博物館 文化・芸術・歴史
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交差点を挟み同行向かいに建つのは、韓国スタンダードチャータード銀行(旧朝鮮貯蓄銀行本店)。
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ス銀行に隣接する新世界百貨店本店(旧三越京城店)。
新世界百貨店 (本店) 百貨店・デパート
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13時ごろ、ソウル中央郵便局近くの「忠武(チュンム)キムパッ」で小腹を満たす。
チュンムキンパッ (忠武海苔巻き) 韓国料理
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具が入っていないのり巻きにイカと大根のキムチ、スープがついた、忠武キムパッ(一人前7,000ウォン≒770円)を一人前注文。おいしくいただく。
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13時半ごろ、買い物客で大にぎわいの明洞中心部に到着。妻が中国語飛び交う化粧品店でBBクリームなるものなどを購入。
明洞 散歩・街歩き
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明洞芸術劇場(旧明治座)は1936年建設。
明洞芸術劇場 博物館・美術館・ギャラリー
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明洞を通り抜け、清渓川(チョンゲチョン)=写真=沿いの韓国観光公社観光案内展示館で観光パンフレット収集。
清渓川 滝・河川・湖
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鐘閣駅から地下鉄1号線に乗り、ソウル駅で下車。15時ごろ、同駅のフードコートで遅い昼食。
ソウル駅フードコート 韓国料理
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妻はチャプチェご飯。
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夫は辛い冷麺。滞在中、これが一番辛かった。
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同駅から地下鉄1号線に乗り、次の市庁駅で下車。徳寿宮横のトルダムキル(石畳)を通り、「貞洞劇場(チャンドンクッチャン)」へ。
徳寿宮トルダムキル (石垣道) 史跡・遺跡
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市庁駅から徒歩約10分、「貞洞劇場」に到着。2013年5月以来の再訪。窓口で一番安いS席(40,000ウォン≒4,400円)の当日券を、観光案内展示館で獲得したクーポンを使い10%オフで2枚購入。
貞洞劇場 劇場・ホール・ショー
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伝統芸術公演「美笑(MISO)」を鑑賞する。韓国古典の名作「裵裨将伝(ペビジャンジョン)」を題材に、浮気男の悲喜こもごもを伝統芸能で表現する内容。豪華絢爛な舞台や伝統衣装と伝統楽器による音色、そして出演者たちの美しく力強い踊りに妻はご満悦の様子。ただ、経営を危ぶんでしまうほどの客入りだったのが少し気がかり。写真は開演前の舞台。
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公演後、観客と記念撮影する出演者たち。
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市庁駅から地下鉄1号線に乗り、鐘路3街駅で下車。一旦ホテルに戻り体制を整える。途中、同駅構内にある「マンジュハナ」でデリマンジュウというカスタードクリーム入りの人形焼を購入=写真=。
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焼きたてのデリマンジュウ=写真=。中のクリームも熱々でやけどしそうになった。おいしくいただく。
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ホテルから徒歩約20分、鐘路の飲食街にある海鮮居酒屋「チュムチュヌン・オジンオナラ」へ=写真=。
鐘路 散歩・街歩き
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平日は会社帰りのサラリーマンでにぎわうという同店、日曜だった当日は家族連れやカップル客が中心だった。
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「クァンオ(ひらめの刺身)、ヘサンムル(季節の海産物)、ティギム(天ぷら)セット」(35,000ウォン≒3,850円)と生ビール中ジョッキを二本注文。どうですかっ、この金額でこの量!!ひらめの刺身、季節の海産物、天ぷらのほか、寿司、白身魚のあんかけ、冷奴、うずらのゆで卵などでテーブルはいっぱい=写真=。
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身が引き締まったひらめの刺身。おいしくいただく。
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季節の海産物は、生ガキやサザエ、トコブシ、ホヤの刺身、ゆでエビなど。「レモンで食べたい」と言う妻にはチリソースがのった生ガキは不評だったが、それ以外はおいしくいただく。
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揚げたてのげそ天ぷらもおいしくいただく。
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刺身は韓国式でもいただいてみた=写真=が、やはりわさび醤油の方がうまかった苦笑。その後、歩いてホテルに戻り、地下の大浴場で入浴後、部屋で二次会を開き、1時ごろ就寝。
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4日目、曇りのち雨、最高気温は6-7℃との予報。6時半に起床し、7時半前にチェックアウト。徒歩で安国駅バス停に移動し、7時50分ごろ、一般リムジンバスに乗車する。約1時間で仁川空港に到着=写真=。出国後、フードコートで遅い朝食をいただく。
仁川国際空港 (ICN) 空港
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JW(バニラエア)202便はほぼ定刻に出発。犬吠崎上空=写真=などを通過し、定刻をやや遅れて成田空港に到着。通関後、USAパーキングのマイクロバスで駐車場に戻り、家路を急いだ。
【旅の感想】
八回目の訪韓にして初めて感じたことが二つあった。
第一は、韓国の経済成長と日本のデフレや円安などの影響で、日本人にとっての”お得感”がほぼなくなったこと。
第二に、街中にあふれる中国語と中国人観光客は言うまでもなく、2015年に訪韓する外国人観光客(1620万人)のうち、中国人が半数近くに達する見込み(794万人)*1だという報道が象徴されるように、韓国経済が完全に中国にシフトしたことを実感した。
今回も実にいい旅だったが、帰国後に妻がインフルエンザで寝込んでしまったことは、また別の話。ありがとうございました。
*1: http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/07/2015010701586.html
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