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※旅行時期は最後に訪れた時期に設定しておりますが、過去5回訪れた旅行のまとめと言う形で書かせて頂きます。<br /><br /> 草津温泉の歴史は古く中世から続いており、江戸期には温泉番付で最高位を得るなどのメジャーっぷり。&#8204;&#8204;今でもJRの直行バスで新宿から片道3200円。テレビや雑誌にも多く取り上げられている、日本を代表する温泉街のひとつ。パンプなどで有名な湯畑を中心に温泉宿が広がり、街はドライブで日帰り入浴に立ち寄った観光客で常でごった返しています。

群馬県草津温泉、外湯巡り[総集編]

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2014/01/14 - 2014/01/15

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unagi

unagiさん

※旅行時期は最後に訪れた時期に設定しておりますが、過去5回訪れた旅行のまとめと言う形で書かせて頂きます。

 草津温泉の歴史は古く中世から続いており、江戸期には温泉番付で最高位を得るなどのメジャーっぷり。‌‌今でもJRの直行バスで新宿から片道3200円。テレビや雑誌にも多く取り上げられている、日本を代表する温泉街のひとつ。パンプなどで有名な湯畑を中心に温泉宿が広がり、街はドライブで日帰り入浴に立ち寄った観光客で常でごった返しています。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
高速・路線バス JR特急 JRローカル

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  •  2010年以来ほぼ毎年訪れていますが、何よりも他の温泉街と比べて抜きん出ているのは日本一の湧出量。いくら開発が進んでもお湯が薄まったりせず、ほぼ全ての宿泊施設が源泉掛け流しです。その点、箱根や伊豆、鬼怒川などと一線を画している。

     2010年以来ほぼ毎年訪れていますが、何よりも他の温泉街と比べて抜きん出ているのは日本一の湧出量。いくら開発が進んでもお湯が薄まったりせず、ほぼ全ての宿泊施設が源泉掛け流しです。その点、箱根や伊豆、鬼怒川などと一線を画している。

  •  昔からの正統派の温泉街のため時代の流れに沿って柔軟に変化し続けているのかも知れません。とは言え、現在鉄道が通ってないのにここまで繁栄しているのは、モータリゼーションのお陰もさる事ながら、さすが草津と言った感じです。

     昔からの正統派の温泉街のため時代の流れに沿って柔軟に変化し続けているのかも知れません。とは言え、現在鉄道が通ってないのにここまで繁栄しているのは、モータリゼーションのお陰もさる事ながら、さすが草津と言った感じです。

  •  街中のいたる所にあるのが「外湯」と言う、地元の人々が無料で入れる公共浴場です。上の写真は湯畑脇にある『白旗の湯』。草津の中でも特に濃いといった感じの白旗源泉ですが、この源泉を引いている宿泊施設は少なく、貴重なお湯です。<br /> この外湯は町中に計18箇所あるそうで、その内観光客にも解放されているのは三ヵ所。そのひとつが白旗の湯で、脱衣場と浴槽のみのシンプルな造り。番台も無く無人で勝手に入れますが、タオルは持参しなければなりません。しかしこの外湯が、基本的にあっつい。

     街中のいたる所にあるのが「外湯」と言う、地元の人々が無料で入れる公共浴場です。上の写真は湯畑脇にある『白旗の湯』。草津の中でも特に濃いといった感じの白旗源泉ですが、この源泉を引いている宿泊施設は少なく、貴重なお湯です。
     この外湯は町中に計18箇所あるそうで、その内観光客にも解放されているのは三ヵ所。そのひとつが白旗の湯で、脱衣場と浴槽のみのシンプルな造り。番台も無く無人で勝手に入れますが、タオルは持参しなければなりません。しかしこの外湯が、基本的にあっつい。

  •  白旗の湯の隣、光泉寺の階段脇に2013年オープンした日帰り入浴施設『御座之湯』。入浴料500円となかなか良心的な値段設定ですが休憩所を利用するとプラス500円で一時間というのがネック。場所からしてお湯は白旗源泉かと思ったのですが、湯畑源泉と万代源泉を男湯女湯日替わりで入れ替えているそうです。&#8204;&#8204;

