2014/12/22 - 2014/12/31
78位(同エリア378件中)
HANAさん
年末の休みにタスマニア旅行を数年前から計画しては宿が取れなかったり、フライトが取れなかったりで断念していましたが今回ようやく行くことができました。
フライトは関空発香港経由のキャセイでメルボルンまで。そこからはカンタスでロンセストン空港に入り、帰りはホバートからメルボルン経由で関空まで帰ります。
タスマニアの移動はレンタカーで。
宿泊はクレイドルマウンテン2泊、ストローン2泊、ホバート3泊の合計7泊です。
北海道を一回り小さくした大きさで北海道に相当する緯度にある島タスマニア。
季節がちょうど反対ですので日本の季節で言えば夏至のころに相当する時期の旅行です。
オーストラリアは今までケアンズ、エアーズロックとシドニー、メルボルンと合計3回来ていて今回のタスマニアで4回目となります。
12月26日
クリスマス翌日、朝レセプションに行ってクルーズの予約を取ってもらいました。ゴードン川クルーズは2つの会社があるので遅い時間の9時出発のものを予約しました。予約票をもってクルーズ乗り場に行って搭乗券と引き換えてもらいます。乗り場では私の前には日本人が3人いてその場でチケットを買っていました。私たちの座席は窓側ではなく真ん中の座席でしたが、空いていたので高い料金を払って窓際の席にする必要はないようでした。8人用テーブルを二人で使えます。
まず船は港の中を湾の外に向かって動き出しました。地獄の門と言われるような狭いところを通って行きます。湾の中には魚の養殖場があってたくさんの生簀が海に浮かんでいました。収穫の日に当たると魚が上がっているのを見ることができるようです。
タスマニアは様々な栽培漁業が盛んなようでタスマニアサーモンやカキが日本にも輸出されているそうです。
生簀のところから戻って、次は湾の中にあるセーラ島に向かいました。ここは監獄の島だったところです。小さな島に上陸して監獄の跡をガイドの説明を聞きながら回っていきます。ポートアーサーなどと比べると小さな島の監獄ですが1820年代に極刑を科せられた囚人が投獄されていたところで独房などすごく狭かったようです。ただこの島から自分たちの作った船で脱獄してチリまで逃げた囚人もいたそうです。
島から戻ってランチ。船は湾からゴードン川に入っていきます。川の両側には冷温帯雨林が広がり、道もないため船でしか行けません。桟橋があるところに停泊し上陸。ここには樹齢数百年の森が広がっていて、この中の木道の道を歩いて回ります。高い木が生い茂り、木の根元は日が差さないためかコケに覆われ、木には寄生植物も絡みついていたり、独特の風景です。空気はしっとりしていて気持ちの良い散歩でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空 カンタス航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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朝一番でレセプションに予約してもらったクルーズ船。会社は2つありほぼ同じ内容で8:30発と9:00発です。季節によると夕方のクルーズもあるようですがクリスマスの翌日は朝のクルーズしかありませんでした。早い出発の会社はJAFの割引がききますが、、少しでも遅い時間の方を選びたかったのでヘリテージクルーズという会社の船にしました。予約の番号をもって行くと乗船券に変えてくれました。座席指定で窓側ではない席ですがガラガラですし、自由に上に行って船長のいるところの横にも行ったりできるので普通席で十分でした。プレミア席は料理も違うのかもしれませんが。予約なしで現地でチケットを買っている人たちが日本人を含めていました。乗船のみのチケットなのかもしれませんが、80ドルのようでした。
船は出発すると広いマックウォーリー湾を海の方向へ向かいます。 -
地獄の門と言われる湾の入り口は狭く75mしかなく、ここを進むのは昔は大変だったようです。
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船の中には現在地を示すモニターもあります。
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湾の中にある魚の養殖いけす。たくさん生簀が浮かんでいます。サーモンも養殖されているようで収穫の日に当たると魚が見えるようですが、残念ながら上からは魚は見えませんでした。
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悪魔の島といわれるセーラ島が湾の中にあります。ここは「オーストラリアの囚人史跡群」として世界遺産に指定されている島。犯罪を重ねた人が収監されていました。
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上陸してガイドの説明があるウォーキングツァーで島を回ります。島は小さく今は昔の建物は残っていません。この看板に昔の姿が描かれていましたので想像を逞しくして回ります。
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小さな船がつく桟橋。昔はこんな小さな桟橋から上陸していました。
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ほとんどがこんな煉瓦の遺構しか残ってません。ここは飲んだくれの医者と監督の住居跡。
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独房だったところがわずか壁が残ってました。狭いところに閉じ込められたようです。
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これはたしかキッチン。
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島の端にあった建物の残骸。海に面していて海からも見ることが出来ます。
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海からみたところ、小さな煉瓦の建物が崖の上にみえます。
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時間が来ると船が合図の汽笛を鳴らすのでそれでガイドツァーは終了。船に戻ります。アップダウンもなくぐるっと回るだけなら15分もかからない小さな島。昔は高い壁が築かれていたそうですが、イギリスで罪を犯してこんなところまで連れてこられたら本当に流刑地だと思ったでしょう。
ホバート近くのタスマン半島にあるポートアーサーの立派な施設に比べるとここは本当に獄門島というかんじでした。 -
