2014/11/28 - 2014/12/01
92位(同エリア10272件中)
おま。さん
毎月28日は「とりの日」
この日はケンタッキーを食べたり、食べなかったり。
しかし、11月はその限りではない。
その日は旅をする日と決まっているのだから。
そして今年も、旅立つのであった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
さて、いつもなら現地に到着してから話を始めるのだが、
今回は訳あって出発前日から始めよう。
いつもはこんなことしないのだが、
突然現地の天気が気になり、ネットで調べてみた。
滞在中のグアムの天気は・・・
雷雨、 強雨、 強雨、 強雨
なんてこった!!
雨が降るだなんて、想像もしてなかった。
雨のグアムは、いったいどう過ごせばいいんだ?!
食事、 ショッピング、 スパ
これだけじゃ、3泊4日をかなり持て余してしまう。
ジャングルを歩くツアーだって、もう申し込んじゃったのに!!
その答えは見つからぬまま、当日を迎える。
成田空港に到着し、まずは「自動化ゲート」の申請から。
今までその存在自体は知っていたが、
空港到着が出発ギリギリになってしまうもんだから、
いつも「次回こそ!」と誓っていた・・・
でも、実際に手続きをしてみたところ・・・ 実に簡単!
申請書を記入し、両手の指紋を登録するだけ。
たったこれだけで、出入国審査がスムーズになるんだったら、
もっと早くにやっておけばよかった。
自動化ゲートには、誰も並んでいない。
スキャナにパスポートをかざし、両手の人差し指で認証・・・ はい、終了♪
「・・・ストールがない。」
自動化ゲートの感動から束の間、相方さんのつぶやき。
しかし、今から探しに戻る余裕はない。
ストールさん、さらば・・・。 -
グアム到着。
「入国審査に2時間かかる場合もある」という口コミを見て、
直前に座席を前の方に変更しておいた。
そのポジションを活かし、飛行機から降りると早歩きで入国審査場に向かう。
人目も気にしない早歩きっぷりにも係らず、入国審査場には長蛇の列。
ボクたちは肩を落として、その列の一員となる。
以前はESTA専用レーンがあったのに!!
利用者が少ないという理由で、10月中旬に廃止されたばかり、
今それを悔やんでも、仕方ないのだが。
入国審査までに1時間ぐらいかかっただろうか。
とにかく、タクシー乗り場へ急ぐ。
タクシー乗り場には料金表があったのだが、
いざタクシーに乗ると、ごく自然に料金メーターが動き始める。
ボクたちは料金メーターが嫌いなのである。
その起源を辿ってみると、新婚旅行にまでさかのぼってしまう。
ベトナムでタクシーに乗ったときのこと。
料金メーターは現地通貨ではなく、ナゼかドル表記。
しかも、その数字の移り変わりといったら、実に鮮やかすぎて・・・
体調不良のためタクシーを利用したのに、
道半ばにして歩くという苦渋の決断をした苦い経験がある。
あれから13年。
ボクたちはまた、タクシーの中でほのかな不安を感じていた。 -
特にボッたくられることもなく、ヒルトンホテルに到着。
早速レセプションでチェックインしようとすると、
「タシクラブの方は、隣のタシクラブ棟になります。」
確かに、そんなことが書いてあった気がする。
タシクラブ棟までの行き方を教えてもらい、さあ!と思うのだが、
ポーターさんが登場しない。
いつもならここで、ポーターさんが荷物を持とうとして、
「自分たちで持ちますから」とお断りする暗黙のルールがあるというのに、
周りには、ポーターさんっぽい人すら見かけないのである。
仕方なくタシクラブ棟までの長い長い道のりを
重いスーツケースを引きずりながら歩く。
それにしても、どうして通路に絨毯なんか敷いたんだよ!
スーツケースのキャスターが、行きたくないってグズッておられる。
タシクラブ棟でさえも、ポーターさんは出現しない。
そうだ! グアムでは恒常的な人材不足に違いない!!