     白旗の湯の隣、光泉寺の階段脇に2013年オープンした日帰り入浴施設『御座之湯』。入浴料500円となかなか良心的な値段設定ですが休憩所を利用するとプラス500円で一時間というのがネック。場所からしてお湯は白旗源泉かと思ったのですが、湯畑源泉と万代源泉を男湯女湯日替わりで入れ替えているそうです。‌‌

  •  光泉寺の階段脇に『ぬ志湯旅館』という古い宿があります。ここは数少ない白旗源泉を引く宿です。建物の構造上エレベーターを設置出来ず階段の昇り降りはありますが、1泊2食付で1万少々と草津の中では比較的リーズナブルです。<br />

     光泉寺の階段脇に『ぬ志湯旅館』という古い宿があります。ここは数少ない白旗源泉を引く宿です。建物の構造上エレベーターを設置出来ず階段の昇り降りはありますが、1泊2食付で1万少々と草津の中では比較的リーズナブルです。

  •  湯畑から路地に入れば、観光客の姿も疎らなひっそりとした旅館街。老舗旅館が軒を連ねております。スナックなどの歓楽街もちらほら見受けましたが、どこもひっそりとしており、ストリップ小屋のような前時代的なものは見つけられませんでした。

     湯畑から路地に入れば、観光客の姿も疎らなひっそりとした旅館街。老舗旅館が軒を連ねております。スナックなどの歓楽街もちらほら見受けましたが、どこもひっそりとしており、ストリップ小屋のような前時代的なものは見つけられませんでした。

  •  こちらは『関乃湯』。非常に狭く定員三名とされております。さらに午後5時より午後11時までは町民専用との貼り紙が。つまり表向きには観光客に解放されているのは三ヵ所とされていながらも、実際にはどこも自由に入れる。しかしながら、観光客がみな無料の外湯巡りなんて始めたら、地元の人々が落ち着いて入れなくなってしまう。実際にマナーの悪い観光客と地元の方との間でのトラブルもあったようで、以前観光協会が発行していたは外湯めぐりの地図なども廃止し、パンフやガイドブックなどにも載せないようにしているようです。<br /> ビジターである私たちも、外湯に入れさせて頂いてるって意識が必要です。何しろ町会費などで管理されている風呂に、町会費も払わずに入るのですから。

     こちらは『関乃湯』。非常に狭く定員三名とされております。さらに午後5時より午後11時までは町民専用との貼り紙が。つまり表向きには観光客に解放されているのは三ヵ所とされていながらも、実際にはどこも自由に入れる。しかしながら、観光客がみな無料の外湯巡りなんて始めたら、地元の人々が落ち着いて入れなくなってしまう。実際にマナーの悪い観光客と地元の方との間でのトラブルもあったようで、以前観光協会が発行していたは外湯めぐりの地図なども廃止し、パンフやガイドブックなどにも載せないようにしているようです。
     ビジターである私たちも、外湯に入れさせて頂いてるって意識が必要です。何しろ町会費などで管理されている風呂に、町会費も払わずに入るのですから。

  •  そしてここも、あっつい。湯畑源泉の新鮮な温お湯が掛け流しでどんどこ出ている所に、水道から水を入れてうめていいものかどうかも悩む。草津の町民はこの温度が普通なのだろうか。ともあれ、地元感満載の風呂でした。

     そしてここも、あっつい。湯畑源泉の新鮮な温お湯が掛け流しでどんどこ出ている所に、水道から水を入れてうめていいものかどうかも悩む。草津の町民はこの温度が普通なのだろうか。ともあれ、地元感満載の風呂でした。