船に戻ってブッフェの昼食です。コールドカットと野菜や果物、パスタがありました。
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ランチはこんな風にのんびりと食べました。
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ランチの間に船はゴードンリバーに進みます。静かな水面を進んでいくと川幅はだんだん狭くなりますが周りは森です。ここの森も世界遺産に登録されているようです。
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桟橋のあるところで停泊して上陸します。上陸するときにカメラのキャップを落としたら川に落ちてしまいました(;O;)
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森の中は散策路が作られています。
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木道の脇に降りないように手摺もついていて歩きやすい。
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クレイドルマウンテンの雨林とはちょっと違う植生。樹齢の長い木が多く倒木も多いです。そしてその上にまた植物が生えています。
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倒木に生えていたコケ。
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太い倒木が多くそのままになっています。
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途中年輪を説明したもの。このサイズで数百年。
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倒木にシダが生え始めてました。
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木漏れ日にキラキラと輝くコケ類は美しい。
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動物や海の中の生物の様にも見えました。
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一つの倒木に様々な植物が生えてきています。
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生きている木にも途中から別の植物が生えてます。
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花も咲いていました。
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アメリカ中部の雨林にあるようなスパニッシュモスに似たような植物も。
熱帯雨林ではなく冷温帯雨林というのは蒸し暑くもなくしっとりとしているけど涼しいさわやかな空気が気持ちよく散策できました。
夏でしたが虫もあまり見かけず、これが熱帯だったら蚊などに悩まされたと思うのですが。
ケアンズあたりとは違った植生や気候が面白いと思いました。 -
ここでも汽笛を鳴らして帰船を促していました。ここからは一気に港へ帰ります。
朝9時に出発して帰ってきたのは3時近く。 -
船が到着したのは最初に出発したところの近くにある木工工場の横の桟橋。このあたりのヒューオンパンを利用して加工して販売しています。これは太い木を板に切っているところ。隣の建物では綺麗に加工された作品が売っていました。
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港にあるビジターセンターとその横の劇場。ビジターセンターでは様々なツァーの予約やチケットの販売を行ってます。翌日の蒸気機関車ツァーのチケットもここで購入しました。横にある屋外劇場ではセーラ島での逸話を毎晩上演しているようです。
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前日行った展望台に登って湾を眺めてみました。海の周りには緑の森林が広がっています。砂丘は見えないけど、多彩な自然がこの辺りにはあることがよくわかりました。
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ガソリンを入れてスーパーで買い物をしてホテルで一休みしていたら時間が5時を過ぎてしまいました。慌てて郵便局に行きましたが閉まっていました。この郵便局も歴史ある建物だそうです。入ってみたかった。
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ストローンの港の前にある公園。前日とは違って人が沢山いました。
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公園の前の港も少し賑やか。
近くのカフェもパン屋さんもレストランも今日はオープンしていて人がいます。
お天気も良いし、海岸沿いに散策している人も多くてちょっとリゾートっぽい感じの街です。あまり高級な感じはしないけど。
混雑している雰囲気はないのですが、宿泊に関してはことごとく空室なし、の表示がでていましたので突然行っても泊れないかもしれません。元々宿泊施設が少ないようで、タスマニアでは宿探しにとりかかったのが2か月ほど前でしたがなかなかなくて苦労しました。 -
宿のすぐ近くにいつも車が数台停まっていて人がいるお店がありました。テイクアウトのフィッシュアンドチップスの店でした。隣にはボトルショップもあったのでビールとフィッシュアンドチップスを買って帰りました。スーパーでなんでも揃う日本とは違ってちょっと面倒。
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部屋にはテーブルと食器類があるので今日はもうお出かけしないで部屋で食べます。クレイドルマウンテンと違ってホテルのWIFIも使えたので部屋でゆっくりして翌日の予定を考えました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- もっちさん 2015/01/27 00:36:56
- 参考になりました。
- HANAさん はじめまして。
来月タスマニアに行く予定で、辿り着きました。
情報が少ない中、詳しい旅行記で大変嬉しく、参考にさせて頂きました。
ほぼ1周されたのですね。
テイスト・オブ・タスマニアも楽しそうなイベントで、時期が合って良かったですね!
