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北アルプスでもピークを目指すわけではなく黒部峡谷沿いに延々と続く切り立った下ノ廊下と水平道。登山道には足場数十センチの道、それすら確保できず木道を掛けてあります。そんなルートの途中にあるのが阿曽原温泉。まさに秘境です。その特異さに惹かれ一度歩いてみたい、温泉に入りたいと計画を温めてきた山行です。<br />ルートとしては約20キロのロングコースです。

黒部峡谷 下ノ廊下から阿曽原温泉へ命がけの登山道を歩く(1日目) 

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2014/10/24 - 2014/10/25

189位(同エリア653件中)

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YAMA555

YAMA555さん

北アルプスでもピークを目指すわけではなく黒部峡谷沿いに延々と続く切り立った下ノ廊下と水平道。登山道には足場数十センチの道、それすら確保できず木道を掛けてあります。そんなルートの途中にあるのが阿曽原温泉。まさに秘境です。その特異さに惹かれ一度歩いてみたい、温泉に入りたいと計画を温めてきた山行です。
ルートとしては約20キロのロングコースです。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
4.0
同行者
友人
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 扇沢から宇奈月へは大町営業所のある株式会社 日星で1週間前に予約し利用しました。JAF会員割引で18,000円で回してくれ代行業者を数社調べたがここが一番安かった。<br />前日夜到着し駐車場でテント泊し、朝5:30に起床。<br />6:10扇沢駅までは10キロほど送迎してもらった。<br />受付も丁寧で、送迎してくれたおじさんも気さくな方だ。<br />昔に比べて回送サービスを利用する人は少なくなっているようだ。各言う私も当初は電車で戻ろうと考えていたが、3日目に戸隠連峰の高妻山に登る予定で時間が無かったので奮発した。

    扇沢から宇奈月へは大町営業所のある株式会社 日星で1週間前に予約し利用しました。JAF会員割引で18,000円で回してくれ代行業者を数社調べたがここが一番安かった。
    前日夜到着し駐車場でテント泊し、朝5:30に起床。
    6:10扇沢駅までは10キロほど送迎してもらった。
    受付も丁寧で、送迎してくれたおじさんも気さくな方だ。
    昔に比べて回送サービスを利用する人は少なくなっているようだ。各言う私も当初は電車で戻ろうと考えていたが、3日目に戸隠連峰の高妻山に登る予定で時間が無かったので奮発した。

  • 送迎してもらったら少し早めだったか一番乗りだった。<br />関電のトロリーバスの始発7:30を利用(時期によりもう少し早い始発有)。ヘルメットを持っているが多くいて、阿曽原温泉に向かう大半の人が始発を利用しているかと思われる。1540円+荷物代200円。<br />

    送迎してもらったら少し早めだったか一番乗りだった。
    関電のトロリーバスの始発7:30を利用(時期によりもう少し早い始発有)。ヘルメットを持っているが多くいて、阿曽原温泉に向かう大半の人が始発を利用しているかと思われる。1540円+荷物代200円。

