2014/06/12 - 2014/06/13
277位(同エリア1396件中)
いさをさん
倉敷に用事が出来たので、小旅行。せっかく西側へ行くのだからこれ幸いと、ついでに四国まで足を延ばしてみます。
後編:高松編
http://4travel.jp/travelogue/10951009
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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倉敷へ用事ができたので、二人で行くことに。久しぶりに西側へ行くとなって、いろいろ調べてはみたけれど、時間的に余りそうだよね、ということで、高松へも行くことに。では、出発〜。
なぜか新幹線はテンション上がるわぁ♪ といっても、今回は岡山までなので、新大阪からたったの50分。岡山っていうと、何かもう関西より外のアウェーだし、すごく遠い感じがしたのですが、なるほど50分なら新幹線通勤する人とかもいるわなぁ〜とか思いつつ。 -
外はあいにくの曇り模様。しかし、ふだんはともかく、なぜか旅行時は晴れ男になる僕。自分を信じて、大きな傘は持ちません!(邪魔だしね)
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岡山からはローカル路線に乗り換えて15分ほどで倉敷。ローカル路線って、各地方の色の車体で面白いですよねぇ。日本は狭いせいか、どうにも均一化している気がしますが、こういうところに意外と地方性が出ていて、「おっ違うところに来たわぁ」って思うんです。
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今回は倉敷に宿泊。正直、倉敷って、大したホテルがない。一番いいのが、せいぜいホテル日航倉敷。でも、1万5千円くらいする割には…ってのが正直なところだったので、そこはパス。Tripadvisorはじめ、各クチコミサイトをひたすら見比べ、そこそこのホテルで安いところを選びました。
で、これが今回宿泊する『コートホテル倉敷』。今年、ホテルリソル倉敷からリブランドしたらしいのですが、この何とも言えない、外観のラブホ感…(笑)コートホテル倉敷 宿・ホテル
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中に入ると、意外なほど普通というか、ラブホテル特有の暗さはなく、明るく爽やか(笑) 着いたのが午前中で、まだまだチェックイン時間には早いので、荷物だけ預けて観光へ行きます。しかし、誰一人、ゲストがいなくてビックリしました。シーン…。
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さて、このホテルがそこそこ評判いいのは、その立地から。倉敷の観光スポット、美観地区と呼ばれる一角まで、150mほど。先ほど出てきた『ホテル日航倉敷』の真正面なんです。というわけで、歩くこと3分で美観地区に到着。
江戸時代ごろからの街並みを保存している地区。といっても、入り口付近はこうして商魂たくましい(?)お店が並んでいるのですが。でも、精一杯見た目を壊さないようにしているところが好感♪ -
さて、まずは入り口近くにあるこちら、『橘香堂(きっこうどう)』へ。茶屋のような雰囲気を出す、和菓子屋さん。
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倉敷名物(?)らしい、むらすずめというお菓子をいただきます。お茶ももらえた♪ 和製クレープ生地に、あんこを詰めたのがオーソドックスな写真のもの。他にもあるっぽいです。味はまあ、見たまんまですが、この手の名物モノにしてはけっこう美味しい方だと思います。実際、会社へのお土産はココで買いましたし♪
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人力車なんかも走ってて、タイムスリップした感じがgood。
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川遊びの船も。うーん風流ですなぁ。呼び込みとかもないし、まあ、大陸系の方もいるにはいますが、それほど多くないので、地区全体が割と静かなんです。
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この建物の模様が特徴的。
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少し外れるとこんな道に。時代劇とかなら、ぜったい辻斬りされてそう(笑)
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さて、お昼時でお腹も減ってきたので、駅方面へ戻ります。よく旅行してる会社の女性に「ココ美味しいですよ」って言われた、『ふるいち』といううどん屋さん。翌日、高松行く予定なのに、倉敷でもうどん(笑)