・・・そう思い込むことにした。 -
到着の頃より薄々気づいてはいたが、雨は降っていない。
もしかしたら、これが最初で最後のチャンスかもしれないので、
荷物整理もせずに、海へと繰り出す。
グアムでの初シュノーケル。
海に入ってすぐなのに、もう魚たちが見える。
しかし、写真にすると、何ともヒドイ結果である。
自宅で防水カバーさんが遭難してしまい、
代打として急遽打席に立った100均のジップロック氏。
ウォーミングアップも足りず、凡打。
そして、悲劇はそれだけではなかった。
ジップロック氏に包まれたデジカメさんが、まさかのブラックアウト。
優柔不断だった自分自身に対して、白黒ハッキリさせたという。
ジップロック氏の中で半身浴してたデジカメさんを取り出し、
カレを起こしてみるが、もう元気だったデジカメさんはそこに居なかった。
デジカメさん、さらば・・・。
そして、ボクたちは海を去った。 -
部屋に戻っても、デジカメさんは眼を閉じたまま。
水分をきれいに拭き取って、天日干し。
疲れてるのだろう。
しばらく眠れば、何事もなかったかのように、目覚めるかもしれない。
そう思うことで、自分を慰めていたのかもしれない。 -
「4番、デジカメさんに代わりまして、代打・スマホさん。背番号『ス』」
球場に響くウグイス嬢のアナウンスで、打席に立つのはスマホさん。
国際試合初出場である。
こうなったら、飲むしかない!
クラブラウンジに繰り出して、
シャンパン、ワイン、ビール・・・ 飲めるものはすべて飲む。
何かから逃げるかのように。
そんな自分がほろ酔い気分を通り過ぎたとき、
ラウンジは“地獄絵巻”と化する。
アメリカ人少年が両手に包丁を持ち、見るものを次々と斬りつける。
しかし、幸いにも、けが人はゼロ。
だって・・・ オモチャの包丁だしね! -
料理が運ばれる。
いやいや、もうここはラウンジではない。
処変わって、ホテル内にあるレストラン「ロイズ」である。
何を隠そう、今日11月28日は結婚記念日。
そんな大切な日を祝うため、グアムまでやってきたのだ。
乾杯〜♪
これからも仲睦まじく、ハッピーに暮らせますように・・・
しかし、この願いは神様が叶えるものではなく、
当人同士の努力次第なのである。
・・・とにかく、食べよう♪♪ -
2日目。
大雨の予報なのに、晴れている。
これから「パガットケーブツアー」でジャングルを歩いたりするので、
敢えて予報を外してくれて、サンキュ♪
最近、心配性になったのか、移動中にお腹が痛くなるクセがある。
そのため、朝食は控えめに、ストッパを飲んだりし、約束の8時にロビーへ。
すると、小ぎれいな装いで埋め尽くされたロビーに
ただ1人薄汚れた装いのオヤジが現れる。
彼の名は、アベさん。
日本人なのか、日系人なのかは、容貌から判断できないが、
自分にとってはどうでもいいことである。
そうそう・・・
天日干しの効果により、デジカメさんが不完全ながらも目覚めたため、
ジャングルに同行させることにする。 -
このツアーの参加者は8名。
これからホテル2か所で他の参加者と合流し、ジャングルへ行く手筈である。
[ episode-01 : ブランド女と双子の娘、そして妹 ]
某ホテルから現れたのは、ブランドバッグを肩にかけた女。
そして、まだ小さな双子の娘とたぶん妹。
ジャングルに木がたくさん生えていることを知らないのだろう。
しかも、今朝グアムに到着したばかりだという。
「自己責任」として片付けるのは簡単だけど、
オトナなんだから、娘さんたちのこと、ちゃんと考えなよ。
何かあったら、どうするつもり?!
[ episode-02 : 疑惑の中年男子ーズ ]
別ホテルからは、中年男子2名が参加。
中年男子2人でグアムだなんて・・・
気にはなるけど、今の時代、ちゃんと理解してあげよう。
そして、もう1人のガイド・フランシスも登場。
ボクたちは2台の車に分かれ、ジャングルへと走り出す。 -
イチオシ
ブランド女とたぶん妹は、移動中の車内でも感じ悪かった。
アベさんが色々と質問をするのだが、ロクに返答もしない。
確かに今朝到着したばかりで、疲れているのでしょう。
ただ、日本人としての「良識」を持ちたまえ!
娘さんたちは、こんな母親たちを見て、どう育つのだろう?
