2014/12/11 - 2014/12/11
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玄白さん
先週のゲートブリッジの撮影に続いて今週も上京。今回の上京の目的は、昼は姪が婚約したのでお祝いのランチ会をすること、そして夜は世界の歌姫 Sarah Brightman のコンサートに行くこと。写真撮影が目的ではなかったが、ランチ会の会場がソラマチにあるレストランでしたので、少し早めに出てランチ会の前にすみだ水族館を覗いてみました。
天気がよければ、スカイツリーの撮影スポットで写真を撮ろうかとも考えましたが、あいにくの雨模様で、スカイツリーのトップは雲の中。スカイツリーの撮影はまたの機会にということに相成りました。コンサート会場が有楽町で、開場まで少し時間があったので、東京駅、丸の内界隈の夜景もちょっとだけ撮影。
今回はあまり、撮影に気合が入らなかったのでボツネタにしようとも思ったが、せっかく何枚かは撮影したので、記録のために4traにアップしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 私鉄
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連れ合いが、姪の婚約祝いの食事会に選んだ会場はスカイツリータウンのレストラン。たまたまTVで、小笠原の海をイメージして、すみだ水族館の大水槽にプロジェクションマッピングでザトウクジラを投射するイベントが紹介されていたのを見た連れ合い、珍しく水族館に行ってみたいと言い出した。どうやら、10月に鶴岡のクラゲ水族館(加茂水族館)を見て以来、水族館が面白いところだと開眼したらしい。
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すみだ水族館は、東武スカイツリー駅そばのスカイツリータウンウェストヤードの5階、6階にある。
入り口からすぐに階段を上っていくと、水草が生い茂る大きな水槽が目に入ってくる。
天野尚さんというアクアリウムデザイナーのデザインによる水槽。アクアデザインアマノという水槽デザイン会社を主宰する”水槽芸術家”だが、本職はプロの写真家なのだそうだ。同じアートアクアリウムでも8月に見に行った「EDO ECO 日本橋 アートアクアリウム2014」とは対極にあり、水槽の中に自然の風景を作り出すというコンセプトの水槽デザインを手がけている。日本橋アートアクアリウムは、これでもかというほどの華やかさ、華麗さで迫ってきたが、こちらは癒し系である。
この幅4m、深さ1.7mの水槽は、アマゾンのジャングルをイメージしているのだそうだ。水槽の中の流木は、わざわざアマゾン川から取り寄せたものだそうだ。 -
水草の間を優雅に泳ぎまわる熱帯魚の群れ。腹が赤い水色の魚体のめだかのような魚はアマゾン川原産の「カーディナルテトラ」という熱帯魚。一時期、我が家でも熱帯魚を飼育していたことがあり、おなじみの魚だ。最近、連れ合いから「また熱帯魚がいる水槽がリビングにあるといいね」とけしかけられているが、う〜ん、どうしたものか・・・・
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イチオシ
これはシクリッドの仲間。たぶん東アフリカ大地溝帯に点在するタンガニーカ湖などの湖原産の魚だったと記憶している。
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次のゾーンに進むとクラゲの展示コーナーになる。クラゲの水槽にもMerry X'masの文字が・・・
12月に入り、世の中はクリスマスムードになりつつある。 -
鶴岡の加茂水族館ほどの種類ではないが、何種類かのクラゲが展示されている。最近、クラゲを展示する水族館が増えているようだ。加茂水族館の成功にあやかっているのだろうか。
水中を頼りなげにゆらゆら漂っているクラゲの姿は見る者を癒してくれる。透き通った体はさまざまな色の照明で、いっそうきれいに見えて、さながら生きたイルミネーションのようだ。 -
ここのクラゲの展示は本家の加茂水族館より照明が派手だな。いささか、不自然な気がしないでもない。
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サカサクラゲだったかな?