私は今回日数が足りず、東のベイ・オブ・ファイヤーか西のストローンで迷っているのですが、HANAさんはビチェノとストローンどちらが良かったですか?
西ですと、機関車に乗るかゴードン川のクルーズなのですが、時間の都合でどちらかですが、こちらも迷ってます。
また、続きの旅行記楽しみにしてますね。
フォローさせて頂きました。宜しくお願い致します。
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- もっちさん 2015/01/26 23:04:26
- 参考になりました。
- HANAさん はじめまして。
来月タスマニアに行く予定で、辿り着きました。
情報が少ない中、詳しい旅行記で大変嬉しく、参考にさせて頂きました。
ほぼ1周されたのですね。
テイスト・オブ・タスマニアも楽しそうなイベントで、時期が合って良かったですね!
私は今回日数が足りず、東のベイ・オブ・ファイヤーか西のストローンで迷っているのですが、HANAさんはビチェノとストローンどちらが良かったですか?
西ですと、機関車に乗るかゴードン川のクルーズなのですが、時間の都合でどちらかですが、こちらも迷ってます。
また、続きの旅行記楽しみにしてますね。
フォローさせて頂きました。宜しくお願い致します。
- HANAさん からの返信 2015/01/27 00:37:07
- RE: 参考になりました。
- もっちさん、こんにちは
旅行記読んでいただきありがとうございます。
来月タスマニアですか、真夏になりますね。日本と違ってきっと心地よい季節だと思います。
実はビチェノは行っていません。
東海岸はホバートから日帰りで行きました。
ビチェノはペンギンが見られるとのことですが、私はメルボルンに行ったときペンギンを見ているので今回はパスすることにしたのでした。
ストローンはホバートから意外と時間がかかりますが今回行って良かったと思います。
ゴードンリバークルーズか蒸気機関車か、どちらかを選ぶというのは難しい選択ですね。より自分の興味のあるところを選ぶしかありません。
私は鉄道に乗るのがどちらかというと好きなのでそれだけを目的に行くことはありませんが行った先にあれば乗りたい方なので今回面白かったです。でも本当の鉄道ファンは観光列車には乗らないのかもしれません。
今どちらかを選べと言われたら、クルーズを選びますが、私たちが乗った船のセーラ島のガイドの説明がなかなか良かったのが大きく影響していると思いますので何とも言えません。鉄道は日によって運行するルートが異なるのとクルーズ船も一日2便ある日があるのでチェックしてみてください。場合によっては両方参加することも可能です。
タスマニアの国立公園の多くはクレイドルマウンテンをはじめとして自然を歩いて楽しむところが多いので、正直言うとどこも似ています。そういうところでクルーズや蒸気機関車はちょっと変化をつけられたので印象に残っていると思います。西海岸は人が少ない分荒れていない感じがして私としては好きです。
東海岸は日帰りでしか行っていませんが、雄大な景色もありゆっくりと滞在してのんびり過ごしたいと思う人は多いと思います。
ペンギンも日本では見られない楽しい体験だと思うのでもし動物が好きであればこちらも良いかもしれません。
お答えになっていないかもしれませんが参考になれば幸いです。
旅行記は8まであるので残りを頑張ってUPします。
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