しかし、ジャングル到着により、目を疑うことになる。
あんなに非常識極まりなかったブランド女が “ママ” に変身。
娘たちの世話を焼くその姿に、“ブランド女” の面影はない。
不覚にも、良識さえ感じてしまった。 -
それにしても、想像以上に道のりは険しい。
ただただ平坦な道を歩くだけだと思っていたのだが、
起伏があったり、足場が悪かったり、蚊に付きまとわれたりと、
特に娘さんたちにはハードだったと思うが、
アベさんとフランシスの適切なサポートで、難所を乗り切る。
もちろん、ジャングルは険しさだけじゃなく、美しさもある。
野生のポインセチア、野生のハイビスカスなど“野生シリーズ”に加え、
ひらりと舞う蝶々の雅さといったら、うっとり感ハンパない。
とにかく、1人の脱落者もなくパガットケーブに到着できたことが、
一番うれしかったことかもしれない。 -
洞窟を目前にして、女性陣がジャングルトイレに行ってしまったので、
ボクと疑惑の中年男子ーズが取り残される。
「モーホーっすか?」と軽く聞けるほど肝は据わっていないので、
「やたら蚊に刺されちゃって」などどうでもいい話で場を繕っていると、
中年男子ーズ1号が奥様の話をし出す・・・ えっ?!
彼らとの話を要約してみよう・・・
・社員旅行としてグアムに来た。
・このツアーは、自由時間を利用して参加した。
なんてありがち!
こちらの期待もムダにしないでほしいもんだ。
多少身軽になった女性陣と合流したら、待ちに待ったパガットケーブである。
最近は人気が出てしまったと聞くが、ラッキーなことに、貸切状態だった。
早速、美しく澄んだ水の中に入る・・・
超・気持ちい〜♪
普段は真っ暗な洞窟だが、ライトを当てると美しい青になる。
そして、所々にある鍾乳石たちが、この洞窟の神聖さを際立たせている。
それにしても、娘さんたちも楽しそう。
水の中でキャーキャーと奇声を発している。 -
イチオシ
洞窟を出てからも、険しい道はつづく。
洞窟ではあんなにはしゃいでいた娘さんたちも、
歩きはじめると、ある程度おとなしくなる。
道はひたすら下り坂がつづくのだが、
やがて、低い木々の向こう側に、紺碧の海が見えた。 -
ザパーーン! ザパーーン!!
「東映」を彷彿させる荒波が、岸壁を打ちつける。
その岸壁の上でランチを食べることになるのだが、
そこまでの道が、このツアーのイチバンの難所なのである。
足を踏み外したら、さらば・・・ である。
危険な場所では、フランシスが手を差し伸べる。
しかし、それは女子限定。
いつも陽気なフランシスも、男子には厳しい。
突然の“さらば”もなく、全員イチバンの難所をクリア。
リュックからジャングルの入口で配られたおにぎりを取り出し、
大きな口でかぶりつく。
うめぇ〜〜 -
おなかを満たした後は、おなかがプクッと出た4人で記念撮影。
G・U・A・M
腕も上げにくくなっている4人なのに、この見事な人文字。
多少角ばった“U”の字に、我ながら惚れ惚れする。 -
あとは、車までひたすらに戻るだけ。
とはいえ、今まで下ってきた道を、今度は上ることになる。
この老体は必要以上にヒィーヒィー言いやがる。
それに比べて、娘さんたちはやたら元気。
「ビール」とこぼすオトナたちを、次々と置いてけぼりにする。
ビールぅ〜!! -
ツアーを終え、念願のビールのはずが、海へ行ってしまう。
昨日は早々に終えてしまったシュノーケリングのリベンジマッチ。
今日はすぐ隣のイパオビーチへ遠征したのだが、
こちらもヒルトン前に負けず劣らず、数多くの魚を見ることができた。
しかし、言うに言われぬ事情で、写真はない。
ラウンジで待望のビールを飲んでいると、ケバ姉のダンスコーナーが始まった。
ケバ姉が相手を誘い、一緒に踊るという大変シュールなコーナー。
どれだけアルコールを流し込んでも、ケバ姉はケバ姉のまま。
これで盛り上がれるのは、ボケかけのじじい様か、純真無垢のコドモだけである。
どうしてチャモロ美人じゃないんだ!!