  •  温泉饅頭屋の脇を入って行くと、建物の裏手にこっそりと隠れている『凪の湯』。

     温泉饅頭屋の脇を入って行くと、建物の裏手にこっそりと隠れている『凪の湯』。

  •  両脇から男女それぞれ、狭い階段を降りて行くと、これまた狭い脱衣場と浴槽。お湯は西の河原源泉。<br />

     両脇から男女それぞれ、狭い階段を降りて行くと、これまた狭い脱衣場と浴槽。お湯は西の河原源泉。

  •  ただここのお湯は異常なほど熱く、浸かれませんでした。どこも源泉掛け流しなので日によって温度も違いますし、ホテルや旅館の風呂と違って常に細かな温度管理がされている訳ではありません。基本的には掛け湯して熱いお湯に体を流して入るのですが、最終手段として水道水で加水する手もあります。特に凪の湯はトップレベルの熱さのため、加水する人も多いとか。

     ただここのお湯は異常なほど熱く、浸かれませんでした。どこも源泉掛け流しなので日によって温度も違いますし、ホテルや旅館の風呂と違って常に細かな温度管理がされている訳ではありません。基本的には掛け湯して熱いお湯に体を流して入るのですが、最終手段として水道水で加水する手もあります。特に凪の湯はトップレベルの熱さのため、加水する人も多いとか。

  •  お土産屋さんの建ち並ぶ坂を奥まで登れば西の河原公園に出ます。

     お土産屋さんの建ち並ぶ坂を奥まで登れば西の河原公園に出ます。

  •  河原全体が源泉で、いたる所からお湯が湧いてます。ここに日帰り入浴施設である有料の大露天風呂があるのですが、混んでるようなので行きませんでした。

     河原全体が源泉で、いたる所からお湯が湧いてます。ここに日帰り入浴施設である有料の大露天風呂があるのですが、混んでるようなので行きませんでした。

  •  ホテルみゆき別館の近くにある『翁の湯』。

     ホテルみゆき別館の近くにある『翁の湯』。

  •  比較的新しい建物ですが、庶民的な雰囲気も非常に良いです。

     比較的新しい建物ですが、庶民的な雰囲気も非常に良いです。

  •  お湯は比較的熱め。また、日によって女湯と男湯で温度も違い、私が入った時は女湯の方が入れないくらいの熱さだったとか。

     お湯は比較的熱め。また、日によって女湯と男湯で温度も違い、私が入った時は女湯の方が入れないくらいの熱さだったとか。

  •  こちらは『瑠璃の湯』。パッと見、見過ごしてしまう、民家と見間違うような造り。

     こちらは『瑠璃の湯』。パッと見、見過ごしてしまう、民家と見間違うような造り。

  •  こちらも狭く、やはり三人が限界と言ったところです。午前中の利用者も居ない時間帯だったので、入らせて頂きましたが、この普通の民家っぽさがなんとも生活感溢れていてたまらない。

     こちらも狭く、やはり三人が限界と言ったところです。午前中の利用者も居ない時間帯だったので、入らせて頂きましたが、この普通の民家っぽさがなんとも生活感溢れていてたまらない。

  •  草津はいくつもの源泉があり、それぞれ個性ある泉質を持ってます。瑠璃の湯は透明で酸性ながらも柔らかい湯畑源泉。

     草津はいくつもの源泉があり、それぞれ個性ある泉質を持ってます。瑠璃の湯は透明で酸性ながらも柔らかい湯畑源泉。

  •  瑠璃の湯の向かいの路地を入り抜けた先にある『白嶺の湯』。お湯は草津で最もポピュラーな湯畑源泉。柔らか目で比較的入り易いお湯です。&#8204;&#8204;

     瑠璃の湯の向かいの路地を入り抜けた先にある『白嶺の湯』。お湯は草津で最もポピュラーな湯畑源泉。柔らか目で比較的入り易いお湯です。‌‌

  •  浴槽は他の外湯と比べて広く3〜4人入れる感じで、運よくまだ誰も入ってなかったため内部の写真も撮る事ができました。&#8204;&#8204;