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イチオシ
ギヤマンクラゲ。これは加茂水族館にはいなかった。体の透明度が高く、水中を漂う姿がとても美しい。
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すみだ水族館ではいくつかラボと称して、生き物の世話や飼育をしている様子を公開している。クラゲ展示コーナーの向かいのオープンラボでは飼育員のおネエさんがクラゲの世話をしている。こういう水族館のバックヤードを公開しているのは新しい試みなのだろう。
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アクアギャラリーというゾーンでは、小さな水槽が美術館の絵の展示のように並べられていて、珍しい小さな海の生き物を間近で見られる。
これは、悪名高きオニヒトデ。ときどき大発生してサンゴを食い荒らす悪役である。 -
カブトガニ。古生代からほとんど進化せず姿かたちが変わっていない生きた化石である。かつては瀬戸内海沿岸で普通に見られたそうだが、現在は沿岸の開発が進み、めったに見られなくなってしまったようだ。
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ミノカサゴ。長いひれをゆっくり動かして泳ぐさまは優雅な海中の貴婦人といったところだが、ひれの先のとげには猛毒がある。ダイバーにとっては、危険生物の一つ。
若かりし頃、ダイビングに凝っていた時期があり、串本の海で、この魚に出会い、写真を撮ろうとしつこく追い回していたら、逆に攻撃を仕掛けられたことがあった。見かけによらず。性質も凶暴なのだ。 -
コンゴウフグ。
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オーム貝。貝殻を持っているが貝ではなくイカやタコの仲間に近い。化石で有名なアンモナイトに形が似ているが、アンモナイトより古い古生代から生き延びている生きた化石である。
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殻の中は巻貝とは違ってたくさんの隔壁があり、そこにガスと液体が詰まっている。その体積比を加減して浮力調整している。まさしく潜水艦と同じ原理なので、実際に潜水艦名としてオウム貝の英語名ノーチラスが使われている。世界初のアメリカの原子力潜水艦も、艦名はノーチラスである。
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次のコーナーには大きな四角の水槽が四つ並べられている。さんご礁の海の様子を展示している。サンゴの周りには、色とりどりのカラフルな熱帯魚が泳ぎまわっている。ダイビングに嵌り、沖縄の海によく出かけていた頃が懐かしい。その頃は給料の大部分をダイビングに注ぎ込んでいたな〜。
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ずいぶん昔のことなので、魚の名前はだいぶ忘れてしまったが、思い出せる魚もある。水槽の中を覗き込み、これは○○と思い出した名前をブツブツと独り言で言っていたので、周りの人から変なオジサンと見られていたかもしれない。
この黄色いやつはキイロハギ。 -
白と黒の横縞模様で尾びれが黄色いのはハタタテダイ。奥のチョウチョウウオの仲間の名前は思い出せない。
どうでもよい雑学だが、魚の縞模様は背骨に垂直な縞を横縞、背骨に平行な縞を縦縞という。泳いでいる姿からは逆なのだが、なぜかそういう慣例になっている。 -
ナンヨウハギ。これもさんご礁の海では普通に見られる。
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イチオシ
チンアナゴ。砂の中にもぐったり出たりしているが、尻尾のほうはいつも砂の中に潜っている。白い斑点がある黄色いやつはニシキアナゴ。
遠目には枯れ枝がニョキニョキと砂に突き刺さっているようにみえるが、そばによって顔を見ると意外にかわいい顔をしている。
八丈島にダイビングに行ったとき、八丈小島との間の海流の早い海底の砂地に群がっていたことを思い出す。 -
サンゴ礁の水槽がある6階から下を見ると大きなペンギンのプールが見える。
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ペンギンの種類は一種類、マゼランペンギンという種類だけである。小型のペンギンだ。
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クリスマスツリーとペンギンの組み合わせは、なんともミスマッチな感じがしないでもないが、これもありかな。12月はどこに行ってもクリスマスの飾りばかりなのだ。
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東京大水槽という小笠原の海を体現した大きな水槽の前に来た。小笠原村の協力で採集した小笠原の海に生きる魚たちが泳ぎまわっている。
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小笠原の海の主役はザトウクジラ。しかし、大水槽とはいえ、本物のザトウクジラを飼育するわけにはいかない。そこで登場したのが、プロジェクションマッピングである。水槽の前面をスクリーンにして、スカイツリーの空撮映像とザトウクジラが泳ぐ姿が音楽とともに投影される。
このイベントは2015年1月12日までの期間限定の企画だそうだ。 -
クジラと一緒に泳いでいるのは、本物のサメ。
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面白い企画ではあるが、透明な水槽前面ガラスをスクリーンにしているので、ちょっとシャープさに欠け臨場感があまりないのが惜しまれる。
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最近新しくできた展示の「クラゲ万華鏡トンネル」
通路の壁、天井が鏡張りになっていて、壁面にクラゲ水槽がはめ込まれている。
パンフレットの写真のようには見えず、ちょっと期待はずれかな。 -
姪との待ち合わせ時間が近づいてきたので、水族館を後にして、ランチを予約してあるレストランに向かう。
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婚約祝いのランチに連れ合いが選んだ店は、ソラマチ30階にあるフレンチ「Brasserie AUX AMIS (ブラッセリーオザミ)」。いくつかの候補から、メニューと値段で、ここが一番リーゾナブル、ワインリストが充実しているというのが選択の理由。我が家では、レストランの決定権は連れ合いが持っている。