  • トロリーバスで黒部ダムに着いたらそのまま日電歩道方面の案内板の通りに歩きカレ谷出口から外にでる。しばらくなだらかな道を下ると黒部ダムの下に到着。

    トロリーバスで黒部ダムに着いたらそのまま日電歩道方面の案内板の通りに歩きカレ谷出口から外にでる。しばらくなだらかな道を下ると黒部ダムの下に到着。

    黒部ダム 名所・史跡

  • 黒部ダムを下から見る。若干遠いが大きなダムで放水している時は度迫力だろう。<br />峡谷でまだ日が入ってこないためヒンヤリしている。

    黒部ダムを下から見る。若干遠いが大きなダムで放水している時は度迫力だろう。
    峡谷でまだ日が入ってこないためヒンヤリしている。

    黒部ダム 名所・史跡

  • 約30分くらいは峡谷沿いを歩く。まだこの辺は普通の登山道と変わらない。

    約30分くらいは峡谷沿いを歩く。まだこの辺は普通の登山道と変わらない。

  • いよいよ切り立った黒部の核心部に向かう峡谷らしさが見えてくる。<br />それに伴い見事な紅葉の風景に息を呑んだ。

    いよいよ切り立った黒部の核心部に向かう峡谷らしさが見えてくる。
    それに伴い見事な紅葉の風景に息を呑んだ。

  • 沢の色も紅葉が反射して赤く見える。

    沢の色も紅葉が反射して赤く見える。

  • 登山道は段々と高度を増し道幅は狭くなっていく。ちょうど真ん中付近に線が着いているようなのが登山道だ。

    登山道は段々と高度を増し道幅は狭くなっていく。ちょうど真ん中付近に線が着いているようなのが登山道だ。

  • 実際にはこんな感じの登山道。ヘルメット装着して進む。

    実際にはこんな感じの登山道。ヘルメット装着して進む。

  • 少し離れたところから撮影してもらう。所々岩を穿って登山道が出来ている。伸張の高い人は頭要注意だ。

    少し離れたところから撮影してもらう。所々岩を穿って登山道が出来ている。伸張の高い人は頭要注意だ。

  • 岩を穿つのも大変な場所は木道が掛けてある。人工物だが渡るときにはなんとなく緊張するが、それも時間とともに麻痺してくる。

    岩を穿つのも大変な場所は木道が掛けてある。人工物だが渡るときにはなんとなく緊張するが、それも時間とともに麻痺してくる。

  • 峡谷なので当然脇からは沢が流れ込んでくるところが多数ある。滝と紅葉が見事だ。

    峡谷なので当然脇からは沢が流れ込んでくるところが多数ある。滝と紅葉が見事だ。

  • 渓谷の沢の水は深い青色をしている。こういう奥地に来ないとなかなかお目にかかれない神秘的な色だ。

    渓谷の沢の水は深い青色をしている。こういう奥地に来ないとなかなかお目にかかれない神秘的な色だ。

  • 歩いていると途中には立派な滝も数本ある。

    歩いていると途中には立派な滝も数本ある。

  • 渓谷奥に紅葉に染まった山が見えます。

    渓谷奥に紅葉に染まった山が見えます。

  • 紅葉真っ盛り。

    紅葉真っ盛り。

  • 途中にまだ大量の残雪が多数ある場所発見。<br />この時期でこれだけ雪があるのだからなかなか開通しないわけだ。ルート的には9月から10月の2ヶ月間ほどしか歩けない場所。

    途中にまだ大量の残雪が多数ある場所発見。
    この時期でこれだけ雪があるのだからなかなか開通しないわけだ。ルート的には9月から10月の2ヶ月間ほどしか歩けない場所。

  • 慎重に歩を進めるメンバーを撮影。切り立ってますなー。

    慎重に歩を進めるメンバーを撮影。切り立ってますなー。

  • 高度感があるが渓谷美を見る余裕くらいはあった。

    高度感があるが渓谷美を見る余裕くらいはあった。

  • 狭い渓谷の核心部。

    狭い渓谷の核心部。

  • 下ノ廊下の見所の1つである十字峡。その名の通り流れる沢に対して左右から合流してきて十字に見える名所。ただなかなか十字に見えるアングルが無いし、時間的にも余裕が無かった。

    下ノ廊下の見所の1つである十字峡。その名の通り流れる沢に対して左右から合流してきて十字に見える名所。ただなかなか十字に見えるアングルが無いし、時間的にも余裕が無かった。

