2014/12/04 - 2014/12/04
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belleduneさん
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見学は3名だったので、細かいところまで丁寧に説明して貰うことが出来ました。写真が多いので、後半では、2階の客室部分と庭園をアップします。2階は客室だった部屋を教室として使用していますが、外観は復元されています。2時間余り経った頃、雨も止んで来たようで、庭も少し案内して貰いました。この週末は紅葉のライトアップだそうです。武庫川女子大学に建築学科が開設されたのが、平成18年(2006)ですから、まだ8年しか経っていません。この素晴らしい建造物を教室として、日々学ぶことが出来るのは幸せなことですね。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 私鉄 徒歩
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2階へ上がって来ました。このテラスは、正面玄関上のスペースです。北方向を向いています。
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2階の平面図です。
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半円形の窓のある応接室が見えます。その手前の階段を上がると大きなテラスがあり、3階客室部分へと通じています。
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正面玄関の真上にある応接室です。3ヵ所、半円形の窓があります。
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この半円形の窓は4つに分かれていて、其々開くようになっています。ここにもアールデコ文様が施されています。
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窓から西翼棟を見たところです。
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雨が少し小振りになったので、上のテラスに出て行きました。淡路産の緑釉瓦を間近に見ることが出来ました。雨に濡れて一段と美しく見えました。
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丁度見えている3階にあたる和室の客室へ後で行きます。
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一番上の大テラスから見た西翼の塔
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こちらが東翼の塔です。
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大テラスにあるレリーフの中央凹みに、真ん中に大黒様が置いてあったそうです。
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ホテル時代は、こんな風でした。
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テラス脇には、丸印をしたところに夏場、両サイドに提灯をぶら下げるためのコードを取り付けるための金具があります。つまり、今で言うビアガーデンですね。
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ここも庇部分に提灯コード取り付け用の金具があります。
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屋上からの庭園の眺めです。
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この屋上で、夏は夜な夜な盛大なパーティーが開かれていたのでしょう。その写真も残っていませんので、想像するしかありません。
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右手が庭園、つまり南側で、左手が北側、正面玄関がある方向です。
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庇の張り出し部分が大きいので、落下が心配されます。
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この庇部分にはこのように空間が設けられています。
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テラスから廻り込んで、建物内部に入ります。
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この緑釉瓦が二重になっていて、下のテラコッタの文様と調和するように考えられています。
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現在、客室だった121号室の内部を教室として改装されています。そこの窓から目の前に見えるのが、宝珠のような棟飾りです。緑釉瓦と稜線を飾る瓦が特徴になっています。
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棟飾りから繋がっている垂脊瓦が美しいです。
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床まである窓を開けると、幅60cm程の狭いテラスがあります。1階の大ホールから見た2階の長く張り出した庇が見えています。
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窓のサッシと開閉金具は昔のままです。
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開けると狭いテラスが見えています。
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さっき見て来た大テラスの庇部分が見えています。左手は2階の客室部分です。
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エレベーターで3階へ上がって来ました。3階の床部分と素焼きタイルの階段です。
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図のK302という部屋を案内してくださいました。南向きで、直ぐ下の屋根が目の前に見えます。和室2間とお茶室、水屋付きです。
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テラス方向の出入り口です。
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ここは、ホテル時代に客室係が待機した部屋です。
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そこから階下への階段があります。
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K302の和室の玄関三和土部分になります。
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こちらは八畳の和室です。
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八畳二間の間にある欄間
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真ん中の八畳の部屋は、すぐ目の前に緑釉瓦と棟飾りが迫っています。
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梁の関係で、天井高が手前より低くなっています。
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畳は京間ではなく、少しサイズが小さいものになっていました。部屋の大きさに合わせた特別な畳だと思います。
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隣のお茶室です。
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左の障子を開けると狭い廊下があり、奥の水屋へと右手に廻ります。
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廊下から見た屋根部分です。
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天井の焼いた杉板も良いですね。
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奥の水屋です。
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下へ下りて、西翼の大ホール中2階というのでしょうか、オーケストラボックスがあります。
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最後に1階東翼棟にある旧シガーバーだった部屋へ行きました。現在は購買部でした。この部屋の暖炉はちょっと変わった形です。
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一番ユニークなのは、職人達が思い出に其々記念に手描きのタイルを張っていることです。ホテルが竣工した年、1930とありなすね。
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ホテル時代のバーの写真です。
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見ていて飽きません。
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部屋から見た外の景色です。
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雨も止んだようなので、ちょっと外を見学に出掛けました。東翼棟1階の教室として使われている内部をちらっと見て来ました。素敵な内部で羨ましい限りです。
朝、5時半から開門しているのも分かります。 -
一人1台のPCが見えていますね。しっかり勉強して、未来の日本の建築家になってください。
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窓枠の間にあるタイル部分の形もM字になっています。偶然でしょうね。
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テラスの床にある地下への採光ガラス窓
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さて、庭園へ下りて行きましょう。
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幾何学模様のレリーフが見事です。
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打ち出の小槌が並んでいます。
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半地下の部分は、厨房からお料理などを大ホールへ運ぶ通路として使われていたそうです。
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この建物で唯一正方形でない部分が青い矢印で指した部分です。ここだけは仕方なく、半分になっているということです。
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傍に展示したあった素焼きタイルは、大阪窯業K.K.で造られたボーダータイル。15cm角の装飾タイルは、焼き斑によって生じた色の変化と溶けて滲み出た鉄分が独特の味わいを生み、表面の粗さが微妙な陰影を作っています。壁面、階段などに使っています。
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さっき見たバーの外観です。
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東翼棟
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庭園から見たロビー正面
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西翼棟
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雨に濡れた紅葉が綺麗です。
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お茶室・自妙庵は、平成3年に池と共に建てられました。
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ぐるっと廻ってみます。
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待屋傍の紅葉が見頃です。
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本来なら、向こうからこちらへ歩いて来て、待屋へ向かいます。
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もう一度西の大ホールを見てから、そろそろ帰りましょう。
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東翼棟ももう一度眺めて。
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先程見学した西翼棟の2階の教室部分の庇が見えています。
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西大ホールから少し上がった正面テラスへ。4月の桜の頃に機会があれば、来てみましょう。
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