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ソラマチ30階からはスカイツリーがよく見えるのだが、あいにく今日は雨で、ツリーの上のほうは雲の中。ときどき雲が流れて頂上まで見えるときもある。
レストランの中からもスカイツリーは見えるというのが、この店のウリだが、窓際の席でないと上までは見えない。 -
さて、肝心の料理は、¥2,800、\3,900、\5,000、\7,500と4つのコースがあるが、昼間からたくさんは食べられないので\5,000のコースをオーダー。値段のわりには良い味だった。コスパが良い店だ。合格点! 姪も喜んでくれた。スープ以外は、2〜3種から選べるが、自分の注文は、
前菜(左上):ホタテとズワイガニのテリーヌ
スープ(右上):カリフラワーのポタージュ
主菜(左下):フランス産シャロレー牛、フォアグラのせ
デザート(右下):忘れた アイスクリームもケーキもコーヒー味だった
他に自家製パン&吉田豚とバターのリエット、ワインはコート・ド・ローヌの赤で「クローズ・エルミタージュ」という銘柄。シラー100%にしてはタンニン軽めの飲みやすいワインだった。 -
食事の後は、連れ合いと姪はソラマチでウィンドウショッピング、一人でスカイツリーの撮影ポイントの下見をして回った。こんな天気なので撮影はせず。
姪と別れた連れ合いと合流し、コンサート会場の有楽町に向かう。
少し時間があったので、東京駅周辺で夜景とイルミネーションの撮影。
KITTEの建物中央の吹き抜けに設置された巨大なクリスマスツリー -
5階から覗き込んだツリー
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イチオシ
KITTEの6階屋上庭園が、東京駅の夜景撮影ポイントになっている。
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新丸ビル、日本生命丸の内ビルなどの高層ビル群。現役時代には、通勤途中の普通の見慣れた風景だったが、リタイア後、たまに大都会に出てくるとこういう都市風景が新鮮に感じる。
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東京駅は今月20日で、開業100周年を迎える。いろいろな記念イベントが企画されているだろう。面白いイベントがあったら見にきてもいいかな。
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屋上庭園での夜景撮影を終え、KITTEの中に戻ると、クリスマスツリーが、音楽に合わせてカラフルな照明に切り替わるショーが行われていた。
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丸ビル一階でも毎年クリスマスツリーが飾られるので、今年はどんなものか、ちょっと覗いてみた。今年はツリーではなく、「アナと雪の女王」の氷と雪のオブジェだった。ものすごい人だかりだったので、早々に退散。
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イチオシ
丸の内仲通りのイルミネーションを見ながら、有楽町のコンサート会場まで歩く。
ここのイルミネーションの光はちょっと変わった色合いが特徴。主催者はシャンパンゴールドの色と称している。ケバケバしくなくて、上品な感じがしてよろしい。 -
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イルミネーション目当ての観光客が大勢いて混雑しているわけではなく、ビジネスマン、OLが多い普段どおりの街並みであるのもいい。
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とあるビルの一階のイルミネーション
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東京国際フォーラムAホールが、今日のメインイベント、Sarah Brightman のコンサート会場。
CDではよく聴いているが、生のコンサートは初めて。このポスターのSarah はずいぶん昔の写真を使っている。
1986年、ミュージカル「オペラ座の怪人」でクリスティーヌ役がはまり、一躍世界的なソプラノ歌手として売れっ子になった。クラシックとポップスを融合した独特の音楽スタイル、クラシカル・クロスオーバーのジャンルで今も第一線で活躍している。
若き美貌のソプラノ歌手だったSarahも、今年で齢54才、往年の美貌の衰えは隠せないが、透き通るような美しいクリスタルボイスは健在だった。2009年に放映されたNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲(司馬遼太郎原作)」で、主題曲Stand Aloneを日本語で歌っていたが、今回も日本語で宮崎駿「となりのトトロ」の主題曲「風のとおり道」を歌ってくれた。ずいぶんと日本語の発音が上手になっていた。
なお、Sarah は、民間の宇宙旅行会社と契約して来年、国際宇宙ステーションに行く計画があるそうだ。最近発売された新しいアルバムも、スペースシャトルの後継機と期待されている民間会社の有人宇宙船の名前と同じ「Dreamchaser」である。
宇宙ステーションを舞台にその歌声を世界に発信してくれるといいな〜。まあ、そんなことはありえないか・・・
身内のおめでたい出来事と、キャッツ以来、久しぶりの生コンサートでいい気分になれた一日であった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 琉球熱さん 2014/12/18 23:12:45
- すみだ水族館
- こんにちは
すみだ水族館はオープン当初から気になっていたんですが、なにせスカイツリーの袂にあるので、混雑が気になってまだいけてません。
オープンからだいぶ経ちましたが、混み具合はどうでしたか?
今年は東京駅とその周辺がかなり気合の入ったイルミネーションをやっているようですね。そろそろどこかのイルミネーションを見に行きたくなりました。
- 玄白さん からの返信 2014/12/19 09:53:14
- RE: すみだ水族館
- 琉球熱さん、おはようございます。
雨が降る平日の午前中だったからかもしれませんが、がらがらでしたよ。
昼頃には人出が増えてきましたが、混雑というほどではありませんでした。
これからクリスマス限定のイベントが始まるようですから、そうなると混雑するかもしれませんね。
玄白
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