     浴槽は他の外湯と比べて広く3〜4人入れる感じで、運よくまだ誰も入ってなかったため内部の写真も撮る事ができました。‌‌

  •  今度は湯畑より下に向かいます。<br />

     今度は湯畑より下に向かいます。

  •  湯畑から少し坂を下った所にある『千代の湯』。

     湯畑から少し坂を下った所にある『千代の湯』。

  •  ここは白旗の湯と同様に観光客にも解放されておりパンフにも載っている外湯です。お湯は硫黄臭少な目で無色透明な湯畑源泉。

     ここは白旗の湯と同様に観光客にも解放されておりパンフにも載っている外湯です。お湯は硫黄臭少な目で無色透明な湯畑源泉。

  •  次にご紹介するのは『地蔵の湯』。こちらも表立って観光客に解放されているので、かなり広めであります。

     次にご紹介するのは『地蔵の湯』。こちらも表立って観光客に解放されているので、かなり広めであります。

  •  とは言え、扉を開けたら脱衣場の隣に浴槽と言う造りに驚かされる。浴室の中に脱衣棚があると言ったダイレクト感。

     とは言え、扉を開けたら脱衣場の隣に浴槽と言う造りに驚かされる。浴室の中に脱衣棚があると言ったダイレクト感。

  •  お湯はすぐ隣に源泉のある地蔵源泉。白旗源泉ほどではないですが、湯畑源泉よりも濃い印象。個人的には結構好きなお湯です。

     お湯はすぐ隣に源泉のある地蔵源泉。白旗源泉ほどではないですが、湯畑源泉よりも濃い印象。個人的には結構好きなお湯です。

  •  千代の湯から道なりに坂を下って行くと外湯『煮川の湯』があります。&#8204;&#8204;ここはまだ入ってないので、次回浸かりたいと思います。

     千代の湯から道なりに坂を下って行くと外湯『煮川の湯』があります。‌‌ここはまだ入ってないので、次回浸かりたいと思います。

  •  最後に煮川の湯のすぐ下にある『大滝之湯』。こちらは煮川の湯と同じ煮川源泉で、無料休憩所付きの一人650円。大浴場に露天風呂、サウナまで完備しております。&#8204;&#8204;<br /> お湯は少々ぬるめ。それもそのはず、やたら広い浴槽であるために54℃の源泉も冷めてしまうのです。源泉が掛け流されている湯口の辺りに行けば丁度いい湯加減。外湯の狭い浴槽ではアッツアツになるのも頷けるってもんです。お湯は丁度白旗と湯畑の中間といった感じでした。&#8204;&#8204;<br /><br /> つくづく感じたのは街と温泉が密着しているという事。長い歴史もありますが、とにかく温泉地の中の温泉地と言った印象を受けました。草津が観光地の中で現在の地位を築いているのは、マスコミの力や広報活動のしたたかさなどのためと思っていましたが、この地域の力という素地があってこその物であると、ある意味見直しました。他の観光地とは意識が違う。<br /> なお、外湯は地元の人々の手によって修繕、改築が頻繁になされております。建築物として古い物はさほど多くないです。しかしながら、その地域に古くからある習慣や生活というものを感じる事がてき、この辺が外湯めぐりの魅力とも言えます。

     最後に煮川の湯のすぐ下にある『大滝之湯』。こちらは煮川の湯と同じ煮川源泉で、無料休憩所付きの一人650円。大浴場に露天風呂、サウナまで完備しております。‌‌
     お湯は少々ぬるめ。それもそのはず、やたら広い浴槽であるために54℃の源泉も冷めてしまうのです。源泉が掛け流されている湯口の辺りに行けば丁度いい湯加減。外湯の狭い浴槽ではアッツアツになるのも頷けるってもんです。お湯は丁度白旗と湯畑の中間といった感じでした。‌‌

     つくづく感じたのは街と温泉が密着しているという事。長い歴史もありますが、とにかく温泉地の中の温泉地と言った印象を受けました。草津が観光地の中で現在の地位を築いているのは、マスコミの力や広報活動のしたたかさなどのためと思っていましたが、この地域の力という素地があってこその物であると、ある意味見直しました。他の観光地とは意識が違う。
     なお、外湯は地元の人々の手によって修繕、改築が頻繁になされております。建築物として古い物はさほど多くないです。しかしながら、その地域に古くからある習慣や生活というものを感じる事がてき、この辺が外湯めぐりの魅力とも言えます。

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