世界遺産・平泉と宮澤賢治・柳田国男にふれる秋の東北の旅♪

2014/11/15 - 2014/11/16

仙台出張の翌土日に、レンタカーを借りて世界遺産・平泉へＧＯ！


１日目の午前中＝＝中尊寺・金色堂で螺鈿細工と金箔の美しさに感激し、毛越寺の庭園を散策。

１日目の午後＝＝宮澤賢治記念館にて企画展「イーハトーヴォ海岸と賢治」を見て、花巻温泉・山の神温泉「優香苑」で一泊。

２日目＝＝復興の要、釜石自動車道の無料区間を東に走り、道の駅「遠野風の丘」で焼き牡蠣を堪能。

「とおの物語の館」で柳田国男の民俗学と民話の世界にふれて、「遠野城下町資料館」で江戸時代の繁栄ぶりを知る。


仙台〜平泉〜花巻〜遠野〜仙台と、駆け足で観た１泊２日の秋の東北の旅でした。

今度は夏に、もっとゆっくり時間をかけて周りたいですね。

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 4.0

小雨がぱらつく朝、仙台駅近くのトヨタレンタカーで車を借りて、いざ世界遺産・平泉に出発です。

「関山中尊寺」と刻まれた石柱から、緩やかな上り坂を登って行くと、

最初に「弁慶堂」があります。

弁慶になったつもりで写真をどうぞ。

ちょっと脇道にそれて登ります。

まずは、弁慶堂でお参りです。

月見坂の右側には少し開けていいるところがあって、遠くまで見渡せます。

いよいよ中尊寺本堂へ

菊まつりが開催中で、見事な菊の花を見ることができました。

小菊の展示も見事です。

こちらの右手には、お茶室もありました。

松下幸之助氏が寄付し、裏千家家元の千宗室氏が設計した茶室松寿庵の入り口です。

本堂のお参りを済ませて歩みを進めると、門の向こう側に赤く色づいた紅葉が見えます。

峰薬師堂

垣根も橙色に色づいていました。

のぼりに目の絵が描かれていました。こちらは目の病気に効くようですね。

池に浮かぶ落ち葉もきれいです。

阿弥陀堂のもみじ。

弁財天堂

黄色の菊ともみじの赤のコントラストが素敵です。

朝からお天気がよくなかったのですが、ここで陽が差してきました。
キラキラ輝く木漏れ日に思わずシャッターを切りました。

まるで極楽浄土のような景色でした。

拝観券を購入して、期待に胸膨らませて、金色堂に向かいます。

きらびやかなお堂に感動し、見事な螺鈿細工にため息をつきながら外にでると、まわりの景色が今までとは違って見えました。

「五月雨の　降残してや　光堂」
松尾芭蕉の像がありました。

中尊寺の参拝を終えて、次の目的地へ

平泉世界遺産のひとつ、毛越寺に移動しました。

こちらのもみじも素敵です。

本堂にお参りをして、

浄土庭園を

ぐるりと歩いて

一周しました。

きらきら輝く水面、まさにお浄土です。

東北自動車道を平泉から北へ、花巻までの移動中、雨が降ってきました。

宮澤賢治記念館に到着したときは、冷たい雨になっていましたが、館内は温かく
リニューアル工事前に宮澤賢治の世界をじっくりと堪能しました。

宮沢賢治記念館 美術館・博物館

山を下りて、宮澤賢治童話村に移動。

夕方で薄暗く、しかも雨が降っていて、外は寒かったので、

見学は早々に、花巻温泉に向かいました。

花巻温泉 温泉

2日目は、釜石自動車道を通って遠野に向かいました。

道の駅、遠野風の丘の駐車場で、焼きたて熱々の牡蠣をいただきました。

道の駅 遠野風の丘 道の駅

美味しかった〜！

目的地は「とおの物語の館」です。

「桃太郎」や

「かちかち山」など

日本の昔話が数多く展示されています。
一日中いても飽きないでしょうね。
ひとりでゆっくり時間をかけて周りたいところです。

日本昔話研究の先駆者、佐々木喜善の資料と

日本民俗学の柳田国男の足跡が展示されています。

赤い紅葉と柳田国男の銅像です。

世田谷にあった隠居所が移築され、公開されていました。

落ち着いた暮らしが目に浮かぶようです。

日当たりの良さそうな縁側に、藤の椅子がセットされていました。

夏ならレンタサイクルでもかりて、河童に会いにいくところですが、今日は遠野のまちを少しだけ散歩して帰りましょう。

ということで、遠野城下町資料館に入ったところ、素晴らしい茶道具を見つけました。

遠野城下町資料館 美術館・博物館

江戸時代には、この辺りは随分栄えていたのですね。

今日は、これでおしまいです。

仙台にレンタカーを返して、駅のホームで帰りの新幹線を待っていると、
「こまち」と「はやぶさ」の合体に遭遇！

おかげで、今回の旅を気持ちよく締めくくることができました。