コーナンオリジナルメタルラック

2014/12/23 - 2014/12/23

　メタルラックは収容棚の優れ物で、棚の高さを2.5cm（1インチ？）単位で自由に設定できる。また、棚の荷重量で、パイプ直径19mmタイプとパイプ直径25mmタイプがある。あるいはパイプ直径12.7mmタイプもある。棚の高さも1m以下のものから2m程度まで揃っているが、実際には延長用のパイプも用意されており、棚の高さもおよそ任意に設定できる。もちろん、棚などのパーツもそれぞれ用意されており、メタルラックでは目的に合った収容棚を自由にシステムアップできる。また、メタルメッキのラックとカラーラックもある（。しかし、メッキか塗装かで奥行が5mm程度異ならせてある）。この便利なメタルラックはアイリスオーヤマが最初に製品化したとされている。これを真似て（安価で）提供しているのがコーナンオリジナルメタルラックであろう。あるいは、100キンのダイソーでもパイプ直径15mm程度のタイプの小型メタルラックのパーツを（税抜き100円とは限らないが）販売している。パイプ直径がまるきし違えば互換性があるなどとは期待しないのだが、アイリスオーヤマのパイプ直径と同じパイプ直径19mmタイプとパイプ直径25mmタイプを揃えているコーナンオリジナルメタルラックでは互換性を期待してしまう。
　コーナンオリジナルメタルラックではパイプ直径19mmタイプなら幅595×高さ940×奥行345mmなどと表示があり、4本のパイプ直径を統一してある。しかし、コーナンでもメタルメッキのラックとカラーラックで奥行を5mm程度異ならせてある。幅や高さはともかく、奥行が同一なら問題はないのだが、コーナンオリジナルメタルラックではアイリスオーヤマメタルラックよりも5mm程度浅くなっている。これは致命的であり、真似をするならこの奥行を合わせるべきであった。ジェネリック医薬品があるが、「ジェネリック」メタルラックとするならこの奥行を統一すべきであろう。
　収容棚では出し入れするスペースが必要であるのだから奥行が5mm程度異なることは意味がない。しかし、幅は収容棚が入るかどうかの問題があり、悩ましいところだ。棚に収容する荷重量が許容する範囲では3組とか4組のパイプを並べておよそ2つとか3つの連結された収容棚をシステムアップして幅を狭めようとすると、この奥行の問題が障害となってしまうのだ。
　それにしてもメタルラックは錆び易い。特に、アイリスオーヤマのカラーメタルラックはその塗装が禿げ易い。
　コーナンオリジナルメタルラックにもホワイトとブラウンのカラーメタルラックが取り揃えてあるが、先月の祝日に購入したホワイトカラーメタルラックのパイプの上キャップは黒であった。それまでは白キャップであったと思うから何かの手違いなのかも知れない。そうだとしたら、やはり、検査工程が甘く、後発は後発であると思わざるを得ない。

　その後、店でパーツとして販売されている直径19mmのコーナンオリジナルメタルラック用延長パイプがホワイトとブラウンのカラーメタルラックとは２本のパイプを繋ぐ中入れのネジ径が異なるために互換性がないことが判明した。要は、パイプの径が合えば棚を固定する強化プラスチック製の部品だけが両者で互換があるだけのようだ。
（表紙写真はコーナンオリジナルメタルラックの上キャップ）

エリア 鎌倉(神奈川)

コーナンオリジナルメタルラック（ホワイトラック 7512）の上キャップ。

コーナンオリジナルメタルラック（ブラウンラック 7512）の上キャップ。

かつてのコーナンオリジナルメタルラック（ホワイトラック 6012）の上キャップ。

コーナンオリジナルメタルラックで5mm程度異なる奥行。

ポールを繋ぐネジ金具の径も異なる。外径は同じでも荷重に合わせて中空ポールの厚さが異なるということのようだ。

コーナンオリジナルメタルラックで5mm程度異なる奥行。

連結して一体化したメタルラック。

連結して一体化したメタルラック。