レトロな商店街を抜けたところにありました。けっこう人気らしく、お客さんが入れ替わり立ち代り。地元で人気のチェーン店ということで、中部地方で言うと『すがきや』? -
名物らしいぶっかけうどん(470円)に、ミニ牛丼(290円)のセット。店内は地元のお客さんだらけで、アウェーな感じが面白い。注文の仕方とか、みんな手馴れてるもんね。味はダシがしっかりしてて、けっこう美味しい。うどん自体の出来はまあ普通だけれども。
美味しくいただいて、美観地区に戻ります。こうして行ったり来たりが割と容易なくらい、倉敷というのは小さな町。 -
途中、ちょっと歩きつかれたところにこんなお店を発見。
フレッシュジュース屋さん。うーんオシャレ♪ -
店内もいい感じ。
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グレープフルーツのジュースをいただきました。目の前で絞ってくれるので、見てたんですが、これだけ絞るのにも、けっこうな量のフルーツがいるものなんですねぇ。一時期、ホテルのフレッシュジュース問題がありましたけど(本当はホテルだけじゃないと思うんだけど、ね)、そりゃフレッシュジュースは高いよなぁ…。少しシロップが入ってるのか、酸っぱさがツーンと来るのを期待してた割には普通でしたが、味はとっても美味しかった。いいフルーツ使ってるんだろうな。
オシャレな感じのサンドイッチなんかも売ってて、けっこう美味しそう。しかも意外と安かった。お昼ご飯、ココでも良かったかな? -
隣に同じような民家の焼き菓子屋さんがあったので、入ってみました。
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テイクアウトして、川べりでいただきます。
ちょい水分少なめで、「しっとり〜♪」系ではないのですが、素朴な甘さで良かった。っていうか、しっとり系は、都会でも食べられますしね。 -
初夏とはいえ、日が出てくると暑い。それでも、川べりは少しマシ、かな。ここから少し用事を終わらせて、晩御飯前のお散歩。軽く「アイビースクエア」なんかも見たりしましたが、いまひとつコンセプトが分からないなぁ…。何ていうか、箱モノ行政的な臭いがプンプンする(笑) そうかと思ったら、美観地区内にはときどきオシャレなカフェがあったりとかして。結局、街の開発や観光というのは、民間がどれだけやるかにかかってるのかな〜なんて考えつつ。
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というのも、これでまだ18時過ぎ。このあたりのお店はほぼ5時にクローズしてしまうんです。そのせいか、まだ明るいのに全然歩いてる人いない。うーん人がいないから開けないのか、開けないから人がいないのか。鶏が先か玉子が先かみたいな話になりますが、上手く音頭取ってやる人がいればいいのになぁ。せっかくこんなにいい雰囲気なのに、本当に勿体ない。大人がゆっくりとそぞろ歩きやカフェを楽しむだけの機会が、いかにもありそうだと言うのに。少なくとも、フランス人ならこの川べりはすべてテラス席で占拠されるんだろうな。まあ、それはそれで風情の問題が出てくるかも、だけど。
まあ、確かに何かのアトラクションがあるとかではないので、若者向けではないですよね。どちらかというと、落ち着いた風情を求める大人向け。実際、数少ない夜に歩いてた人も、30オーバーの人ばかりでしたし。30代後半になってしまった僕には、これはこれで落ち着くんですけど、ね。
さて、ではディナーにまいりましょう。さすがに、今回はフレンチではありません(笑) -
本日のディナーは知り合いの方にご紹介いただいた、『倉敷 一会』という和食です。
いつもなら旅行時のディナーはフレンチなんですけど(笑)、特に惹かれるお店がなかったこと、そもそも、倉敷ってあんまり食べものが充実していない、ってのが正直なところ。事前調べで食べログとか見ててもそうだし、ホテルに置いてあった雑誌やパンフレットなんかを見ても、居酒屋みたいなのが多く、「アレもあります、コレもあります」みたいな、ドラえもんかよ!ってツッコみたくなる、何屋さんかわからないお店が多い。訪日外国人は寿司、天婦羅など、専門店の多さに驚くと聞きますが、まだまだ都会限定の話なのかなぁ…なんて思いつつ。
そんな中で、コチラのお店は、ちゃんとした和食をされているとのことで期待。お店はカウンター席で、ご主人が一人で料理をされています。
さて、コースは5,500円の、予約限定おまかせコース。岡山の日本酒と一緒に。旅行時にホテル近いと、あんまり酔いを気にしなくていいのが良いなぁ(笑) -
・付き出し
近江八幡名物・赤こんにゃくが目立ちますね。他は素朴ですが、しんみりと美味しい。派手さはないけれども、日本料理らし奥行きを感じるものです。 -
・鱧の柳川風
ダシが美味しい一品。けして無闇に濃いわけではなく、しみじみと。柳川風って、たまに家でも相方が作ってくれるのですが、やっぱりダシがきっちりしてると違うものですね(当たり前)。ちょうど季節の鱧を使っていて、淡い旨味がよく合うんです。 -
