2014/10/18 - 2014/10/19
21位(同エリア64件中)
Morikonさん
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子供が通う高校のPTA主催で、東日本大震災の被災地
「福島の浜通り」を視察するツアーがありました。
大震災の2カ月後に茨城の那珂湊、
10か月後に宮城の石巻・女川へ足を運びましたが、
福島は行ったことがありません。
自分の目で見られる良い機会だと思い、参加してみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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2014年10月18日(土)快晴。
8時に練馬駅前からマイクロバスで出発。
PTAの会長さんが大型免許をお持ちだったので、
バスをレンタルしてくれました。
引率も会長さんで、3.11のはるか前から、
ご自分のお子さんも含めた地元の子供たちを
南相馬へホームステイさせる活動をされていた方です。 -
南相馬からお借りした線量計。
出発前に計ると0.15マイクロシーベルト、
あとで知ったのだが、南相馬の数値と変わらない。
この画像は常磐道で、福島県へ入ったあたりで撮影。
じわじわ数値が上がってきた。 -
終点・富岡インターを降り、ここからは国道6号線を北上。
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盗っ人を防ぐため、6号線から東西への道は
全て柵で通行止めになっていました。
その脇には警官が立っています。 -
この信号を左へ曲がると帰宅困難区域。
今も線量が高いので、信号は赤が点滅したまま、
自動車は停まることはできませんし、バイクは通行不可。 -
福島第一原発の真西、約2.5キロ地点を通過します。
線量計の数値は瞬間的に7を超えました・・・。 -
12時すぎに南相馬へ到着。
道の駅で名物「浪江焼きそば」を注文、旨かったです♪ -
道の駅で南相馬在住の語り部の方(神田さん・81歳の男性)と合流し、
6号線の東側、つまり太平洋に面した
津波の被害が甚大だったエリアへ向かいます。 -
セイタカアワダチソウとススキが目立ちますが、
かつては集落が点在していました。
雑草が繁茂しているので、
家屋の基礎を見つけるのも難しい状態です。 -
今回は遭遇しませんでしたが、
ときどき野生化した家畜が散歩しているとか。 -
奥で放射性廃棄物の処理をしているそうです。
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真新しい電柱が等間隔で並んでいます。
時々「あそこには親戚の家があったんだ」
「ここには友達が住んでたんだ」と
神田さんが教えてくれます。 -
瓦礫の集積所です。
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このツアーの直前に「ガイアの夜明け」でも
取り上げられていた「南相馬ソーラー・アグリパーク」を遠望。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20140930.html -
「津波に耐えた一本松」というと陸前高田が有名ですが、
南相馬にもありました!
約13mの津波にも負けなかったド根性な松。
ただ、語り部の神田さんが
「あれ・・・ところどころ枯れてるなぁ、
前はそんなこと無かったんだけど」と
言っていたのが今も気になります。
あの日、津波の高さは防風・防潮・防砂林である
松林を超え、「松の上に漁船が見えた」のだそうです・・・。 -
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こちらが神田さん、有名な方らしく
「雑誌にも載ってんだ!」と自慢されていました。 -
最後に、球場に立ち寄りました。
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あの日、避難場所になっていた
この球場に100人前後の方が集まったそうです。
そこを津波が襲い、助かったのは
バックネットにしがみついた数名だけでした・・・。 -
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再び道の駅へ戻り、神田さんとはお別れです。
次に、専業農家をされている女性を訪問しました。 -
海沿いに住んでいらしたのですが、
やや高い場所だったため、
津波の被害には遭わなかったそうです。 -
奥の施設は東北電力の火力発電所で、現在は稼働中。
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今回の宿「ホテルコーラス相馬」に到着。
http://www.hotel-chorus.jp/
まだ新しく、非常に快適で良い宿でした。 -
部屋から東側を撮影。
JR相馬駅の北東1キロくらいの場所ですが、
海まで遠いので見えませんでした。 -
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19時から現地の専業農家さんやJAの方と懇親会なのですが、
まだ時間があったので、ちょっと散策してみました。 -
とりあえず相馬駅の方向へ。
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住宅街のソーラー式線量計。
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常磐線は運転していますが、
運行区間は相馬〜原ノ町までです。 -
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県知事選の直前でした。
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仙台方面へ行く場合は、このバスを利用します。
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1時間ほどブラブラし、ホテルに戻りました。
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2日目、ここでも恒例の早朝撮影(笑)
夜明けの1時間前に起床し、とりあえず6号線を歩いて南下します。 -
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ボーリング場のデカいピンって、
こうやって塗装するのか・・・。 -
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美味しそうな柿でした。
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宇多川の白鷺。
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ホテル近くの民家の蔵。
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刈り入れ直前の稲。
ホテルに戻り、朝食・チェックアウト。 -
昨夜の懇親会にも参加されていた方の
ご自宅を訪問。
主に肉牛を育てていました。
6号線の西にあるお宅でしたが、
津波が6号線で止まり、難を逃れたとのこと。 -
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ヤギも飼っていました。
動物好きなので、とても楽しい時間でした♪ -
少しですが、花卉も扱っているようでした。
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ハウスの中では、牛用の稲を栽培していました。
通常の倍の背丈で、米は不味くて
人間が食べられたもんじゃない、だそうです。 -
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ここから東京へ向かうことになるのですが、
ルートが2つありました。
①来た道を戻る。
②今も汚染が酷い飯館村を通り、東北道経由で帰る。
個人的には②が良かったのですが、
1人だけ昨夜合流した方がいました。
その方は仙台経由で新幹線とバスを乗り継いで来たため、
フクイチのそばを通っていません。
じゃあ来た道を戻りましょう!ということになりました。 -
再びフクイチ遠望。
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昼食は常磐道のSAで茨城名物「アンコウの唐揚げ丼」。
「使っている米は茨城産です」という貼り紙が、
何とも悲しかったです・・・。 -
南相馬でいただいた「お土産」です。
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早速、この日の夕食で使い、堪能しました♪
ハッキリ書きますが、私は反原発派です。
「原発ゼロなんて理想論!」
そうでしょうか、2014年12月現在、
一基も稼働してませんけど。
「原子力発電は安い!」
それは払う電気代に限って、のこと。
今も昔も、たんまり国税が投入されてるし、
廃炉や被災時のコストがカウントされてません。
そもそもクリーンエネルギーでもなんでもない。
懇親会でお会いしたJAの方は、フクイチのそばが実家でした。
当然、今も帰宅できません。
原子力を利用するということは、
こういう被害者を今後も生み出す可能性を残す、
ということでもあるのです・・・。
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