武蔵渋谷　渋谷区最古創建の社で江戸時代における江戸郊外三代相撲のうちの金王相撲場跡が残る『渋谷氷川神社』散歩

2014/11/30 - 2014/11/30

大宮氷川神社を総本社とする渋谷氷川神社（しぶやひかわじんじゃ、東京都渋谷区東）はＪＲ渋谷駅より東進、徒歩約１５分の高台にあり、渋谷区最古の神社となっています。



東京神社庁ＨＰによれば次のような由緒が記載されています。


「かつて、当社は、下渋谷村と下豊沢の鎮守の森だったとされ、景行天皇の御代の皇子、日本武尊東征の時、当地に素盞嗚尊を勧請したことに始まるとされている。（「氷川大明神豊泉寺縁起」）。現在の社殿は昭和１３年１１月に氏子町内の寄付により総桧造。境内全域が渋谷区の保存樹林に指定されている。」

また当境内には八幡神社、秋葉神社、厳島神社、稲荷神社の摂社あるいは末社があり、更に特筆すべきは江戸郊外三大相撲の一つ金王相撲の相撲場の跡が在ります。」

エリア 渋谷(東京)

• 旅行の満足度: 3.0

• 交通手段: JRローカル

渋谷氷川神社・参道

あとで判ったのですがどうやら横の参道から入ったようです。

渋谷氷川神社・鳥居

鳥居

正門参道と合流した所が小さな広場になってそこから上段に設置の鳥居を見上げます。

渋谷氷川神社・参道

同寺に正面参道を見下ろします。当神社は隣接の金王大神宮と共に高台に在ることがよくわかります。

土俵

眼下の公園広場には金王相撲の土俵が視野に入ります。

金王相撲跡・説明板

「この氷川神社の創建は、区内でも古く、かつての下渋谷村、下豊沢村の鎮守社でした。その頃の祭日は、９月２９日で当日は境内で相撲が行われ、その相撲場は今も残っています。

この行事を金王相撲といい、いつごろから始められたか明らかではありませんが、かなり古くから行われていたらしく、近郷はもちろん、江戸の町からも見物人が集まり、凶年などには休業しようとしても見物人が集まるので、やむなく興行したと言います。

ここで相撲を取ったのは、本職の江戸の力士ばかりではなく、近郷の若者も大勢参加し、江戸時代の村のレクリエーションの場となっていました。』

渋谷氷川神社・拝殿（全景）

渋谷氷川神社・手水舎

渋谷氷川神社・拝殿（近景）

渋谷氷川神社・社額

拝殿上部には扁額「氷川神社」が見えます。

渋谷氷川神社・本殿

拝殿から本殿に繋がる廊下が在ります。

渋谷氷川神社・神楽殿

境内神社

右側は稲荷神社と思われます。

境内神社・拝殿

祠堂から拝殿方向を捉えます。

石段

祠堂から帰る多石段を眺めます。

正面参道

石段を降りて長い長い参道を進みます。

渋谷氷川神社・社標

「氷川神社」と刻された社標があります。

渋谷氷川神社・社門

高輪海岸の石垣用石

ＪＲ品川駅から第一京浜を北上、途中に「石垣石」の現物が見えます。かつては海岸を沿って設置された石垣で、江戸時代はこの近くまで海岸だったようです。

高輪海岸の石垣石

石垣石説明板