・揚げだし胡麻豆腐
里芋に見えますね(笑) でも、これが意外なほどの美味なんです。蟹を使った餡がかかった胡麻豆腐は、揚げることで胡麻の風味がこんなに美味しく変化するのね!というくらい。一滴残さずいただきました♪ -
・鮎の土鍋炊き込みご飯
あ、土鍋撮るの忘れた…。せっかくちゃんと見せてくれたのに。季節モノということで、この日は鮎押しですね。好きなので嬉しい♪ そして、この日一番感動したのがコレでした。あまりに美味しかった野江、「何が入ってるんですか?」と聞いたんですが、いたってシンプル。鮎以外は簡単な調味料などなんです。でも、食べてみると鮎だけじゃない、もっと広がりのある、まるで五目炊き込みご飯のようにいろんな旨味がする。例えばそれは、大豆だったり麹だったりするのかもしれません。鮎以外の、調味料の良いバランスによる、もともと持っている旨味をきっちりと発揮できている感じがしました。 -
イチゴのゼリー寄せ マンゴーアイス。きっちりした味で、丁寧。
全体的に派手さはまったくない。ご主人は京都で修業したらしいのですが、いわゆるソフィスケイトされた華やかさは、ほとんどないと言っていいでしょう。でも、それぞれの料理には丁寧さと、しっかりした味覚の鋭さを感じるものでした。ご馳走様。
さて、このお店はちょうど美観地区の端っこにあるので、中を少し散歩しながら帰ります。前の記事でも書いたように、ほとんどのお店は17時で閉まってしまうので、辺りはとっても静か。 -
季節によってはライトアップなんかも行われているらしいですね。この日はない時期ですが、見ての通り、これはこれで綺麗。
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手持ち夜景モードってすごい(笑)
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この通りとか、とても綺麗なんですけどねぇ。どうやら聞いていると、倉敷はバスツアーなんかで午前中に訪れる人はけっこう多いのですが、せいぜいお昼ご飯食べるかくらい(食べずに次の場所へ行く人も多いらしい)で、このエリアに泊まって、ご飯食べて…という人はとても少ないそう。そういえば、会社の上司もバスツアーで来てたなぁ…。うーん、これでは経済的になかなか辛いだろうなぁ。観光振興というのは、けっこう大切なものなんだな、と仕事柄にも思います。
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さて、観光と夕飯も終えたので、ホテルに戻ります。今回の宿泊は「コートホテル倉敷」。予約したのは、あんまり狭いのもイヤだしね〜と、下から二番目のカテゴリーのお部屋。すっかりチェックインが遅くなってしまいましたが、そのお陰か「少し広めのお部屋でご用意させていただきました」とのこと。ワーイ…と思ったら、
スイートでした\(^o^)/
HPによると40平米だそう。冷静に考えたら、いつも泊まってるホテルと比べてそう広いわけではないんですけど、スイート仕様でリビングスペースがちゃんとあります。 -
まあ、高級感があるとかでは、さすがにないのですが(笑)、一応、ココでちょっとドリンク飲んだりして、二人でくつろいでいました。うーん、やっぱり家にソファ欲しいなあ…。ソファあると、やっぱそこにいるようになるもんだな、ということがわかったし(現在は座卓)。その内考えよう。
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こちらがベッドスペース。そんなに大きくないベッド。まあ、いつも布団なので、そんなにいらないっちゃぁいらないんだけど。寝心地は思ったより良く、きっちり眠れました。
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ベッドからリビング方面を見たところ。この扉はこっち側も開けることができて、テレビが回転する…ハズだったのですが、これがドアのマグネットに引っかかって回らないという(笑) この写真を見た元・同僚のコが、「私もずっと前にそこ泊まったことあって、同じ部屋にアップグレードされましたけど、回りましたよ」とのことなので、どうやらテレビがブラウン管から液晶に変わったことで起こっている悲劇なんでしょうwww まあ、そこまでテレビを重要視しないので、構わないといえば構わないし。
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バスルームは大理石仕様。バスタブはイマイチ狭いなぁ…いや、ビジネスホテルとしては十分なんですけどね。シャワーブースもありますしね。普通のお部屋はシャワーブースないみたいなので、一応、高級感、なんだろうかw(微妙) トイレもちゃんと別室になっていて、ちゃんと手を洗うところもありました。これはなかなか珍しいかも。
