チェンマイのロイガトン（コムロイ）と周辺　週末旅行

2014/11/07 - 2014/11/10

タイに住んでいると、"チェンマイ"という言葉に特別な響きを感じます。
豊かなランナー文化の残る、いにしえの都は"北方の薔薇"ともいわれ、城壁に囲まれた旧市街周辺を歩くと、当時の寺や遺跡が随所に見られます。
古来の伝統文化が未だに色濃く残っている町として、国内外から多くの旅行者が訪れます。

勿論、魅力はそれだけに留まらず、"美人の産地"としてもその名を馳せています。

バンコクの繁華街で、ミラーボールの下でポールを持ちながら水着でクネクネ踊る女の子達を隣に呼んでお話をすると
彼女達の多くが自称「チェンマイ出身の19歳」という事も珍しくありません。
※香港の夜総会でみかける「来時台湾18歳的小姐」のようなものかな？

まあ、チェンマイ美人はともかく、アジアの繁栄を象徴するような喧騒に塗れたバンコクからこの地に降りると、何だかホッとしてしまいます。

4月の水掛祭り（ソンクラー）や11月の灯篭流し（ロイガトーン）等のタイの文化を代表する伝統的な祭りも、古都チェンマイでは盛大に執り行われるので、タイ好きには外せない"聖地"でしょうか。

そんなチェンマイの"灯篭流し（ロイガトーン）"を見に、8年ぶりの古都再訪。
ランナー文化への憧憬とチェンマイ美人への僅かな期待を胸に、イザ北方の薔薇チェンマイへGO！

エリア チェンマイ(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

在タイのくろへいはドムアン空港からLCCのThai Lion Airに搭乗！
約1時間のフライトで16時頃にチェンマイ国際空港に到着しました。
クーポンタクシーで予約していたManinarakorn Hotelに到着。
（タクシー代200THB）
此処はSridonchaiT通りに面しており、城壁のお堀にもナイトバザールへも徒歩圏内と便利な場所にあります。
価格は予約サイトで約900THB/泊
（リビング付きの広い部屋で必要なファシリティーは全て揃っています。
全てに於いて大満足！

ホテルでゆっくりする暇もなく、チェンマイの空は夕景に染まっていきます。
今夜は"ローイガトン"灯篭ながしの夜です。
ランナー文化に浸るため、早速古都へ繰り出しましょう。

