2014/10/19 - 2014/10/19
66位(同エリア123件中)
mickさん
所用で大宮に宿泊したついでに、群馬県の板倉町を訪れました(ついで、と言える距離かどうかは不明ですが・・・)。春と秋の期間限定で行われている「揚舟 谷田川めぐり」に興味を引かれたのですが、乗り場は駅から歩いて行くには遠すぎる場所にあり、その代わり(?)に、駅の近くにはレンタサイクルがあったので、いっそのこと今回は自転車旅行にしてしまおう、ということになりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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大宮からJRと東武線を乗り継いで、40分程度で板倉東洋大前駅に到着し、まずは駅の近くの「わたらせ自然館」併設のレンタサイクルセンターで自転車を借ります。すぐ近くには広大な渡良瀬遊水地があるので、ここを利用する人の多くは遊水地内のサイクリングを目的としているらしく、自転車を借りる時には遊水地の地図をもらえて入口までの道案内もしてもらえたので、当初の予定ではまっすぐ板倉町内に向かう予定だったんですが、せっかくなので渡良瀬遊水地にも寄ってみることにしました。
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しばらく川沿いのサイクリングロードを走り、遊水地の北エントランスにたどり着きました。空は快晴で、そよ風が心地良く、絶好のサイクリング日和です。
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遊水地内の道路を走ります。周囲は見渡す限り、野原が広がっています。
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道の途中の、展望台のような建物からの眺めです。それほど高くはないので、遊水地全体を見渡せるわけではありませんが、きれいに整備された敷地内の様子が見えます。
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遊水地の中心となる、谷中湖の湖岸に到着しました。周辺はとても静かで、水面に波も無く、まるで時が止まってしまったよう、というのは言い過ぎだとしても、時がゆっくりと流れている、という雰囲気は感じられます。
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道は、湖岸から湖の中央の島に向かって、湖面を横切って伸びています。道の右にも左にも、穏やかな水辺の景色が広がっています。
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島の付近には、沢山の水鳥が集まっていて、他の場所よりは心なしか賑やかな感じがします。
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遊水地の中だけでも隅々まで回れば1日がかりになってしまいそうなので、適当なところで切り上げることにします。板倉町方面へ向かう前に、遊水地を出てすぐの所にある道の駅で一休みです。道の駅にも展望台があり、遊水地の風景が見渡せます。
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国道354号線を少し走り、谷田川を渡ったところで、川沿いの細道に入ります。川沿いにはうっそうと草木が茂っています。
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川沿いをしばらく走ると、小さな橋が見えてきます。この橋は、川の増水時には水面下に沈んでしまう、沈下橋として作られているそうです。
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素朴な橋の姿は、周囲の自然に溶け込んで、絵になる風景を作り出しています。
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道は大部分が舗装されていて、走りやすいです。途中で対岸に渡り、さらに進んでいくと、次第に視界が開けてきて、ゴルフ場が見えてきます。
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「群馬の水郷公園」に到着しました。ここは大きな釣堀になっていて、沢山の釣り人が竿を出しています。
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この公園の前に、「揚舟 谷田川めぐり」の乗り場があります。揚舟というのは、洪水が非常に多かったこの地域で、いつでも避難できるように家の軒先に吊し揚げてあった小舟で、今ではこうして観光用に使われています。
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というわけで、揚舟に乗船すべく、乗り場へと向かいましたが、メジャーな観光地と違って常に客が並んでいたりするわけでもなく、客が集まったら出発、といった感じの不規則な運行スケジュールになりがちなようで、この時はタイミングが悪く、かなり待たなければならないようでした。まあ、急ぎの旅では全くないので、釣堀の様子でも眺めながら、のんびり待つことにします。
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結局、小一時間ほど待って、乗客一人の貸切状態で舟を出してもらえることになりました。船は小さくて水面がすぐ目の前で、少しでも波が来ればすぐに水が入ってきそうですが、波は全くありません。「川」というより、完全に「池」の雰囲気です。
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水はきれいなわけではありませんが、波が無く、天気が良いこともあってか、水面には川岸の並木の姿が見事に映りこんでいます。
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舟は、川の中央にある大きな中洲の周りを1周するコースを進みます。
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中洲にたくさん生えている樹木は、葉は丸いですがヤナギの一種で、昔は薪の材料として、生活に欠かせない存在だったそうです。
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左側が中洲、右側が川岸の土手です。昔は川岸の方にも木々が茂っていたそうですが、今では伐採され、このあたりには電柱などの人工物も無いので、土手の向こうの青空がとても広く見えます。
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川は、中洲の先端付近などでは底がはっきり見えるほど浅くなっていますが、舟は、船頭さんの巧みな操縦で、浅瀬に乗り上げそうなギリギリのところをすり抜けていきます。
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中洲を一周して、元のルートに戻ってきました。川巡りの旅も間もなく終了です。この舟旅は、目を見張るような絶景や、水しぶきを上げて急流を下って行くようなスリルなどとは無縁ですが、終始まったり、のんびりした雰囲気で心地良い時間を過ごすことができ、「癒し効果」という点では他のどんな遊覧船にも引けを取らないように思います。
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舟の旅を終えた後は、再び自転車で移動です。おそらく板倉町で最も有名な建物、雷電神社にやって来ました。関東各地に存在する雷電神社の総本社、ということらしいですが、正面から一見しただけでは、どこにでもあるような、普通の小さな神社のようにも見えます。
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しかし、裏に回ってみると、とても色鮮やかな彫刻で建物全体が装飾されていて、なかなか見ごたえがあります。
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旅の締めくくりは、国道沿いのレストラン「うおとし」で、板倉町名物のナマズ料理をいただきます。ナマズの刺身や天ぷらは、臭みなどは全然無く、あっさりした白身魚という感じでおいしかったのですが、食べ過ぎてしまって帰りの自転車を漕ぐのが少々キツくなってしまいました。それでも何とかレンタサイクルセンターにたどり着き、無事に旅を終えることができました。この日は、1年の内にそう何度も無いような好天でしたが、それを目いっぱい活かした過ごし方ができたように思います。
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