  • 十字峡に掛かる橋。幅は30センチといったところだろうか。当然1人ずつ渡る。

    十字峡に掛かる橋。幅は30センチといったところだろうか。当然1人ずつ渡る。

  • 終盤に見えるS字峡に差し掛かりました。少し暗くなってきたがまだまだ見事な登山道を歩く。

    終盤に見えるS字峡に差し掛かりました。少し暗くなってきたがまだまだ見事な登山道を歩く。

  • 発電所の有名な撮影スポット。秘密基地みたい。<br />関電はこんな奥地によく発電所を作ったものだと感心してしまう。人間の凄さを感じる瞬間だ。

    発電所の有名な撮影スポット。秘密基地みたい。
    関電はこんな奥地によく発電所を作ったものだと感心してしまう。人間の凄さを感じる瞬間だ。

  • ダム手前にはかなり長い橋がある。ここは長いので結構ゆれる。しかもなかなか高い場所にあるので緊張する。

    ダム手前にはかなり長い橋がある。ここは長いので結構ゆれる。しかもなかなか高い場所にあるので緊張する。

  • ダムが見えてきた。深い青と紅葉の赤のコントラストが見事。<br />別世界に来たみたいだ。

    ダムが見えてきた。深い青と紅葉の赤のコントラストが見事。
    別世界に来たみたいだ。

  • 阿曽原に行くにはダムの中を通る。

    阿曽原に行くにはダムの中を通る。

  • さらに急坂を登り、最後は一気に下ること1時間。17:08に阿曽原温泉に到着。ぎりぎりヘッデン使わずにすみました。行程としては、9時間15分となかなか歯ごたえのあるコースでした。<br /><br />テント場は、20m程度下ったところ。スペースは結構広く水場・トイレが近いです。しかもトイレは水洗だから凄い。1人700円+温泉500円の1200円を支払います。<br />温泉は1時間ごとに男女が交代。20時以降はフリーとなります。<br />残念ながら到着が遅れた為、露天風呂の写真が撮れませんでした。ついつい素晴らしいコースを肴に話が弾んでしまい20時までに酒盛りをしていたので、テン場から5分以上下って温泉に向かうところは今回の歩きで一番危険だったか。<br />良い湯は体で感じるものですね。凛とした空気に熱い湯と湯冷めもせず1時間は入っていました。<br /><br />明日は水平道を歩き、欅平に抜けトロッコ電車で宇奈月に向かいます。

    さらに急坂を登り、最後は一気に下ること1時間。17:08に阿曽原温泉に到着。ぎりぎりヘッデン使わずにすみました。行程としては、9時間15分となかなか歯ごたえのあるコースでした。

    テント場は、20m程度下ったところ。スペースは結構広く水場・トイレが近いです。しかもトイレは水洗だから凄い。1人700円+温泉500円の1200円を支払います。
    温泉は1時間ごとに男女が交代。20時以降はフリーとなります。
    残念ながら到着が遅れた為、露天風呂の写真が撮れませんでした。ついつい素晴らしいコースを肴に話が弾んでしまい20時までに酒盛りをしていたので、テン場から5分以上下って温泉に向かうところは今回の歩きで一番危険だったか。
    良い湯は体で感じるものですね。凛とした空気に熱い湯と湯冷めもせず1時間は入っていました。

    明日は水平道を歩き、欅平に抜けトロッコ電車で宇奈月に向かいます。

    阿曽原温泉 温泉

    命がけの登山道の先にある秘湯 by YAMA555さん

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この旅行記へのコメント (2)

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  • batfishさん 2014/11/10 20:48:32
    紅葉がきれいですね
    YAMA555さん 初めまして!

    黒部下の廊下の山行記を拝見しました。
    青空のもと、紅葉最盛期の素晴らしい2日間でしたね!!

    私は2000年10月に下の廊下を歩きましたが
    やはり阿曽原に着いたのは暗くなるのと競争でした。
    残雪が多い年で高巻きが何か所もあり、一本丸太を
    震えながら歩いたことを覚えています。
    十字峡やS時字峡も雪のせいでほとんど見た覚えがないので
    YAMA555さんの旅行記で美しい光景を見せていただいて
    嬉しかったです。

    夜の露天風呂への道、危険ですよね(^^)
    私も一人で行って転びました。
    真っ暗な中での入浴もガサガサいう音を聞きながらで
    かなりの恐怖体験でした(^^;
    でも、思い出深い山行です。

    他にもたくさん山行記があるようなので
    拝見させていただこうと思います。
    今後ともよろしくお願いします。
    それにしても、すごい頻度で山に行ってますね!!

    batfish


    YAMA555

    YAMA555さん からの返信 2014/11/12 00:39:31
    RE: 紅葉がきれいですね
    batfishさま
    コメントありがとうございます。
    過去にこのルートを歩かれている方からのメッセージとても嬉しいです。あのルートで高巻きって言うのが、なんか想像できないです。今はかなり登山道が整備されていますが、昔は今以上に大変だったのではないでしょうか。
    今回の水平道は、経験したことの無い紅葉の世界に圧倒されました。こういう景色を目の当たりにしてしまうと、一層山をやめられなくなりますね^^。
    今度行く時は仙人池に抜けるルートを歩きたいですね。

    今は月2回位を目安に歩いています。晩秋から初冬にかけて、高山から切り替えて低山の紅葉を楽しんでいます。

YAMA555さんのトラベラーページ

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