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でも、これは嬉しかったな。ボディシャワー付のレインシャワー+ハンドシャワーのトリプル。勢いもすごく強くて、マッサージで癒されました。
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そして窓からの景色。
外観がラブホっぽいのですが、ココが違うのが窓の大きさ。けっこう大きくて、朝起きるときに明るいのは嬉しいな(太陽で目覚めるタイプなので)。でも、特に夜景というほどのものはなくって、むしろドーミーインやユニバーサルホテルといった、安ビジネスホテルビュー(笑) ちょっとだけ美観地区も見えますが、まあどうせ暗いですしね…。
しかし、下から二番目の部屋取ってた僕が、一番いい部屋にアップグレードされるって…さっきの「ほとんどの人は泊まらない」というのは、きっと本当なんだろうな〜と、何だかこの地域が心配になってしまいました。頑張れ倉敷! -
さて、一夜明けて2日目です。宿泊している『コートホテル倉敷』の朝。
大きな窓から光が射して、心地よく起きられました♪ -
まずは朝食でロビーにあるレストランへ。前日のチェックインの際に、「団体様が入っておりますので、混み合うかも…」と言ってましたが、ギリギリ席がありました。というか、この朝食時以外、ほとんどロビーエリアで人を見なかったので、こんなに泊まっていたんだとビックリです。ロビーには地元発行のタウン誌が置いてあったりして、ちょっと寛げるようになってるのにねぇ。
まあ、数は普通なのかな?あんまりビジネスホテル泊まったことないので、よくわからないけど、沖縄の『メルキュール』よりは充実してたような。 -
席はこんな感じで、窓際を陣取ってみました♪ 半円形に付き出しているところで、なかなか良い。
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朝食付きのプランにしたのですが、確か一人800円くらいだったかな? まあ、朝起きたばっかりの時に、ホテルから出ずに、こうしていろいろ食べられると思えば安いと思います。でも、この辺で人気のブーランジェリー『ムギ』も朝食やってたので、そちらも気になりますな。
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このホテル、自社HPから予約すると、チェックアウト時間が通常11時⇒12時になるので、ちょっとゆっくりめ。というわけで、朝8時半にはいったん部屋へ戻り、朝の観光に出かけます。朝の心地よい空気に包まれた美観地区は、何とも言えないすばらしさがありますね。
目的地はこの大原美術館。朝9時から開いてるんですね。5分前くらいに到着したのですが、何人か既にオープンを待つ人が。いわゆる美術・芸術にはまったくもって明るくないのですが、ココはそんな僕でも楽しめました。というのも、写実主義から、この美術館の中心である印象派、そして現代美術に至るまで、順路を追っていくと近代〜現代の美術史が追えるようになっているんですね。宗教と密接に結びついていた絵画・芸術が、どのようにして商業と結びつき、どういう風に作風・思想が変化していったのかが、素人の僕でも分かる。まあ、それでなくても、代表作であるエル・グレコの「受胎告知」(これだけ年代が浮いてるけど)は見ごたえありますし、モネの「睡蓮」なんかも、やっぱりお〜ってなります。まあ、やっぱりピカソは理解しかねる部分も多々あるけれども。倉敷に来たら、ぜひ見ておくべきだと思います。
美術館を出たら、急にあたりには人がいっぱい。なるほど、みなさんバスツアーで午前中に到着してお昼ご飯、くらいしか倉敷にはいないのね。 -
さて、倉敷はだいたい見終わってしまいましたが、せっかく久々に神戸より西に来たので、このまま大阪に帰るのはもったいない。というわけで、1回くらいやってみたかった「うどん県でうどんを食べる!」を実行することに。ローカル線で岡山へ戻り、岡山から高松へ、快速マリンライナーでちょうど1時間と、小旅行にはちょうど良い距離。
あ、そうそう。今回、ちょっとした荷物があったので、スーツケースを持っていっていたのですが、これを高松まで持っていくのはなかなかシンドイ。岡山駅でコインロッカー預けようと思ったら、何と全然空いてない!新幹線側の駅も、階段降りた1Fも、大型ロッカーはすべて使用中。岡山駅ではコインロッカーが人気なのか?これ、商売始めたらいいんじゃね?とか思いつつ、さてどうしよう…と駅員さんに聞く。すると、2Fから繋がっているグランヴィアホテルへ行く通路にもあるよ、ということなので、そっちまで行ったら全然余裕で空いてました♪ というわけで、岡山駅でコインロッカーがいっぱいだったら、グランヴィア岡山の方へ、と覚えておいてくださいませ。
さて、少しおにぎりを買って腹ごしらえして、マリンライナーに乗り込みます。
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コートホテル倉敷
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