SridonchaiT通りを東に歩き、ピン川に架かる橋に到着。
川辺では灯篭（ガトーン）を浮かべています。

漆喰の川面に、灯篭の灯がゆらゆら浮かんで消えていく…

川からの帰路、城壁のお堀周辺でツーリスト達がコムロイを上げています。

一斉に上がるコムロイ

花火とコムロイのコラボ！

ホテルに戻る途中、小さなお寺でお坊さんがコムロイを上げていました。
許可を頂いて写真を撮らせて頂きました。

蝋燭の熱で袋内の空気が膨張し、徐々に浮力がつきます。

十分な浮力がつくと、コムロイは空へと舞います。

僧侶の放ったコムロイは、たったひとつ。
でも、古寺の境内から上がる灯は、幾千のコムロイよりも美しく見えます。

幻想的な風景に息を呑む瞬間

今日はタイで一番素敵な夜でした。

翌日は、ホテルの近所でバイクを借りて市内&郊外への観光です。
先ずは、城壁内のお寺を巡ります。

境内の池に灯篭が浮いています。
祭りのなごりです。

境内の裏にまわると、僧侶の袈裟が干してあります。

僧侶が寺の扉を開けると…

ランナー意匠に彩られた漆塗りの扉窓が朝日に浮かびます。

寺院の中には鉢が108個並んでいます。

お堂も左右がシンメトリーで美しい意匠を感じます。

ランナー初期の遺跡と近代の寺院との対比が同一に見れるのもチェンマイの特徴です。

人々の祈りが捧げられます。

市内からバイクで30分
スマホのGPSを見ながら、山の中腹にある"ワットドイステープ"に着きました。

お寺のご本尊に捧げられたジャスミンの花
生花の香りが周囲を包みます。

タンブンをする人達が絶えません。

この蝋燭の炎を用いて線香を焚きます。

更にバイクで山の中をズンズン進み、山岳民族の人達が暮らす村に来ました。

ヤオ族のお婆さんです。

アカ族（だったと思う）の女の子
何となくVサインをしている手が可愛い！

カメラを向けると、扇で顔を隠しちゃいました。
ちょっと目が出た瞬間を撮りました。

翌日、今日は伝統的な傘で有名な"ボーサン"という町に来ました。
こちらも、スマホのGPSを頼りに、ホテルから約30分で到着です。

色とりどりの傘が飾られています。
勿論、これらは販売しているので、好きな傘を選んでお土産に買う事ができます。

傘つくりの工房にお邪魔しました。
一本、一本丁寧に糸を結びながら傘を仕上げていきます。

赤い糸が幾何学的な模様を構成してきれいです。

ボーサンから戻り、今日の夕方のフライトでバンコクに戻ります。
そういえば、今回は一人旅なので自分の写真が一枚も無いのに気が付きました。
バイクを返した後に、チェンマイの街角で記念撮影！
あとは、荷物をまとめてホテルの車で空港に行くだけです。

★追記★
今回の旅先は、誰でも知っている”チェンマイ”という事で、あえて旅行先の情報は省いて作成しました。
バンコク-チェンマイ間には4社のLCCが乗り入れ、更にタイ航空＆バンコクエアウェイズが就航しています。
値段は様々で、HPで簡単にチケットが手に入ります。

昼間の列車に寝台車もあり、バスも随時走っています。
又、バンコクに入らなくても、香港等近隣諸国へのフライトもあり、どのような方法でもアクセスは可能です。
現地には、旅行会社が星の数ほどあり、あらゆる旅のアレンジをしてくれます。
観光都市だけあり、タイでは珍しく何処でも英語が通じます。

という訳で、旅行記というよりも、写真記としてご覧頂ければ幸甚です。

そうそう、今回の旅で一番役に立ったのが、スマホのGPS。
現地でシームを入れて、3GにすればGoogleナビで迷う事無く何処にでも行けます。
但し、ドイステープから山の中に入ると、殆ど3Gは使えません。
従い、山の中に行く際には、予め地図で確認しておく必要があります。

★以上　くろへい　より

この旅行記へのコメント （2）

• Vegas Mama(@VegasMama4)さん 2014/11/16 10:35:45

  かなり昔に行った思い出が。。。

  チェンマイでは傘の町　山岳民族の村を訪れ
  MAIN　EVENTは象に乗ることでした。
  そうそう　目抜き通り？の夜店？にも行った記憶があります。
  当時はくれよんしんちゃんが大流行で香港でも韓国でも
  タイでも彼のGOODSを沢山見かけました。
  アジアから足が遠のいて？十年。
  また　娘を連れて行ってみたいです。
  
  
  

  くろへいさん からの返信 2014/11/17 13:44:01

  RE: かなり昔に行った思い出が。。。

  コメントありがとうございます。
  
  チェンマイは現代と過去が同居している素敵な町です。
  お祭りになると町中の人が浮き足立って、祇園祭りに命をかける京都を彷彿させます。次回は、是非現地の祭事に合わせて行って見て下さい。
  
  > チェンマイでは傘の町　山岳民族の村を訪れ
  > MAIN　EVENTは象に乗ることでした。
  > そうそう　目抜き通り？の夜店？にも行った記憶があります。
  > 当時はくれよんしんちゃんが大流行で香港でも韓国でも
  > タイでも彼のGOODSを沢山見かけました。
  > アジアから足が遠のいて？十年。
  > また　娘を連れて行ってみたいです。
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