きっと、これも人材不足のせい。 -
悪酔いしたまま、チャモロ料理のお店「PROA」へ。
せっかくカクテルタイムを早めに切り上げたというのに、
入口付近には、待ち人多数。
1時間は待つことになりそうだ。
「6時頃なら並ばないよ」と言うニヒルな店員を信じて、
明日リベンジすることを誓うのであった。 -
ただ、ボクに “プランB” はない。
「じゃあ、プレミア・アウトレットに行こうよ」と相方さんが言うので、
言われるがままバスに乗り、言われるがままバスを降りる。
そして、ドラゴンクエストの仲間のように相方さんを追いかけていると、
あろうことか、相方さんはショッピングを始める。
当然食事にありつけると思っていたのに、ショショショ、ショッピングだと?!
相方さん節が炸裂しちゃったのである。 -
しかも、8時半に着いたのに、今さら9時閉店に気づく。
あろうことか、ショッピングまで終わる。
猛ダッシュでシナモンロールを買って、猛ダッシュでバスに乗る。
そのため、夕食はシナモンロール。
旅行なのにわびしい夕食と思われる方もいると思うが、
「CINABON」のシナモンロールは、超うめぇのである。
=> 後編につづく <=
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- 前日光さん 2014/12/09 23:27:05
- またしてもガイド氏!と期待してしまう(*^o^*)
- おま。さん、こんばんは。
東海道歩きは、ちょっとお休みして、こちらの方を先に。
ダンテ氏を思い出してしまうアベ&フランシス(また勝手に命名したんでしょ!)
でも今回はブランド女や中年男子ーズも、大いに気になるところ。
特に見事に期待を裏切ってくれた中年男子ーズ、残念でしたぁ〜!(^^)!
双子ちゃんたちは、元気いっぱいだったんですねぇ〜
子どもって、ホント、無駄に元気ですよね!
そう言えば私の好みを言いますと、1位…動物 2位…人間のおとな女子、3位…人間のおとな男子 4位…人間の子ども(男女を問わず)
なんですよ。
子ども、時々うるさい。ウソがない(良くも悪くも)←特にここがイヤ!
でもこの子たちは、まぁまぁ?
結婚13年目の記念にグァムですか〜
おま。さん、けっこう優しいんですね(爆)
ガイド氏との葛藤があるのでは?と、後編に期待(^_^)v
前日光
- おま。さん からの返信 2014/12/10 09:00:58
- RE: またしてもガイド氏!と期待してしまう(*^o^*)
- アベさんとフランシスは実名ですよ。
フランシス、この前、テレビ出てたよ!
・・・ま、どうでもいい話ですが。
人間の子ども・・・
嫌いではないけど、苦手ですね。
そもそも今まで接する機会が少なかったので、
どう接していいのかわからんのが敗因ですね。
でも、ブランド女の娘さんたちは、
団体行動を乱すようなムーブメントもなかったし、
素直な感じが、とても好印象でしたね。
登場したときは「おいっ!」って思いましたけど。
おま。
-
- いちごいちえさん 2014/12/06 17:34:48
- おめでとうございます♪
- おまさんへ
13年目の結婚記念日、おめでとうございます!
クリスマスツリーの前で「13」と指で表している奥様、お顔は拝見できませんが、とても嬉しそうなご様子♪
ヒルトングアムの前のビーチはシュノーケリングするにはベストポイントだと聞いています。
天気も良く、普段の心掛けが良かったからなのでしょうね。
ジャングルツアー、洞窟で泳ぐと気持ちよさそう。
ちなみに深さはどれ位?
想い出のGUAM旅、4人で描いた人文字、最高です♪
いちごいちえ
- おま。さん からの返信 2014/12/08 10:17:15
- RE: おめでとうございます♪
- 「13」が「31」となっているところが、
奥様の自己中心的(?)なところを表現しております。
洞窟の水の深さですが、
腰上ぐらいの深さ・・・と思いきや、ガクンと深くなったり。
でも、ライフジャケットを貸してくれますよ!
とにもかくにも、天気が良かったのが一番のラッキーでした。
普段の心がけ、ですね!!
おま。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
20